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第二章 波乱の魔導具品評会
二十九話 突発的大事故発生
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私たち中等部の発表が終わると、周囲から大喝采が舞い上がる。去年発表した空魔石の応用、これに関しては魔導具ギルドの先輩達から事前に許可を貰っているから問題ない。むしろ、これから発表する先輩たちのものをアシストする効果を持っているから、二人して快く首を振ってくれたし、現に今でもギルド職員の人たちの中に紛れ込んでいて拍手を贈ってくれている。
去年のような私を非難するコメントも審査員側から発せられず、無事に質疑応答を乗り越えることができた。私の魔力復活を完璧に示したのだから、今更非難などしようものなら、自分の道が閉ざされるからやるわけないわよね。まあ、散々研究の妨害を行使してきた審査員漏れした去年の先生方やお兄様は、悔しそうに私たちを睨んでいるけどさ。
私はそんなお兄様に向けて、『次は高等部の番ですよ』と視線で訴える。彼も理解したのか、私に向けて不敵な笑みを浮かべる。
その様子だと、あの魔導具の製作に成功したようね。
どんな発表をしてくれるのか楽しみだわ。
「中等部の諸君、素晴らしい研究内容だった。攻防一体の魔導具か、それが量産されるようになれば、学生たちの訓練に間違いなく使用されるだろう。だが、高等部の研究も、君達と引けを取らない、いやそれ以上のものだと、私は信じている」
司会を務める兄から語られる言葉には、反吐が出るわね。よくもまあ、人の設計図を盗んでおいて、そんなことが言えるわね。反省の色がないようだし、卒論でアレを発表しても問題なさそうね。
「さあ、高等部の諸君、訓練場中央へ‼︎」
私たちがテントへ戻ると同時に、三人の男性が訓練場中央へとやって来る。そのうちの一人はクラブ部長のベイツ・ストラトス公爵令息、黒髪のスマートな体躯をした男性でお兄様の親友でもある。私も、彼と少しだけ交友がある。一つの事に夢中になると、周囲が見えなくなるという欠点こそあるものの、皆からの評価は高い。そんな彼を見ると、一切の余裕が感じ取れないほどの緊迫感のある表情をしている。
意を決したのか、ベイツ様は語り出す。
「私たちの開発した魔導具、その名は……《身代わり地蔵》」
え?
私だけでなく、オースティンもアデリーヌも見学者たちも、《へ?》と思った。
その名称って、私が設計図に付けた名前じゃないの?
当時は前世の記憶を思い出していなかったけど、何故かその名称が浮んだということもあって書いたのだけど、まさかをそれを採用するとは。
「学生の訓練を実施する上で気をつけねばならない点、それは魔法制御だ。これまでに制御を間違い、大怪我を起こした者、命を失った者も少数ながら存在している。未来ある学生たちは、そういった大事故を起こさないよう、常に制御訓練を実施しているが、必ず《暴走》という言葉が付き纏う」
暴走か、皆が心の奥底でその現象を起こさないよう、常にリミッターをかけている。制御能力を向上させる上で、その心のリミッターは重要だけど、どうしても学生たちは暴走を恐れて、100%の力を発揮できないと、彼は丁寧にわかりやすく説明していく。
「我々は、学生たちが100%の力を訓練で発揮できるよう、また《暴走》を絶対に起こさないよう、いくつもの工夫を重ねた魔導具を完成させた。それが、この腕輪型魔導具《身代わり地蔵》」
彼は、自分の左腕に装着されている腕輪を天に向けて突き出す。
そして、どういうわけか兄も、同じように左腕を突き出した。そこには、ベイツ様と同じ魔導具が装着されている。
「今、この訓練場に特殊な《魔力障壁》を発生させている。この腕輪を装着している者は、この障壁内にいる限り、魔法攻撃で怪我を負うことはない。何故ならば、装着者の受けるダメージをこの腕輪の魔石が肩代わりするからだ。この魔石の耐久値は、装着者の魔力と同調することで、体力値と同等となる。それ故、模擬戦を実施する上で、魔石が破壊された場合が、敗北を意味する。今から、それを証明しよう」
ちょっと、まさかとは思うけど、今ここで兄とベイツ様が魔法の模擬戦をやるってこと? 理論上、魔石が割れたとしても、装着者へのダメージはゼロで済むけど、ちゃんと予備試験を実施し、魔導具の性能を確認できたの? ベイツ様を見る限り、自信満々の様子のようだから完成していると思いたいけど、どうにも嫌な予感がする。
「ウィンドル様、宜しいですか?」
「ああ、互いに本気で行こう」
この緊迫感、二人とも本気でやり合うつもりだわ。
皆、心配そうに二人を見守っている。
今からやろうとしていること、これに失敗すれば、大事故に繋がるのだから無理もない。
模擬戦が始まった‼︎
兄が火魔法《ファイヤーパレット》で高速連弾を発射させると、ベイツ様は水魔法《ウォーターパレット》で応戦していく。訓練場を縦横無尽に走り回り、次々と高速連弾を発射させていき、互いに数発被弾しているものの、ダメージはない。どうやら、事故のことを踏まえて、初級魔法のみで魔導具の性能を試すようね。
皆がその現象に驚き、固唾を飲んでいる。これまでのところ正常に機能しているけど、魔導具に負荷のかかる後半からが問題よね。
兄とベイツ様の勝負は互角、表情を見る限り、互いに本気でやり合っていると思う。だからこそ、互いの魔法が互いに少しずつ被弾していく。そして、被弾数が約十発くらいになった時、互いの魔導具が一瞬だけど、パリッと電撃が走る。
「ティアナ、このまま模擬戦を続けるのは不味くないか?」
オースティンも、魔導具の状態に気付いたようね。
「そうね。魔導具が想定以上に損耗しているわ。まあ、初級魔法だからまともに被弾したとしても、大きなダメージを受けることはないと思うけど、少し気になるわね」
何か起きた時のために、二人は初級魔法しか使用していないけど、どうにもハラハラするのよね。魔導具に絶対的自信を持っているからなのか、一切の手心を加えず、互いに本気でやり合っているからこそ、目を離せない。
そこからも、二人の激闘が五分ほど続いた時、それは起こる。
互いの魔法が同時に被弾した際、魔導具から大きな火花が迸る。
「「ぐわ!?」」
まずい!!
魔導具の魔石自体が、容量に耐えきれず暴走を起こそうとしている‼︎
私たちは模擬戦を中止させようとテントから出ようとした時、遂に恐れていた自体が起こる。魔導具がばちばちとショートを起こし、それにより兄とベイツ様が感電してしまい、一時的な麻痺状態となる。回復した二人は危険を察知して、魔導具を外しどこかへ放り投げようとしたけど、周囲には見学者たちが大勢いたこともあり、一瞬躊躇してしまい、慌てて真上へと放り投げた瞬間、魔導具から猛烈な光が走り、大爆発を起こした。爆発範囲は周辺二メートル前後だけど、二つの火柱が天高く舞い上がる。爆発の中心部には、兄とベイツ様がいたため、大きな悲鳴が周囲から轟く。
多分、こういった暴走を引き起こさないよう、最後まで諦めず微調整に入っていたのだろうけど、それが間に合わなったのね。
私は兄のもとへ、アデリーヌはベイツ様のもとへ駆け寄り、慌てて水魔法で迸る火柱を消化していく。審査員や教師を含めた見学者たちは、この事態に対応できず、私たちの消化を見ているだけ、火柱をなんとか消化させると、そこには横たわる兄とベイツ様の焼け焦げた姿がそこにあった。
大丈夫、大火傷を負っているけど、まだ息はある。
まだ、間に合う‼︎
「全員、なんで突っ立っているの‼︎ 先生方、至急回復魔法の使い手を呼んでください。事態は一刻も争うんです。急いで‼︎」
私が大声で必死に叫んだ時、事態を察した先生方が動き出す。
そして、見学者たちも騒ぎ出し、魔法具品評会に波乱が巻き起こった。
去年のような私を非難するコメントも審査員側から発せられず、無事に質疑応答を乗り越えることができた。私の魔力復活を完璧に示したのだから、今更非難などしようものなら、自分の道が閉ざされるからやるわけないわよね。まあ、散々研究の妨害を行使してきた審査員漏れした去年の先生方やお兄様は、悔しそうに私たちを睨んでいるけどさ。
私はそんなお兄様に向けて、『次は高等部の番ですよ』と視線で訴える。彼も理解したのか、私に向けて不敵な笑みを浮かべる。
その様子だと、あの魔導具の製作に成功したようね。
どんな発表をしてくれるのか楽しみだわ。
「中等部の諸君、素晴らしい研究内容だった。攻防一体の魔導具か、それが量産されるようになれば、学生たちの訓練に間違いなく使用されるだろう。だが、高等部の研究も、君達と引けを取らない、いやそれ以上のものだと、私は信じている」
司会を務める兄から語られる言葉には、反吐が出るわね。よくもまあ、人の設計図を盗んでおいて、そんなことが言えるわね。反省の色がないようだし、卒論でアレを発表しても問題なさそうね。
「さあ、高等部の諸君、訓練場中央へ‼︎」
私たちがテントへ戻ると同時に、三人の男性が訓練場中央へとやって来る。そのうちの一人はクラブ部長のベイツ・ストラトス公爵令息、黒髪のスマートな体躯をした男性でお兄様の親友でもある。私も、彼と少しだけ交友がある。一つの事に夢中になると、周囲が見えなくなるという欠点こそあるものの、皆からの評価は高い。そんな彼を見ると、一切の余裕が感じ取れないほどの緊迫感のある表情をしている。
意を決したのか、ベイツ様は語り出す。
「私たちの開発した魔導具、その名は……《身代わり地蔵》」
え?
私だけでなく、オースティンもアデリーヌも見学者たちも、《へ?》と思った。
その名称って、私が設計図に付けた名前じゃないの?
当時は前世の記憶を思い出していなかったけど、何故かその名称が浮んだということもあって書いたのだけど、まさかをそれを採用するとは。
「学生の訓練を実施する上で気をつけねばならない点、それは魔法制御だ。これまでに制御を間違い、大怪我を起こした者、命を失った者も少数ながら存在している。未来ある学生たちは、そういった大事故を起こさないよう、常に制御訓練を実施しているが、必ず《暴走》という言葉が付き纏う」
暴走か、皆が心の奥底でその現象を起こさないよう、常にリミッターをかけている。制御能力を向上させる上で、その心のリミッターは重要だけど、どうしても学生たちは暴走を恐れて、100%の力を発揮できないと、彼は丁寧にわかりやすく説明していく。
「我々は、学生たちが100%の力を訓練で発揮できるよう、また《暴走》を絶対に起こさないよう、いくつもの工夫を重ねた魔導具を完成させた。それが、この腕輪型魔導具《身代わり地蔵》」
彼は、自分の左腕に装着されている腕輪を天に向けて突き出す。
そして、どういうわけか兄も、同じように左腕を突き出した。そこには、ベイツ様と同じ魔導具が装着されている。
「今、この訓練場に特殊な《魔力障壁》を発生させている。この腕輪を装着している者は、この障壁内にいる限り、魔法攻撃で怪我を負うことはない。何故ならば、装着者の受けるダメージをこの腕輪の魔石が肩代わりするからだ。この魔石の耐久値は、装着者の魔力と同調することで、体力値と同等となる。それ故、模擬戦を実施する上で、魔石が破壊された場合が、敗北を意味する。今から、それを証明しよう」
ちょっと、まさかとは思うけど、今ここで兄とベイツ様が魔法の模擬戦をやるってこと? 理論上、魔石が割れたとしても、装着者へのダメージはゼロで済むけど、ちゃんと予備試験を実施し、魔導具の性能を確認できたの? ベイツ様を見る限り、自信満々の様子のようだから完成していると思いたいけど、どうにも嫌な予感がする。
「ウィンドル様、宜しいですか?」
「ああ、互いに本気で行こう」
この緊迫感、二人とも本気でやり合うつもりだわ。
皆、心配そうに二人を見守っている。
今からやろうとしていること、これに失敗すれば、大事故に繋がるのだから無理もない。
模擬戦が始まった‼︎
兄が火魔法《ファイヤーパレット》で高速連弾を発射させると、ベイツ様は水魔法《ウォーターパレット》で応戦していく。訓練場を縦横無尽に走り回り、次々と高速連弾を発射させていき、互いに数発被弾しているものの、ダメージはない。どうやら、事故のことを踏まえて、初級魔法のみで魔導具の性能を試すようね。
皆がその現象に驚き、固唾を飲んでいる。これまでのところ正常に機能しているけど、魔導具に負荷のかかる後半からが問題よね。
兄とベイツ様の勝負は互角、表情を見る限り、互いに本気でやり合っていると思う。だからこそ、互いの魔法が互いに少しずつ被弾していく。そして、被弾数が約十発くらいになった時、互いの魔導具が一瞬だけど、パリッと電撃が走る。
「ティアナ、このまま模擬戦を続けるのは不味くないか?」
オースティンも、魔導具の状態に気付いたようね。
「そうね。魔導具が想定以上に損耗しているわ。まあ、初級魔法だからまともに被弾したとしても、大きなダメージを受けることはないと思うけど、少し気になるわね」
何か起きた時のために、二人は初級魔法しか使用していないけど、どうにもハラハラするのよね。魔導具に絶対的自信を持っているからなのか、一切の手心を加えず、互いに本気でやり合っているからこそ、目を離せない。
そこからも、二人の激闘が五分ほど続いた時、それは起こる。
互いの魔法が同時に被弾した際、魔導具から大きな火花が迸る。
「「ぐわ!?」」
まずい!!
魔導具の魔石自体が、容量に耐えきれず暴走を起こそうとしている‼︎
私たちは模擬戦を中止させようとテントから出ようとした時、遂に恐れていた自体が起こる。魔導具がばちばちとショートを起こし、それにより兄とベイツ様が感電してしまい、一時的な麻痺状態となる。回復した二人は危険を察知して、魔導具を外しどこかへ放り投げようとしたけど、周囲には見学者たちが大勢いたこともあり、一瞬躊躇してしまい、慌てて真上へと放り投げた瞬間、魔導具から猛烈な光が走り、大爆発を起こした。爆発範囲は周辺二メートル前後だけど、二つの火柱が天高く舞い上がる。爆発の中心部には、兄とベイツ様がいたため、大きな悲鳴が周囲から轟く。
多分、こういった暴走を引き起こさないよう、最後まで諦めず微調整に入っていたのだろうけど、それが間に合わなったのね。
私は兄のもとへ、アデリーヌはベイツ様のもとへ駆け寄り、慌てて水魔法で迸る火柱を消化していく。審査員や教師を含めた見学者たちは、この事態に対応できず、私たちの消化を見ているだけ、火柱をなんとか消化させると、そこには横たわる兄とベイツ様の焼け焦げた姿がそこにあった。
大丈夫、大火傷を負っているけど、まだ息はある。
まだ、間に合う‼︎
「全員、なんで突っ立っているの‼︎ 先生方、至急回復魔法の使い手を呼んでください。事態は一刻も争うんです。急いで‼︎」
私が大声で必死に叫んだ時、事態を察した先生方が動き出す。
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