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最終章 事件の真相
39話 突然の告白
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私は一足早く空を飛んで、ティエリナの住む屋敷へと向かっています。こんな事もあろうかと、お世話になる方々の住所に関しては事前に調査しておきました。調査といっても、単に職員室に無断侵入して、生徒名簿を物色しただけですが。
今回の騒動により、チェルシーだけが今日からお世話になることが決まったわけですが、まだ支度が整っていないこともあり、現在寮の部屋へと移動し、準備を進めているところです。ティエリナ、アレン、イルカの三人は寮の入口で待ってもらっています。私だけがチェルシーとイルカに念話で一言だけ伝えてから先行している状況です。
ティエリナの母【アイリス・クバイルム】
あの方は、私やチェルシーに関わる何らかの秘密を握っている。
でも、模擬戦後に語っていたことが正しいのであれば、彼女は私の敵ではなく、味方となり得る存在だわ。チェルシーが来るまでに、何か新しい情報を入手しておきたいわね。
「屋敷は……あそこですわね。あら? 二台の馬車が広い庭園に止められているわ。アルテイシア様以外に、誰か来ているのかしら?」
お兄様は流石に来れないでしょうから、別の客人でしょうか?
今は日も暮れた夜です。
この時間帯の来客、気になりますわね。
気配から察するに、あの部屋にいるのね。
「ふふ、無断で侵入させてもらうわね。アルテイシア様もいますから、私の存在は誰の目にも止められないようにしておきましょう」
私が壁を通り抜けると、部屋の中には二人の人間がいました。
アイリス・クバイルム
ベルナ・フューへイム
アルテイシア様がいませんね。
彼女の気配は屋敷内にありますが、何処かで止まって…ああ、お手洗いですね。
ベルナは、オルファンを婿養子としてフューヘイム侯爵家へ迎えていますから、姓はフューヘイムのままのはずです。まさか、彼女がいるなんて思いもしませんでした。
こうやって間近で見ますと、彼女は十八年前と比べると老けてこそいますが、物静かな雰囲気は変わりませんわね。
子供の頃から抱える性格上の欠点を克服できたのでしょうか?
彼女自身は非常に優秀なんですが、口調に問題があるため、学園在籍時、皆からよく敬遠されていましたね。無事にオルファンと結婚し二児の母親として生活しているようで、私も安心ですわ。
誕生日パーティーで見た際も、夫のオルファンと仲睦まじい様子でした。かつての友人が、幸せな生活を築けているのは何よりも嬉しいことなんですが、そういった友人たちの中に私を憎み殺した者がいる。こればかりは、避けようがない事実ですわ。
「アイリス、どうして複雑な顔をしているの? あなたの教育方針とチェルシー嬢の説得もあって、召喚されるはずの《ダークウルフ》が《闇の精霊》へと変化した。これって、凄いことよ? 本来であれば、アレンはこの事件で《忌子》と呼ばれるようになり、人々から忌み嫌われるようになるはずだった。私たちは、強制力から逃れつつあるのよ? もっと喜ばないといけないわ」
今のベルナの発言、どういう意味ですか?
まるで、あの事件の結末を見通しているかのような言い方でしたわ。
それに、《強制力》とは何でしょうか?
「それは…分かっているわ。でも、何か腑に落ちないの。元々、私たちは最も幸せなルートを辿っていた。でも、誰かがルーテシアを物語に沿うよう作為的に殺して以降、全てがおかしくなったのよ」
今…アイリスは何を…言いましたか?
《誰かがルーテシアを物語に沿うよう作為的に殺した》ですって?
それは、どういう意味ですの?
それに、アレンへの教育方針とチェルシーの説得と言ってましたが、言い方が妙に気になりますわ。もし、あの時の立志の儀で闇の魔物《ダークウルフ》が召喚された場合、学園に与える被害にもよりますが、アレンは結果次第で《忌子》と呼ばれる可能性もあったでしょう。
この二人は、何を知っていますの?
「おかしくなったというよりも、元の道に戻ったという言い方が正解かしら? その証拠に、フォンテンス家は物語通りの事故に遭遇し、ロイド様だけが生き残り、アルテイシアと出会って、チェルシーが生まれたもの。あなたはあなたでレストと出会い結婚して、アレンを産んだわ」
な…な…なんですって!?
ちょっと待ちなさい‼︎
「それは…私だって理解しているわよ。それが、【強制力】と言いたいんでしょう?」
それじゃあベルナもアイリスも、初めからフォンテンス家が滅ぶことを知っていたというの!?
「そうよ。ただ、誰かが介入したせいもあって、チェルシーの性格は全く違うし、アレンだってあなたの教育方針のおかげもあって、心に負を蓄積させていない」
私の理解の範疇を超えていますわ。
とにかく、今は話の続きを聞きましょう。
「その強制力が気になるのよ。そもそも、私は誰にも死んで欲しくなかった。ルーテシアだって、悪役令嬢とは正反対の性格で王太子妃に相応しい資質を兼ね備えていたからこそ、私はアルザック様を諦めた。ルーテシアの事件は起きそうにないと思って、レスト知り合い中を深めていきながら、ロイド様にアルテイシアを紹介できるよう、前もって彼女と親交を重ねておいたわ」
思考が…全く追いつきませんわ。
アイリスもベルナも、未来を視る力を有していますの?
「ルーテシアのいる状態で続編を迎えたいと思っていたのに、彼女はニーナへの毒殺未遂というありえない冤罪で捕縛され殺された。彼女の両親は転落死、ロイド様だけが生き残り、私が間に入ることもなく、アルテイシアと出会えた。事故死に関しては物語と同じだけど、そこまでに至る過程が全然違うわ。強制力が働いているのなら、今回の立志の儀でも何らかのイレギュラーが発生してもおかしくない……でも何も起こらず、全てが良い方向へ傾いた……だから不安なのよ」
正直……俄には信じられませんが、この二人は何故か未来を視れるようですわね。アイリスは、先に起こる災害を未然に防ぐために、色々と動いていましたが、どういうわけか未来通りの出来事が違って過程を通ることで起きてしまった。
しかし、今回に限ってだけは、予知が大きく外れた。
これ自体は喜ばしい事ですが、だからこそ不安なのですね。
「あなたの心配もわか……この話はここまでかな。アルテイシアが戻ってきたわ。今は、物事を前向きに考えること。チェルシーもアレンも良い子なんだから、三年後の未来で二人を死なせないよう、私たちは動いていきましょう」
ベルナ、さっととんでもない事を言いましたわね。
「ええ、そうね。ありがとう」
二人は何事もなかったかのように、アルテイシア様を笑顔で迎え、今日起きた立志の儀での出来事を話していますわ。私は、先ほどの言葉のせいで、その内容が全く頭に入ってきません。
【三年後、チェルシーとアレンは死んでしまうの?】
あの二人が何故遠い未来を見通せるのか不明ですが、チェルシーとアレンの死が起きるのであれば、その未来を絶対に阻止してみせますわ‼︎
私の命を賭けてでも、必ず二人を護ってみせます‼︎
今回の騒動により、チェルシーだけが今日からお世話になることが決まったわけですが、まだ支度が整っていないこともあり、現在寮の部屋へと移動し、準備を進めているところです。ティエリナ、アレン、イルカの三人は寮の入口で待ってもらっています。私だけがチェルシーとイルカに念話で一言だけ伝えてから先行している状況です。
ティエリナの母【アイリス・クバイルム】
あの方は、私やチェルシーに関わる何らかの秘密を握っている。
でも、模擬戦後に語っていたことが正しいのであれば、彼女は私の敵ではなく、味方となり得る存在だわ。チェルシーが来るまでに、何か新しい情報を入手しておきたいわね。
「屋敷は……あそこですわね。あら? 二台の馬車が広い庭園に止められているわ。アルテイシア様以外に、誰か来ているのかしら?」
お兄様は流石に来れないでしょうから、別の客人でしょうか?
今は日も暮れた夜です。
この時間帯の来客、気になりますわね。
気配から察するに、あの部屋にいるのね。
「ふふ、無断で侵入させてもらうわね。アルテイシア様もいますから、私の存在は誰の目にも止められないようにしておきましょう」
私が壁を通り抜けると、部屋の中には二人の人間がいました。
アイリス・クバイルム
ベルナ・フューへイム
アルテイシア様がいませんね。
彼女の気配は屋敷内にありますが、何処かで止まって…ああ、お手洗いですね。
ベルナは、オルファンを婿養子としてフューヘイム侯爵家へ迎えていますから、姓はフューヘイムのままのはずです。まさか、彼女がいるなんて思いもしませんでした。
こうやって間近で見ますと、彼女は十八年前と比べると老けてこそいますが、物静かな雰囲気は変わりませんわね。
子供の頃から抱える性格上の欠点を克服できたのでしょうか?
彼女自身は非常に優秀なんですが、口調に問題があるため、学園在籍時、皆からよく敬遠されていましたね。無事にオルファンと結婚し二児の母親として生活しているようで、私も安心ですわ。
誕生日パーティーで見た際も、夫のオルファンと仲睦まじい様子でした。かつての友人が、幸せな生活を築けているのは何よりも嬉しいことなんですが、そういった友人たちの中に私を憎み殺した者がいる。こればかりは、避けようがない事実ですわ。
「アイリス、どうして複雑な顔をしているの? あなたの教育方針とチェルシー嬢の説得もあって、召喚されるはずの《ダークウルフ》が《闇の精霊》へと変化した。これって、凄いことよ? 本来であれば、アレンはこの事件で《忌子》と呼ばれるようになり、人々から忌み嫌われるようになるはずだった。私たちは、強制力から逃れつつあるのよ? もっと喜ばないといけないわ」
今のベルナの発言、どういう意味ですか?
まるで、あの事件の結末を見通しているかのような言い方でしたわ。
それに、《強制力》とは何でしょうか?
「それは…分かっているわ。でも、何か腑に落ちないの。元々、私たちは最も幸せなルートを辿っていた。でも、誰かがルーテシアを物語に沿うよう作為的に殺して以降、全てがおかしくなったのよ」
今…アイリスは何を…言いましたか?
《誰かがルーテシアを物語に沿うよう作為的に殺した》ですって?
それは、どういう意味ですの?
それに、アレンへの教育方針とチェルシーの説得と言ってましたが、言い方が妙に気になりますわ。もし、あの時の立志の儀で闇の魔物《ダークウルフ》が召喚された場合、学園に与える被害にもよりますが、アレンは結果次第で《忌子》と呼ばれる可能性もあったでしょう。
この二人は、何を知っていますの?
「おかしくなったというよりも、元の道に戻ったという言い方が正解かしら? その証拠に、フォンテンス家は物語通りの事故に遭遇し、ロイド様だけが生き残り、アルテイシアと出会って、チェルシーが生まれたもの。あなたはあなたでレストと出会い結婚して、アレンを産んだわ」
な…な…なんですって!?
ちょっと待ちなさい‼︎
「それは…私だって理解しているわよ。それが、【強制力】と言いたいんでしょう?」
それじゃあベルナもアイリスも、初めからフォンテンス家が滅ぶことを知っていたというの!?
「そうよ。ただ、誰かが介入したせいもあって、チェルシーの性格は全く違うし、アレンだってあなたの教育方針のおかげもあって、心に負を蓄積させていない」
私の理解の範疇を超えていますわ。
とにかく、今は話の続きを聞きましょう。
「その強制力が気になるのよ。そもそも、私は誰にも死んで欲しくなかった。ルーテシアだって、悪役令嬢とは正反対の性格で王太子妃に相応しい資質を兼ね備えていたからこそ、私はアルザック様を諦めた。ルーテシアの事件は起きそうにないと思って、レスト知り合い中を深めていきながら、ロイド様にアルテイシアを紹介できるよう、前もって彼女と親交を重ねておいたわ」
思考が…全く追いつきませんわ。
アイリスもベルナも、未来を視る力を有していますの?
「ルーテシアのいる状態で続編を迎えたいと思っていたのに、彼女はニーナへの毒殺未遂というありえない冤罪で捕縛され殺された。彼女の両親は転落死、ロイド様だけが生き残り、私が間に入ることもなく、アルテイシアと出会えた。事故死に関しては物語と同じだけど、そこまでに至る過程が全然違うわ。強制力が働いているのなら、今回の立志の儀でも何らかのイレギュラーが発生してもおかしくない……でも何も起こらず、全てが良い方向へ傾いた……だから不安なのよ」
正直……俄には信じられませんが、この二人は何故か未来を視れるようですわね。アイリスは、先に起こる災害を未然に防ぐために、色々と動いていましたが、どういうわけか未来通りの出来事が違って過程を通ることで起きてしまった。
しかし、今回に限ってだけは、予知が大きく外れた。
これ自体は喜ばしい事ですが、だからこそ不安なのですね。
「あなたの心配もわか……この話はここまでかな。アルテイシアが戻ってきたわ。今は、物事を前向きに考えること。チェルシーもアレンも良い子なんだから、三年後の未来で二人を死なせないよう、私たちは動いていきましょう」
ベルナ、さっととんでもない事を言いましたわね。
「ええ、そうね。ありがとう」
二人は何事もなかったかのように、アルテイシア様を笑顔で迎え、今日起きた立志の儀での出来事を話していますわ。私は、先ほどの言葉のせいで、その内容が全く頭に入ってきません。
【三年後、チェルシーとアレンは死んでしまうの?】
あの二人が何故遠い未来を見通せるのか不明ですが、チェルシーとアレンの死が起きるのであれば、その未来を絶対に阻止してみせますわ‼︎
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