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4章 ベイツの過去
46話 亡き妻子との別れ *ベイツ視点
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今日起きた出来事が、全て夢のようだ。
3人で一緒に寝るために、咲耶たちの布団を借りて、3人分を床に敷き、俺が中央、左側にミーシャ、右側にティリルがいる。2人は俺や街を救えたせいなのか、笑顔で熟睡している。
もし、2人がここに来なければ、俺は間違いなく処刑されていただろう。まさか、俺の思いつきで埋めてしまったあの短剣が、そんな曰く付きのものだなんてな。あの時点では、俺も気づけなかった。魔剣と違い、呪剣は呪怨を剣内部に蓄積させ、呪いの対象者だけに、悟られないようそのエネルギーをぶつける。それ故、呪いに相反する聖属性を持つ者しか、呪剣の判別ができない。
呪剣を埋めてしまったことで、大樹様がそのエネルギーの一部を吸収してしまい、今回魔物化に至った。
「この2年、天災を追い続けた結果、それを引き起こしたのが大樹で、その発端の短剣を埋めたのが俺……情けねえ、つまり俺が妻と子を殺したも同然だ」
《辛い現実が待っている》、ルウリの言った通りだよ。
2人のいる手前強がっていたが、いざ1人になると、身体が震える。自分の仕出かした細やかな行為が、ここまでの未曾有な危機を引き起こす。天災で亡くなった人々が俺を許してくれているからこそ、俺は平静を保っていられる。それ以外の人物から全てを聞かされていたら、俺は発狂していたかもしれない。
こうして天災について考えれば考える程、俺自身が自分を許せそうにない。今回、神は天災関係者の願いを叶え、下界へ降りることを特別に許した代わりに、その対価として必ず真実を俺に告げるよう言ったようだ。守らなければ、天災で亡くなった人々全員の魂が消滅される手筈になっていた。
「ミーシャもティリルも亡くなった人々も、俺の今後の行動を信じてくれている。それならば、俺はその思いに応えないといけない」
ここで泣き言を言っても、何も始まらん。
行動を起こせ!!
行動を起こして初めて、皆が俺を認めてくれる。
問題は、何をするかだ。
「やはり、復興に尽力すべきか」
これまでの天災で被害を受けた街や村の数は全部で12、その中でもまだ復興に乗り遅れている地域は6、俺1人の力では全ての数を完全復興させるのは無理だ。だが、俺にはAランク冒険者という称号がある。この力を利用して、6つの地域に潜む凶悪な魔物や盗賊共を討伐すればいい。復興を阻む全てに天誅を与えれば、復興速度も飛躍的に増す。
「もう1つは、咲耶とユウキだな」
咲耶は10歳、まだまだ子供で危なっかしい事をするから、見ていてヒヤヒヤする。教育期間も終了しているし、俺の家に居候状態でもあるから、これ以上彼女の冒険に介入できない。その分、ユウキという仲間がいるから安心できる。身体は10歳だが、精神は15歳、暗殺者として動いていた分、経験豊富だ。まだ、自分の弱体化に頭が追い付いていないが、今後は彼女と従魔たちに任せればいい。2人が困り、どう動いて良いのかわからない事態に陥った場合は、俺が介入すれば良いだろう。
「色々と考えていたら…眠くなって…きたな」
俺は考え事をやめると、すぐに深淵へと引き摺り込まれていった。
○○○
この鼻腔を擽らせる匂いは?
俺は起き上がると、ミーシャとティリルはいなかった。
布団をベッドの上に置き、俺はリビングへと行くと、朝食の用意を整い終えたばかりなのか、席に座ろうとする2人がいた。
「ベイツ、おはよう」「パパ、おはよう!!」
「ああ、おはよう」
懐かしいな。2人が生きている頃、こうやって日課の挨拶を交わしていた。
時刻は7時30分か、まだ余裕がある。
俺は、ミーシャの作ってくれた朝食をゆっくり噛み締めていく。
美味い、美味いよ。
これこそが、俺の求める家庭の味だ。はは、真に美味いものと巡り合うと、あっという間に平らげるというが本当だな。もう、全部が空だよ。
「何処か吹っ切れた顔をしているわね」
「まあな。君たちが寝た後、俺なりの贖罪を考えていたのさ。まだ、復興しきっていない街や村が合計6つある。俺は周辺地域の魔物や盗賊共を徹底的に駆逐することに決めた。それが、俺なりの恩返しだ」
「後は被災場所を訪れて、ボランティア活動に励む。幸い、蓄えも沢山あるから、食糧や回復などの資材も大量購入できる」
話を進めていくうちに、ティリルが尊敬の眼差しで俺を見つめてくる。
ミーシャは、うんうんと頷いている。
「それで良いんじゃないかしら? あなたが決めた事、誰も悪くは言わないわ。勿論、天界にいる亡くなった人々もね」
俺の思いを、全て伝えよう。
「俺の仕出かした行為、たとえ故意でなくても許されることではない。俺はこれから生涯をかけて、俺なりに償っていくつもりだ。被災した場所だけでなく、今後国内で天災が起きれば、俺は真っ先に救出活動隊として動く。天界に戻っても、俺を見守ってくれるか?」
皆が、俺を死なせないために動いてくれた。
事を公にできない以上、俺は自分のできる範囲で動くしかない。
「勿論よ、愛しているわ。ベイツ」
「パパ、大好きだよ……お母さん、もう大丈夫だよね? パパは死なないよね?」
「ええ、もう大丈夫よ。これで安心して……」
2人は少し悲しげな瞳を見せ、互いに頷きあう。
もう少しでお別れなんだ、2人を安心させたい。
ただ、俺の言った言葉は、想定外の事態を引き起こした。
「2人の身体が……透けていく? どうして!? まだ、時間じゃないぞ!!」
「ミーシャとティリルの持つ柵《しがらみ》が、全部消え去ったからだよ」
これはルウリの声?
俺が後方に振り向くと、鳥籠の上に止まるルウリがいた。
「滞在時間の限界が朝9時であって、下界における2人の柵が消失した以上、もうここにはいられない。だから、消えるのさ。君も、覚悟を決めていただろ?」
「それはそうだが……突然過ぎる!!」
俺の言葉によって、2人の持つ未練が消えたってことか!?
俺は、急いで2人を抱きしめる。
「ベイツ、咲耶ちゃんとユウキちゃんに、お礼を言っておいて。私たちで言いたかったのだけど、もう間に合わないわ」
「パパ、お願い!! あの2人が動いてくれたおかげで、パパは救われたんだよ!! 絶対、御礼を言っておいてね」
そうか。
ミーシャとティリルだけでなく、俺は咲耶とユウキにも救われたんだ。
「ああ…ああ…わかった…必ず、言っておくよ」
くそ、あまりに唐突なせいで、俺の覚悟が…行かないでほしい。
ずっと、俺の傍に…
「ベイツ‼︎」「パパ!!」
2人は俺を律するかのように、俺をじっと見る。
く、ここで[行くな]なんて言えるわけがない!!
そんな事をすれば、2人は俺を軽蔑するだろう。
笑え、笑うんだ。
2人を安心させて、天界へ行かせるんだ!!
「俺は死ぬまで、自分の贖罪に励む!! そして、咲耶を立派に育て上げる!! 天界で見守っていてくれ」
俺は涙混じりの精一杯の笑顔を見せると、2人は優しく微笑えんだ。
「ベイツ、頑張って」「パパ、頑張れ!!」
「ああ、頑張る!!」
そう言った瞬間、2人を抱きしめていた感覚が消えた。
さっきまでそこにいたのに、何も感じ取れない。
まるで、始めからいなかったかのように。
「ルウリ、ありがとよ。こんな経験は、もう2度と起こらないだろう。この思い出を糧にして、俺は今を生き抜く」
「ベイツらしい答えだ。もう、こういった事情は勘弁してほしい。手続きが、めちゃくちゃ大変なんだ」
そういえば、随分前から上の世界へ何度も足を運ばせていたが、あれはこの為だったのか!!
「迷惑を掛けてすまない。咲耶とユウキには、俺のような経験を犯さないよう、常日頃から言い聞かせておくよ」
「そうしてほしい。これから咲耶は、大樹と商売関係でますます注目を浴びるだろう。フェルデナンド家を潰したとはいえ、彼女を利用する輩は絶対に出現する。心を成長させて、大人としての対応を咲耶とユウキに身に付けてもらおう」
そうだな。
育て方次第で、物事を短絡的な手段で終わらせる馬鹿野郎になるかもしれない。そうなったら、咲耶の家族に顔向けできない。贖罪活動も重要だが、彼女たちの教育も、それと同じくらい大切なことだ。
人…いや従魔任せにしないよう、俺も心掛けておこう。
3人で一緒に寝るために、咲耶たちの布団を借りて、3人分を床に敷き、俺が中央、左側にミーシャ、右側にティリルがいる。2人は俺や街を救えたせいなのか、笑顔で熟睡している。
もし、2人がここに来なければ、俺は間違いなく処刑されていただろう。まさか、俺の思いつきで埋めてしまったあの短剣が、そんな曰く付きのものだなんてな。あの時点では、俺も気づけなかった。魔剣と違い、呪剣は呪怨を剣内部に蓄積させ、呪いの対象者だけに、悟られないようそのエネルギーをぶつける。それ故、呪いに相反する聖属性を持つ者しか、呪剣の判別ができない。
呪剣を埋めてしまったことで、大樹様がそのエネルギーの一部を吸収してしまい、今回魔物化に至った。
「この2年、天災を追い続けた結果、それを引き起こしたのが大樹で、その発端の短剣を埋めたのが俺……情けねえ、つまり俺が妻と子を殺したも同然だ」
《辛い現実が待っている》、ルウリの言った通りだよ。
2人のいる手前強がっていたが、いざ1人になると、身体が震える。自分の仕出かした細やかな行為が、ここまでの未曾有な危機を引き起こす。天災で亡くなった人々が俺を許してくれているからこそ、俺は平静を保っていられる。それ以外の人物から全てを聞かされていたら、俺は発狂していたかもしれない。
こうして天災について考えれば考える程、俺自身が自分を許せそうにない。今回、神は天災関係者の願いを叶え、下界へ降りることを特別に許した代わりに、その対価として必ず真実を俺に告げるよう言ったようだ。守らなければ、天災で亡くなった人々全員の魂が消滅される手筈になっていた。
「ミーシャもティリルも亡くなった人々も、俺の今後の行動を信じてくれている。それならば、俺はその思いに応えないといけない」
ここで泣き言を言っても、何も始まらん。
行動を起こせ!!
行動を起こして初めて、皆が俺を認めてくれる。
問題は、何をするかだ。
「やはり、復興に尽力すべきか」
これまでの天災で被害を受けた街や村の数は全部で12、その中でもまだ復興に乗り遅れている地域は6、俺1人の力では全ての数を完全復興させるのは無理だ。だが、俺にはAランク冒険者という称号がある。この力を利用して、6つの地域に潜む凶悪な魔物や盗賊共を討伐すればいい。復興を阻む全てに天誅を与えれば、復興速度も飛躍的に増す。
「もう1つは、咲耶とユウキだな」
咲耶は10歳、まだまだ子供で危なっかしい事をするから、見ていてヒヤヒヤする。教育期間も終了しているし、俺の家に居候状態でもあるから、これ以上彼女の冒険に介入できない。その分、ユウキという仲間がいるから安心できる。身体は10歳だが、精神は15歳、暗殺者として動いていた分、経験豊富だ。まだ、自分の弱体化に頭が追い付いていないが、今後は彼女と従魔たちに任せればいい。2人が困り、どう動いて良いのかわからない事態に陥った場合は、俺が介入すれば良いだろう。
「色々と考えていたら…眠くなって…きたな」
俺は考え事をやめると、すぐに深淵へと引き摺り込まれていった。
○○○
この鼻腔を擽らせる匂いは?
俺は起き上がると、ミーシャとティリルはいなかった。
布団をベッドの上に置き、俺はリビングへと行くと、朝食の用意を整い終えたばかりなのか、席に座ろうとする2人がいた。
「ベイツ、おはよう」「パパ、おはよう!!」
「ああ、おはよう」
懐かしいな。2人が生きている頃、こうやって日課の挨拶を交わしていた。
時刻は7時30分か、まだ余裕がある。
俺は、ミーシャの作ってくれた朝食をゆっくり噛み締めていく。
美味い、美味いよ。
これこそが、俺の求める家庭の味だ。はは、真に美味いものと巡り合うと、あっという間に平らげるというが本当だな。もう、全部が空だよ。
「何処か吹っ切れた顔をしているわね」
「まあな。君たちが寝た後、俺なりの贖罪を考えていたのさ。まだ、復興しきっていない街や村が合計6つある。俺は周辺地域の魔物や盗賊共を徹底的に駆逐することに決めた。それが、俺なりの恩返しだ」
「後は被災場所を訪れて、ボランティア活動に励む。幸い、蓄えも沢山あるから、食糧や回復などの資材も大量購入できる」
話を進めていくうちに、ティリルが尊敬の眼差しで俺を見つめてくる。
ミーシャは、うんうんと頷いている。
「それで良いんじゃないかしら? あなたが決めた事、誰も悪くは言わないわ。勿論、天界にいる亡くなった人々もね」
俺の思いを、全て伝えよう。
「俺の仕出かした行為、たとえ故意でなくても許されることではない。俺はこれから生涯をかけて、俺なりに償っていくつもりだ。被災した場所だけでなく、今後国内で天災が起きれば、俺は真っ先に救出活動隊として動く。天界に戻っても、俺を見守ってくれるか?」
皆が、俺を死なせないために動いてくれた。
事を公にできない以上、俺は自分のできる範囲で動くしかない。
「勿論よ、愛しているわ。ベイツ」
「パパ、大好きだよ……お母さん、もう大丈夫だよね? パパは死なないよね?」
「ええ、もう大丈夫よ。これで安心して……」
2人は少し悲しげな瞳を見せ、互いに頷きあう。
もう少しでお別れなんだ、2人を安心させたい。
ただ、俺の言った言葉は、想定外の事態を引き起こした。
「2人の身体が……透けていく? どうして!? まだ、時間じゃないぞ!!」
「ミーシャとティリルの持つ柵《しがらみ》が、全部消え去ったからだよ」
これはルウリの声?
俺が後方に振り向くと、鳥籠の上に止まるルウリがいた。
「滞在時間の限界が朝9時であって、下界における2人の柵が消失した以上、もうここにはいられない。だから、消えるのさ。君も、覚悟を決めていただろ?」
「それはそうだが……突然過ぎる!!」
俺の言葉によって、2人の持つ未練が消えたってことか!?
俺は、急いで2人を抱きしめる。
「ベイツ、咲耶ちゃんとユウキちゃんに、お礼を言っておいて。私たちで言いたかったのだけど、もう間に合わないわ」
「パパ、お願い!! あの2人が動いてくれたおかげで、パパは救われたんだよ!! 絶対、御礼を言っておいてね」
そうか。
ミーシャとティリルだけでなく、俺は咲耶とユウキにも救われたんだ。
「ああ…ああ…わかった…必ず、言っておくよ」
くそ、あまりに唐突なせいで、俺の覚悟が…行かないでほしい。
ずっと、俺の傍に…
「ベイツ‼︎」「パパ!!」
2人は俺を律するかのように、俺をじっと見る。
く、ここで[行くな]なんて言えるわけがない!!
そんな事をすれば、2人は俺を軽蔑するだろう。
笑え、笑うんだ。
2人を安心させて、天界へ行かせるんだ!!
「俺は死ぬまで、自分の贖罪に励む!! そして、咲耶を立派に育て上げる!! 天界で見守っていてくれ」
俺は涙混じりの精一杯の笑顔を見せると、2人は優しく微笑えんだ。
「ベイツ、頑張って」「パパ、頑張れ!!」
「ああ、頑張る!!」
そう言った瞬間、2人を抱きしめていた感覚が消えた。
さっきまでそこにいたのに、何も感じ取れない。
まるで、始めからいなかったかのように。
「ルウリ、ありがとよ。こんな経験は、もう2度と起こらないだろう。この思い出を糧にして、俺は今を生き抜く」
「ベイツらしい答えだ。もう、こういった事情は勘弁してほしい。手続きが、めちゃくちゃ大変なんだ」
そういえば、随分前から上の世界へ何度も足を運ばせていたが、あれはこの為だったのか!!
「迷惑を掛けてすまない。咲耶とユウキには、俺のような経験を犯さないよう、常日頃から言い聞かせておくよ」
「そうしてほしい。これから咲耶は、大樹と商売関係でますます注目を浴びるだろう。フェルデナンド家を潰したとはいえ、彼女を利用する輩は絶対に出現する。心を成長させて、大人としての対応を咲耶とユウキに身に付けてもらおう」
そうだな。
育て方次第で、物事を短絡的な手段で終わらせる馬鹿野郎になるかもしれない。そうなったら、咲耶の家族に顔向けできない。贖罪活動も重要だが、彼女たちの教育も、それと同じくらい大切なことだ。
人…いや従魔任せにしないよう、俺も心掛けておこう。
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