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最終章【ハーゴンズパレス−試される7日間】
ネルマ、危機一髪!?
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○○○シャーロット視点
ベッドで目覚めてから約15分、私の精神状態もほぼ正常に戻った。
前世込みで生まれて初めて毒を盛られたのだけど、もう2度と同じ経験をしたくない。魔法がなければ絶命していたか、万が一生き残れたとしても後遺症を残していたかもしれない。ネルマの対処が少しでも遅れていたら、私はこの世にいなかっただろう。
犯人でもあるルクスさんは私に毒を盛ったことで吹っ切れたのか、終始無表情で私とネルマから距離をとっている。
私はベッドから起き上がり、ソファーへと歩いていく。
「シャーロット様、もう歩いても大丈夫なんですか!?」
私の側でずっと神経を張り詰めた状態で看病していたせいもあって、ネルマも疲れている。この緊張感から解放させてあげよう。
「うん、もう大丈夫。ネルマ、屋敷の外に出て新鮮な空気を吸いにいかない?」
幽体離脱したことで心を落ち着かせる事は出来たけど、このまま寝室に留まっていると精神を擦り減らしてしまう。一旦外に出て、開放的な気分を味わいたい。
「いいですね! 私も行きます!」
ネルマも賛成してくれた。
「シャーロット様、夕食まであと2時間程あります。それまでは外を散策しても構いませんが、この地図に記載されている順序で屋敷を通り抜けて下さい」
ルクスさんは私達に屋敷の見取り図を渡してくれたのだけど、この地図通りに従い行動すると、屋敷を出る際には必ず1箇所の部屋を通り抜けないといけない。
これ……絶対何か理由がある。
外に出るだけでも、何らかの試験を受けるのだろうか?
「シャーロット様は疲れています。普通に外へ出てはいけないのですか?」
「あなた方のみ、この進行ルートでしか外に出られません」
抑揚のない事務的な言い方だ。
正直、こういった言い方は好かない。
ネルマも同じことを思ったのか、何か言いたそうにしている。
「ネルマ、ここで言い争っても仕方ないよ。このルートでしか行けないのなら、それに従うまでだよ」
「…はい」
さっきの遊戯場といい、デザートの毒殺未遂といい、今度も絶対何か仕掛けてくる。
用心しないとね。
私達はルクスさんと別れ寝室を出た後、目的の場所となる1階の部屋へと向かったのだけど、どうもさっきから誰かに見らている気がする。
「ネルマ、視線を感じない?」
「感じます。でも、嫌な視線ではないです」
この視線の正体は、何なのだろうか?
1階へ到着し、目的の部屋へと辿り着く。入口のドアを一目見ただけで、この奥には私達を引き寄せる何かがあると想像できる。だって、煌びやかな【ビーズ製】のイルカが、ドアの中央に飾られているのだから。
イルカの色彩は、日本で見たものと遜色ないレベルだ。
「これは、海の生き物だね。ネルマ、この部屋には私達を誘惑する置物が数多くあると思う。見るだけなら構わないけど、置物自体には触れないようにね」
「あ…はい」
あちゃあ~、ネルマはイルカに魅了されているようだ。
このまま進むのは危険なんだけど、部屋を通らないと外へ行けない。
覚悟を決めて行くか!
私が恐る恐るドアを開けると、そこには……
「綺麗……部屋全体が宝石箱みたい」
「ほわあ~、こんな綺麗な動物の置物、生まれて初めて見ました」
部屋の中には、地球産の犬・猫・象・虎といった動物達が所狭しに設置されている。1体1体の大きさは50cm程、多種多様な色のビーズで構成されており、動物達の配置も見事なものだ。
そして、この配置の中で、一際目立つ《動物》と《家具》がある。
「あ、シャーロット様、上を見て下さい。あのシャンデリアも、私達の知るものと違いますよ!」
ネルマもあの家具に気づいたようだ。部屋中央真上に設置されているシャンデリアも、ビーズで構成されている。通常であれば、恐ろしい程の手間がかかるだろうに。彼女は近くで見たいのか、真っ先にシャンデリアの真下へと移動した。
「綺麗~~、入口では見えなかったけど、あんな紋様がシャンデリア中央に組まれていたんだ~~~」
私は、部屋の窓際にポツンと寂しそうに置かれている1匹のパグへと近づいていく。この犬の置物は20cm程の大きさしかないのだけど、他の動物と比べて一際寂しそうな表情をしているし、なによりも私と視線が合うのだ。そのため、どうしても引き寄せらてしまう。
「か…可愛い」
【ワン!】
え!?
私が言葉を紡いだ瞬間、パグの目が獰猛なものへと変化し盛大に吠える。
【カシャカシャカシャカシャン】
「え~~~~~~シャ、シャンデリアが魔物に変形した~~~~」
え!?
ネルマの声に反応して、私が振り向くと、部屋中央真上に設置されているシャンデリアが、なんとマ○オのパック○フラワー(逆さ状態)へと変形していたのだ。そして、ネルマのいる真下に落下してきた。
「ネルマ~~~~~!!!」
「ぎぁあああ~~~食われる~~~!!!」
《バクン》
あ、ネルマが……パック○フラワーに丸呑みされた。
そ…そんな…突然のことで…全然…動けなかった。
私のせいだ。
まさか、【音声認識トラップ】が仕掛けられていたなんて。
私がパグに声をかけてしまったから……力が抜けたせいか、私は床へと崩れ落ちる。
取り返しのつかないミスを犯してしまった。
「暗い~~狭い~~~シャーロット様~~助けて~~~」
ネルマの…声?
え、生きてるの!?
「ネルマ、大丈夫なの!?」
「はい。閉じ込められただけで怪我もありません」
よ、良かった~生きてた~~~~。
あ、彼女を助けないと!
キーワードは、トラップ発動の要となっている【パグ】だよね。
「こんな可愛い見た目のパグがトラップ発動の鍵を握っていたなんて」
《ギギギギ》
「え! シャーロット様、暗いのでイマイチわかりませんけど、さっきよりも一回り狭くなりました!」
え、狭く!?
まさか……私の【可愛い】に反応した?
その言葉に反応して狭くなったのなら、もしかして!
「こんな鼻ぺちゃな動物、私は飼いたくないわ。大嫌いよ!」
「あ、広がった!」
やっぱり、言葉に反応しているんだわ!
褒めると狭くなり、怒ると広がる仕組みか。
「この子、泣き虫そうだから喧嘩も弱そう。犬の中でも、最弱に位置するわね」
「クゥゥゥゥ~~~~ン」
あ!
パック○フラワーが口を開き、天井へと引き上げられていく。フラワーの根っこ自体が鎖となっているわけか。天井近くになると、元のシャンデリアへと変形した。通常のビーズなら変形不可なのだけど、耐久性や柔軟性を地球産のものよりも大幅に上げているのだろう。
ネルマの姿を見た限り、怪我もなさそうだ。
「シャーロット様~~怖かったです~~~」
彼女は私に駆け寄ってくる。
「私のせいでごめんね。これは《音声認識トラップ》、ある特定の言葉を口に出した瞬間に反応する罠だよ」
「げ! ダンジョンには、そんな恐ろしい罠があるんですか!?」
この罠に関しては、私も初体験だよ。
多分、トラップ発動のキーワードは【可愛い】だね。
私自身もパグに魅了されてしまい、自然と言葉に出てしまった。
「うん、ダンジョンには【落とし穴】などの簡単なものから、幻惑トラップといった様々なものがあるわ。ネルマも学園に通えるようになれば、ダンジョンにも行けるようになる」
「う…こんな怖い罠を見たら、行きたいようで行きたくないような…複雑な気分です」
あはは、だろうね。
こんな罠、私も初めてだよ。
「さあ、この部屋を…」
しまった…【音声認識】なんだから、他にもトラップ発動のキーワードがあるかもしれない。下手な言葉を喋れない。
「シャーロット様、どうしたんですか?」
私は口をチャックするよう、ネルマにジェスチャーで伝える。彼女に伝わったのか、右手がグーとなり、左手にポンと落とし軽く頷いた。
私はルクスさんから貰った見取り図を床に広げ、外へ出るための順序を確認する。此処からは一切喋ることなく、ここから脱出しよう。
ベッドで目覚めてから約15分、私の精神状態もほぼ正常に戻った。
前世込みで生まれて初めて毒を盛られたのだけど、もう2度と同じ経験をしたくない。魔法がなければ絶命していたか、万が一生き残れたとしても後遺症を残していたかもしれない。ネルマの対処が少しでも遅れていたら、私はこの世にいなかっただろう。
犯人でもあるルクスさんは私に毒を盛ったことで吹っ切れたのか、終始無表情で私とネルマから距離をとっている。
私はベッドから起き上がり、ソファーへと歩いていく。
「シャーロット様、もう歩いても大丈夫なんですか!?」
私の側でずっと神経を張り詰めた状態で看病していたせいもあって、ネルマも疲れている。この緊張感から解放させてあげよう。
「うん、もう大丈夫。ネルマ、屋敷の外に出て新鮮な空気を吸いにいかない?」
幽体離脱したことで心を落ち着かせる事は出来たけど、このまま寝室に留まっていると精神を擦り減らしてしまう。一旦外に出て、開放的な気分を味わいたい。
「いいですね! 私も行きます!」
ネルマも賛成してくれた。
「シャーロット様、夕食まであと2時間程あります。それまでは外を散策しても構いませんが、この地図に記載されている順序で屋敷を通り抜けて下さい」
ルクスさんは私達に屋敷の見取り図を渡してくれたのだけど、この地図通りに従い行動すると、屋敷を出る際には必ず1箇所の部屋を通り抜けないといけない。
これ……絶対何か理由がある。
外に出るだけでも、何らかの試験を受けるのだろうか?
「シャーロット様は疲れています。普通に外へ出てはいけないのですか?」
「あなた方のみ、この進行ルートでしか外に出られません」
抑揚のない事務的な言い方だ。
正直、こういった言い方は好かない。
ネルマも同じことを思ったのか、何か言いたそうにしている。
「ネルマ、ここで言い争っても仕方ないよ。このルートでしか行けないのなら、それに従うまでだよ」
「…はい」
さっきの遊戯場といい、デザートの毒殺未遂といい、今度も絶対何か仕掛けてくる。
用心しないとね。
私達はルクスさんと別れ寝室を出た後、目的の場所となる1階の部屋へと向かったのだけど、どうもさっきから誰かに見らている気がする。
「ネルマ、視線を感じない?」
「感じます。でも、嫌な視線ではないです」
この視線の正体は、何なのだろうか?
1階へ到着し、目的の部屋へと辿り着く。入口のドアを一目見ただけで、この奥には私達を引き寄せる何かがあると想像できる。だって、煌びやかな【ビーズ製】のイルカが、ドアの中央に飾られているのだから。
イルカの色彩は、日本で見たものと遜色ないレベルだ。
「これは、海の生き物だね。ネルマ、この部屋には私達を誘惑する置物が数多くあると思う。見るだけなら構わないけど、置物自体には触れないようにね」
「あ…はい」
あちゃあ~、ネルマはイルカに魅了されているようだ。
このまま進むのは危険なんだけど、部屋を通らないと外へ行けない。
覚悟を決めて行くか!
私が恐る恐るドアを開けると、そこには……
「綺麗……部屋全体が宝石箱みたい」
「ほわあ~、こんな綺麗な動物の置物、生まれて初めて見ました」
部屋の中には、地球産の犬・猫・象・虎といった動物達が所狭しに設置されている。1体1体の大きさは50cm程、多種多様な色のビーズで構成されており、動物達の配置も見事なものだ。
そして、この配置の中で、一際目立つ《動物》と《家具》がある。
「あ、シャーロット様、上を見て下さい。あのシャンデリアも、私達の知るものと違いますよ!」
ネルマもあの家具に気づいたようだ。部屋中央真上に設置されているシャンデリアも、ビーズで構成されている。通常であれば、恐ろしい程の手間がかかるだろうに。彼女は近くで見たいのか、真っ先にシャンデリアの真下へと移動した。
「綺麗~~、入口では見えなかったけど、あんな紋様がシャンデリア中央に組まれていたんだ~~~」
私は、部屋の窓際にポツンと寂しそうに置かれている1匹のパグへと近づいていく。この犬の置物は20cm程の大きさしかないのだけど、他の動物と比べて一際寂しそうな表情をしているし、なによりも私と視線が合うのだ。そのため、どうしても引き寄せらてしまう。
「か…可愛い」
【ワン!】
え!?
私が言葉を紡いだ瞬間、パグの目が獰猛なものへと変化し盛大に吠える。
【カシャカシャカシャカシャン】
「え~~~~~~シャ、シャンデリアが魔物に変形した~~~~」
え!?
ネルマの声に反応して、私が振り向くと、部屋中央真上に設置されているシャンデリアが、なんとマ○オのパック○フラワー(逆さ状態)へと変形していたのだ。そして、ネルマのいる真下に落下してきた。
「ネルマ~~~~~!!!」
「ぎぁあああ~~~食われる~~~!!!」
《バクン》
あ、ネルマが……パック○フラワーに丸呑みされた。
そ…そんな…突然のことで…全然…動けなかった。
私のせいだ。
まさか、【音声認識トラップ】が仕掛けられていたなんて。
私がパグに声をかけてしまったから……力が抜けたせいか、私は床へと崩れ落ちる。
取り返しのつかないミスを犯してしまった。
「暗い~~狭い~~~シャーロット様~~助けて~~~」
ネルマの…声?
え、生きてるの!?
「ネルマ、大丈夫なの!?」
「はい。閉じ込められただけで怪我もありません」
よ、良かった~生きてた~~~~。
あ、彼女を助けないと!
キーワードは、トラップ発動の要となっている【パグ】だよね。
「こんな可愛い見た目のパグがトラップ発動の鍵を握っていたなんて」
《ギギギギ》
「え! シャーロット様、暗いのでイマイチわかりませんけど、さっきよりも一回り狭くなりました!」
え、狭く!?
まさか……私の【可愛い】に反応した?
その言葉に反応して狭くなったのなら、もしかして!
「こんな鼻ぺちゃな動物、私は飼いたくないわ。大嫌いよ!」
「あ、広がった!」
やっぱり、言葉に反応しているんだわ!
褒めると狭くなり、怒ると広がる仕組みか。
「この子、泣き虫そうだから喧嘩も弱そう。犬の中でも、最弱に位置するわね」
「クゥゥゥゥ~~~~ン」
あ!
パック○フラワーが口を開き、天井へと引き上げられていく。フラワーの根っこ自体が鎖となっているわけか。天井近くになると、元のシャンデリアへと変形した。通常のビーズなら変形不可なのだけど、耐久性や柔軟性を地球産のものよりも大幅に上げているのだろう。
ネルマの姿を見た限り、怪我もなさそうだ。
「シャーロット様~~怖かったです~~~」
彼女は私に駆け寄ってくる。
「私のせいでごめんね。これは《音声認識トラップ》、ある特定の言葉を口に出した瞬間に反応する罠だよ」
「げ! ダンジョンには、そんな恐ろしい罠があるんですか!?」
この罠に関しては、私も初体験だよ。
多分、トラップ発動のキーワードは【可愛い】だね。
私自身もパグに魅了されてしまい、自然と言葉に出てしまった。
「うん、ダンジョンには【落とし穴】などの簡単なものから、幻惑トラップといった様々なものがあるわ。ネルマも学園に通えるようになれば、ダンジョンにも行けるようになる」
「う…こんな怖い罠を見たら、行きたいようで行きたくないような…複雑な気分です」
あはは、だろうね。
こんな罠、私も初めてだよ。
「さあ、この部屋を…」
しまった…【音声認識】なんだから、他にもトラップ発動のキーワードがあるかもしれない。下手な言葉を喋れない。
「シャーロット様、どうしたんですか?」
私は口をチャックするよう、ネルマにジェスチャーで伝える。彼女に伝わったのか、右手がグーとなり、左手にポンと落とし軽く頷いた。
私はルクスさんから貰った見取り図を床に広げ、外へ出るための順序を確認する。此処からは一切喋ることなく、ここから脱出しよう。
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