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57話 子供たちの弱点
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僕は、フレミングス子爵とある契約を交わした。
① 魔道具を病気に最適化したものへと修繕改良して、マスクなしの生活をさせる
② 魔道具やマスクの効能を持つスキルをナナリス様に伝授させる
③ ナナリス様の心身を鍛える
契約期間は3ヶ月、そこからの更新はナナリス様自身に判断させる。報酬は計30万ゴルド(金貨30枚)、1ヶ月経過ごとに10万ゴルドもらえるよう配慮してもらった。もしスキル作成に成功したら、成功報酬として50万ゴルドが追加されることになっている。
早速、訓練を始めるべく、ナナリス様には動きやすい冒険者用の服に着替えてもらうため、自室へと戻ってもらう。その間に、僕はフレミングス子爵から壊れた魔道具を貰い、修繕改良しておいた。ギフト[加工]で支配したおかげで、思い通りの改良ができた。
フレミングス子爵と共に中庭へ移動すると、ルティナとリノアがナナリス様と合流しており、彼女から話を聞いていたのか、3人で柔軟体操をしている。サーシャさんは、すぐ近くでその光景を見守っている。
「ナナリス、爆発の衝撃で壊れた魔道具を修繕し、魔暴アレルギー喘息用に最適化しておいた。これでマスクと同等の効果が出るから、もう外しても大丈夫だよ」
今後、僕が先生の役割となるので、タメ口で話す許可を子爵からもらっておいた。魔道具内には、聖魔石が仕込まれていたので、僕の魔力で修繕改良したとはいえ、本来の浄化能力がどの程度あるのか気になるところだ。
「修繕と改良!? この短時間で!? 聖魔石だって割れているし、専用工具もないのにどうやって…」
ナナリスは驚いているけど、隣にいるルティナとリノアは平然としている。
「ナナリス様、リョウトさんのギフトなら何でも修繕できます」
「そうそう、私に付いていた奴隷用の首輪も簡単に外したもん」
「奴隷用って…あはは…でも…どうしてマスクを…外すのですか?」
まだ挙動不審なところもあるけど、やる気はあるようだ。
「マスクをしたままの激しい運動は、心肺にかなりの負荷を掛けるからさ。今日は初日だし、君の基礎体力とリュックサック型魔道具の性能を確認したい。改良したと言っても、聖魔石自体も小型だから、浄化性能にも限度があるはずだ」
ナナリスは魔暴アレルギー喘息という病気を患っている以上、運動させることで喘息の症状を引き起こす可能性もあるから、ルティナとリノアにも手伝ってもらう。
「今日の訓練方法は、簡単だ。この敷地全体を囲う壁に沿って、縦1列になって3周だけ走ってもらう。リノアが先頭に立って自分のペースで走り、等間隔でナナリス、ルティナの順で走ってもらう。何か質問は?」
3人は、『何故その隊列なのか?』と思っているけど、逸早く僕の真意に気づいたのはリノアだ。
「リョウトさん、もしかして……」
リノアが僕の耳に小声で正解を言っていく。
「うん、正解だ、偉いね」
「やった」
僕がリノアの頭を撫でると、彼女は笑顔となり喜んでくれた。
「わからない…何のために縦1列になるの?」
「お兄ちゃん、私もわかんない」
「ナナリスはリノアについていき、体内で魔力を常に循環させておくんだ。ルティナは同じペースで走りながら、ナナリスの魔力を随時観察しておくんだ。もし魔力が乱れ、症状を引き起こすようなら、走りながらヒールとキュアで回復させるんだ。3人とも、何が起ころうとも絶対に止まるな」
ナナリスは理解したようだけど、ルティナの方がイマイチ理解しきれていない。
「お兄ちゃん、それって私たちの訓練になるの?」
「今の段階では、ナナリスとルティナの訓練だね。次回以降、リノアには暴食を発動させながらやってもらう」
「え!?」
そうくるとは思っていなかったのか、リノアが絶句する。
「さあ、訓練開始だ。ルティナも、途中でこの訓練の意味がわかるよ」
さあ、どうなるかな?
○○○
僕の思った通り、3周走り終わると、2人は疲労困憊の状態で地面に倒れた。病気を患っているナナリスの年齢は11歳だけど、その体力はルティナ以下だな。訓練中、フレミングス子爵から彼女の教育方針について聞いたけど、奥方が3年前に病気で亡くなって以降、1人の家庭教師に任せていたようで、座学に関しては他の令嬢と同様の教育を施しているけど、魔法関係に関しては、発作を引き金にして起こる魔力暴走を気にしてか、基礎体力だけしか鍛えていないようで、魔力制御の時点でかなりの低レベルだと判明した。リノアが10とするなら、ルティナが6、ナナリスが2といったところか。
「ちゃんと走りこみは…していたのに…魔力を循環…させながら…走っただけで…何で…」
ナナリスは息をかなり乱しているから、少し休ませた方がいい。浄化をナナリスの病気に最適化しただけで、性能を引き上げたわけじゃないから、確認のため走らせてみたけど、やはり浄化性能が小型聖魔石だけあって低い。日常生活程度なら問題なさそうだけど、彼女の運動量が増加するに従い、浄化性能が追いつけなくなっている。そのせいで、1周目の後半からルティナの魔法が発動した。
そのルティナは…
「なんで…こんなにしんどいんの。走りながら…魔法を使っただけなのに…魔力も…半分くらいしか…残ってない…おかしい…絶対おかしい」
ルティナも、同程度消耗しているな。
「ナナリスは、運動しながらの魔力循環に慣れていないから、消耗も激しい。ルティナは、運動しながらの魔法発動に慣れていないから、普段の倍以上の魔力が消費されているし、魔力制御が下手すぎて、魔法発動時に魔力の多くが外に漏れてる。だから、そうなる」
「魔力循環しながら運動するだけで、こんなに消耗するんだ…知らなかった」
当面の間、ナナリスの訓練はこれでいいな。
「お兄ちゃん…魔法を発動させるのに、なんで動く必要があるの?」
ルティナ、そこは自分で理解しようよ。
「あのね、動きを止めて回復や攻撃魔法を放つ瞬間にこそ、隙が生じるんだ。通常、パーティーメンバーが、その隙を敵に狙われないようフォローするけど、いつもフォローが来るとは限らない。魔法士は激しい動きをしながらでも、魔法を放てるようにするのが常識なんだ」
これはヒライデン伯爵家で教わった常識で、実際の冒険者たちの常識は知らない。
「そんな…常識、教わってないけど、理解した…よ。もっと魔力制御…鍛える」
ルティナの訓練も、これでいいな。
「今後、リノアは闇魔法[暴食]を発動させながら走ること。暴走しそうなら、僕が抑え込むから」
「う…わかった、頑張る」
よし、こっちはこれでいいな。
あと気になるのは、爆発事故の件だ。
新聞記事には、爆発はその後の専門家たちの調査により、建物4階で起きたと掲載されていた。あの建物は全ての資材において、爆発耐性が物理と魔法の両面で付与されていたことから、当時1階入口だけが開放状態であったこともあり、爆発で生じたエネルギーの全てが1階入口に集まり、強い爆風となって、ビニールハウスを襲ったと結論付けされ、現在では世間の関心も薄くなったせいで、記事の扱いも小さくなっている。
フレミングス子爵に聞いたところ、4階のフロアでは国家機密レベルの研究が行われていることもあり、研究内容自体は公表されなかったけど、調査の結果、フロア内にある解析機器の1つだけが木っ端微塵になっていることから、爆発事故の原因は、《試薬の調合を誤っていることに気づかず、そのまま機器に入れたことにより、内部で何らかの反応が起き、大爆発に至り、その衝撃が保管庫などに伝わり、爆発が連鎖的に起きたと推測する》と結論付けされたようだ。
こちらに関しては、研究員の調合ミスと判断され、公に公表されているので、ただの事故として処理されている。今後フレミングス家に影響を及ぼすことはないと言われたので、僕は3人の訓練に集中することにした。
① 魔道具を病気に最適化したものへと修繕改良して、マスクなしの生活をさせる
② 魔道具やマスクの効能を持つスキルをナナリス様に伝授させる
③ ナナリス様の心身を鍛える
契約期間は3ヶ月、そこからの更新はナナリス様自身に判断させる。報酬は計30万ゴルド(金貨30枚)、1ヶ月経過ごとに10万ゴルドもらえるよう配慮してもらった。もしスキル作成に成功したら、成功報酬として50万ゴルドが追加されることになっている。
早速、訓練を始めるべく、ナナリス様には動きやすい冒険者用の服に着替えてもらうため、自室へと戻ってもらう。その間に、僕はフレミングス子爵から壊れた魔道具を貰い、修繕改良しておいた。ギフト[加工]で支配したおかげで、思い通りの改良ができた。
フレミングス子爵と共に中庭へ移動すると、ルティナとリノアがナナリス様と合流しており、彼女から話を聞いていたのか、3人で柔軟体操をしている。サーシャさんは、すぐ近くでその光景を見守っている。
「ナナリス、爆発の衝撃で壊れた魔道具を修繕し、魔暴アレルギー喘息用に最適化しておいた。これでマスクと同等の効果が出るから、もう外しても大丈夫だよ」
今後、僕が先生の役割となるので、タメ口で話す許可を子爵からもらっておいた。魔道具内には、聖魔石が仕込まれていたので、僕の魔力で修繕改良したとはいえ、本来の浄化能力がどの程度あるのか気になるところだ。
「修繕と改良!? この短時間で!? 聖魔石だって割れているし、専用工具もないのにどうやって…」
ナナリスは驚いているけど、隣にいるルティナとリノアは平然としている。
「ナナリス様、リョウトさんのギフトなら何でも修繕できます」
「そうそう、私に付いていた奴隷用の首輪も簡単に外したもん」
「奴隷用って…あはは…でも…どうしてマスクを…外すのですか?」
まだ挙動不審なところもあるけど、やる気はあるようだ。
「マスクをしたままの激しい運動は、心肺にかなりの負荷を掛けるからさ。今日は初日だし、君の基礎体力とリュックサック型魔道具の性能を確認したい。改良したと言っても、聖魔石自体も小型だから、浄化性能にも限度があるはずだ」
ナナリスは魔暴アレルギー喘息という病気を患っている以上、運動させることで喘息の症状を引き起こす可能性もあるから、ルティナとリノアにも手伝ってもらう。
「今日の訓練方法は、簡単だ。この敷地全体を囲う壁に沿って、縦1列になって3周だけ走ってもらう。リノアが先頭に立って自分のペースで走り、等間隔でナナリス、ルティナの順で走ってもらう。何か質問は?」
3人は、『何故その隊列なのか?』と思っているけど、逸早く僕の真意に気づいたのはリノアだ。
「リョウトさん、もしかして……」
リノアが僕の耳に小声で正解を言っていく。
「うん、正解だ、偉いね」
「やった」
僕がリノアの頭を撫でると、彼女は笑顔となり喜んでくれた。
「わからない…何のために縦1列になるの?」
「お兄ちゃん、私もわかんない」
「ナナリスはリノアについていき、体内で魔力を常に循環させておくんだ。ルティナは同じペースで走りながら、ナナリスの魔力を随時観察しておくんだ。もし魔力が乱れ、症状を引き起こすようなら、走りながらヒールとキュアで回復させるんだ。3人とも、何が起ころうとも絶対に止まるな」
ナナリスは理解したようだけど、ルティナの方がイマイチ理解しきれていない。
「お兄ちゃん、それって私たちの訓練になるの?」
「今の段階では、ナナリスとルティナの訓練だね。次回以降、リノアには暴食を発動させながらやってもらう」
「え!?」
そうくるとは思っていなかったのか、リノアが絶句する。
「さあ、訓練開始だ。ルティナも、途中でこの訓練の意味がわかるよ」
さあ、どうなるかな?
○○○
僕の思った通り、3周走り終わると、2人は疲労困憊の状態で地面に倒れた。病気を患っているナナリスの年齢は11歳だけど、その体力はルティナ以下だな。訓練中、フレミングス子爵から彼女の教育方針について聞いたけど、奥方が3年前に病気で亡くなって以降、1人の家庭教師に任せていたようで、座学に関しては他の令嬢と同様の教育を施しているけど、魔法関係に関しては、発作を引き金にして起こる魔力暴走を気にしてか、基礎体力だけしか鍛えていないようで、魔力制御の時点でかなりの低レベルだと判明した。リノアが10とするなら、ルティナが6、ナナリスが2といったところか。
「ちゃんと走りこみは…していたのに…魔力を循環…させながら…走っただけで…何で…」
ナナリスは息をかなり乱しているから、少し休ませた方がいい。浄化をナナリスの病気に最適化しただけで、性能を引き上げたわけじゃないから、確認のため走らせてみたけど、やはり浄化性能が小型聖魔石だけあって低い。日常生活程度なら問題なさそうだけど、彼女の運動量が増加するに従い、浄化性能が追いつけなくなっている。そのせいで、1周目の後半からルティナの魔法が発動した。
そのルティナは…
「なんで…こんなにしんどいんの。走りながら…魔法を使っただけなのに…魔力も…半分くらいしか…残ってない…おかしい…絶対おかしい」
ルティナも、同程度消耗しているな。
「ナナリスは、運動しながらの魔力循環に慣れていないから、消耗も激しい。ルティナは、運動しながらの魔法発動に慣れていないから、普段の倍以上の魔力が消費されているし、魔力制御が下手すぎて、魔法発動時に魔力の多くが外に漏れてる。だから、そうなる」
「魔力循環しながら運動するだけで、こんなに消耗するんだ…知らなかった」
当面の間、ナナリスの訓練はこれでいいな。
「お兄ちゃん…魔法を発動させるのに、なんで動く必要があるの?」
ルティナ、そこは自分で理解しようよ。
「あのね、動きを止めて回復や攻撃魔法を放つ瞬間にこそ、隙が生じるんだ。通常、パーティーメンバーが、その隙を敵に狙われないようフォローするけど、いつもフォローが来るとは限らない。魔法士は激しい動きをしながらでも、魔法を放てるようにするのが常識なんだ」
これはヒライデン伯爵家で教わった常識で、実際の冒険者たちの常識は知らない。
「そんな…常識、教わってないけど、理解した…よ。もっと魔力制御…鍛える」
ルティナの訓練も、これでいいな。
「今後、リノアは闇魔法[暴食]を発動させながら走ること。暴走しそうなら、僕が抑え込むから」
「う…わかった、頑張る」
よし、こっちはこれでいいな。
あと気になるのは、爆発事故の件だ。
新聞記事には、爆発はその後の専門家たちの調査により、建物4階で起きたと掲載されていた。あの建物は全ての資材において、爆発耐性が物理と魔法の両面で付与されていたことから、当時1階入口だけが開放状態であったこともあり、爆発で生じたエネルギーの全てが1階入口に集まり、強い爆風となって、ビニールハウスを襲ったと結論付けされ、現在では世間の関心も薄くなったせいで、記事の扱いも小さくなっている。
フレミングス子爵に聞いたところ、4階のフロアでは国家機密レベルの研究が行われていることもあり、研究内容自体は公表されなかったけど、調査の結果、フロア内にある解析機器の1つだけが木っ端微塵になっていることから、爆発事故の原因は、《試薬の調合を誤っていることに気づかず、そのまま機器に入れたことにより、内部で何らかの反応が起き、大爆発に至り、その衝撃が保管庫などに伝わり、爆発が連鎖的に起きたと推測する》と結論付けされたようだ。
こちらに関しては、研究員の調合ミスと判断され、公に公表されているので、ただの事故として処理されている。今後フレミングス家に影響を及ぼすことはないと言われたので、僕は3人の訓練に集中することにした。
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