短編集

片想いの温度

人物紹介とあらすじ

◆登場人物
桐生　一真きりゅう　かずま
　学生時代は大人しくて、藤野に密かに片想いをしていた。付き合う妄想をしたりとちょっと夢見がちだった。卒業後は、家業を手伝っている。再会後、変わってしまった藤野を気にかけ、いつも会う口実を探している。
　あることがきっかけで、藤野に気持ちがバレてしまい、肉体関係を迫られることになった。


藤野　樹ふじの　いつき
　学生時代は、明るくて格好いいと学内でも人気だった。グループの中心的人物。再会後はダウナー系で、よーく見ないと男前だとは気づかれない。
　あることがきっかけで一真の気持ちを知り、興味半分で肉体関係を持つが、だんだんと冷静になり、酷いことをしたと思い直す。



◆あらすじ
　一真は、藤野とデザイン系の専門学校で出会った。話が合い、好みも似ていたこともあり、卒業制作を一緒に作ることになった。
　藤野に片想いはをしていた一真だが、当時付き合っていた女性がいた藤野に告白するつもりはなかった。
　あることがきっかけで、卒業後は疎遠になっていたが、大手企業に就職したことや結婚して子どもにも恵まれたことは聞いてた。
　ある日偶然出会った藤野は、同時の明るかった雰囲気は無かった。それは離婚と退職を経験したからだと知って、一真は自分になにかできることはないかと、会う口実を探すが……。