神様はいない Dom/Subユニバース

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あばれ馬ならし 2 ※R-18

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※R-18
 

 吉継は、厚木の腿に腹を付けてうつ伏せになった。頭が下がり、お尻を厚木に向けている。いわゆる、”お尻ペンペン”の時の格好だ。ソファと同じ柄のフットレストに肘を付けて、手を首の後ろで組む。お仕置きにいつもする姿勢だ。
 「”動くな”」
 厚木の手が、上を向いた双臀を撫でては掴み、程よく肉のついた柔肉を弄ぶ。吉継には次に何をされるのかがわかる。膝裏から双臀を厚木の指の腹が撫でていく感覚に集中していたところに、双臀にボッと火をつけられたような痛みが走った。痛みは一瞬で、あとは痛みともつかないじんじんとしたものが臀部全体に残った。叩かれたのだ。
 「ああ…っ」
 じんじんとしたところを優しく撫でられる。労るような手に力が抜ける。そこにまた火をつけられたような痛みが走る。気を逸らすように膝裏を擽られ、背中を撫でられて安心したところでお尻に火をつけられる。繰り返しだった。
 「赤くなってきた」
 厚木に言われて、真っ赤に腫れているところを想像する。お尻をかくしてしまいたい。厚木がどんな顔をして吉継の双臀を震わせているのか見たい。でも、動くなと言われているからできない。フットレストにはもう、吉継の汗なのかだ液なのかのシミができている。吉継は肩で息をしながら、それを見るともなしに見ていた。お尻は痛みよりも熱さを感じるようになっていた。厚木は吉継に比べて少し体温が低い。冷たく感じる手に双臀を撫でられるのが気持ちよかった。
 指先が狭間を往復する。繰り返される動きに、奥にある蕾が期待に引き締まる。吉継は、窄まりを伸ばすように双臀を開かれ、隠すものがなくすべて厚木に晒している羞恥に喘いだ。
 「期待しているのか」
 「あ…違う…」
 「なにが違う、こっちは素直だが」
 「あ…っ!」
 足の間から回った手が吉継のペニスを掴む。厚木は遠慮なく、蜜を垂らすものを眼前に引きずり出した。先はもう吉継から滲み出たもので濡れ光っていた。厚木に見られていると思うと、新しいものがぷくりと湧き上がる。重力に従い落ちたものが厚木の足を濡らした。
 「うぁ…っ…あ…」
 「お仕置きでこれでは…、先が思いやられる」
 「ぅあ…っ」
 厚木が興味をなくし手を離すと、吉継のものは勢いよく腹を叩き、その刺激でまた先から蜜を滴らせた。
 「出すなよ」
 「え…っあ!」
 カチッと蓋が開く聞き覚えのある音がしたと思うと、冷たいものが尾骶に垂らされる。ローションだった。ねっとりとしたローションが、双臀の狭間へと吸い込まれていく感覚がいいとも悪いともつかず、吉継は尻をもぞつかせた。
 「吉継」
 フットレストに手をついて、体を起こす。厚木の手に握られているものを見て、目を見開いた。根本は細いが、先に向けてなだらかに太くなっていく形をしたディルドだった。ローションをまぶされ、押し当てられたらすぐに入ってしまいそうだ。厚木のものよりも細いが、吉継はそれが苦手だった。
 「それ…」
 「”前でイクな”」
 前を拘束されているわけでもなく、あのディルドがどんなふうに肛内に居座って内側を荒らすのか知っている。太くなっているところに、弱いところを圧されて散々泣いてきたのだ。いかないなんて無理だ。
 「厚木さん…っだめです…っ、あああっ!」
 逃げ腰になった吉継を押さえ、厚木に双臀を掴んで広げられる。狙った場所にディルドの先が押し付けられたかと思ったときには、滑りを帯びたそれはたいした抵抗もなく肛内に入っていた。浅いところを圧しながら奥へと通るものに、吉継は呆気なく達していた。双臀を痙攣させて感じ入っている吉継をしばらく眺めて、厚木が腕を振り上げる。吉継には見えていない。
 「出すなと言っただろう」
 「あ…っごめ…っんああっ」
 パンッと破裂音にも似た音が部屋に響く。双臀部にまた火をつけられたような熱さと痛みがぶり返し、力を入れると、中で居座っているものの形をはっきり意識してしまって、吉継はフットレストに頬を押し付けて喘いだ。幾度となく肉のついた柔肉を張られ、痛みよりも熱さしか感じ取れない。自らディルドに泣きどころを押し付けてしまい、前からは、ボタボタと白く濁った液体が、止むこと無く滴り落ちている。
 「あ、いや…もういやだ…ぁ…っ」
 「だすのをやめたら、止めてやろうな」
 「あ…っそんな…!」
 止まって欲しいのに、厚木の手が止まるとこはなく、吉継の双臀を好きなように掴んで叩いていく。前も、自分のペニスなのに、全くいうことをきかず、厚木に叩かれる度に、精液が押し流されてしまう。
 圧倒的な支配に、身体が震えていた。
 もう吉継にはどうすることもできない。
 いつも、もうこれで言うことを聞こうと思うのに。通院くらい、プレイくらい、すぐ終わると言い聞かせるのに、ある日どうしても行きたくなくなってしまう。
 こうして、厚木からの支配を求めてしまうのだ。


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