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10歳〜アストレカ大陸編【旅芸人と負の遺産】
入学式
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今年の1年生の合格者数は定員通りの60名。男女全員が専用の学生服を着用している。ここは国内屈指の最難関校、古くからある由緒正しき学園でもあるため、学生服のデザインにも力を入れている。平民貴族両者からの評価も高く、この服を着たいが為に入学を希望する人もいる。
現在、新入生全員がフラマリオン学園体育館に集合し、教員の指示通りの場所に並び着席している。貴族39名は舞台の左側、平民21名は舞台の右側となっており、貴族側は成績に関係なく、高い身分になる程、舞台に近くなるよう配備されている。
学園内において身分平等とはいえ、平民達も相手が貴族である以上、必要最低限の礼儀を知っておかないといけない。ましてや初対面の出会いこそが、互いの印象を決定付けてしまうものだ。そこで失敗すると、平民達も貴族に対し気後れしてしまう。入学式の時点で、貴族と平民を分けておくことで、平民達が貴族側の令息と令嬢達の身分と顔を少しでも覚えてもらおうという学園側の配慮である。
なお、学園生全員が同じ制服を着用しているものの、貴族達の着用している服の首元の襟左側部分には、金色の正方形を模ったブローチが付いており、正方形の内側は4区画に分かれ、それぞれに青い宝石が埋め込まれている。平民達は、これを見て貴族かどうかを判断している。
一見、入学式の時点で平等ではないと思うものの、平民側からすれば嬉しい配慮なのである。貴族の令息や令嬢の中には気難しい者もいるため、普通に話しかけられたのが平民であった場合、それだけでその者を裏で虐めるパターンが多いからである。過去の経験上、この配慮が出会いのトラブルを回避しやすいのだ。
また、平民側の方も貴族側と同じく、《決まり》というものがある。成績上位者や資産家の者達は、舞台近くに座るよう言われている。貴族側も事前に入学者達の情報を収集しているものの、同じクラスでなかった場合、その者達といつ何処で出会うかわからない。そのため、入学式の時点で把握しやすいよう配慮されている。合格したものの、点数が低い者達に関しては、現状貴族側から顔を覚えられにくいものの、今後の定期テストの成績次第で卒業後エリートコースに行ける可能性も残されている。
全ては、これからの頑張り次第となる。
貴族側の最前列には、【公爵令嬢】兼【聖女】のシャーロット・エルバランがいる。平民側の最前列には、【聖女代理】のフレヤ・トワイライト、成績上位者のオーキスや獣人のミーシャ、資産家の平民達がいる。そして貴族側と平民側の後方には、皆の両親達が座っており、自分の息子や娘の勇姿を見守っている。
現在学園長が舞台に上がり、入学者達への挨拶が執り行われているところである。
○○○ シャーロット視点
……長い
……学園長、演説が長いよ!
もう、かれこれ15分が経過している。
他の先生方も自分のステータスを確認しているのか、やや挙動不審となっている。
私は貴族側筆頭のため、【外側の私】は席に座り優雅に微笑みながら学長の挨拶を聞いているけど、【内面の私】は『プレゼンするなら要点を簡潔にまとめ、10分以内に話せ! そんな長話だと、大切な箇所が何処かわからないよ!貴族の私達は教育上慣れてるからいいけど、平民の人達にはきついよ!』と文句を言いまくっている。
この内面の自分を、絶対に外に出してはいけない。
「……生徒諸君、君達の学園生活は始まったばかりだ。今日から始まる8年間の学生生活を無駄にしないよう謳歌しなさい」
あ、やっと終わった。
『学園長、ありがとうございました。次に、今日から新たに配属される1人の教員をご紹介します。コウヤ・イチノイ先生、舞台に上がってください』
司会役の女性が拡声魔法でコウヤ先生を紹介すると、舞台端に座っていた彼は学園長と交代して中央のマイクのある台へと移動する。この時点で、入学者達全員から大きな響めきが沸き起こる。
彼は魔鬼族だから、皆が驚くのも無理ないよね。しかも、渋いイケメンだから、女性陣の中には惚けている人もいる。
というかコウヤ先生、学園でも忍装束のままなんですね。
「皆さん、初めまして。私はコウヤ・イチノイ、もうお気づきだと思いますが、ハーモニック大陸出身の魔鬼族です。2年前、聖女【シャーロット・エルバラン】公爵令嬢が旧ガーランド法王国に赴き、私の同胞達と共に歴史の詐称を見抜いたことで、魔人族の誤解を解いてくれました」
おそらくアストレカ大陸において、魔鬼族が学園の教員となるのは初めての出来事かもしれない。
「ここにいる学園生全員が、魔人族の種族やハーモニック大陸の国々、大陸内で起きた歴史などを知らないでしょう。今回、学園長と国王陛下からの依頼で、私がハーモニック大陸の歴史と風土を教えることになりました。……また、私の本来の職業は冒険者、ランクは【S】だ。故に君達が戦闘訓練において、何か悩んでいるのであれば、平民貴族問わず、いつでも相談にくるといい。私は君達の力になりたい。今後ともよろしく頼む!」
前半の丁寧な言葉遣いだけなら、コウヤ先生は考古学者と思った人もいるだろう。でも、後半口調が変化し、職業とランクを言ったことで、入学者達の目の色が変わった。現在、アストレカ大陸内において、Sランクは英雄マリル・クレイトン、ただ1人。私は表面上、オーキスと同じCランクとなっている。コウヤ先生は百戦錬磨のSランク、剣術や魔法で悩む生徒は学園内に大勢いるだろう。コウヤ先生も【教員】と【負の遺産問題】で、色々と忙しくなるね。
『コウヤ先生、ありがとうございます。それでは、次に本年度の入学試験において、首席入学を果たした聖女シャーロット・エルバラン…に新入生の挨拶を言って頂きましょう』
いよいよ私の出番だ。
学園内において、先生が威厳を見せるためにも、教員達は平民貴族問わず、生徒に媚びへつらってはいけない。たとえ聖女や王族に対しても、《様》などをつけて話してはいけない。だから、司会を務める女性も気をつけねばならない。無論、これは学園内での特別ルールである。
さあ、私も舞台に上がろうか。
○○○
私は舞台中央に立ち、演者台に登る。周囲には、入学者やその両親達が私を見ている。勿論、私のお父様やお母様も見学者席にいて、私の演説を心待ちにし目を輝かせている。
「柔らかく暖かな風に舞う花弁とともに、私達はフラマリオン学園の入学式を迎えることができました。このような入学式を行なって頂き、誠にありがとうございます。私達新入生は、上級生や教員の歩みを見て、しっかりと前に進んでいきたいと思います」
お父様とお母様が柔かな笑みを浮かべ、私を見ている。
無難な挨拶は、ここまででいいよね。
「しかし、弊害というものは何処にでも存在します。身分に関係なく、新入生・上級生・教員も、1つの選択ミスが命取りになる場合がございます」
話題が急に深刻なものになったのか、新入生達も少し動揺している。お父様達や教員の先生方には事前に内容を教えているから、笑顔を保っている。
「ハーモニック大陸に転移してから、私は様々な事件に遭遇しました。その中には、王都の学園内で起きた事件もあります。初めは学園内で収まる事件だったものが、最終的に国すらも動かす大事件に発展しました」
アッシュさんとグレンさんの事件は、ここでも起こりえる。
私は互いの名前と学園名も伏せ、事件の概要だけを説明していった。
「……このように、加害者が悪意を持って被害者を追い詰めたせいで、その方は指名手配され逃亡生活を強いることになりました。私はその被害者の仲間だったこともあって仲裁に入り、双方の話をしっかりと聞きました」
若干嘘を入れてしまうけど、そのくらいはアッシュさん達も許してくれるよね。
「根本的な原因は、被害者の持つ才能への【嫉妬】です。この嫉妬が限界点を超えてしまい、加害者の方は犯罪に走ってしまったのです。大事件に発展しましたが、私や仲間達が動いたことで事件も解決し、冤罪も晴れています。そして現在、両者が互いに本音を語り合ったこともあり、2人は【親友】となっています」
新入生のみんなも、私が何を言いたいのか、もう気づいているはずだ。
「この中には、何らかの悩みを抱えている人もいるでしょう。その悩みを1人だけで抱え込まず、必ず信頼できる仲間や両親・先生方に相談してください。【相談する】という行為こそが、今話した事件を回避できるのです。私やフレヤに相談してくれても構いません。私達は皆の抱えている悩みを聞き、全力で応対させていただきます!」
私が挨拶を終えると、見学者の方や教員の方々が席を立ち拍手を贈ってくれた。それの続いて、新入生のみんなも席を立ち拍手を贈ってくれている。
これから先、負の遺産やランダルキア大陸の国々と戦っていく以上、学園内では極力事件を起こしてほしくない。私とフレヤが協力して、大きな事件となりそうな火種を消していこう。
現在、新入生全員がフラマリオン学園体育館に集合し、教員の指示通りの場所に並び着席している。貴族39名は舞台の左側、平民21名は舞台の右側となっており、貴族側は成績に関係なく、高い身分になる程、舞台に近くなるよう配備されている。
学園内において身分平等とはいえ、平民達も相手が貴族である以上、必要最低限の礼儀を知っておかないといけない。ましてや初対面の出会いこそが、互いの印象を決定付けてしまうものだ。そこで失敗すると、平民達も貴族に対し気後れしてしまう。入学式の時点で、貴族と平民を分けておくことで、平民達が貴族側の令息と令嬢達の身分と顔を少しでも覚えてもらおうという学園側の配慮である。
なお、学園生全員が同じ制服を着用しているものの、貴族達の着用している服の首元の襟左側部分には、金色の正方形を模ったブローチが付いており、正方形の内側は4区画に分かれ、それぞれに青い宝石が埋め込まれている。平民達は、これを見て貴族かどうかを判断している。
一見、入学式の時点で平等ではないと思うものの、平民側からすれば嬉しい配慮なのである。貴族の令息や令嬢の中には気難しい者もいるため、普通に話しかけられたのが平民であった場合、それだけでその者を裏で虐めるパターンが多いからである。過去の経験上、この配慮が出会いのトラブルを回避しやすいのだ。
また、平民側の方も貴族側と同じく、《決まり》というものがある。成績上位者や資産家の者達は、舞台近くに座るよう言われている。貴族側も事前に入学者達の情報を収集しているものの、同じクラスでなかった場合、その者達といつ何処で出会うかわからない。そのため、入学式の時点で把握しやすいよう配慮されている。合格したものの、点数が低い者達に関しては、現状貴族側から顔を覚えられにくいものの、今後の定期テストの成績次第で卒業後エリートコースに行ける可能性も残されている。
全ては、これからの頑張り次第となる。
貴族側の最前列には、【公爵令嬢】兼【聖女】のシャーロット・エルバランがいる。平民側の最前列には、【聖女代理】のフレヤ・トワイライト、成績上位者のオーキスや獣人のミーシャ、資産家の平民達がいる。そして貴族側と平民側の後方には、皆の両親達が座っており、自分の息子や娘の勇姿を見守っている。
現在学園長が舞台に上がり、入学者達への挨拶が執り行われているところである。
○○○ シャーロット視点
……長い
……学園長、演説が長いよ!
もう、かれこれ15分が経過している。
他の先生方も自分のステータスを確認しているのか、やや挙動不審となっている。
私は貴族側筆頭のため、【外側の私】は席に座り優雅に微笑みながら学長の挨拶を聞いているけど、【内面の私】は『プレゼンするなら要点を簡潔にまとめ、10分以内に話せ! そんな長話だと、大切な箇所が何処かわからないよ!貴族の私達は教育上慣れてるからいいけど、平民の人達にはきついよ!』と文句を言いまくっている。
この内面の自分を、絶対に外に出してはいけない。
「……生徒諸君、君達の学園生活は始まったばかりだ。今日から始まる8年間の学生生活を無駄にしないよう謳歌しなさい」
あ、やっと終わった。
『学園長、ありがとうございました。次に、今日から新たに配属される1人の教員をご紹介します。コウヤ・イチノイ先生、舞台に上がってください』
司会役の女性が拡声魔法でコウヤ先生を紹介すると、舞台端に座っていた彼は学園長と交代して中央のマイクのある台へと移動する。この時点で、入学者達全員から大きな響めきが沸き起こる。
彼は魔鬼族だから、皆が驚くのも無理ないよね。しかも、渋いイケメンだから、女性陣の中には惚けている人もいる。
というかコウヤ先生、学園でも忍装束のままなんですね。
「皆さん、初めまして。私はコウヤ・イチノイ、もうお気づきだと思いますが、ハーモニック大陸出身の魔鬼族です。2年前、聖女【シャーロット・エルバラン】公爵令嬢が旧ガーランド法王国に赴き、私の同胞達と共に歴史の詐称を見抜いたことで、魔人族の誤解を解いてくれました」
おそらくアストレカ大陸において、魔鬼族が学園の教員となるのは初めての出来事かもしれない。
「ここにいる学園生全員が、魔人族の種族やハーモニック大陸の国々、大陸内で起きた歴史などを知らないでしょう。今回、学園長と国王陛下からの依頼で、私がハーモニック大陸の歴史と風土を教えることになりました。……また、私の本来の職業は冒険者、ランクは【S】だ。故に君達が戦闘訓練において、何か悩んでいるのであれば、平民貴族問わず、いつでも相談にくるといい。私は君達の力になりたい。今後ともよろしく頼む!」
前半の丁寧な言葉遣いだけなら、コウヤ先生は考古学者と思った人もいるだろう。でも、後半口調が変化し、職業とランクを言ったことで、入学者達の目の色が変わった。現在、アストレカ大陸内において、Sランクは英雄マリル・クレイトン、ただ1人。私は表面上、オーキスと同じCランクとなっている。コウヤ先生は百戦錬磨のSランク、剣術や魔法で悩む生徒は学園内に大勢いるだろう。コウヤ先生も【教員】と【負の遺産問題】で、色々と忙しくなるね。
『コウヤ先生、ありがとうございます。それでは、次に本年度の入学試験において、首席入学を果たした聖女シャーロット・エルバラン…に新入生の挨拶を言って頂きましょう』
いよいよ私の出番だ。
学園内において、先生が威厳を見せるためにも、教員達は平民貴族問わず、生徒に媚びへつらってはいけない。たとえ聖女や王族に対しても、《様》などをつけて話してはいけない。だから、司会を務める女性も気をつけねばならない。無論、これは学園内での特別ルールである。
さあ、私も舞台に上がろうか。
○○○
私は舞台中央に立ち、演者台に登る。周囲には、入学者やその両親達が私を見ている。勿論、私のお父様やお母様も見学者席にいて、私の演説を心待ちにし目を輝かせている。
「柔らかく暖かな風に舞う花弁とともに、私達はフラマリオン学園の入学式を迎えることができました。このような入学式を行なって頂き、誠にありがとうございます。私達新入生は、上級生や教員の歩みを見て、しっかりと前に進んでいきたいと思います」
お父様とお母様が柔かな笑みを浮かべ、私を見ている。
無難な挨拶は、ここまででいいよね。
「しかし、弊害というものは何処にでも存在します。身分に関係なく、新入生・上級生・教員も、1つの選択ミスが命取りになる場合がございます」
話題が急に深刻なものになったのか、新入生達も少し動揺している。お父様達や教員の先生方には事前に内容を教えているから、笑顔を保っている。
「ハーモニック大陸に転移してから、私は様々な事件に遭遇しました。その中には、王都の学園内で起きた事件もあります。初めは学園内で収まる事件だったものが、最終的に国すらも動かす大事件に発展しました」
アッシュさんとグレンさんの事件は、ここでも起こりえる。
私は互いの名前と学園名も伏せ、事件の概要だけを説明していった。
「……このように、加害者が悪意を持って被害者を追い詰めたせいで、その方は指名手配され逃亡生活を強いることになりました。私はその被害者の仲間だったこともあって仲裁に入り、双方の話をしっかりと聞きました」
若干嘘を入れてしまうけど、そのくらいはアッシュさん達も許してくれるよね。
「根本的な原因は、被害者の持つ才能への【嫉妬】です。この嫉妬が限界点を超えてしまい、加害者の方は犯罪に走ってしまったのです。大事件に発展しましたが、私や仲間達が動いたことで事件も解決し、冤罪も晴れています。そして現在、両者が互いに本音を語り合ったこともあり、2人は【親友】となっています」
新入生のみんなも、私が何を言いたいのか、もう気づいているはずだ。
「この中には、何らかの悩みを抱えている人もいるでしょう。その悩みを1人だけで抱え込まず、必ず信頼できる仲間や両親・先生方に相談してください。【相談する】という行為こそが、今話した事件を回避できるのです。私やフレヤに相談してくれても構いません。私達は皆の抱えている悩みを聞き、全力で応対させていただきます!」
私が挨拶を終えると、見学者の方や教員の方々が席を立ち拍手を贈ってくれた。それの続いて、新入生のみんなも席を立ち拍手を贈ってくれている。
これから先、負の遺産やランダルキア大陸の国々と戦っていく以上、学園内では極力事件を起こしてほしくない。私とフレヤが協力して、大きな事件となりそうな火種を消していこう。
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