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ここは緑豊かな国
レクーイ王国
わたしはこの王国の姫
温和な両親に育てられなに不自由なく育った、お手伝いさんもたくさんいるけどこの城に、このわたしだけの専属魔法使いは一人しかいない
名前はユノウ
いつも黒いローブを着て杖を持っている
魔法使いというのはそういう者だとお父様に教えてもらった
長い銀髪の髪はいつも後ろで乱雑に結ばれている、前髪も長く綺麗な切れ長の目を隠している
たまに前髪をかきあげたときに見えるユノウの目にドキッとしてしまう
いつでも傍にいるのにあまりユノウの事をわたしは知らない、いつも古そうな大きな本ばかり読んでいる
わたしが話し掛けない限り会話という会話もない、もちろんわたしが1国の姫という事もあって気軽に話し掛けられる訳じゃないという事もあるかもしれないけど……
他のお手伝いさんよりはユノウを近くに感じてるからもっと話せたらいいのになぁと思う毎日を送っていた
そんなある日
食事の時お父様とお母様に大事な話があると言われ話を聞くと、わたしは隣の国ミユリフ王国の王子様と婚約を交わす事になったという
わたしは特に驚く事もなくそれを素直に受け入れた
昔から両親に言われ続けてきた
おまえは年頃になったら、お国の為に会った事もない王子と結婚するんだ、いいね?それが1国の姫に産まれたおまえの役目だよ
わたし自身その言葉に疑問を覚えた事はないし、お母様もそうだと話を聞いたから、姫は庶民の人たちとは違うのだと
婚約をする前に1度だけミユリフ国の王子に会える事になり、わたしはお父様と一緒にミユリフ国へと訪問する事に、わたしはもちろん専属魔法使いのユノウを連れいて行く事にした
婚約の話が出てからユノウはなんだか前と変わってしまった
わたしが疲れるぐらいに話し掛けてくるようになったり、魔法でわたしにお花を出してくれたりする
あんなにだらしなかった髪型もとても整った髪型になりまるで別人の様になってしまった
わたしが婚約をしてミユリフ国の王子へ嫁ぐとユノウと一緒にいられるかはわからない
王子がなんと言うか次第だ
わたしはユノウが変わってしまった事が不思議でユノウに聞いてみた
「ねぇ?ユノウ……最近なんかユノウ変じゃない?」
すぐ傍にいるのにまるですごく遠くにいる様な感じがした
「姫様……わたくしは何も変わってはおりません……変わってしまったのは姫様ではありませんか?」
「わっ、わたし……?」
「ミユリフ王国の王子との婚約が決まってからというもの少し浮かれているのではありませんか?」
「そっ、そんな事は……」
「大体1度も会った事もない王子に嫁ぐなんて姫様は本当にそれでいいのですか?」
「それは……わたしはそれでいいと思っています、それが姫に産まれたわたしの運命だと思っています」
「わたくしは、姫様が小さき頃よりお傍に仕えさせていだだいております。誰よりも姫様の事を理解しているつもりでございます」
「だっ、だから何なの……?」
「姫様は何もおわかりにならないんですね……大丈夫です、わたくしが姫様をお守りいたします」
ユノウはそう言うとどこかへ行ってしまった
確かにわたしは何も知らない、城の中の事しかわからない、でもユノウは城の外の事庶民の人たちとも繋がっている、わたしはユノウの話を聞いた方がいいのかもしれない
だけど、わたしはこのレクーイ王国のみんなの為にミユリフ国の王子に嫁ぐのだ
そうすればレクーイ王国とミユリフ王国が争う事もなく平和に暮らす事が出来るのだ
なんの取り柄もないわたしに出来る精一杯の贈り物だ
なのに、なんでユノウはあんな事を言うのだろう……
わたしが婚約を拒めばレクーイ王国とミユリフ王国との争いが起こってしまうかもしれないのに……
やっぱりユノウは何もわかってないよね
わたしはユノウをミユリフ王国に連れて行くのをやめた、そんな事をすればまた何を言われるかわからないからだ
それから数日経ってミユリフ王国へ訪問する日がやってきた、わたしはユノウに城に残るの用に命令し、お父様と二人で馬車にのりミユリフ国へと急いだ
レクーイ王国
わたしはこの王国の姫
温和な両親に育てられなに不自由なく育った、お手伝いさんもたくさんいるけどこの城に、このわたしだけの専属魔法使いは一人しかいない
名前はユノウ
いつも黒いローブを着て杖を持っている
魔法使いというのはそういう者だとお父様に教えてもらった
長い銀髪の髪はいつも後ろで乱雑に結ばれている、前髪も長く綺麗な切れ長の目を隠している
たまに前髪をかきあげたときに見えるユノウの目にドキッとしてしまう
いつでも傍にいるのにあまりユノウの事をわたしは知らない、いつも古そうな大きな本ばかり読んでいる
わたしが話し掛けない限り会話という会話もない、もちろんわたしが1国の姫という事もあって気軽に話し掛けられる訳じゃないという事もあるかもしれないけど……
他のお手伝いさんよりはユノウを近くに感じてるからもっと話せたらいいのになぁと思う毎日を送っていた
そんなある日
食事の時お父様とお母様に大事な話があると言われ話を聞くと、わたしは隣の国ミユリフ王国の王子様と婚約を交わす事になったという
わたしは特に驚く事もなくそれを素直に受け入れた
昔から両親に言われ続けてきた
おまえは年頃になったら、お国の為に会った事もない王子と結婚するんだ、いいね?それが1国の姫に産まれたおまえの役目だよ
わたし自身その言葉に疑問を覚えた事はないし、お母様もそうだと話を聞いたから、姫は庶民の人たちとは違うのだと
婚約をする前に1度だけミユリフ国の王子に会える事になり、わたしはお父様と一緒にミユリフ国へと訪問する事に、わたしはもちろん専属魔法使いのユノウを連れいて行く事にした
婚約の話が出てからユノウはなんだか前と変わってしまった
わたしが疲れるぐらいに話し掛けてくるようになったり、魔法でわたしにお花を出してくれたりする
あんなにだらしなかった髪型もとても整った髪型になりまるで別人の様になってしまった
わたしが婚約をしてミユリフ国の王子へ嫁ぐとユノウと一緒にいられるかはわからない
王子がなんと言うか次第だ
わたしはユノウが変わってしまった事が不思議でユノウに聞いてみた
「ねぇ?ユノウ……最近なんかユノウ変じゃない?」
すぐ傍にいるのにまるですごく遠くにいる様な感じがした
「姫様……わたくしは何も変わってはおりません……変わってしまったのは姫様ではありませんか?」
「わっ、わたし……?」
「ミユリフ王国の王子との婚約が決まってからというもの少し浮かれているのではありませんか?」
「そっ、そんな事は……」
「大体1度も会った事もない王子に嫁ぐなんて姫様は本当にそれでいいのですか?」
「それは……わたしはそれでいいと思っています、それが姫に産まれたわたしの運命だと思っています」
「わたくしは、姫様が小さき頃よりお傍に仕えさせていだだいております。誰よりも姫様の事を理解しているつもりでございます」
「だっ、だから何なの……?」
「姫様は何もおわかりにならないんですね……大丈夫です、わたくしが姫様をお守りいたします」
ユノウはそう言うとどこかへ行ってしまった
確かにわたしは何も知らない、城の中の事しかわからない、でもユノウは城の外の事庶民の人たちとも繋がっている、わたしはユノウの話を聞いた方がいいのかもしれない
だけど、わたしはこのレクーイ王国のみんなの為にミユリフ国の王子に嫁ぐのだ
そうすればレクーイ王国とミユリフ王国が争う事もなく平和に暮らす事が出来るのだ
なんの取り柄もないわたしに出来る精一杯の贈り物だ
なのに、なんでユノウはあんな事を言うのだろう……
わたしが婚約を拒めばレクーイ王国とミユリフ王国との争いが起こってしまうかもしれないのに……
やっぱりユノウは何もわかってないよね
わたしはユノウをミユリフ王国に連れて行くのをやめた、そんな事をすればまた何を言われるかわからないからだ
それから数日経ってミユリフ王国へ訪問する日がやってきた、わたしはユノウに城に残るの用に命令し、お父様と二人で馬車にのりミユリフ国へと急いだ
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