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4章 ガルディア帝国 闘技会編
リッカがやっちゃいました
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◯◯◯ リッカ視点
はあ~、よかった。リッチ様が言うんだからお仕置きはなさそうだよ。今度は気をつけよう。次はどこに行こうかな?
「次、どこに行こうか?」
「リッカさん、先に昼食を食べましょう。」
「そうだね、リッカ、少し早いけど定食屋に行こう。」
そっか、これだけ人が多かったら、定食屋も早めに行っておいた方がいいよね。
「ご飯を食べよう~。」
定食屋に行って、サンダーバード(Cクラス)の炒め物を食べたけど、なんかイマイチだった。外を歩き出してから、サンダーバードのことでイリスが話し出してきた。
「リッカさん、どうしたんですか?」
「サンダーバードは、もっとビリっとして美味しいんだけどな~。」
「ねえ、リッカ、それって雷魔法のサンダーを無制限に放つ器官がないからだよ。サンダーバードの場合は邪法になるのかな。」
「え~、あのビリビリが美味しいのにな~。」
サンダーバードは何度か焼いて食べたことがあるからわかる。人はあの器官を食べないのか~、残念。
「イリス、リッカ、召喚部門の予選を見に行ってみようよ。みんなが、どんな邪族を召喚するのか見てみたい。」
「いいですね、私も興味あります。」
「私も見てみたい。行ってみよう~。」
ここから一番近いシルバー闘技場に行くと、今まさに予選をやっていた。私達は観客席に行く前に注意点を言われた。
「試合の武舞台にはマジックシールドがあるので、まず大丈夫と思いますが、時折召喚した邪族が主の制止を振り切り暴れる時があります。その時は、すぐに逃げて下さい。また、試合の邪魔を絶対にしないようにお願いします。」
もう見るだけなんだから、邪魔なんかするわけないよ。
「「「はい!」」」
一応返事をしておき、観客席に向かった。
あ、ゴブリンナイトとオーガが戦ってる。
「召喚された当初の邪族は、主に対する忠実度が低い時があるから、主の隙をついて暴れる時があるらしいよ。」
「へ~。」
「なるほど、て、リッカさんも召喚されたじゃないですか!お姉様を倒そうと思わなかったんですか?」
え、サーシャ様を!
「無理無理、絶対無理!だって、私とジンが何か言おうとした瞬間、有無を言わさず威圧されたもん。あ、死んだと思ったね。こんな強い人ならいいやと思って、すぐに服従したよ。後でリッチ様に聞いたら、リッチ様自身は威圧で押し潰されそうになったて言ってた。すぐに服従して良かったよ。今じゃ、私もジンもリッチ様もサーシャ様に感謝してる。」
こんなに強くなれたのも、サーシャ様のおかげだもん。
「お姉様は、当初、力でねじ伏せてたんですね。」
「イリス、始めは皆んなそうだよ。アレイルさんとキマイラの関係が珍しいんだよ。」
あ、試合が終わった。ゴブリンナイトが勝った。
「フィン、召喚された後の邪族達はどうなるの?」
「リッカの時と同じだよ。主従契約を結んで、必要な時に主と一緒に戦ったり冒険したりするんだよ。ここで重要になってくるのが主への忠実度なんだ。邪族が主より強くなり過ぎた場合、ここで忠実度が低かったら、契約を引きちぎって主を殺す時があるの。逆に忠実度が高いと、邪族が主を指導してくれるの。だから、契約が終わっても油断出来ないんだ。きちんと契約した邪族と向き合わないといけないんだ。」
へ~、結構奥が深いんだ。
あ、次の試合が始まった。現れた邪族は、サンダーバードとアダマンタートル(Bクラス)だ。両方とも美味しそうだ。丸焼けにすると、サンダーバードはビリとしていいんだよね~。アダアンタートルも丸焼けにして、甲羅を外して食べるといいんだよね~。
「あれ、2体とも動かないね。震えてる?」
「フィン姉、気のせいかな?何かに怯えているような?」
「え、怯えるものは、ここにないはず?あ!リッカ、ヨダレが出てるよ。---まさかとは思うけど、あの2体を丸焼けにして食べたいとか思ってないよね?」
は、しまった。美味しそうだからボーとしてた。
「ま、まさか!そんなこと思ってないよ。」
「あのリッカさん、あの2体、明らかにリッカさんを意識してましたよ。」
「気のせいだよ。気のせい。」
危ない危ない、勘付かれるところだった。私の場合、ちょっとでも思うと、魔力が漏れるのかな~。
あ、試合も再開してアダマンタートルが勝った。
「フィン姉、アダマンタートルが勝ちましたね。」
「妥当だと思うよ。アダマンタートルの甲羅はアダマンタイトで出来ているから、防御力が高いし魔法も弾く。その甲羅を炎魔法で熱し、回転しながら相手に攻撃する。おまけに、嵐魔法で短時間でも空を飛べるから、かなり強いよね。」
フィンの解説がわかりやすい。
「召喚だから殺しちゃてもいいのかな?」
「そうなる前に召喚主が参ったと言って、召喚を解除すればいいんだよ。」
なるほど。あれ?周りが騒がしくなった。
「フィン姉、リッカさん、あの人が今大会の優勝候補らしいです。」
へー、あの人がそうなんだ。確かに、Aクラスの魔力がある。召喚される邪族もAクラスなのかな?対戦相手となる召喚主はBクラスの人か。この試合、どうなるのかな?
「Sクラスが召喚されるのかな?」
「規定でAクラス以上は禁止されているから、強化されたBクラス邪族が出てくると思うよ。」
召喚されて現れたのは、アダマンニードルビーとオーガナイトだった。でも、あのアダマンニードルビーはかなり強化されてる。間違いなくAクラスの力量があるね。あいつらが集めた蜂蜜が格別なんだよね~。私も、アダマンニードルビーを召喚して蜂蜜を集めさせようかな。オーガナイトは、不味いからどうでもいいや。
「なぜか、アダマンニードルビーの動きが悪いですね。」
「リッカ、また変なこと考えてないよね。」
は!
「大丈夫、もう考えるのやめたから。」
「リッカさん、考えちゃダメですよ。多分、あのアダマンニードルビー、自分が食われる立場になっていることを感知しているんですよ。あれは本能ですね。」
「えー、ちょっと考えただけなのに。」
「試合に影響してるからダメだよ。」
ぶー、気をつけよう。あれ?あのオーガナイト、様子がおかしい。
「フィン姉、あのオーガナイト。」
「うん、様子がおかしいね。何かから逃れようと、もがいているような感じがする。」
うーん、あのまま続けるとまずいんじゃないかな?
オーガナイトが契約を引きちぎろうとしているね。
《ウガーーー!!!》
《おい、この屑、どうした?コントロールが効かない!なんで、召喚が切れない!》
あ~あ、暴れた。
「あのままだと危険だよ。早く、召喚を切らないと!」
うーん、もう無理だね。完全にBクラスの主より強くなっているもの。
《バリン》
《嘘だろ、マジックシールドが壊れた!よせ、やめろ!》
「フィン姉、どうしよう?マジックシールドが壊れたよ!」
「私達が行ってもいいけど、ここは係りの人に任せてみよう。」
係りの人がボコボコにされてるよ。あのままじゃあ、死人が出るね。対戦相手である優勝候補の人は、焦ってオタオタしているだけだ。仕方ないな~。
私は、オーガナイトの真上に移動した。
「リッカさん、様子を--------ていないです!」
「おりゃあー」
《ズーーーーン》
オーガナイトの脳天にチョップを喰らわせた。これなら死なないでしょう。オーガナイトは、立った状態で武舞台にめり込んで気絶したみたいだ。首だけ出ている。
「そこのアダマンニードルビー、この程度の敵なら必殺技で対応出来たでしょう。なんでしなかったの?丸焼きにして食べちゃうぞ!」
あ、アダマンニードルビーがビクついて、私に首を振ってきた。
「わかればいいのよ。ねえ、オーガナイトの召喚主さん、いくら負けそうになったとしても、契約しているオーガナイトに悪口言っちゃだめだよ。それでこの子怒って暴走したんだからね。わかった?」
《コクコク》
口を大きく開けているけど、一応わかったみたいだ。よく周辺を観察すると、係りの人や優勝候補の人も口を大きく開けて驚いている?まあ、いいか。
「それじゃあ、私は帰るね。」
フィン、イリスのいる席に戻ってきた。
「リッカ~、何やっているの~!」
「あのままだと、誰か死んでる。ああするのが手っ取り早いよ。」
「リッカさん、それはそうなんですが、見て下さい。試合が完全に中断されてます。」
「死人が出るよりマシでしょ。ささっと次に進めばいいのに。」
「あまりの出来事に、みんな驚き過ぎて、対応出来ないんだよ。」
「結局、私達全員目立った行動をとってしまいました。」
あれなら、サーシャ様も許してくれるよ。私は人助けをしたんだからね。
はあ~、よかった。リッチ様が言うんだからお仕置きはなさそうだよ。今度は気をつけよう。次はどこに行こうかな?
「次、どこに行こうか?」
「リッカさん、先に昼食を食べましょう。」
「そうだね、リッカ、少し早いけど定食屋に行こう。」
そっか、これだけ人が多かったら、定食屋も早めに行っておいた方がいいよね。
「ご飯を食べよう~。」
定食屋に行って、サンダーバード(Cクラス)の炒め物を食べたけど、なんかイマイチだった。外を歩き出してから、サンダーバードのことでイリスが話し出してきた。
「リッカさん、どうしたんですか?」
「サンダーバードは、もっとビリっとして美味しいんだけどな~。」
「ねえ、リッカ、それって雷魔法のサンダーを無制限に放つ器官がないからだよ。サンダーバードの場合は邪法になるのかな。」
「え~、あのビリビリが美味しいのにな~。」
サンダーバードは何度か焼いて食べたことがあるからわかる。人はあの器官を食べないのか~、残念。
「イリス、リッカ、召喚部門の予選を見に行ってみようよ。みんなが、どんな邪族を召喚するのか見てみたい。」
「いいですね、私も興味あります。」
「私も見てみたい。行ってみよう~。」
ここから一番近いシルバー闘技場に行くと、今まさに予選をやっていた。私達は観客席に行く前に注意点を言われた。
「試合の武舞台にはマジックシールドがあるので、まず大丈夫と思いますが、時折召喚した邪族が主の制止を振り切り暴れる時があります。その時は、すぐに逃げて下さい。また、試合の邪魔を絶対にしないようにお願いします。」
もう見るだけなんだから、邪魔なんかするわけないよ。
「「「はい!」」」
一応返事をしておき、観客席に向かった。
あ、ゴブリンナイトとオーガが戦ってる。
「召喚された当初の邪族は、主に対する忠実度が低い時があるから、主の隙をついて暴れる時があるらしいよ。」
「へ~。」
「なるほど、て、リッカさんも召喚されたじゃないですか!お姉様を倒そうと思わなかったんですか?」
え、サーシャ様を!
「無理無理、絶対無理!だって、私とジンが何か言おうとした瞬間、有無を言わさず威圧されたもん。あ、死んだと思ったね。こんな強い人ならいいやと思って、すぐに服従したよ。後でリッチ様に聞いたら、リッチ様自身は威圧で押し潰されそうになったて言ってた。すぐに服従して良かったよ。今じゃ、私もジンもリッチ様もサーシャ様に感謝してる。」
こんなに強くなれたのも、サーシャ様のおかげだもん。
「お姉様は、当初、力でねじ伏せてたんですね。」
「イリス、始めは皆んなそうだよ。アレイルさんとキマイラの関係が珍しいんだよ。」
あ、試合が終わった。ゴブリンナイトが勝った。
「フィン、召喚された後の邪族達はどうなるの?」
「リッカの時と同じだよ。主従契約を結んで、必要な時に主と一緒に戦ったり冒険したりするんだよ。ここで重要になってくるのが主への忠実度なんだ。邪族が主より強くなり過ぎた場合、ここで忠実度が低かったら、契約を引きちぎって主を殺す時があるの。逆に忠実度が高いと、邪族が主を指導してくれるの。だから、契約が終わっても油断出来ないんだ。きちんと契約した邪族と向き合わないといけないんだ。」
へ~、結構奥が深いんだ。
あ、次の試合が始まった。現れた邪族は、サンダーバードとアダマンタートル(Bクラス)だ。両方とも美味しそうだ。丸焼けにすると、サンダーバードはビリとしていいんだよね~。アダアンタートルも丸焼けにして、甲羅を外して食べるといいんだよね~。
「あれ、2体とも動かないね。震えてる?」
「フィン姉、気のせいかな?何かに怯えているような?」
「え、怯えるものは、ここにないはず?あ!リッカ、ヨダレが出てるよ。---まさかとは思うけど、あの2体を丸焼けにして食べたいとか思ってないよね?」
は、しまった。美味しそうだからボーとしてた。
「ま、まさか!そんなこと思ってないよ。」
「あのリッカさん、あの2体、明らかにリッカさんを意識してましたよ。」
「気のせいだよ。気のせい。」
危ない危ない、勘付かれるところだった。私の場合、ちょっとでも思うと、魔力が漏れるのかな~。
あ、試合も再開してアダマンタートルが勝った。
「フィン姉、アダマンタートルが勝ちましたね。」
「妥当だと思うよ。アダマンタートルの甲羅はアダマンタイトで出来ているから、防御力が高いし魔法も弾く。その甲羅を炎魔法で熱し、回転しながら相手に攻撃する。おまけに、嵐魔法で短時間でも空を飛べるから、かなり強いよね。」
フィンの解説がわかりやすい。
「召喚だから殺しちゃてもいいのかな?」
「そうなる前に召喚主が参ったと言って、召喚を解除すればいいんだよ。」
なるほど。あれ?周りが騒がしくなった。
「フィン姉、リッカさん、あの人が今大会の優勝候補らしいです。」
へー、あの人がそうなんだ。確かに、Aクラスの魔力がある。召喚される邪族もAクラスなのかな?対戦相手となる召喚主はBクラスの人か。この試合、どうなるのかな?
「Sクラスが召喚されるのかな?」
「規定でAクラス以上は禁止されているから、強化されたBクラス邪族が出てくると思うよ。」
召喚されて現れたのは、アダマンニードルビーとオーガナイトだった。でも、あのアダマンニードルビーはかなり強化されてる。間違いなくAクラスの力量があるね。あいつらが集めた蜂蜜が格別なんだよね~。私も、アダマンニードルビーを召喚して蜂蜜を集めさせようかな。オーガナイトは、不味いからどうでもいいや。
「なぜか、アダマンニードルビーの動きが悪いですね。」
「リッカ、また変なこと考えてないよね。」
は!
「大丈夫、もう考えるのやめたから。」
「リッカさん、考えちゃダメですよ。多分、あのアダマンニードルビー、自分が食われる立場になっていることを感知しているんですよ。あれは本能ですね。」
「えー、ちょっと考えただけなのに。」
「試合に影響してるからダメだよ。」
ぶー、気をつけよう。あれ?あのオーガナイト、様子がおかしい。
「フィン姉、あのオーガナイト。」
「うん、様子がおかしいね。何かから逃れようと、もがいているような感じがする。」
うーん、あのまま続けるとまずいんじゃないかな?
オーガナイトが契約を引きちぎろうとしているね。
《ウガーーー!!!》
《おい、この屑、どうした?コントロールが効かない!なんで、召喚が切れない!》
あ~あ、暴れた。
「あのままだと危険だよ。早く、召喚を切らないと!」
うーん、もう無理だね。完全にBクラスの主より強くなっているもの。
《バリン》
《嘘だろ、マジックシールドが壊れた!よせ、やめろ!》
「フィン姉、どうしよう?マジックシールドが壊れたよ!」
「私達が行ってもいいけど、ここは係りの人に任せてみよう。」
係りの人がボコボコにされてるよ。あのままじゃあ、死人が出るね。対戦相手である優勝候補の人は、焦ってオタオタしているだけだ。仕方ないな~。
私は、オーガナイトの真上に移動した。
「リッカさん、様子を--------ていないです!」
「おりゃあー」
《ズーーーーン》
オーガナイトの脳天にチョップを喰らわせた。これなら死なないでしょう。オーガナイトは、立った状態で武舞台にめり込んで気絶したみたいだ。首だけ出ている。
「そこのアダマンニードルビー、この程度の敵なら必殺技で対応出来たでしょう。なんでしなかったの?丸焼きにして食べちゃうぞ!」
あ、アダマンニードルビーがビクついて、私に首を振ってきた。
「わかればいいのよ。ねえ、オーガナイトの召喚主さん、いくら負けそうになったとしても、契約しているオーガナイトに悪口言っちゃだめだよ。それでこの子怒って暴走したんだからね。わかった?」
《コクコク》
口を大きく開けているけど、一応わかったみたいだ。よく周辺を観察すると、係りの人や優勝候補の人も口を大きく開けて驚いている?まあ、いいか。
「それじゃあ、私は帰るね。」
フィン、イリスのいる席に戻ってきた。
「リッカ~、何やっているの~!」
「あのままだと、誰か死んでる。ああするのが手っ取り早いよ。」
「リッカさん、それはそうなんですが、見て下さい。試合が完全に中断されてます。」
「死人が出るよりマシでしょ。ささっと次に進めばいいのに。」
「あまりの出来事に、みんな驚き過ぎて、対応出来ないんだよ。」
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あれなら、サーシャ様も許してくれるよ。私は人助けをしたんだからね。
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