18 / 76
2章 家族との別離(今世)
17話 猫カフェ建築予定の土地を見学します
しおりを挟む
お父さん、お母さん、悠太、光希。
猫又のフリードが、私の新たな従魔になってくれました。普段は少し怖い口調だけど、食事の時に限り、食レポのうまい芸人さんのような喋り方になります。見ていて、愉快で面白い猫…又さんです。おまけにルウリと同じくらい強いらしく、その事を家に帰ってベイツさんに報告したら、彼は驚き固まりました。
何故なら、フェアリーバード自体が精霊の中でも上位種に入るらしく、怒らせたら1つの街を簡単に消し去る力を有しているからです。そのルウリと同格なのだから、フリードもかなり凄い魔物なのだと思ったけど、私はその実感が全然ありません。
そして現在、ベイツさんは私、ルウリ、フリードを連れて、彼いきつけの定食屋さんへ向かっています。
「ベイツさん、お昼を作れなくてごめんなさい」
今日のお昼当番は私なんだけど、フリードと話し込んでいたせいで、お昼の準備のことをすっかり忘れていたわ。
「そんな深い事情があったのなら仕方ないさ。あの定食屋にも4日ぶりに顔を出せるし、咲耶も友達のリットに会える。フリードには感謝しないとな」
私と同い年で人間族のリット、4日前初めてあの定食へ行った時、お互い意気投合し、すぐにお友達になれた。私はどちらかというと少し人見知りだけど、リットは明るく、何事も前向きな女の子だ。
そんな彼女の両親、ミントさんとアルドさんが経営する定食屋《ガブリ》、安くて美味い料理を提供し、冒険者たちにかなりの人気があるって言ってたわ。冒険者たちが肉汁たっぷり肉厚のあるステーキを笑い声を上げながら豪快にガブリガブリと食べていくようなお店にしたいから、店の名前を《ガブリ》にしたってリットから聞いている。
「お、見えてきたぞ」
定食屋の入口の屋根付近に、デカデカと《定食屋ガブリ》という看板が掲げられている。私たちが店内へ入ると、お昼時を過ぎているせいか、客はまばらだった。ある意味、この時間帯に来て良かったわ。お昼時なら満員で、リットとも全然お話しできないもの。
「ベイツさん、咲耶、いらっしゃい!! 空いている席にどうぞ~~って、尻尾3本の黒猫がいる~~~」
リットは猫好きだから、黒猫のフリードに惹かれちゃったか。ここに来る道中、普段見かけない黒猫が歩いているせいか、フリードを見る人も結構多かったわ。
「こらリット‼︎ お客様なんだから、ちゃんと接客しなさい‼︎」
リットがフリードを触ろうとする直前で、ミントさんが店の奥から出てきて注意してくれた。定食屋の従業員なんだから、鳥や猫に触っちゃダメだよ。そもそも、お客が従魔を店内に入れる行為もダメな気もするけど、この世界ではOKみたい。
「は~い、2人とも何にする?」
私たちがテーブル席に座ると、お店のカラフルなエプロンを身につけたリットが来てくれた。私たちが日替わり定食を注文すると、ルウリとフリードが人語で喋り出す。
「僕には、煮豆を頼むよ。ああ、薄味でね」
「ルウリは、以前と同じ物だね」
4日前にルウリを見ているから、リットの対応も手慣れているわ。
「私は、咲耶の従魔となった猫又のフリードと言います。私には、小魚の焼いた物をお願いします」
「へ、猫又? フリードも、この国の言葉を話せるの!?」
「当然です、猫又という種は自分達の住む国の言語なら話せるのです」
フリードは世界中を渡り歩いているから、全ての言語を使いこなせると言っていたわ。実際、ルウリの鳥語をスキルなしで完璧に理解していたもの。
「ほえ~最近の鳥と猫って凄いな~」
あはは、4日前と同じリアクションだ。リットが離れていき、お父さんのアルドさんにさっき注文したメニューを伝えている。
「咲耶、今のうちにこれを渡しておくよ。朝描いてくれたレーザーポインターのイラストと、各商品の使用説明書の改良案に関する明細書だ。ちなみに、報酬は君の口座に振り込み済みだ」
ベイツさんから明細書を貰い、中身を確認すると、私は声をあげそうになった。改良案の報酬額が10万ゴルド(約10万円)となっていたからだ。これで、私の貯金は約60万ゴルドになってしまった。
「ほう、これこれは。咲耶、あなたもその年齢で中々やるじゃないですか」
「うう、日本で見聞きしたことをイラストにしたり、軽く説明しているだけなのに」
ルウリから言われているけど、あまり人前で前世の知識を言わない方がいい。アマンガムさんに話すにしても、事前にベイツさんやルウリ、フリードに相談しよう。そうしないと、私の貯金額がどんどん増えていく気がする。何の苦労もなく、大金を入手していくから怖いよ。
「その猫カフェなんだが、アマンガムさんによると、既に土地を押さえているし、外観や内装の設計もかなり進んでいるようだ。完成次第、着工に取り掛かるから、早くて2ヶ月後にオープンだな」
2ヶ月後!?
以前、最短で2ヶ月と聞いてはいたけど、アマンガムさんの冗談だと思っていたわ。まだ設計図の段階なのに、本当に実現できるのかな?
「咲耶、君の知る建築の知識は、地球の日本のものだ。あの世界では科学が発展しているけど、ここでは魔法が科学より発展している。魔法を利用すれば、建築速度も格段に速いのさ。しかも、スキルを使えば、建物の耐久性能なんかも1発でわかる。科学と違って、小難しい計算なんていらないのさ」
あはは、スキルと魔法……反則だよ。
ルウリは神の御使い樣でもあるから、地球のことを知っているんだね。
「咲耶、ルウリ、フリード、その土地なんだが、この後みんなで見に行かないか?」
「はいはいはい、見たい、見たい‼︎ 店ももう終わるので、私も行きます‼︎」
ベイツさんに返事をしたのは、リットだ。他のお客さんの注文を聞きながら、こっちの話を聞いていたのね。器用な女の子だな~。結局、アルドさんとミントさんに怒られながらも、リットは私たちと同行することになった。
○○○
私たち3人と2体は、猫カフェの建築予定地となる場所へとやって来ました。周辺には、喫茶店や定食屋などの飲食店がなく、洋服や宝石類を販売する服飾系のお店や、武具防具魔道具などを販売する店があり、人通りもかなり多い。その一画に、60坪ほどの広さの平地があり、そこに【猫カフェ建設予定地】と記載された立て札が掲げられている。
「広い」
その一言に尽きる。
建物がないせいもあって、異様に広く感じる。
「ああ、それは俺も思ったが、アマンガムさんは1階にお土産コーナーを設置して、2階を猫カフェにするそうだ。咲耶の提案した玩具や、猫専用の散歩道や住まいを十分に設置できる広々としたスペースもある。彼は、人も猫も気軽に落ち着いて楽しめる場所にしたいと言っていた」
アマンガムさんは、人と猫が共存できる世界を真剣に考えている。まだ、猫カフェ全体の設計図やイラストがないからイメージできないけど、完成が楽しみになってきた。
「この一画に猫たちの楽園を建設するんだ~。既に、8匹の猫たちが集まってるよ」
もう、いるの!?
ミケーネがいるから、先導してもらったのかな?
もしくは、私が猫たちにこの国の言語を読めるよう教育しているし、猫の溜まり場には会話用の[小型キャットボード]を複数置いているから、それらを利用してここの場所を誰かに教えてもらったのかもしれない。
猫たちの方は下見を終えているのか、みんなが猫カフェのことを話題にして話し合い、互いに寛いでいるわ。今は土地内に誰も立ち入らないから、猫たちも過ごしやすいんだ。
「ほほほほ、周囲には上品な店も多いようですし、治安も良さそうです。まさに、猫たちにとって理想的な土地でしょうね」
フリードも、気に入っているようで安心した。猫カフェが完成したら、この一体が彼の縄張りになるのだから気にして当然だよね。
「地脈の流れもいいね。これなら瘴気も発生しないだろうし、猫たちが病気になることもない。よく、こんな一級品の土地を見つけられたもんだ」
ルウリも褒めてくれている。いくつかわからない言葉があったけど、褒めていることだけはわかる。
「ねえ咲耶、店が完成したら、あなたはそこで働くの?」
「え…まだ決まったわけじゃないけど、私はアルバイトで働きたいと思ってるわ、。成人したら、従業員になるのもアリかもね」
リットからの質問に、少しだけ戸惑ってしまった。この店の責任者にはなれないけど、働くことはできるはずよ。でも、まだアマンガムさんに相談していないから、どうなるのかわからない。今後、そう言った話し合いもしていかないとね。
「猫に囲まれた生活か~いいな~」
「リットも、私と同じアルバイトなら働けるんじゃないかな?」
「そっか、その手があった‼︎ 募集されたら、速攻で応募しよう‼︎」
この世界は10歳からアルバイト可能と聞いているから、リットも大喜びだ。
この後、私たちは周辺を2時間程散策し、地理をしっかりと把握したところで、リットのいる店へと戻ることにした。彼女もフリードといっぱいお話しできたのが嬉しかったのか、『猫カフェが完成したら、お客様第一号になる‼︎』と宣言してくれた。
猫又のフリードが、私の新たな従魔になってくれました。普段は少し怖い口調だけど、食事の時に限り、食レポのうまい芸人さんのような喋り方になります。見ていて、愉快で面白い猫…又さんです。おまけにルウリと同じくらい強いらしく、その事を家に帰ってベイツさんに報告したら、彼は驚き固まりました。
何故なら、フェアリーバード自体が精霊の中でも上位種に入るらしく、怒らせたら1つの街を簡単に消し去る力を有しているからです。そのルウリと同格なのだから、フリードもかなり凄い魔物なのだと思ったけど、私はその実感が全然ありません。
そして現在、ベイツさんは私、ルウリ、フリードを連れて、彼いきつけの定食屋さんへ向かっています。
「ベイツさん、お昼を作れなくてごめんなさい」
今日のお昼当番は私なんだけど、フリードと話し込んでいたせいで、お昼の準備のことをすっかり忘れていたわ。
「そんな深い事情があったのなら仕方ないさ。あの定食屋にも4日ぶりに顔を出せるし、咲耶も友達のリットに会える。フリードには感謝しないとな」
私と同い年で人間族のリット、4日前初めてあの定食へ行った時、お互い意気投合し、すぐにお友達になれた。私はどちらかというと少し人見知りだけど、リットは明るく、何事も前向きな女の子だ。
そんな彼女の両親、ミントさんとアルドさんが経営する定食屋《ガブリ》、安くて美味い料理を提供し、冒険者たちにかなりの人気があるって言ってたわ。冒険者たちが肉汁たっぷり肉厚のあるステーキを笑い声を上げながら豪快にガブリガブリと食べていくようなお店にしたいから、店の名前を《ガブリ》にしたってリットから聞いている。
「お、見えてきたぞ」
定食屋の入口の屋根付近に、デカデカと《定食屋ガブリ》という看板が掲げられている。私たちが店内へ入ると、お昼時を過ぎているせいか、客はまばらだった。ある意味、この時間帯に来て良かったわ。お昼時なら満員で、リットとも全然お話しできないもの。
「ベイツさん、咲耶、いらっしゃい!! 空いている席にどうぞ~~って、尻尾3本の黒猫がいる~~~」
リットは猫好きだから、黒猫のフリードに惹かれちゃったか。ここに来る道中、普段見かけない黒猫が歩いているせいか、フリードを見る人も結構多かったわ。
「こらリット‼︎ お客様なんだから、ちゃんと接客しなさい‼︎」
リットがフリードを触ろうとする直前で、ミントさんが店の奥から出てきて注意してくれた。定食屋の従業員なんだから、鳥や猫に触っちゃダメだよ。そもそも、お客が従魔を店内に入れる行為もダメな気もするけど、この世界ではOKみたい。
「は~い、2人とも何にする?」
私たちがテーブル席に座ると、お店のカラフルなエプロンを身につけたリットが来てくれた。私たちが日替わり定食を注文すると、ルウリとフリードが人語で喋り出す。
「僕には、煮豆を頼むよ。ああ、薄味でね」
「ルウリは、以前と同じ物だね」
4日前にルウリを見ているから、リットの対応も手慣れているわ。
「私は、咲耶の従魔となった猫又のフリードと言います。私には、小魚の焼いた物をお願いします」
「へ、猫又? フリードも、この国の言葉を話せるの!?」
「当然です、猫又という種は自分達の住む国の言語なら話せるのです」
フリードは世界中を渡り歩いているから、全ての言語を使いこなせると言っていたわ。実際、ルウリの鳥語をスキルなしで完璧に理解していたもの。
「ほえ~最近の鳥と猫って凄いな~」
あはは、4日前と同じリアクションだ。リットが離れていき、お父さんのアルドさんにさっき注文したメニューを伝えている。
「咲耶、今のうちにこれを渡しておくよ。朝描いてくれたレーザーポインターのイラストと、各商品の使用説明書の改良案に関する明細書だ。ちなみに、報酬は君の口座に振り込み済みだ」
ベイツさんから明細書を貰い、中身を確認すると、私は声をあげそうになった。改良案の報酬額が10万ゴルド(約10万円)となっていたからだ。これで、私の貯金は約60万ゴルドになってしまった。
「ほう、これこれは。咲耶、あなたもその年齢で中々やるじゃないですか」
「うう、日本で見聞きしたことをイラストにしたり、軽く説明しているだけなのに」
ルウリから言われているけど、あまり人前で前世の知識を言わない方がいい。アマンガムさんに話すにしても、事前にベイツさんやルウリ、フリードに相談しよう。そうしないと、私の貯金額がどんどん増えていく気がする。何の苦労もなく、大金を入手していくから怖いよ。
「その猫カフェなんだが、アマンガムさんによると、既に土地を押さえているし、外観や内装の設計もかなり進んでいるようだ。完成次第、着工に取り掛かるから、早くて2ヶ月後にオープンだな」
2ヶ月後!?
以前、最短で2ヶ月と聞いてはいたけど、アマンガムさんの冗談だと思っていたわ。まだ設計図の段階なのに、本当に実現できるのかな?
「咲耶、君の知る建築の知識は、地球の日本のものだ。あの世界では科学が発展しているけど、ここでは魔法が科学より発展している。魔法を利用すれば、建築速度も格段に速いのさ。しかも、スキルを使えば、建物の耐久性能なんかも1発でわかる。科学と違って、小難しい計算なんていらないのさ」
あはは、スキルと魔法……反則だよ。
ルウリは神の御使い樣でもあるから、地球のことを知っているんだね。
「咲耶、ルウリ、フリード、その土地なんだが、この後みんなで見に行かないか?」
「はいはいはい、見たい、見たい‼︎ 店ももう終わるので、私も行きます‼︎」
ベイツさんに返事をしたのは、リットだ。他のお客さんの注文を聞きながら、こっちの話を聞いていたのね。器用な女の子だな~。結局、アルドさんとミントさんに怒られながらも、リットは私たちと同行することになった。
○○○
私たち3人と2体は、猫カフェの建築予定地となる場所へとやって来ました。周辺には、喫茶店や定食屋などの飲食店がなく、洋服や宝石類を販売する服飾系のお店や、武具防具魔道具などを販売する店があり、人通りもかなり多い。その一画に、60坪ほどの広さの平地があり、そこに【猫カフェ建設予定地】と記載された立て札が掲げられている。
「広い」
その一言に尽きる。
建物がないせいもあって、異様に広く感じる。
「ああ、それは俺も思ったが、アマンガムさんは1階にお土産コーナーを設置して、2階を猫カフェにするそうだ。咲耶の提案した玩具や、猫専用の散歩道や住まいを十分に設置できる広々としたスペースもある。彼は、人も猫も気軽に落ち着いて楽しめる場所にしたいと言っていた」
アマンガムさんは、人と猫が共存できる世界を真剣に考えている。まだ、猫カフェ全体の設計図やイラストがないからイメージできないけど、完成が楽しみになってきた。
「この一画に猫たちの楽園を建設するんだ~。既に、8匹の猫たちが集まってるよ」
もう、いるの!?
ミケーネがいるから、先導してもらったのかな?
もしくは、私が猫たちにこの国の言語を読めるよう教育しているし、猫の溜まり場には会話用の[小型キャットボード]を複数置いているから、それらを利用してここの場所を誰かに教えてもらったのかもしれない。
猫たちの方は下見を終えているのか、みんなが猫カフェのことを話題にして話し合い、互いに寛いでいるわ。今は土地内に誰も立ち入らないから、猫たちも過ごしやすいんだ。
「ほほほほ、周囲には上品な店も多いようですし、治安も良さそうです。まさに、猫たちにとって理想的な土地でしょうね」
フリードも、気に入っているようで安心した。猫カフェが完成したら、この一体が彼の縄張りになるのだから気にして当然だよね。
「地脈の流れもいいね。これなら瘴気も発生しないだろうし、猫たちが病気になることもない。よく、こんな一級品の土地を見つけられたもんだ」
ルウリも褒めてくれている。いくつかわからない言葉があったけど、褒めていることだけはわかる。
「ねえ咲耶、店が完成したら、あなたはそこで働くの?」
「え…まだ決まったわけじゃないけど、私はアルバイトで働きたいと思ってるわ、。成人したら、従業員になるのもアリかもね」
リットからの質問に、少しだけ戸惑ってしまった。この店の責任者にはなれないけど、働くことはできるはずよ。でも、まだアマンガムさんに相談していないから、どうなるのかわからない。今後、そう言った話し合いもしていかないとね。
「猫に囲まれた生活か~いいな~」
「リットも、私と同じアルバイトなら働けるんじゃないかな?」
「そっか、その手があった‼︎ 募集されたら、速攻で応募しよう‼︎」
この世界は10歳からアルバイト可能と聞いているから、リットも大喜びだ。
この後、私たちは周辺を2時間程散策し、地理をしっかりと把握したところで、リットのいる店へと戻ることにした。彼女もフリードといっぱいお話しできたのが嬉しかったのか、『猫カフェが完成したら、お客様第一号になる‼︎』と宣言してくれた。
37
お気に入りに追加
1,824
あなたにおすすめの小説
滅びる異世界に転生したけど、幼女は楽しく旅をする!
白夢
ファンタジー
何もしないでいいから、世界の終わりを見届けてほしい。
そう言われて、異世界に転生することになった。
でも、どうせ転生したなら、この異世界が滅びる前に観光しよう。
どうせ滅びる世界なら、思いっきり楽しもう。
だからわたしは旅に出た。
これは一人の幼女と小さな幻獣の、
世界なんて救わないつもりの放浪記。
〜〜〜
ご訪問ありがとうございます。
可愛い女の子が頼れる相棒と美しい世界で旅をする、幸せなファンタジーを目指しました。
ファンタジー小説大賞エントリー作品です。気に入っていただけましたら、ぜひご投票をお願いします。
お気に入り、ご感想、応援などいただければ、とても喜びます。よろしくお願いします!
23/01/08 表紙画像を変更しました
転生チートは家族のために~ユニークスキルで、快適な異世界生活を送りたい!~
りーさん
ファンタジー
ある日、異世界に転生したルイ。
前世では、両親が共働きの鍵っ子だったため、寂しい思いをしていたが、今世は優しい家族に囲まれた。
そんな家族と異世界でも楽しく過ごすために、ユニークスキルをいろいろと便利に使っていたら、様々なトラブルに巻き込まれていく。
「家族といたいからほっといてよ!」
※スキルを本格的に使い出すのは二章からです。
惣菜パン無双 〜固いパンしかない異世界で美味しいパンを作りたい〜
甲殻類パエリア
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンだった深海玲司は仕事帰りに雷に打たれて命を落とし、異世界に転生してしまう。
秀でた能力もなく前世と同じ平凡な男、「レイ」としてのんびり生きるつもりが、彼には一つだけ我慢ならないことがあった。
——パンである。
異世界のパンは固くて味気のない、スープに浸さなければ食べられないものばかりで、それを主食として食べなければならない生活にうんざりしていた。
というのも、レイの前世は平凡ながら無類のパン好きだったのである。パン好きと言っても高級なパンを買って食べるわけではなく、さまざまな「菓子パン」や「惣菜パン」を自ら作り上げ、一人ひっそりとそれを食べることが至上の喜びだったのである。
そんな前世を持つレイが固くて味気ないパンしかない世界に耐えられるはずもなく、美味しいパンを求めて生まれ育った村から旅立つことに——。
異世界道中ゆめうつつ! 転生したら虚弱令嬢でした。チート能力なしでたのしい健康スローライフ!
マーニー
ファンタジー
※ほのぼの日常系です
病弱で閉鎖的な生活を送る、伯爵令嬢の美少女ニコル(10歳)。対して、亡くなった両親が残した借金地獄から抜け出すため、忙殺状態の限界社会人サラ(22歳)。
ある日、同日同時刻に、体力の限界で息を引き取った2人だったが、なんとサラはニコルの体に転生していたのだった。
「こういうときって、神様のチート能力とかあるんじゃないのぉ?涙」
異世界転生お約束の神様登場も特別スキルもなく、ただただ、不健康でひ弱な美少女に転生してしまったサラ。
「せっかく忙殺の日々から解放されたんだから…楽しむしかない。ぜっっったいにスローライフを満喫する!」
―――異世界と健康への不安が募りつつ
憧れのスローライフ実現のためまずは健康体になることを決意したが、果たしてどうなるのか?
魔法に魔物、お貴族様。
夢と現実の狭間のような日々の中で、
転生者サラが自身の夢を叶えるために
新ニコルとして我が道をつきすすむ!
『目指せ健康体!美味しいご飯と楽しい仲間たちと夢のスローライフを叶えていくお話』
※はじめは健康生活。そのうちお料理したり、旅に出たりもします。日常ほのぼの系です。
※非現実色強めな内容です。
※溺愛親バカと、あたおか要素があるのでご注意です。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる