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1章 テルミア王国 王都編
初めての敗北
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土魔法ストームパレット、石の弾丸が私に直撃した。辺り一面、土埃が舞い上がって何も見えなくなった。はっきり言って、滅茶苦茶痛い!危うく死ぬとこだった。金子さん、私を殺すつもりで放ったわね。でも残念、こんなところで死んでたまるか。
でも、本当に危なかった、ギリギリ間に合った。あんなの回避出来るわけがない。一時的に身体全体の魔力を貯めて当たる瞬間に一瞬だけ放出して防御力を上げることが出来た。マンガ読んでおいて良かった。ぶっつけ本番で成功した。けど、魔力はもうスッカラカンだ。せめて、土埃が無くなって、金子さんを驚かしてから倒れよう。それまでもってね、私の体。
土埃がなくなり、私が立っているのを確認すると全員が驚愕した。
「なんで立っているのよ。なんで死んでないのよ!」
「こんなところで、死んでたまるもんですか!私だって、この世界で生きたいのよ!」
「このいい加減死ね、無能が。」
また、あの魔法!
「そこまでだ。この試合、望の勝利だ。」
よかった、試合を止めてくれた。助かった。あれ、頭がクラクラしてきた。我慢できず、私はその場で倒れた。
○○○
マーカス視点
ち、俺としたことが初動が遅れた。まさか、魔法を使うとはな。だが、全く大したものだ。能力値は望の4分の1以下のはず。それを魔力循環と魔力操作だけでカバーしたのか、一体どうやって?しかし解せん。このレベルなら、充分にスキルを獲得して良いはずだ。とはいえ、全身大怪我を負っている。まずは救護だ。
「救護班、早く来い!茜を回復させるんだ。」
さて、望に理由を聞いておくか。
「望、なぜ、またストームパレットを放とうとした?茜を殺すつもりだったのか、明らかに殺意がこもっていたぞ。」
「ち、ちょっと熱くなっただけです。殺すつもりはありませんでした。は、ひ、あの」
俺は、望に殺気を放った。事と次第によっては、この場で---。
「本当の事を言え。異世界の召喚者であろうとも、仲間を蔑ろにする者は許せん。」
「あ、あのその、------」
「そこまでにしておけ、マーカス。」
「王、申し訳ありません。私の初動が遅れたため、茜に大怪我を負わせました。今回の責任は私にあります。」
「よい、今回の件は不問だ。時に望よ、もし今回のような事が再度あれば、たとえ相手が誰であろうとも、処罰を与える、よいな!」
「はい、---く----申し訳---ありませんでした。」
今回は不問か、本来なら甘い処罰だ。だが、あの茜には何かあると睨んだのだろう。
本当に不思議な子だ。
○○○
あれ、ここどこだろう?あ、マリンダさんがいるてことは救護室か。
「気が付いた?」
「はい、あの後、どうなったのですか?」
「大変だったわよ。マーカス団長が望を問い詰めたの。しかも殺気を込めてね。返答次第では死んでたわね、彼女。」
「うえー、そこまでしなくても。」
「何言ってるの!ストーンパレットをまともにもらったのよ!あなた達の能力値の差から考えたら、あの時、あの場にいた全員があなたは死んだと思ってたわ。でも、辛うじて生き残った。その方法は後で聞くとして、望さんに関しては、今回のみ処罰なしよ。次何かあったら、間違いなく牢屋行きね。それより、エクストラ・ヒールを使ったけど、怪我の方はどう?」
エクストラヒールを使ってくれたんだ。確か、回復魔法は光と聖に属していて、
ヒールとハイ・ヒールが光属性、エクストラ・ヒールとマックス・ヒールが聖属性だったはずだ。マックス・ヒールともなると、身体の欠損すら回復させることが出来るらしい。
「あ、はい、もうなんともないです。ありがとうございます、聖属性の回復魔法、凄いですね。て、あれ、眼鏡がない。でも、目が見える、え、なんで?」
全身に石の弾丸が当たったのに、痕跡がないよ。マリンダさん、凄い!さすがは、光と聖属性特化型の魔法使いだ。でも、目は何でだろう?
「それは偶然かしらね。おそらく、大怪我を負ったことで、回復魔法の際、目の悪さも認識されて回復されたのでしょう。」
「じゃあ眼鏡やコンタクトレンズは要らないんですね。」
「コンタクトレンズが何か知らないけど、補助具はもう必要ないわ。」
金子さんとの模擬戦は凄く痛かったけど、視力が回復したのは大きいわ。
「金子さんには、今後も気をつけます。どういうわけか、いつも突っかかってくるんです。」
「女の子がそういう時て、大抵恋愛がらみかな。」
恋愛!冗談じゃない。
「ありえないですよ。私、今迄告白された事もないんですよ。」
「え、本当なの。あなた、まさか、学校ではずっと眼鏡かけてた?」
「当然です。眼鏡ないと、歩けません。といっても、偶には外しますよ。ずっとは疲れますから。」
え、それがなんか関係あるのかしら?
「ふー成る程、眼鏡外してるところを見られたんでしょうね。一番のライバルを模擬戦のどさくさで消したかったんでしょう。」
え、ライバル?
突然、救護室のドアが開いた。入って来たのは桜木君と美香だ。
「2人ともどうしたの?」
「どうしたのじゃない!望と模擬戦して大怪我を負ったと聞いたから飛んできたの。」
「よかった、回復魔法で全快したみたいだな。あれ、眼鏡は?」
心配してくれたんだ。
「怪我はもう大丈夫。眼鏡は模擬戦で壊れたけど、もう必要ないんだ。なんか視力も回復したみたい。」
「「マジで!」」
おー、2人は相変わらず仲が良いね。
「茜、良かったじゃん。男共、びっくりするよ。」
「俺は、なんか複雑だな。」 (小声)
「え、桜木君、なんて言ったの?」
「いや、なんでもない。とにかく無事で良かった。」
あ、そうだ。2人はダンジョンに行ったはずだ。
「美香、ダンジョンはどうだった?邪族は?」
「それは部屋に戻ってから話すよ。ここ救護室だよ。」
あ、そうだった、普通に忘れてた。
「マリンダさん、ありがとうございます。もう大丈夫なので、部屋に戻りますね。」
「茜さん、これから先大変になると思うわ。困った事があったら、いつでも相談に来なさい。」
大変な事?何か起こるのだろうか?
「わかりました、失礼します。」
こうして、私の初めての模擬戦での出来事は終了した。
でも、本当に危なかった、ギリギリ間に合った。あんなの回避出来るわけがない。一時的に身体全体の魔力を貯めて当たる瞬間に一瞬だけ放出して防御力を上げることが出来た。マンガ読んでおいて良かった。ぶっつけ本番で成功した。けど、魔力はもうスッカラカンだ。せめて、土埃が無くなって、金子さんを驚かしてから倒れよう。それまでもってね、私の体。
土埃がなくなり、私が立っているのを確認すると全員が驚愕した。
「なんで立っているのよ。なんで死んでないのよ!」
「こんなところで、死んでたまるもんですか!私だって、この世界で生きたいのよ!」
「このいい加減死ね、無能が。」
また、あの魔法!
「そこまでだ。この試合、望の勝利だ。」
よかった、試合を止めてくれた。助かった。あれ、頭がクラクラしてきた。我慢できず、私はその場で倒れた。
○○○
マーカス視点
ち、俺としたことが初動が遅れた。まさか、魔法を使うとはな。だが、全く大したものだ。能力値は望の4分の1以下のはず。それを魔力循環と魔力操作だけでカバーしたのか、一体どうやって?しかし解せん。このレベルなら、充分にスキルを獲得して良いはずだ。とはいえ、全身大怪我を負っている。まずは救護だ。
「救護班、早く来い!茜を回復させるんだ。」
さて、望に理由を聞いておくか。
「望、なぜ、またストームパレットを放とうとした?茜を殺すつもりだったのか、明らかに殺意がこもっていたぞ。」
「ち、ちょっと熱くなっただけです。殺すつもりはありませんでした。は、ひ、あの」
俺は、望に殺気を放った。事と次第によっては、この場で---。
「本当の事を言え。異世界の召喚者であろうとも、仲間を蔑ろにする者は許せん。」
「あ、あのその、------」
「そこまでにしておけ、マーカス。」
「王、申し訳ありません。私の初動が遅れたため、茜に大怪我を負わせました。今回の責任は私にあります。」
「よい、今回の件は不問だ。時に望よ、もし今回のような事が再度あれば、たとえ相手が誰であろうとも、処罰を与える、よいな!」
「はい、---く----申し訳---ありませんでした。」
今回は不問か、本来なら甘い処罰だ。だが、あの茜には何かあると睨んだのだろう。
本当に不思議な子だ。
○○○
あれ、ここどこだろう?あ、マリンダさんがいるてことは救護室か。
「気が付いた?」
「はい、あの後、どうなったのですか?」
「大変だったわよ。マーカス団長が望を問い詰めたの。しかも殺気を込めてね。返答次第では死んでたわね、彼女。」
「うえー、そこまでしなくても。」
「何言ってるの!ストーンパレットをまともにもらったのよ!あなた達の能力値の差から考えたら、あの時、あの場にいた全員があなたは死んだと思ってたわ。でも、辛うじて生き残った。その方法は後で聞くとして、望さんに関しては、今回のみ処罰なしよ。次何かあったら、間違いなく牢屋行きね。それより、エクストラ・ヒールを使ったけど、怪我の方はどう?」
エクストラヒールを使ってくれたんだ。確か、回復魔法は光と聖に属していて、
ヒールとハイ・ヒールが光属性、エクストラ・ヒールとマックス・ヒールが聖属性だったはずだ。マックス・ヒールともなると、身体の欠損すら回復させることが出来るらしい。
「あ、はい、もうなんともないです。ありがとうございます、聖属性の回復魔法、凄いですね。て、あれ、眼鏡がない。でも、目が見える、え、なんで?」
全身に石の弾丸が当たったのに、痕跡がないよ。マリンダさん、凄い!さすがは、光と聖属性特化型の魔法使いだ。でも、目は何でだろう?
「それは偶然かしらね。おそらく、大怪我を負ったことで、回復魔法の際、目の悪さも認識されて回復されたのでしょう。」
「じゃあ眼鏡やコンタクトレンズは要らないんですね。」
「コンタクトレンズが何か知らないけど、補助具はもう必要ないわ。」
金子さんとの模擬戦は凄く痛かったけど、視力が回復したのは大きいわ。
「金子さんには、今後も気をつけます。どういうわけか、いつも突っかかってくるんです。」
「女の子がそういう時て、大抵恋愛がらみかな。」
恋愛!冗談じゃない。
「ありえないですよ。私、今迄告白された事もないんですよ。」
「え、本当なの。あなた、まさか、学校ではずっと眼鏡かけてた?」
「当然です。眼鏡ないと、歩けません。といっても、偶には外しますよ。ずっとは疲れますから。」
え、それがなんか関係あるのかしら?
「ふー成る程、眼鏡外してるところを見られたんでしょうね。一番のライバルを模擬戦のどさくさで消したかったんでしょう。」
え、ライバル?
突然、救護室のドアが開いた。入って来たのは桜木君と美香だ。
「2人ともどうしたの?」
「どうしたのじゃない!望と模擬戦して大怪我を負ったと聞いたから飛んできたの。」
「よかった、回復魔法で全快したみたいだな。あれ、眼鏡は?」
心配してくれたんだ。
「怪我はもう大丈夫。眼鏡は模擬戦で壊れたけど、もう必要ないんだ。なんか視力も回復したみたい。」
「「マジで!」」
おー、2人は相変わらず仲が良いね。
「茜、良かったじゃん。男共、びっくりするよ。」
「俺は、なんか複雑だな。」 (小声)
「え、桜木君、なんて言ったの?」
「いや、なんでもない。とにかく無事で良かった。」
あ、そうだ。2人はダンジョンに行ったはずだ。
「美香、ダンジョンはどうだった?邪族は?」
「それは部屋に戻ってから話すよ。ここ救護室だよ。」
あ、そうだった、普通に忘れてた。
「マリンダさん、ありがとうございます。もう大丈夫なので、部屋に戻りますね。」
「茜さん、これから先大変になると思うわ。困った事があったら、いつでも相談に来なさい。」
大変な事?何か起こるのだろうか?
「わかりました、失礼します。」
こうして、私の初めての模擬戦での出来事は終了した。
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