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安心する家が一番好き

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そんな風に2人で楽しく食事を終えて車で家に戻った

外の世界は楽しくて美しくて魅力的だったけれど

ずっと過ごして来た家はやはり特別に安心する

車から降りると先に降りていたお兄ちゃんが手を引いてくれる

「おかえり」

私はおかしくて笑ってしまう

「おかえりってずっと一緒にいたのにおかしいよ」

「一番におかえりって言いたかったんだ」

「なんで?」

「俺からしたらゆかりと一緒に外に出るなんて想像もしてなかったから特別だからな」

「そっか、そうだよね。私もお兄ちゃんと外に出られる日が来るなんて想像もしてなかったよ、今日は記念日だね」

「そうだな、俺とゆかりの記念日が増えたな、嬉しいことだ」

私はお兄ちゃんに抱きついた

「どうした?」

「嬉しくってくっつきたくなったの、ダメ‥‥?」

「ダメな訳ないだろ‥‥?」

そう言うとお兄ちゃんは私をスッと持ち上げてお姫様抱っこしてくれた

「俺もゆかりに触れたくなった」

耳元で囁かれて体の奥が疼くのを感じた

「早くお部屋の中でいちゃいちゃしたいな、お兄ちゃん‥‥」

「もちろんだ、俺もそう思ってたところだよ、ゆかり」

玄関を開けるとお手伝いさんが出迎えてくれた

「お帰りなさいませ、お風呂準備できております」

「ただいま、ありがとう、助かった。今日はもう帰ってくれ構わないから」

「はい、わかりました、それではまた明日参ります」

「お疲れ様」

お手伝いさんは頭下げると帰っていった

お兄ちゃんが玄関の鍵を閉め、私をゆっくりおろしてくれた

「やっと2人きりだな、ゆかり」

お兄ちゃんは優しくキスをしてくれた

「うん、やっぱり2人きりが一番いい」

「ふふ、可愛いな」

「お兄ちゃんはいつも優しくてカッコ良くて素敵だよ」

「ゆかりも大きくなったんだな、そんなこと言ってもらえるなんて兄として嬉しい」

「えへへ」

「体の成長はずっと見てきたからわかってるけどなぁ‥‥」

お兄ちゃんの手が私のお尻を触ってる

「ちょっと‥‥気が早いよお‥‥」

「お風呂に入ってからだよな?俺がずっとそうやって教えてきたんだから‥‥お手本にならないとな」

そう言うとお尻に触れていた手を止めた
私は少し物足りなくて寂しい気持ちになった

触られたいって思うなんて私‥‥
ダメダメ、気持ち切り替えて私っ!!

お兄ちゃんに手を引かれて浴室へと歩く
服を脱ぎながらお兄ちゃんに問いかけてみた

「たまには約束を破ってもいいんじゃないかな?」

「ん?なんの話だ?」

「だから‥‥」

「ん?どうした?」

「今すぐお兄ちゃんとその‥‥エッチなことたいからお風呂は後でもいいじゃんってこと‥‥」

「えっ‥‥ゆかり本当に言ってるのか?」

「うん、冗談でこんな恥ずかしいこと言えると思うの‥‥?」

「そうだな、ゆかりが冗談でそんなこと言える訳ないよな、わかった」

そう言うとお兄ちゃんは素早くて服を脱ぎ終えると私の服を乱暴に脱がせた

「ちょっ‥‥何して‥‥」

「え?まあまあ‥‥」










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