短編集

愛を綴る小説家

人物紹介とあらすじ

このストーリーは、主人公が、姉の忘れ形見である甥を引き取って育てる育児系BLです。情夫（？）も出てきます。＋再会BLでもあります。


◆あらすじ
　瀧は大学生の時、文芸サークルに入っていた。そのサークルの先輩である麗一に片思いをしていた。麗一の書く文章は自然体で人を惹きつける。瀧もその一人だ。彼の周りには男女問わずいつも誰かが隣にいて、やはり瀧もその他大勢の、後輩として彼と一緒にサークル活動を続けた。
　ある日、麗一から男も好きかもと、麗一にとっては雑談でも、瀧にとっては衝撃なことを打ち明けられる。気持ちを伝えても嫌がられず、受け入れてもらえなくてもわかってもらえる可能性が少しでもあるのかも…期待に胸を高鳴らせ、告白をしようとした矢先に、麗一が男と付き合いはじめたので、告白する前に瀧の失恋は確定した。
　卒業してから、麗一は小説家となり、作品が賞を取ったり、派生作品が生まれたりと活躍は目覚ましく、瀧は甥を育てながら、一読者として彼の作品を追いかけていた。
　麗一と再会したことをきっかに、少しずつ交友も再開していく。
　
　
　

◆登場人物
　主人公
　神戸　瀧かみど　たき
　26歳
　龍之助と暮らしはじめて早2年。家事育児はだいぶ板についてきた。キャラ弁を練習中。
　クローズドゲイ。龍之介を引き取ってからは、育児が生きがい。
　麗一と再会して、当時の気持ちも思い出してしまって困っている。幸薄そうな未亡人感のある、一途で重い系受。


　甥っ子
　神戸　龍之助かみど　りゅうのすけ
　5歳
　見た目は、子どもで中身は結構大人。めいっぱい背伸びして生きている、5歳にして苦労人。両親と死に別れてからは瀧が唯一の家族。
　瀧にまとわりついている悪い虫を追い払うため、日々奮闘中。
　別にキャラ弁とかいらんけど、瀧が楽しそうなのでまぁいいかと好きにさせている。瀧のご飯はおいしい。


　情夫だけど、いつでも夫になる準備はできている、
　柏原　麗一かしはら　れいいち
　28歳
　瀧ちゃんに母性を感じちゃってるヤバい系攻。
　龍ちゃんをどう懐柔すればいいのか。
　瀧の大学時代の先輩で、今はちょっと売れている小説家。
　好きな人なら特に性別は問わないオープンバイ。地球人類全員性の対象、選択肢が多くてラッキーくらいの感覚。軽い。