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後悔するってこんなにも苦しんだね‥‥
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お兄ちゃんっ!!
そう言って呼び止めればよかった
怒られるのが怖かった
嫌われているのを感じるのが怖かった
私はいつまで経っても子どものままだ
お兄ちゃんは小さい頃から私の事を気にかけてくれていて、いつでも大人なのに
いつまで守ってもらえるんだろう
いつまでお兄ちゃんは傍にいてくれるんだろう‥‥
私が今回こんな馬鹿げた事をした事でもう嫌になってないかな‥‥
「お嬢様‥‥?」
「えっ‥‥?」
「大丈夫ですか?早く中に入りましょう?」
「はい、ごめんなさい‥‥いろいろ考えちゃって‥‥」
「大丈夫です、ご主人様はこんな事でお嬢様を嫌いになったりしませんよ?」
「そうかな‥‥?」
お手伝いさんに背中を押されながら家の中に入る
お風呂場まで歩く
歩いているのに歩いている感覚がない
頭が真っ白になる
お兄ちゃんに嫌われるなんて考えられない
お風呂場に着くとお手伝いさんが私の服をスルスルと脱がせてくれる
「大丈夫ですか?お嬢様?私が綺麗に洗いますね‥‥」
そう言うと私を浴室に引っ張っていきシャワーを出す、ちょうどいい温度になった頃私の体に優しくシャワーをかけてくれた
「熱くないですか?」
私はお湯の温かさになんだかホッとして涙が頬を伝っていた
「あっ、熱かったですか?すいません!!」
「いえ、違うんです‥‥なんだかホッとして安心したって言うか‥‥」
「もう大丈夫ですから‥‥さあ、体を洗ってもう出ましょう、ご飯を準備してありますので」
手早くお手伝いさんが体を綺麗に洗ってくれて優しくタオルで拭いてくれてバスローブを着せてくれた
「お部屋に行きましょう、先程ご主人様が新しい服を準備していましたのでそれに着替えましょう」
「新しい服‥‥私に‥‥?なんで‥‥」
「外の世界はお嬢様には汚すぎるからと‥‥」
「そうですね、私に外の世界は必要ないのかもしれません‥‥私、何もできなくて何も知らなかったんです‥‥」
「みんな最初はそうなんですよ?少しづつ勉強していくんです、だからお嬢様も大丈夫ですよ」
そう言うと部屋の扉が開けられてお手伝いさんは私の背中を押して部屋のドアを閉めた
「外の世界に出たから汚いって思って新しい服を準備してくれたのかな‥‥」
お兄ちゃんは外の世界のことたくさん知ってるんだよね‥‥
もし今回のことを許してもらえるならいろいろと聞いてみたいな
どうやって私に服を買ってくれたりご飯を食べさせたりしてくれているんだろう
いつも部屋でやっているあの変なことが関係しているのかな‥‥?
まずはお兄ちゃんとの時間を合わせなきゃいけないのかもしれない
逃げてばかりじゃ
拒否してばかりじゃダメなんだよね
そう言って呼び止めればよかった
怒られるのが怖かった
嫌われているのを感じるのが怖かった
私はいつまで経っても子どものままだ
お兄ちゃんは小さい頃から私の事を気にかけてくれていて、いつでも大人なのに
いつまで守ってもらえるんだろう
いつまでお兄ちゃんは傍にいてくれるんだろう‥‥
私が今回こんな馬鹿げた事をした事でもう嫌になってないかな‥‥
「お嬢様‥‥?」
「えっ‥‥?」
「大丈夫ですか?早く中に入りましょう?」
「はい、ごめんなさい‥‥いろいろ考えちゃって‥‥」
「大丈夫です、ご主人様はこんな事でお嬢様を嫌いになったりしませんよ?」
「そうかな‥‥?」
お手伝いさんに背中を押されながら家の中に入る
お風呂場まで歩く
歩いているのに歩いている感覚がない
頭が真っ白になる
お兄ちゃんに嫌われるなんて考えられない
お風呂場に着くとお手伝いさんが私の服をスルスルと脱がせてくれる
「大丈夫ですか?お嬢様?私が綺麗に洗いますね‥‥」
そう言うと私を浴室に引っ張っていきシャワーを出す、ちょうどいい温度になった頃私の体に優しくシャワーをかけてくれた
「熱くないですか?」
私はお湯の温かさになんだかホッとして涙が頬を伝っていた
「あっ、熱かったですか?すいません!!」
「いえ、違うんです‥‥なんだかホッとして安心したって言うか‥‥」
「もう大丈夫ですから‥‥さあ、体を洗ってもう出ましょう、ご飯を準備してありますので」
手早くお手伝いさんが体を綺麗に洗ってくれて優しくタオルで拭いてくれてバスローブを着せてくれた
「お部屋に行きましょう、先程ご主人様が新しい服を準備していましたのでそれに着替えましょう」
「新しい服‥‥私に‥‥?なんで‥‥」
「外の世界はお嬢様には汚すぎるからと‥‥」
「そうですね、私に外の世界は必要ないのかもしれません‥‥私、何もできなくて何も知らなかったんです‥‥」
「みんな最初はそうなんですよ?少しづつ勉強していくんです、だからお嬢様も大丈夫ですよ」
そう言うと部屋の扉が開けられてお手伝いさんは私の背中を押して部屋のドアを閉めた
「外の世界に出たから汚いって思って新しい服を準備してくれたのかな‥‥」
お兄ちゃんは外の世界のことたくさん知ってるんだよね‥‥
もし今回のことを許してもらえるならいろいろと聞いてみたいな
どうやって私に服を買ってくれたりご飯を食べさせたりしてくれているんだろう
いつも部屋でやっているあの変なことが関係しているのかな‥‥?
まずはお兄ちゃんとの時間を合わせなきゃいけないのかもしれない
逃げてばかりじゃ
拒否してばかりじゃダメなんだよね
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