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5章 猫の恩返し
70話 街の真の救世主は10歳の女の子です
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なんか、流れがおかしいよ。
辺境伯様は、何を言う気なのかな?
「テンタクルズオクトパス、このヌメリ除去を開発したのは、ミケーネとシロという猫だ。この2匹のおかげで、このフェスタで新規料理がいくつも生まれた。これは、素晴らしいことだ。我々も、2匹の猫に感謝している。大樹マナリオ様、我々がその存在を忘れていたにも関わらず、現在も領の天候を操り、人々に福音をもたらしてくれている。これら大きな貢献で忘れてはいけない人物が、一人いる。その者自身は大きな力を持っていないものの、その者が存在しているからこそ、その者の持つ力で、猫が救われ、精霊様も救われた。そして、この街の人々も救われたのだ。これは私だけでなく、街の人々からの総意と言える!!」
これって、まさか私のことを言っているのかな?
「そこで私は領主として、この街を救った真の救世主たちに功労賞を贈りたい。咲耶、ミケーネ、シロ、舞台上へ来なさい」
やっぱり、私のことだ!!
功労賞って何?
「は…はい!!」
「咲耶、大丈夫だ。みんなも納得しているから」
「そうそう、それにミケーネとシロにも助けられたもん」
ユウキやリットだけでなく、周囲にいるみんなが私を見ているけど、誰も不満そうな表情を浮かべていないわ。みんなが納得しているってこと?
『全く、皆の集まっているこの場で咲耶に労いの言葉をかけるとは』
『フリード、良いんじゃない。街…いや国にこれだけ貢献して何の表彰もなければ、いずれ街の人々が不満を爆発させ、どこかで暴動を起こすかもしれない。新聞記者たちの集まるフェスタを利用し表彰して、何らかの特典を用意すれば、国中の人々も納得するだろう』
少し離れた場所にいるフリードとルウリが、私にも聞こえるように念話で話し合い、互いに納得しているのはいいけど、私はミケーネやシロといった猫たちを人に好かれるよう、少し教育を施しただけだよ? 2匹は直接国に貢献しているからわかるけど、私は表彰されるべきかな?
『そうですね。マナリオの件は領限定ですが、2日前に起きた騒動での業績は世界レベルです。これだけ迅速に動き、咲耶の業績を認め、何らかの特典を与えれば、平民たちも納得しますね』
『アレスにとっては良い方向に進んでいるから、内心喜んでいるだろうね。さあ、ミケーネ、シロ、咲耶も舞台上に行った行った』
ルウリ、あの舞台上に行けと言われても、これだけ大勢の人々が見ているせいか、凄く緊張するわ。
『私たちも表彰されるのね』
『何かくれるのかな?』
『さあね、人間たちの褒美なんて興味ないけど、少しだけ気になるわ。ほら、咲耶も突っ立ってないで行きましょうよ』
「う、うん」
私はミケーネとシロと合流し、緊張で手足がギクシャクしている状態で、なんとか舞台上へ行けた。舞台上から周囲を眺めると、皆の視線が私、ミケーネ、シロに集中している。
『ねえ、この中で私たちの猫語を理解できる人って何人いるのかしら?』
ミケーネが、突然周囲に向けて話しかけているけど、誰も理解していない。ユウキもスキルをオフにしているせいで、首を横に少し傾けるだけだ。
『やっぱり、動物の言葉を完全に理解できるのは、咲耶だけのようね。私たち猫は、咲耶に助けられわ。人間とコミニュケーションできるよう教育を施してくれたし、小さな会話ボードも作ってくれた。私たちの理想郷となる猫カフェも建築中、咲耶は私たちにとって大恩人なのよ。いつか恩返しをしたいと考えていたのだけど、まさか彼女がこんな形で表彰されるなんてね。勿論、街の人々にも感謝しているわ。咲耶と出会って以降、猫の対する対応が良い意味で少しずつ変化してきたもの。咲耶と街のみんなには、凄く感謝しているの。今回の業績は、【猫たちの恩返し】だと思ってちょうだいな』
自分が褒められているので、凄く言いづらいのだけど、私は顔を赤くしながら、ミケーネの言葉を訳していく。皆は驚きの目で、ミケーネを見ている。猫が、ここまで人と同じように演説するとは思わなったのかな。
『そうそう、これは猫からの恩返しさ。咲耶設計で猫に過ごしやすい猫カフェを建築してくれているし、街の環境だって住みやすくなったからね。少しは人の役に立てて嬉しいよ。今後とも、僕たちと仲良くしてね。猫カフェの完成も近いので、こっちもお忘れなく~~~』
シロも短いけど、日頃の感謝を皆に伝えたわ。
私が訳し終えると、周囲から拍手と歓声が巻き起こる。
辺境伯様が手をあげると、周囲が途端に静けさを取り戻す。
次は、私の出番だ。
「皆さん、私の力を認めて頂きありがとうございます。私自身はただのFランク冒険者だけど、私の持つスキルで猫やマナリオを救えただけでなく、街にも大きく貢献できて嬉しいです。私は、これからも街の人々や猫、多くの動物のために貢献していきたいと思います」
今は猫との会話がメインだけど、精霊様ともお話しできるのだから、他の動物ともお話しできるはずだ。神様が与えてくれたこの心通眼や他のスキルで、もっと街に貢献していきたい。私が話し終えると、皆が一斉に盛大な拍手を贈ってくれた。この光景を光希たちにも見せてあげたいな。今日の夜にでも、この出来事を教えてあげよう。
「咲耶、ミケーネ、シロ、街を救ってくれたことに感謝する。我々主催者はヌメリ除去を開発した2匹の猫に、それぞれ賞金100万ゴルドを、街の真の救世主である咲耶には賞金200万ゴルドを進呈しよう」
へ?
猫1匹に対して100万ゴルドで、私には200万ゴルド?
全部で400万ゴルド!?
大金なんですけど!?
周囲の人々も驚きながらも、私たちに祝福の拍手を贈ってくれているから納得してくれているの?
「そして、猫たちと咲耶には、副賞として隣国ヘルハイム王国王都6泊7日の旅を進呈する」
副賞!! 私と猫2匹に!?
『ミケーネ、僕たちに賞金と副賞だってさ!?』
『私たちからすれば、咲耶をいつも助けてくれているこの街に恩返ししたいだけの気まぐれな行為なんだけど。でも、私たちの知らない土地に行けるのは嬉しいわね。咲耶にお金を預けて、存分に楽しみましょう』
『でもさ、いつ行けるのかな?』
『さあね、いつでも良いじゃない。猫カフェももうすぐオープンするし、気長に待ちましょうよ』
『そうだね』
軽く話しているけど、現金200万ゴルドだから、預かったらすぐにアイテムボックスに閉まっておこう。猫たちにはお金を貰っときの扱い方もきっちり教育しているから怖い使い方をしないとは思うけど、出かける時は常に一緒に行動しよう。
辺境伯様の言葉と共に、私たちに盛大な拍手が贈られる。
ここまで人に褒められたのは、生まれて初めてだわ。
「それと、これは領主としての忠告だ。猫たちは咲耶の従魔に鍛えられ、並の冒険者では歯が立たんとだけ言っておこう。また、咲耶と猫たちは、精霊マナリオ様に護られている。彼女らに悪さを働く者には、天罰が下される。我が領内の天候を操れるということは、空から雷や氷を悪者目掛けて振り下ろせることを意味する。呉々も、咲耶やその仲間たちに悪さを働くなよ。それは、死を意味するのだから」
うわあ~、領主様は最後の最後で、どでかい忠告を皆にしてくれたわ。猫たちの一部は領主様の言う通りだけど、殆どはDやEランクくらいの強さだと、フリードが教えてくれたから、今後少し不安に思っていたけど、領主様は『マナリオ様から天罰が降る』と宣言することで、猫だけでなく、私やユウキ、リットを悪者から守ってくれるよう配慮してくれたんだ。
領主様、ありがとうございます。
辺境伯様は、何を言う気なのかな?
「テンタクルズオクトパス、このヌメリ除去を開発したのは、ミケーネとシロという猫だ。この2匹のおかげで、このフェスタで新規料理がいくつも生まれた。これは、素晴らしいことだ。我々も、2匹の猫に感謝している。大樹マナリオ様、我々がその存在を忘れていたにも関わらず、現在も領の天候を操り、人々に福音をもたらしてくれている。これら大きな貢献で忘れてはいけない人物が、一人いる。その者自身は大きな力を持っていないものの、その者が存在しているからこそ、その者の持つ力で、猫が救われ、精霊様も救われた。そして、この街の人々も救われたのだ。これは私だけでなく、街の人々からの総意と言える!!」
これって、まさか私のことを言っているのかな?
「そこで私は領主として、この街を救った真の救世主たちに功労賞を贈りたい。咲耶、ミケーネ、シロ、舞台上へ来なさい」
やっぱり、私のことだ!!
功労賞って何?
「は…はい!!」
「咲耶、大丈夫だ。みんなも納得しているから」
「そうそう、それにミケーネとシロにも助けられたもん」
ユウキやリットだけでなく、周囲にいるみんなが私を見ているけど、誰も不満そうな表情を浮かべていないわ。みんなが納得しているってこと?
『全く、皆の集まっているこの場で咲耶に労いの言葉をかけるとは』
『フリード、良いんじゃない。街…いや国にこれだけ貢献して何の表彰もなければ、いずれ街の人々が不満を爆発させ、どこかで暴動を起こすかもしれない。新聞記者たちの集まるフェスタを利用し表彰して、何らかの特典を用意すれば、国中の人々も納得するだろう』
少し離れた場所にいるフリードとルウリが、私にも聞こえるように念話で話し合い、互いに納得しているのはいいけど、私はミケーネやシロといった猫たちを人に好かれるよう、少し教育を施しただけだよ? 2匹は直接国に貢献しているからわかるけど、私は表彰されるべきかな?
『そうですね。マナリオの件は領限定ですが、2日前に起きた騒動での業績は世界レベルです。これだけ迅速に動き、咲耶の業績を認め、何らかの特典を与えれば、平民たちも納得しますね』
『アレスにとっては良い方向に進んでいるから、内心喜んでいるだろうね。さあ、ミケーネ、シロ、咲耶も舞台上に行った行った』
ルウリ、あの舞台上に行けと言われても、これだけ大勢の人々が見ているせいか、凄く緊張するわ。
『私たちも表彰されるのね』
『何かくれるのかな?』
『さあね、人間たちの褒美なんて興味ないけど、少しだけ気になるわ。ほら、咲耶も突っ立ってないで行きましょうよ』
「う、うん」
私はミケーネとシロと合流し、緊張で手足がギクシャクしている状態で、なんとか舞台上へ行けた。舞台上から周囲を眺めると、皆の視線が私、ミケーネ、シロに集中している。
『ねえ、この中で私たちの猫語を理解できる人って何人いるのかしら?』
ミケーネが、突然周囲に向けて話しかけているけど、誰も理解していない。ユウキもスキルをオフにしているせいで、首を横に少し傾けるだけだ。
『やっぱり、動物の言葉を完全に理解できるのは、咲耶だけのようね。私たち猫は、咲耶に助けられわ。人間とコミニュケーションできるよう教育を施してくれたし、小さな会話ボードも作ってくれた。私たちの理想郷となる猫カフェも建築中、咲耶は私たちにとって大恩人なのよ。いつか恩返しをしたいと考えていたのだけど、まさか彼女がこんな形で表彰されるなんてね。勿論、街の人々にも感謝しているわ。咲耶と出会って以降、猫の対する対応が良い意味で少しずつ変化してきたもの。咲耶と街のみんなには、凄く感謝しているの。今回の業績は、【猫たちの恩返し】だと思ってちょうだいな』
自分が褒められているので、凄く言いづらいのだけど、私は顔を赤くしながら、ミケーネの言葉を訳していく。皆は驚きの目で、ミケーネを見ている。猫が、ここまで人と同じように演説するとは思わなったのかな。
『そうそう、これは猫からの恩返しさ。咲耶設計で猫に過ごしやすい猫カフェを建築してくれているし、街の環境だって住みやすくなったからね。少しは人の役に立てて嬉しいよ。今後とも、僕たちと仲良くしてね。猫カフェの完成も近いので、こっちもお忘れなく~~~』
シロも短いけど、日頃の感謝を皆に伝えたわ。
私が訳し終えると、周囲から拍手と歓声が巻き起こる。
辺境伯様が手をあげると、周囲が途端に静けさを取り戻す。
次は、私の出番だ。
「皆さん、私の力を認めて頂きありがとうございます。私自身はただのFランク冒険者だけど、私の持つスキルで猫やマナリオを救えただけでなく、街にも大きく貢献できて嬉しいです。私は、これからも街の人々や猫、多くの動物のために貢献していきたいと思います」
今は猫との会話がメインだけど、精霊様ともお話しできるのだから、他の動物ともお話しできるはずだ。神様が与えてくれたこの心通眼や他のスキルで、もっと街に貢献していきたい。私が話し終えると、皆が一斉に盛大な拍手を贈ってくれた。この光景を光希たちにも見せてあげたいな。今日の夜にでも、この出来事を教えてあげよう。
「咲耶、ミケーネ、シロ、街を救ってくれたことに感謝する。我々主催者はヌメリ除去を開発した2匹の猫に、それぞれ賞金100万ゴルドを、街の真の救世主である咲耶には賞金200万ゴルドを進呈しよう」
へ?
猫1匹に対して100万ゴルドで、私には200万ゴルド?
全部で400万ゴルド!?
大金なんですけど!?
周囲の人々も驚きながらも、私たちに祝福の拍手を贈ってくれているから納得してくれているの?
「そして、猫たちと咲耶には、副賞として隣国ヘルハイム王国王都6泊7日の旅を進呈する」
副賞!! 私と猫2匹に!?
『ミケーネ、僕たちに賞金と副賞だってさ!?』
『私たちからすれば、咲耶をいつも助けてくれているこの街に恩返ししたいだけの気まぐれな行為なんだけど。でも、私たちの知らない土地に行けるのは嬉しいわね。咲耶にお金を預けて、存分に楽しみましょう』
『でもさ、いつ行けるのかな?』
『さあね、いつでも良いじゃない。猫カフェももうすぐオープンするし、気長に待ちましょうよ』
『そうだね』
軽く話しているけど、現金200万ゴルドだから、預かったらすぐにアイテムボックスに閉まっておこう。猫たちにはお金を貰っときの扱い方もきっちり教育しているから怖い使い方をしないとは思うけど、出かける時は常に一緒に行動しよう。
辺境伯様の言葉と共に、私たちに盛大な拍手が贈られる。
ここまで人に褒められたのは、生まれて初めてだわ。
「それと、これは領主としての忠告だ。猫たちは咲耶の従魔に鍛えられ、並の冒険者では歯が立たんとだけ言っておこう。また、咲耶と猫たちは、精霊マナリオ様に護られている。彼女らに悪さを働く者には、天罰が下される。我が領内の天候を操れるということは、空から雷や氷を悪者目掛けて振り下ろせることを意味する。呉々も、咲耶やその仲間たちに悪さを働くなよ。それは、死を意味するのだから」
うわあ~、領主様は最後の最後で、どでかい忠告を皆にしてくれたわ。猫たちの一部は領主様の言う通りだけど、殆どはDやEランクくらいの強さだと、フリードが教えてくれたから、今後少し不安に思っていたけど、領主様は『マナリオ様から天罰が降る』と宣言することで、猫だけでなく、私やユウキ、リットを悪者から守ってくれるよう配慮してくれたんだ。
領主様、ありがとうございます。
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