29 / 65
第4章・迷動
#6
しおりを挟む
アパートの容疑者が焼身自殺を図ってからひと月が過ぎた。
事件は被疑者死亡のまま、若干不審な点は残しつつも捜査は終了。野崎達は、新たに発生した事件に日々忙殺されていた。
その日。
宇佐美は警察署の談話室にいた。
7月上旬。例年よりだいぶ早く梅雨明けしたが、開けた途端真夏のような日が続いている。
節電の為なのか。署内はあまり冷房が効いておらず、談話室も例外ではなかった。開け放した窓からは、僅かだが風が入り込む程度だ。
宇佐美が何となく所在なげに椅子に腰かけていると、ふいにノックと共にドアが開いた。
「ゴメン、待たせた」
野崎がそう言いながら入ってくる。
時折メールでのやり取りはしていたが、こうして顔を合わせるのは公園で会って以来だった。
久しぶりに互いの姿を見て、妙に気恥しい思いがする。
「元気そうだな」
そう言われて宇佐美は肩を竦めた。
「まぁね。あなたは……少しやつれた?」
連日泊まり込みでもしているのだろうか。やや疲れたような顔をしている野崎を見て、宇佐美は心配そうに聞いた。
それに対して野崎は苦笑いを浮かべただけで、背後にいるもう一人の男を振り返りながら言った。
「紹介するよ。同僚の白石だ」
そう紹介され、白石は軽く会釈をする。
野崎よりやや細身で長身の、優男といった風貌だ。年は野崎と同じくらいだろうか。
「どうも、白石です。以前ここでチラッとお姿を」
「どうも……」
緊張のため、若干警戒気味の宇佐美に、野崎は「安心していいよ。こいつは神原先生のことも知ってるし、俺たちの事情も知ってる。宇佐美のことも――話してある」と言った。
「……」
じっと自分を見る宇佐美の視線に、白石は苦笑すると、「そんなに見つめないでよ、ウサギちゃん」とからかった。
慌てて俯く宇佐美を見て、野崎は白石を小突いた。
「そういう言い方するな」
「だって……」
野崎に諌められ、おどけたように首を竦める。
野崎と白石は、宇佐美と対面するように椅子に座った。
「メールで聞かれた件、調べてみたよ」
野崎はそう言うと、手帳に書きつけた内容を見て言った。
「佐々木以外に、あの河川周辺で焼身自殺があったかどうかってことだけど――」
「……」
「ずばり一件ヒットした」
野崎は白石と顔を見合わせ頷いた。
「俺がまだ、ここの所轄に配属される前の事案で、約7年前だ。場所は今回の現場の対岸。管轄は隣の市になるけど、死んだのはうちの管轄の人間だった」
「実は俺が通報を受けて、最初にその現場に駆けつけてる」
そう白石が言った。宇佐美は思わず目を見張った。
「そうなんだ――すっかり忘れてたけど、聞かれて思い出した。当時、俺は隣町の署に勤務してたんだ。確か早朝だったな……通報を受けて行った時にはもう死んでて、手の施しようがなかった」
白石は腕を組みながら、当時のことを思い出している様子だった。
「死んだのは井上和哉、当時37歳。調べによると、市内の戸建てに母親と2人暮らし」
野崎は調書の一部を書き写したものを読み上げた。
「父親は幼い頃に失くしていて、ずっと母子家庭だったらしい。母親は体が悪くて、井上が世話をしていたようだ。いわゆるヤングケアラーってやつかな?」
「……」
宇佐美は黙って聞いていた。
「自殺を図る少し前に、母親が亡くなってる。死因は急性心不全。解剖したようだけど、特に不審な点はない」
「ようやく親の世話から解放されたってのに……後を追ったってことかな?」
「――」
野崎は、ずっと俯いて黙り込む宇佐美の表情が少し気になったが、気づかぬふりをして言った。
「長いこと介護をしていると、その対象者がいなくなった途端、生きがいを失くして抜け殻みたいになるらしい。恐らく……井上もそんな感じだったんじゃないか?」
「……」
「生活のために必死で働いて、母親の面倒を見て……それがいなくなって働く気も失せて……引きこもって」
調書には、井上の自宅の様子が記されていたが、室内はゴミだらけ、電気もガスも止められており、銀行口座には数千円しか残っていなかったとある。
そんな男が孤独に耐え切れず死を選んだ――
そいつが?
そいつが一連の事件を引き起こしている、幽霊の正体なのか?
野崎はずっと黙っている宇佐美を見て言った。
「どう思う?」
宇佐美は黙って視線を向けた。
「宇佐美が夢で見たっていう、その男――彼だと思う?」
目の前で、黒煙を上げながら燃えて崩れ落ちた男の姿を思い出して、宇佐美は身震いした。
口から放たれた絶叫が、今も轟音になって聞こえてくる。
ちなみに……と言って、野崎はスマホの画面を宇佐美の方に向けて言った。
「これが井上の顔写真だけど」
「……」
「どうかな……似てる?」
宇佐美はじっとスマホの画面を見つめた。
暗い目をした男だ。いつ頃撮影したものか分からないが、37という年齢にしては老けて見えた。
病弱な母親と2人きり。家と職場の往復で、人生を費やしてきた。行政を頼ることもできたのに、それもせず。世界を閉ざして引きこもっていた。
絶望の果てに死を選び――その恨みを川に流したか?
宇佐美は首を振った。
「分からない……顔は見てないから」
「そうだったな……」
「でも雰囲気は似てるかも」
駅や橋の犠牲者たちと、自分を襲ったものが同一だと断言はできないが、この男から漂う暗い雰囲気は非常によく似ている。
「でも……もし仮にこいつが幽霊の正体だとして――こいつの姿を見て死ぬなら、写真見て、顔を知った俺たちはどうなるの?まさか殺されるの?」
白石の疑問はもっともだった。
姿を見て死ぬなら、正体を知った時点で消されそうだが……
「俺たちは襲われてないし、宇佐美も姿は見ていない。まだこいつだと、決まったわけじゃない」
「じゃあ断定したら?どう立件する?」
「それだよなぁ……」
野崎は頭を抱えた。
そもそも死んでいる人間で、しかも確たる証拠もない。
「こいつが死んだのが今から7年前。その間に、こいつが原因で死んだ人間がいたとしても、すでに自殺か不審死で片が付いてる」
現実には立件不可能。でも放っておいていいものか――
「成仏させてみたら?」
白石の提案に、野崎は思わず笑った。
「だって、幽霊だろう?それしかなくねぇ?」
「そうだけど」
野崎は、黙っている宇佐美を見て言った。
「これだけのことをしでかす奴なんだから、なにか相当な恨みを持っているんだろう……世間に対してなのか、何に対してなのかは分からないけど」
「――」
宇佐美は黙っている。
「放っておいたらきっとまた同じような不審死があるかもしれない。けど、迂闊にかかわって危険な目に合うなら……いっそ、ここらで手を引いた方が無難かも――」
「……」
「どう?そう思わない?」
聞かれて宇佐美は視線を向けた。野崎の目が不安に曇っている。
「お前はまだヤツの姿をハッキリ見ていない。今ならまだ引き返せるんじゃないの?」
「俺の事……心配してくれてるの?」
「そりゃ――」
言って、野崎は少し照れたように笑った。
「これで死なれたら夢見が悪い」
その言葉に宇佐美は微笑を浮かべた。
が。すぐに真顔になると、静かに首を振った。
「残念だけど……たぶん手遅れですよ。俺たち――」
そう言って、目の前にいる野崎と白石、両方を見て言った。
「もう目をつけられてる」
事件は被疑者死亡のまま、若干不審な点は残しつつも捜査は終了。野崎達は、新たに発生した事件に日々忙殺されていた。
その日。
宇佐美は警察署の談話室にいた。
7月上旬。例年よりだいぶ早く梅雨明けしたが、開けた途端真夏のような日が続いている。
節電の為なのか。署内はあまり冷房が効いておらず、談話室も例外ではなかった。開け放した窓からは、僅かだが風が入り込む程度だ。
宇佐美が何となく所在なげに椅子に腰かけていると、ふいにノックと共にドアが開いた。
「ゴメン、待たせた」
野崎がそう言いながら入ってくる。
時折メールでのやり取りはしていたが、こうして顔を合わせるのは公園で会って以来だった。
久しぶりに互いの姿を見て、妙に気恥しい思いがする。
「元気そうだな」
そう言われて宇佐美は肩を竦めた。
「まぁね。あなたは……少しやつれた?」
連日泊まり込みでもしているのだろうか。やや疲れたような顔をしている野崎を見て、宇佐美は心配そうに聞いた。
それに対して野崎は苦笑いを浮かべただけで、背後にいるもう一人の男を振り返りながら言った。
「紹介するよ。同僚の白石だ」
そう紹介され、白石は軽く会釈をする。
野崎よりやや細身で長身の、優男といった風貌だ。年は野崎と同じくらいだろうか。
「どうも、白石です。以前ここでチラッとお姿を」
「どうも……」
緊張のため、若干警戒気味の宇佐美に、野崎は「安心していいよ。こいつは神原先生のことも知ってるし、俺たちの事情も知ってる。宇佐美のことも――話してある」と言った。
「……」
じっと自分を見る宇佐美の視線に、白石は苦笑すると、「そんなに見つめないでよ、ウサギちゃん」とからかった。
慌てて俯く宇佐美を見て、野崎は白石を小突いた。
「そういう言い方するな」
「だって……」
野崎に諌められ、おどけたように首を竦める。
野崎と白石は、宇佐美と対面するように椅子に座った。
「メールで聞かれた件、調べてみたよ」
野崎はそう言うと、手帳に書きつけた内容を見て言った。
「佐々木以外に、あの河川周辺で焼身自殺があったかどうかってことだけど――」
「……」
「ずばり一件ヒットした」
野崎は白石と顔を見合わせ頷いた。
「俺がまだ、ここの所轄に配属される前の事案で、約7年前だ。場所は今回の現場の対岸。管轄は隣の市になるけど、死んだのはうちの管轄の人間だった」
「実は俺が通報を受けて、最初にその現場に駆けつけてる」
そう白石が言った。宇佐美は思わず目を見張った。
「そうなんだ――すっかり忘れてたけど、聞かれて思い出した。当時、俺は隣町の署に勤務してたんだ。確か早朝だったな……通報を受けて行った時にはもう死んでて、手の施しようがなかった」
白石は腕を組みながら、当時のことを思い出している様子だった。
「死んだのは井上和哉、当時37歳。調べによると、市内の戸建てに母親と2人暮らし」
野崎は調書の一部を書き写したものを読み上げた。
「父親は幼い頃に失くしていて、ずっと母子家庭だったらしい。母親は体が悪くて、井上が世話をしていたようだ。いわゆるヤングケアラーってやつかな?」
「……」
宇佐美は黙って聞いていた。
「自殺を図る少し前に、母親が亡くなってる。死因は急性心不全。解剖したようだけど、特に不審な点はない」
「ようやく親の世話から解放されたってのに……後を追ったってことかな?」
「――」
野崎は、ずっと俯いて黙り込む宇佐美の表情が少し気になったが、気づかぬふりをして言った。
「長いこと介護をしていると、その対象者がいなくなった途端、生きがいを失くして抜け殻みたいになるらしい。恐らく……井上もそんな感じだったんじゃないか?」
「……」
「生活のために必死で働いて、母親の面倒を見て……それがいなくなって働く気も失せて……引きこもって」
調書には、井上の自宅の様子が記されていたが、室内はゴミだらけ、電気もガスも止められており、銀行口座には数千円しか残っていなかったとある。
そんな男が孤独に耐え切れず死を選んだ――
そいつが?
そいつが一連の事件を引き起こしている、幽霊の正体なのか?
野崎はずっと黙っている宇佐美を見て言った。
「どう思う?」
宇佐美は黙って視線を向けた。
「宇佐美が夢で見たっていう、その男――彼だと思う?」
目の前で、黒煙を上げながら燃えて崩れ落ちた男の姿を思い出して、宇佐美は身震いした。
口から放たれた絶叫が、今も轟音になって聞こえてくる。
ちなみに……と言って、野崎はスマホの画面を宇佐美の方に向けて言った。
「これが井上の顔写真だけど」
「……」
「どうかな……似てる?」
宇佐美はじっとスマホの画面を見つめた。
暗い目をした男だ。いつ頃撮影したものか分からないが、37という年齢にしては老けて見えた。
病弱な母親と2人きり。家と職場の往復で、人生を費やしてきた。行政を頼ることもできたのに、それもせず。世界を閉ざして引きこもっていた。
絶望の果てに死を選び――その恨みを川に流したか?
宇佐美は首を振った。
「分からない……顔は見てないから」
「そうだったな……」
「でも雰囲気は似てるかも」
駅や橋の犠牲者たちと、自分を襲ったものが同一だと断言はできないが、この男から漂う暗い雰囲気は非常によく似ている。
「でも……もし仮にこいつが幽霊の正体だとして――こいつの姿を見て死ぬなら、写真見て、顔を知った俺たちはどうなるの?まさか殺されるの?」
白石の疑問はもっともだった。
姿を見て死ぬなら、正体を知った時点で消されそうだが……
「俺たちは襲われてないし、宇佐美も姿は見ていない。まだこいつだと、決まったわけじゃない」
「じゃあ断定したら?どう立件する?」
「それだよなぁ……」
野崎は頭を抱えた。
そもそも死んでいる人間で、しかも確たる証拠もない。
「こいつが死んだのが今から7年前。その間に、こいつが原因で死んだ人間がいたとしても、すでに自殺か不審死で片が付いてる」
現実には立件不可能。でも放っておいていいものか――
「成仏させてみたら?」
白石の提案に、野崎は思わず笑った。
「だって、幽霊だろう?それしかなくねぇ?」
「そうだけど」
野崎は、黙っている宇佐美を見て言った。
「これだけのことをしでかす奴なんだから、なにか相当な恨みを持っているんだろう……世間に対してなのか、何に対してなのかは分からないけど」
「――」
宇佐美は黙っている。
「放っておいたらきっとまた同じような不審死があるかもしれない。けど、迂闊にかかわって危険な目に合うなら……いっそ、ここらで手を引いた方が無難かも――」
「……」
「どう?そう思わない?」
聞かれて宇佐美は視線を向けた。野崎の目が不安に曇っている。
「お前はまだヤツの姿をハッキリ見ていない。今ならまだ引き返せるんじゃないの?」
「俺の事……心配してくれてるの?」
「そりゃ――」
言って、野崎は少し照れたように笑った。
「これで死なれたら夢見が悪い」
その言葉に宇佐美は微笑を浮かべた。
が。すぐに真顔になると、静かに首を振った。
「残念だけど……たぶん手遅れですよ。俺たち――」
そう言って、目の前にいる野崎と白石、両方を見て言った。
「もう目をつけられてる」
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】Amnesia(アムネシア)~カフェ「時遊館」に現れた美しい青年は記憶を失っていた~
紫紺
ミステリー
郊外の人気カフェ、『時游館』のマスター航留は、ある日美しい青年と出会う。彼は自分が誰かも全て忘れてしまう記憶喪失を患っていた。
行きがかり上、面倒を見ることになったのが……。
※「Amnesia」は医学用語で、一般的には「記憶喪失」のことを指します。
尖閣~防人の末裔たち
篠塚飛樹
ミステリー
元大手新聞社の防衛担当記者だった古川は、ある団体から同行取材の依頼を受ける。行き先は尖閣諸島沖。。。
緊迫の海で彼は何を見るのか。。。
※この作品は、フィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
※無断転載を禁じます。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

消えた弟
ぷりん
ミステリー
田舎で育った年の離れた兄弟2人。父親と母親と4人で仲良く暮らしていたが、ある日弟が行方不明に。しかし父親は何故か警察を嫌い頼ろうとしない。
大事な弟を探そうと、1人で孤軍奮闘していた兄はある不可思議な点に気付き始める。
果たして消えた弟はどこへ行ったのか。
『焼飯の金将社長射殺事件の黒幕を追え!~元女子プロレスラー新人記者「安稀世」のスクープ日誌VOL.4』
M‐赤井翼
ミステリー
赤井です。
「元女子プロレスラー新人記者「安稀世《あす・きよ》」のスクープ日誌」シリーズも4作目!
『焼飯の金将社長射殺事件の黒幕を追え!』を公開させていただきます。
昨年末の「予告」から時間がかかった分、しっかりと書き込ませていただきました。
「ん?「焼飯の金将」?」って思われた方は12年前の12月の某上場企業の社長射殺事件を思い出してください!
実行犯は2022年に逮捕されたものの、黒幕はいまだ謎の事件をモチーフに、舞台を大阪と某県に置き換え稀世ちゃんたちが謎解きに挑みます!
門真、箱根、横浜そして中国の大連へ!
「新人記者「安稀世」シリーズ」初の海外ロケ(笑)です。100年の歴史の壁を越えての社長射殺事件の謎解きによろしかったらお付き合いください。
もちろん、いつものメンバーが総出演です!
直さん、なつ&陽菜、太田、副島、森に加えて今回の準主役は「林凜《りん・りん》」ちゃんという中国からの留学生も登場です。
「大人の事情」で現実事件との「登場人物対象表」は出せませんので、想像力を働かせてお読みいただければ幸いです。
今作は「48チャプター」、「400ぺージ」を超える長編になりますので、ゆるーくお付き合いください!
公開後は一応、いつも通り毎朝6時の毎日更新の予定です!
それでは、月またぎになりますが、稀世ちゃんたちと一緒に謎解きの取材ツアーにご一緒ください!
よ~ろ~ひ~こ~!
(⋈◍>◡<◍)。✧💖
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる