10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます（リメイク版）

3章 異世界交流

3章の登場人物リスト

登場人物リスト

1） 倉木光希【人間・女・7歳】

咲耶の死から3年後に生まれた女の子。

両親と悠太から溺愛されているものの、大切に育てられたこともあり、根が素直で明るく積極的な女の子となっている。倉木家では咲耶の月命日になると、必ず墓参りに行っている為、光希は10年前の天災で、姉が死んだことを深く理解している。

父はゲーム会社の会社員、母は売れっ子小説家、悠太は高校3年生で受験勉強真っ只中、そのため家の中では1人でいることが多く、寂しい思いをしている。そんな中、夏休みのお盆に出会った咲耶は光希にとって理想の姉であったことから、2日後に母方の祖父母のもとへいった時、光希自ら咲耶との出来事を話し、証拠となる絵を見せたことで、祖父母も話を合わせ、彼女の話を信じるよう振る舞ったのだが、そこに咲耶の声が聞こえてくる。

全員が声のした方向を一斉に見ると、そこにいたのは悠太だった。彼がスマートフォンを手にし、再生をボタンを押すと、あの日に行われたトランプゲーム中の咲耶を含んだ家族全員の声が流れてくる。悠太は咲耶と出会えた奇跡を、どうしても記録に残したかった。そのため、［防犯カメラ］［スマホ用カメラ］［デジタルカメラ］［ボイスレコーダー］などあらゆる物を使い、咲耶を記録した結果、ボイスレコーダーだけ成功し、あの場で初めて披露したことで、祖父母も8月15日に起きた奇跡を信じるようになる。

夏休みが明けて以降、寂しい日々がまた始まったものの、アプリ［異世界交流］を入手して以降、家に帰宅し宿題を終わらせたら、すぐにアプリを起動させ、咲耶と交流を図っており、充実した毎日を送れている。