神様はいない Dom/Subユニバース

はじめに

　いつも読んでくださりありがとうございます。

　『はじめに』というタイミングは激しく逃していますが、作品の文字数も増えてきたぶん、説明不足なところも増えましたので、補足をさせていただきます。キャラクターの設定など…。

　本当は作中に盛り込めたらいいのですが…不徳の致すところです。


登場人物

　厚木聡実(Dom)
　大手不動産会社の社長。幼い頃から社長になるために英才教育を受けている。親の決めたレールにまるっと乗れるタイプ。会社を一回りくらいは大きくしてやろうと目論む野心家。英才教育の賜物。性格は決して良いとは言えない。傲慢で自由。
　お金はいっぱい持っているが、今までは使うところがなかった。最近は吉継周りに使うのが趣味になっている。
　太いベクトルが吉継に向いているのに、当の吉継にはあまり伝わっていない苦労人。

　Dom的には。
　基本、欲求解消は風俗頼り。
　吉継のことは”クレイジーなSub”という認識でプレイしている、根っこはお坊ちゃんタイプ。
　吉継とは生活スタイルが合わないため、パートナーにするには難しい相手だと躊躇している部分があるものの、吉継がぐいぐい来るので、前向きに善処しているところ。
　あと、プレイが特殊です。こちらは作中にあります。


　裏設定⬇
　ゲイなので、跡取り問題がある。
　棗の真ん中の兄と同じ年。でも棗兄より、棗の方が気が合う。
　母が精神的に疲れやすく少女のような人であり、同じカテゴリーの吉継にロックオンしたマザコン。吉継は母より頑丈なのでそこはかなり気に入っている。





　蘭吉継(Sub)
　幼い頃からあまりいい経験はしてきていない、いわゆる不憫受だが、感覚が鈍感すぎるので悲壮感がなく、BL的にあまり美味しくない受だと思われる。
　貢がれていることにあまり気づいていない傾国の美女…になれない巨人。
　自分の欲望に忠実で、猪突猛進。ある意味、こちらのほうが自由人。
　前のDomの躾が残っていて、本当は厚木を”ご主人様”と呼びたいし、もっといっぱい”ご奉仕”したいが、嫌われたくないので我慢している。
　もっと厚木に構ってほしい。
　嫌なことがあったら家に帰る癖がある。
　


　Sub的には。
　かなりの欲しがりで、ＮＧプレイがない。
　サブドロップしない強靭な精神力があり、ちょっと疲れたな、寝とこ。で回復する(不憫受)。
　厚木を”ご主人様”と決めてからは、頑張ってアプローチしている。ズレていることには気づいていない。



　山科さん
　厚木家のチーム家政婦の一人。
　本宅からの出向扱い。吉継を息子の様に可愛がる。よく食べるので作り甲斐があると思って毎日張り切っている。贔屓がすごい。厚木にはビジネスライク。
　40代後半から50代前半くらいの元気なマダム。
　



　笠井
　厚木の第一秘書。厚木より少し年上。かなり優秀。いつも厚木に振り回されているが、厚木の器を信じているのでとりあえずついていく。
　眼鏡の美丈夫。たぶん受。



　押元
　厚木家のお抱え病院に勤務する医師。厚木の主治医でもある。
　二人がパートナーになれば診察が楽になるので、こちらもビジネスライク全開で、密かに二人の仲を応援している。
　



　厚木家
　代々土地を転がして大きくなったお家。
　父の代から土地以外の事業にも手を出して、親戚眷属がそれぞれ何かしらの事業に関わっている。
　建築家も多い家系。
　父が会長、母は無期療養中。父が会長になり時間に余裕ができたので夫婦でよく旅行するようになった。本宅に住んでいる。

　祖父は他界。祖母は存命で、海外で若い男性を侍らせて遊んでいる。
　別宅がいっぱいある。





　ダイナミクスについて

　男女を分ける性別と、ダイナミクス属性を分ける性別がある。
　一人の中に二つの性が存在するので、発現してすぐは混乱する人が多い。
　
　吉継
　Sub性に支配されていてわかりにくいが、男性としても割と機能している。あとは自覚だけ。厚木的には寝た子を起こすような真似はしなくていいと思っているので、たぶんこのまま。

　厚木
　Dom性も男性としても精力旺盛。ゲイで男性が恋愛対象だが、多忙につきあまり恋愛は長続きしなかった。何回か繰り返しているうちに面倒臭くなったタイプ。恋愛脳の部分は完全に錆びてる。吉継相手だから特に困っていない。
　Dom性は性格同様、歪んている。Ｓっぽい。セックスは普通志向で、プレイが特殊。というわかりにくいキャラ設定(度量を無視した設定ともいう)。