神様はいない Dom/Subユニバース

受け入れるもの、変わるもの

トレーニングプレイの成果 9 ※R-18

※R-18



　浴室から出て、バスタオルで体を拭き、着替えようとしたところで、下着が無いことに気づいた。
　よく見るとズボンもポロシャツも無い。
　「厚木さん、着替えがありません」
　「明日の朝にはきれいになって返ってくる」
　「でも着る服がないと困ります。厚木さんの服は小さいのに…」
　「着る必要があるのか」
　「え」
　「どうせ脱ぐ」




　「わっ」
　「厚木さんは乱暴です…んぅ」
　ベッドに放り込まれ、のしかかられたと思うまもなく文句を言いかかる口を塞がれた。反射的に押しのけようとした手を捕まれる。振りほどこうとするが、強い力で捕まれているので動かせない。体も大きく、力もある吉継が易々と扱われてしまう。荷物みたいに放られるのは不満だが、触れる唇は優しかった。唇を角度を変えながら啄まれる。吉継は、どう動けばいいのかわからない。ただ気持ちよくて力が抜けていく。
　「もう抵抗はなしか」
　「ぁ…？」
　「ふん」
　また唇が重なり、舌を絡められる。密着する体は、いつもと違う肌の感触。厚木も裸だ。あたたかい、生身の体。厚木の舌の味が馴染んだころ、ゆっくりと離れていった。
　「厚木さん…しますか」
　「嫌か」
　離れていった厚木の体に触れる。頬から首筋を通って胸へと。吉継よりもほんの少し低い体温から力強い鼓動を感じる。腰は密着したままだ。厚木は涼しい顔をしているのに、吉継のものに押し付けてくるそれは、熱くて固い。吉継を見つめる視線もいつもより熱くて、目が逸らせない。
　嫌かと聞きながら、吉継の乳首を転がす骨ばった指。答えを促しているのか聞く気がないのかわからないが。
　「…嫌じゃないです」
　「ならいい」
　まだじんじんしている吉継の舌を、挨拶のように絡めて出ていく。首筋や鎖骨を這い下り、転がされて赤くなった乳首は、あたたかくて蠢くものに包まれた。
　ぬるぬると湿った舌の動きは例えようがなく、突き抜けるような感覚だけが鮮明だ。
　「それっ、だめです」
　「何を今更」
　厚木はそれだけ言って、舐られて濡れ光ったものをまた口に招き入れた。今度は反対側の乳首も抓まれ、二本の指にもみくちゃにされる。
　「あ、…あっ…」
　全然違う感覚を同時に感じて、腰の奥から痺れが走った。勝手に腰が動く。そうすると厚木のものと擦れ合ってしまい、それもだめだった。
　厚木は、吉継の反応を喉の奥で笑い、更に淫らに腰を使って押しつけてくる。
　「ああ…ん…ぁ…」
　もう吉継も、後には引けないくらいに固く反り返っている。跳ねる腰を厚木に押さえつけられ、擦れ合う先からぷくりと透明な液体が溢れて流れ落ち、潤滑剤となる。胸への刺激と相まって、一層快感が強くなる。
　「う…ぅん、…うぁ…ん」