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「ユノウ大丈夫?私重くない?」
「重くありませんよ?マリー姫は痩せすぎですから」
「さっ、最近は特に野菜ばかり食事に出されて・・・・・・あんまりお腹いっぱいにならないの」
「なぜそんな事するのでしょうか?」
「わからない・・・・・・でも私だけって事を考えると、嫁入りまでにはもっと痩せて綺麗になれって事なのかな?」
「にしても・・・・・・やりすぎなのでは、心配になってしまいます」
「もしかしたら、シェイド王子は痩せてる人が好きなのかもしれないね」
「えっ?シェイド王子の好みに合わせる為にマリー姫に無理をさせてると?」
「もしかしたらってだけだよ、考えすぎちゃう癖があるから」
「うーん、私少し調べてみます。さあお部屋に着きました」
ユノウにゆっくりとおろされる
静かに扉を開けてくれた
「さあ、ゆっくりとおやすみください」
私は頷くと部屋の中に入り振り返ってユノウに微笑んだ、ユノウも微笑んでくれた、そしてゆっくりと扉が閉まった
私はドキドキしっぱなしの胸に手を当てゆっくりと深呼吸した
「あんな事言ったけど私に魔法なんて使えるのかなぁ・・・・・・」
そう呟いてベッドにもぐり込む
そして目を瞑ると眠りの世界に引きずり込まれた
目が覚めた
目が覚めると目の前にシェイド王子が立っている
「マリー?どうかしたのか?」
「いいえ、シェイド王子なんでもありません、今日もとても素敵で・・・・・・」
私は自分の意志とは関係なく言葉を発し
ている
「マリーこそ今日もとても麗しい、どうだろう、そのドレスは気に入ってくれたかな?」
どうやら私はシェイド王子がくれたドレスを着ている様だ、視線を下に落としドレスを確認する
胸がすごく強調されていて布の面積も少ないそしてウエストはこれでもかと強調するためだろうかなりぴっちりとしているスカートも膝の上ほどまでの長さしかない、これはドレスとは呼べない代物だ
こんな下品な格好をさせられているのは屈辱だ
シェイド王子はそんな私を見てニヤニヤと笑い首元にキスをした
「マリーはとても美しい、だからどうしても自分のものにしたかった。マリーを手に入れられて幸せだ」
「そんな恥ずかしいですわ、私もこんな素敵な方と一緒になれて幸せですわ」
「マリーはいい女だ、子どもはいらん、養子をとって乳母に育てさせよう、マリーはいつまでも美しく私のために尽くしてくれ」
「はい、シェイド王子」
シェイド王子が近付いてくる、逃げたいのに体が動かない
ぎゅっと目を閉じる
そして目を開けると
ハッと目が覚めた
とても息苦しくて荒く息を吸う
自分の今の状況を確認する、いつも通り自分の部屋の自分のベッドの上だ
夢‥‥
夢なの‥‥
どっと疲れが出てなんとも言えない汗をかいてしまった
「ユノウっ!!」
私は大きな声でユノウを呼んだ
しばらく静かな時間が流れた
そしてドアをノックする音が聞こえた
「姫様?姫様?」
私はベッドから出ると早足で扉まで行くと扉を開けた
ユノウが立っていた、いつもの魔法使いの服装ではない
初めて見たけどパジャマなのかな、髪の毛もボサボサだ、きっと私が呼んだから慌てて来てくれたんだろう
「姫様、どうされましたか?大丈夫ですか?」
「怖い夢を見て‥‥」
「そうでしたか‥‥大丈夫です、私はここにおります。さあベッドにお戻りください」
ユノウに支えられてベッドまで歩きベッドに座った
「姫様、落ち着かれましたか?大丈夫ですよ」
ユノウは優しく抱き締めてくれる
「初めてですね?姫様がこんな風に私を頼ってくださるなんて‥‥嬉しいです」
「こんな怖くて悲しい夢を見たのは初めてで‥‥ごめんね?」
「姫様、謝らないでください‥‥」
「夢にシェイド王子が‥‥すごいひどい内容で‥‥」
「シェイド王子の夢‥‥いいんです姫様、無理しないでください、大丈夫です。今はもう怖くありませんから、まだ夜明け前ですからもう少しお眠りください、私は姫様の傍におります」
「うん‥‥目が覚めても傍にいてくれる?」
「もちろんです、さあ安心して眠ってください」
私は頷いてユノウから離れて布団に潜り込む
そして手だけを出してユノウと手を繋いだ、そして目を瞑るとユノウが頭を撫でてくれてスッと眠りに入った
「重くありませんよ?マリー姫は痩せすぎですから」
「さっ、最近は特に野菜ばかり食事に出されて・・・・・・あんまりお腹いっぱいにならないの」
「なぜそんな事するのでしょうか?」
「わからない・・・・・・でも私だけって事を考えると、嫁入りまでにはもっと痩せて綺麗になれって事なのかな?」
「にしても・・・・・・やりすぎなのでは、心配になってしまいます」
「もしかしたら、シェイド王子は痩せてる人が好きなのかもしれないね」
「えっ?シェイド王子の好みに合わせる為にマリー姫に無理をさせてると?」
「もしかしたらってだけだよ、考えすぎちゃう癖があるから」
「うーん、私少し調べてみます。さあお部屋に着きました」
ユノウにゆっくりとおろされる
静かに扉を開けてくれた
「さあ、ゆっくりとおやすみください」
私は頷くと部屋の中に入り振り返ってユノウに微笑んだ、ユノウも微笑んでくれた、そしてゆっくりと扉が閉まった
私はドキドキしっぱなしの胸に手を当てゆっくりと深呼吸した
「あんな事言ったけど私に魔法なんて使えるのかなぁ・・・・・・」
そう呟いてベッドにもぐり込む
そして目を瞑ると眠りの世界に引きずり込まれた
目が覚めた
目が覚めると目の前にシェイド王子が立っている
「マリー?どうかしたのか?」
「いいえ、シェイド王子なんでもありません、今日もとても素敵で・・・・・・」
私は自分の意志とは関係なく言葉を発し
ている
「マリーこそ今日もとても麗しい、どうだろう、そのドレスは気に入ってくれたかな?」
どうやら私はシェイド王子がくれたドレスを着ている様だ、視線を下に落としドレスを確認する
胸がすごく強調されていて布の面積も少ないそしてウエストはこれでもかと強調するためだろうかなりぴっちりとしているスカートも膝の上ほどまでの長さしかない、これはドレスとは呼べない代物だ
こんな下品な格好をさせられているのは屈辱だ
シェイド王子はそんな私を見てニヤニヤと笑い首元にキスをした
「マリーはとても美しい、だからどうしても自分のものにしたかった。マリーを手に入れられて幸せだ」
「そんな恥ずかしいですわ、私もこんな素敵な方と一緒になれて幸せですわ」
「マリーはいい女だ、子どもはいらん、養子をとって乳母に育てさせよう、マリーはいつまでも美しく私のために尽くしてくれ」
「はい、シェイド王子」
シェイド王子が近付いてくる、逃げたいのに体が動かない
ぎゅっと目を閉じる
そして目を開けると
ハッと目が覚めた
とても息苦しくて荒く息を吸う
自分の今の状況を確認する、いつも通り自分の部屋の自分のベッドの上だ
夢‥‥
夢なの‥‥
どっと疲れが出てなんとも言えない汗をかいてしまった
「ユノウっ!!」
私は大きな声でユノウを呼んだ
しばらく静かな時間が流れた
そしてドアをノックする音が聞こえた
「姫様?姫様?」
私はベッドから出ると早足で扉まで行くと扉を開けた
ユノウが立っていた、いつもの魔法使いの服装ではない
初めて見たけどパジャマなのかな、髪の毛もボサボサだ、きっと私が呼んだから慌てて来てくれたんだろう
「姫様、どうされましたか?大丈夫ですか?」
「怖い夢を見て‥‥」
「そうでしたか‥‥大丈夫です、私はここにおります。さあベッドにお戻りください」
ユノウに支えられてベッドまで歩きベッドに座った
「姫様、落ち着かれましたか?大丈夫ですよ」
ユノウは優しく抱き締めてくれる
「初めてですね?姫様がこんな風に私を頼ってくださるなんて‥‥嬉しいです」
「こんな怖くて悲しい夢を見たのは初めてで‥‥ごめんね?」
「姫様、謝らないでください‥‥」
「夢にシェイド王子が‥‥すごいひどい内容で‥‥」
「シェイド王子の夢‥‥いいんです姫様、無理しないでください、大丈夫です。今はもう怖くありませんから、まだ夜明け前ですからもう少しお眠りください、私は姫様の傍におります」
「うん‥‥目が覚めても傍にいてくれる?」
「もちろんです、さあ安心して眠ってください」
私は頷いてユノウから離れて布団に潜り込む
そして手だけを出してユノウと手を繋いだ、そして目を瞑るとユノウが頭を撫でてくれてスッと眠りに入った
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