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22話 前代未聞の制御方法
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「どういう…こと? 魔力も憎悪といった負の感情も感知できないけど、そもそもリノアって生き返ったの?」
「あはは、リオさん、一度死んだ人間が生き返るわけないでしょ。これは、スキル[実体化]です」
人間の身体は皮膚で覆われているので、普通に生活しているレベルでは、体内に流れる魔力が外に漏れ出ることはない。僕とリノアはこれをヒントに、思念体としての身体を魔力の膜で覆い、それを人の皮膚のように具現化させるコーティング加工を施した。人の皮膚で例えるのなら、リノアが真皮、僕が表皮担当だ。
リノアが魔力の一部を柔らかな膜状のものへと形態変化させ、身体全体を包み込み、人間の肌の色合いに変化させて具現化させることで、魔力と怨恨の根幹となる思念体に蓋をする。これにより、他者から察知されるのは、膜状で形成した微々たる魔力だけとなる。そこに、僕が大気と同調させた魔力で、リノアの身体を覆い、同じようにコーティング加工を施すことで、他者からは彼女の魔力も怨念も感知できなくなるという仕組みだ。この制御訓練により、僕とリノアはスキル[コーティング][魔力具現化]を、ルティナは制御に不慣れな点もあるため、スキル[コーティング]だけを習得した。
「実体化ですって!?」
「人は死んでしまうと、全てがリセットされる。これは正しいですけど、タルパになった者は、そこから心を鍛えることで、自我の制御だけでなく、スキルと闇魔法を新規に入手できる。これを知ってもらうため、リオさんも特別配慮してくれたんでしょう?」
「いや、そうだけど、実体化という名称は初耳だから!!」
リオさんは、両手を机にバンと叩き、立ち上がる。
それを機に、周囲が騒々しさが増した。知り合ったばかりの冒険者たちも詳しく知りたいようで、ルティナとリノアに話しかけていく。そっちは2人に任せるとして、僕はリオさんと話し合おう。
「実体化で重要なのはイメージ、リノアは子供ですから、魔力や感情制御訓練に関しては、使役者の僕もフォローしています。人と同じ温もりを感じ取れるようになり、魔力や怨念なども外に漏れることはありませんが、実体化している分、物理攻撃が有効になるという大きなデメリットが発生します」
リオさんは本当に知らなかったのか、かなり動揺している。
冒険者たちも、リオさんと同じ反応だ。
やはり、これは新規スキル、もしくは相当稀少なスキルの部類に入るようだ。
「嘘でしょ…そんな事が…これって、大発見よ」
「もしかしたら、我々が知らないだけで、タルパの固有スキルとして存在している可能性があります」
「タルパが、人になりすましているってこと?」
「あくまで可能性の1つです。エルフにでも化けていたら、数百年生きていても怪しまれませんからね。これまでに違和感を感じた人物は、いなかったのですか?」
「スキルの存在を知らないから、疑う以前の問題よ。タルパ固有のスキルで、昔から存在していると仮定して、実体化をどうやって見抜くの?」
「見抜くことは簡単ですよ。その人物に触れて、自分の魔力を流し込み、内部を乱せばいい。そうしたら、イメージが勝手に崩れて半透明のタルパに戻ります。ただ、タルパにも善人と悪人がいますので、あまり騒がしくしてはいけないと思いますね」
絶句するリオさんと冒険者たち、どうやらこの事実を誰1人知らないようだ。これまで得た知識から思いつきで試したことだけど、これくらいならみんなも知っているものだと思っていたよ。
こらこら、そこの女性、リノアで試すんじゃないよ。
彼女がOKしているから、僕も何も言わないけどさ。
「リョウト君、これは生きている全種族にとって、間違いなく新発見よ。今後、リノアは実体化して行動していくから、すぐに広まるでしょうけど、新聞を通して、きちんと一般に公表するわ。その時期は、副ギルドマスターと相談してからね」
「ええ、お任せします。ただ、善人のタルパは静かに暮らしたいでしょうし、悪人のタルパにとっては相当焦るでしょうから、記事にする場合は慎重にお願いします」
「勿論よ」
今の時点で、冒険者たちが口コミで広めていくだろうけど、新聞などで世間に公表すれば、その伝播速度は桁違いになる。
「それと、リノアは合格よ。試験をする必要もないわ」
ああ、やっぱりパーティーへ加入するための試験とかがあったのか。
「こんな手段で合格を得るのは前代未聞なんだけど、今までに披露されたどの制御手段よりも優れたものだわ。魔力があの子から一切漏れ出ていないし、ああして皆と話し合っても、マクレミーサ様への負の感情だって、表に出ていないもの。リョウト君、貴方もルティナも、これでGランク冒険者よ。あと、あなたの考案した制御方法を、このレポート用紙に今日中にまとめておいてくれない?」
「ええ、構いませんよ」
これで僕たちは、Gランク冒険者パーティーとして活動できる。この2日間、僕はルティナやリノアと共に、ギルド内で冒険者たちと友好関係を深め、2人の事情をきちんと話した上で、信頼を得ることにも成功している。
2人の仲の良さは冒険者ギルドを基点に広まり、当然神殿内にも伝わっているはずだけど、奴等は今のところ何も仕掛けてこない。新聞記事を毎日チェックしていたけど、3日前に起きたタルパ騒動以降、そこから何か進展したような様子はない。
その翌日に、僕がタルパを操作して、2名の殺し屋共を邸内で惨殺しているのに、それも公になっていない。
神殿側が情報を規制している証拠だ。
リノア救出時に支配したタルパに関しては、ステータス上で成仏済となっているけど、邸内の惨状だけは放置しているから、誰かが発見して、必ず再調査しているはずだ。
そこから2日も経過しているのだから、再調査で何らかの発見が出ているだろう。冒険者活動を続けながら、奴らの動向も逐一チェックしていこう。
「あはは、リオさん、一度死んだ人間が生き返るわけないでしょ。これは、スキル[実体化]です」
人間の身体は皮膚で覆われているので、普通に生活しているレベルでは、体内に流れる魔力が外に漏れ出ることはない。僕とリノアはこれをヒントに、思念体としての身体を魔力の膜で覆い、それを人の皮膚のように具現化させるコーティング加工を施した。人の皮膚で例えるのなら、リノアが真皮、僕が表皮担当だ。
リノアが魔力の一部を柔らかな膜状のものへと形態変化させ、身体全体を包み込み、人間の肌の色合いに変化させて具現化させることで、魔力と怨恨の根幹となる思念体に蓋をする。これにより、他者から察知されるのは、膜状で形成した微々たる魔力だけとなる。そこに、僕が大気と同調させた魔力で、リノアの身体を覆い、同じようにコーティング加工を施すことで、他者からは彼女の魔力も怨念も感知できなくなるという仕組みだ。この制御訓練により、僕とリノアはスキル[コーティング][魔力具現化]を、ルティナは制御に不慣れな点もあるため、スキル[コーティング]だけを習得した。
「実体化ですって!?」
「人は死んでしまうと、全てがリセットされる。これは正しいですけど、タルパになった者は、そこから心を鍛えることで、自我の制御だけでなく、スキルと闇魔法を新規に入手できる。これを知ってもらうため、リオさんも特別配慮してくれたんでしょう?」
「いや、そうだけど、実体化という名称は初耳だから!!」
リオさんは、両手を机にバンと叩き、立ち上がる。
それを機に、周囲が騒々しさが増した。知り合ったばかりの冒険者たちも詳しく知りたいようで、ルティナとリノアに話しかけていく。そっちは2人に任せるとして、僕はリオさんと話し合おう。
「実体化で重要なのはイメージ、リノアは子供ですから、魔力や感情制御訓練に関しては、使役者の僕もフォローしています。人と同じ温もりを感じ取れるようになり、魔力や怨念なども外に漏れることはありませんが、実体化している分、物理攻撃が有効になるという大きなデメリットが発生します」
リオさんは本当に知らなかったのか、かなり動揺している。
冒険者たちも、リオさんと同じ反応だ。
やはり、これは新規スキル、もしくは相当稀少なスキルの部類に入るようだ。
「嘘でしょ…そんな事が…これって、大発見よ」
「もしかしたら、我々が知らないだけで、タルパの固有スキルとして存在している可能性があります」
「タルパが、人になりすましているってこと?」
「あくまで可能性の1つです。エルフにでも化けていたら、数百年生きていても怪しまれませんからね。これまでに違和感を感じた人物は、いなかったのですか?」
「スキルの存在を知らないから、疑う以前の問題よ。タルパ固有のスキルで、昔から存在していると仮定して、実体化をどうやって見抜くの?」
「見抜くことは簡単ですよ。その人物に触れて、自分の魔力を流し込み、内部を乱せばいい。そうしたら、イメージが勝手に崩れて半透明のタルパに戻ります。ただ、タルパにも善人と悪人がいますので、あまり騒がしくしてはいけないと思いますね」
絶句するリオさんと冒険者たち、どうやらこの事実を誰1人知らないようだ。これまで得た知識から思いつきで試したことだけど、これくらいならみんなも知っているものだと思っていたよ。
こらこら、そこの女性、リノアで試すんじゃないよ。
彼女がOKしているから、僕も何も言わないけどさ。
「リョウト君、これは生きている全種族にとって、間違いなく新発見よ。今後、リノアは実体化して行動していくから、すぐに広まるでしょうけど、新聞を通して、きちんと一般に公表するわ。その時期は、副ギルドマスターと相談してからね」
「ええ、お任せします。ただ、善人のタルパは静かに暮らしたいでしょうし、悪人のタルパにとっては相当焦るでしょうから、記事にする場合は慎重にお願いします」
「勿論よ」
今の時点で、冒険者たちが口コミで広めていくだろうけど、新聞などで世間に公表すれば、その伝播速度は桁違いになる。
「それと、リノアは合格よ。試験をする必要もないわ」
ああ、やっぱりパーティーへ加入するための試験とかがあったのか。
「こんな手段で合格を得るのは前代未聞なんだけど、今までに披露されたどの制御手段よりも優れたものだわ。魔力があの子から一切漏れ出ていないし、ああして皆と話し合っても、マクレミーサ様への負の感情だって、表に出ていないもの。リョウト君、貴方もルティナも、これでGランク冒険者よ。あと、あなたの考案した制御方法を、このレポート用紙に今日中にまとめておいてくれない?」
「ええ、構いませんよ」
これで僕たちは、Gランク冒険者パーティーとして活動できる。この2日間、僕はルティナやリノアと共に、ギルド内で冒険者たちと友好関係を深め、2人の事情をきちんと話した上で、信頼を得ることにも成功している。
2人の仲の良さは冒険者ギルドを基点に広まり、当然神殿内にも伝わっているはずだけど、奴等は今のところ何も仕掛けてこない。新聞記事を毎日チェックしていたけど、3日前に起きたタルパ騒動以降、そこから何か進展したような様子はない。
その翌日に、僕がタルパを操作して、2名の殺し屋共を邸内で惨殺しているのに、それも公になっていない。
神殿側が情報を規制している証拠だ。
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