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本編
14話 狼さんとお友達になりました
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私は、ママさん狼にスキル《獣化》の愛玩形態について説明しました。流石に言葉だけでは信じてもらえないと思ったので、実際にパピヨンに変身すると、彼女は口を開けたままポカ~んとしていました。
「可愛い……リコッタ、あなたって魔物なの?」
「違いますと言いたいのですが、言葉も理解できますので、実際のところよくわかりません。一応、獣人ですよ。この姿のまま私を抱きしめると、スキル《アニマルセラピー》が自動発動して、心も身体も癒されるそうです」
誘拐時、アリアお嬢様に試したら、落ち着きを取り戻しましたが、ここまでの怪我を治療できるのかまではわかりません。抱きしめただけで、怪我が完治するなんて聞いたこともないのですが、この世界には魔法も存在しますので、物は試しです。
「一応、抱きしめてみるわね」
「はいです」
大きさがかなり違うので、私は地面に伏せの体勢をとり、ママさん狼は私を囲むように座りました。
「あら? 右足が温かくなってきたわ」
効果時間に関しては記載されていないので、パパさん狼たちの食事が終わるまでこうしていましょう。
……1時間後
ママさん狼の怪我は10分ほどで完治したのですが、パパさん狼とその子供たちがこっちの姿を気に入り、ずっとこの姿のまま遊んでいたら、子供たちが遊び疲れたのか眠ってくれました。愛玩形態だと、私の方が小さくなるので、子供たちと遊ぶのも一苦労です。
「はう~~疲れました~」
「リコッタ、私の怪我の治療に、子供たちとも一緒に遊んでくれてありがとう。この子たちが、ここまで懐くなんて珍しいわ」
「そうだな、可愛くて珍しい姿に興味を持ったんじゃないか? その形態の名称は、パピヨンだっけ? 俺たちも、今まで見たことないな」
この世界には、パピヨンがいないのでしょうか?
もしかして、犬という動物自体もいないのかな?
子供たちも寝てくれたので、私の事情を打ち明けておきましょう。
私が、ここに迷い込んだ理由を話すと、2体は私のために怒ってくれました。
「人間にも、そういった奴らがいるんだな。俺たち魔物の世界にも、力を振りかざし、我が物顔で大陸を闊歩して、弱い者たちを蹂躙する奴らが大勢いる。お前も、厄介な連中に睨まれたんだな。これから、どうする? そのべクルトンとかいう街に行くのか?」
パパさん狼もママさん狼も、私のことを心配してくれています。みんなが、アリアお嬢様たちや、こういった狼さんのような人たちであれば良いのに。
「はい、そのつもりです。そこに行かないと、あいつらが私のご主人様に害を与える可能性もありますし、始めに私を送迎してくれたマイトさんたちも心配していると思うので」
明るいうちに、この森を抜け出したいですね。まだ、お昼になっていませんし、アリアお嬢様の現在位置と反対方向に動いていけば、街道に出られるかもしれません。ただ、今の私にとって気掛かりな点が1つあります。
「あなた方は、これからも人と戦っていくのですか?」
私の疑問に答えてくれたのは、パパさん狼です。
「当然、戦う。そもそも俺たちにとって、同族以外の奴らは狩り対象だ。毎日そいつらを殺していき、それが俺たちの糧となる。この行為は、人も同じだろ?」
う、言われてみればそうですね。
私も、魔物の肉を食べています。
「そうですね。生きていくためには、食糧が必要です」
「リコッタのような奴は、稀だな」
「そうね、人は私たちと会話できないどころか、問答無用で殺しにかかってくるから、こっちも死に物狂いで応戦しないといけないもの」
うう、シビアです。
全員が生きるため、戦っているのですね。
この狼さんたちは良い魔物さんなのに、人に狩られるかもしれない。
でも、この狼さんたちが私の知り合いを食べちゃう場合もありうるのですね。
「私はあなたたち5体の匂いを覚えましたので、今後どこかで再会しても絶対襲わないです」
「俺たちもリコッタの匂いを覚えたから、今後襲わないよ」
「そうね。この子たちも気に入ったようだし、大きくなってもきっとあなたのことを覚えているわ」
私も狼さんたちも、生きることに精一杯です。
できれば、狩られてほしくないです。
『お~~~~い、リコッタ~~~~聞こえるか~~~~~』
『お願いよ~~~生きていたら返事して~~~~』
ふお!!
遠くから聞こえるこの声は、マイトさんとケイナさんの声です!!
皆さん、王都に戻ったんじゃないのですか?
「仲間が私を探しに来たようです」
「声が遠い。まだ、距離があるわね」
このままここにいては、マイトさんたちが勘違いして、パパさん狼たちと戦うかもしれません。私から離れた方が良さそうです。
「リコッタ、あなたにお願いがあるの」
どうしたのでしょう?
ママさん狼が真剣な表情となって、私を見ています。
「お願いですか?」
「ええ」
私はママさん狼から願いの内容を聞くと、とても驚きました。
「私としては、それは起きてほしくないです。実現したら、みんなが不幸になります」
「今の世の中、何処で何が起きてもおかしくない。今日あなたと出会えたことは、奇跡かもしれない。幸い、あの子たちはあなたを気に入っているし、あなたなら任せられるの」
「リコッタ、俺たちの願いを受け入れてくれ」
ママさん狼もパパさん狼も真剣な表情、どの生物にとっても、《子》は宝なんですね。パピヨンだった頃の私は子供なんていなかったけど、知り合いの犬たちが自分の子供を可愛がっているところは、よく見かけました。
「わかりました。その願い、受け入れます‼︎」
仲間の声が少しずつ近づいていることもあり、私たちは早急に事を運びました。子供たちは寝ていることもあり、何かされたことに全く気づいていません。
「これで終わりよ。リコッタ、何かあったら、必ず連絡するわね」
「はいです‼︎ せっかくお友達になれたのに、もうお別れなんですね。それでは、元の獣人に戻ります。……私がここを離れますので、あなた方もここから早く離れてくださいね」
「リコッタ、俺たちの願いのためにも死ぬなよ。あの硬度なら誰にも殺されないと思うが、世の中には防御を無効化するスキルも存在するからな」
「そうよ。あなたの場合、どこに敵が潜んでいるのかわからないのだから、人と魔物全てに警戒した方がいいわ」
マクガイン公爵家のメアリーヌのように、人を陥れる者には要注意ですね。貴族の場合、平然と誰かを雇って、気に入らない者を始末してくるのですから。
「助言、ありがとうなのです。それでは《さよなら》です!!」
私は、パパさん狼とママさん狼にお別れの挨拶を告げて、マイトさんたちのいる方向へ歩き出します。
○○○
私が匂いと声のする方向へ急いで走っていくと、マイトさんとケイナさんが私の足音に気づき、こちらに振り向きました。
「「リコッタ!!」」
「マイトさん、ケイナさん!!」
2人は私を見て、すぐに駆けつけてくれたのですが、マイトさんは私を見て固まり、ケイトさんは身体中を触ってきます。
「血だらけになってるけど、怪我はないようね」
そういえば夢中になって解体したので、自分の状態を全く見ていませんでした。解体中、血も流れていたので、それが身体や服に付いてしまったのですね。
「死んでいるワイルドボアを見つけたのですが、そこで驚いて転んでしまったのです」
「なんだ、転んだだけか」
「血だらけだから、私たちも焦ったわ」
ありのまま話してもいいのですが、狼さんたちに悪影響を与えるかもしれませんので伏せておきましょう。これ以上奥に踏み込んでほしくないし、血の臭いで他の魔物が寄ってくる場合もあるので、早く街道へ出ましょう。
「ガインさんは、何処にいるのですか?」
「ああ、ガインは街道で待機している。ここで話すと魔物との遭遇率も高くなるから、街道へ戻ろう。話はそれからだ」
「はいです!!」
狼さん、私はべクルトンへと旅立ちますね。あなた方に今日出会い、少ししかお話ししていませんが、大変有意義な時間を過ごせました。できれば、何事もなくこの山でずっと生きていてほしいですけど、それは無理な話ですよね。
どうか、人に討伐されませんように。
幸せな日々を過ごせますように。
「可愛い……リコッタ、あなたって魔物なの?」
「違いますと言いたいのですが、言葉も理解できますので、実際のところよくわかりません。一応、獣人ですよ。この姿のまま私を抱きしめると、スキル《アニマルセラピー》が自動発動して、心も身体も癒されるそうです」
誘拐時、アリアお嬢様に試したら、落ち着きを取り戻しましたが、ここまでの怪我を治療できるのかまではわかりません。抱きしめただけで、怪我が完治するなんて聞いたこともないのですが、この世界には魔法も存在しますので、物は試しです。
「一応、抱きしめてみるわね」
「はいです」
大きさがかなり違うので、私は地面に伏せの体勢をとり、ママさん狼は私を囲むように座りました。
「あら? 右足が温かくなってきたわ」
効果時間に関しては記載されていないので、パパさん狼たちの食事が終わるまでこうしていましょう。
……1時間後
ママさん狼の怪我は10分ほどで完治したのですが、パパさん狼とその子供たちがこっちの姿を気に入り、ずっとこの姿のまま遊んでいたら、子供たちが遊び疲れたのか眠ってくれました。愛玩形態だと、私の方が小さくなるので、子供たちと遊ぶのも一苦労です。
「はう~~疲れました~」
「リコッタ、私の怪我の治療に、子供たちとも一緒に遊んでくれてありがとう。この子たちが、ここまで懐くなんて珍しいわ」
「そうだな、可愛くて珍しい姿に興味を持ったんじゃないか? その形態の名称は、パピヨンだっけ? 俺たちも、今まで見たことないな」
この世界には、パピヨンがいないのでしょうか?
もしかして、犬という動物自体もいないのかな?
子供たちも寝てくれたので、私の事情を打ち明けておきましょう。
私が、ここに迷い込んだ理由を話すと、2体は私のために怒ってくれました。
「人間にも、そういった奴らがいるんだな。俺たち魔物の世界にも、力を振りかざし、我が物顔で大陸を闊歩して、弱い者たちを蹂躙する奴らが大勢いる。お前も、厄介な連中に睨まれたんだな。これから、どうする? そのべクルトンとかいう街に行くのか?」
パパさん狼もママさん狼も、私のことを心配してくれています。みんなが、アリアお嬢様たちや、こういった狼さんのような人たちであれば良いのに。
「はい、そのつもりです。そこに行かないと、あいつらが私のご主人様に害を与える可能性もありますし、始めに私を送迎してくれたマイトさんたちも心配していると思うので」
明るいうちに、この森を抜け出したいですね。まだ、お昼になっていませんし、アリアお嬢様の現在位置と反対方向に動いていけば、街道に出られるかもしれません。ただ、今の私にとって気掛かりな点が1つあります。
「あなた方は、これからも人と戦っていくのですか?」
私の疑問に答えてくれたのは、パパさん狼です。
「当然、戦う。そもそも俺たちにとって、同族以外の奴らは狩り対象だ。毎日そいつらを殺していき、それが俺たちの糧となる。この行為は、人も同じだろ?」
う、言われてみればそうですね。
私も、魔物の肉を食べています。
「そうですね。生きていくためには、食糧が必要です」
「リコッタのような奴は、稀だな」
「そうね、人は私たちと会話できないどころか、問答無用で殺しにかかってくるから、こっちも死に物狂いで応戦しないといけないもの」
うう、シビアです。
全員が生きるため、戦っているのですね。
この狼さんたちは良い魔物さんなのに、人に狩られるかもしれない。
でも、この狼さんたちが私の知り合いを食べちゃう場合もありうるのですね。
「私はあなたたち5体の匂いを覚えましたので、今後どこかで再会しても絶対襲わないです」
「俺たちもリコッタの匂いを覚えたから、今後襲わないよ」
「そうね。この子たちも気に入ったようだし、大きくなってもきっとあなたのことを覚えているわ」
私も狼さんたちも、生きることに精一杯です。
できれば、狩られてほしくないです。
『お~~~~い、リコッタ~~~~聞こえるか~~~~~』
『お願いよ~~~生きていたら返事して~~~~』
ふお!!
遠くから聞こえるこの声は、マイトさんとケイナさんの声です!!
皆さん、王都に戻ったんじゃないのですか?
「仲間が私を探しに来たようです」
「声が遠い。まだ、距離があるわね」
このままここにいては、マイトさんたちが勘違いして、パパさん狼たちと戦うかもしれません。私から離れた方が良さそうです。
「リコッタ、あなたにお願いがあるの」
どうしたのでしょう?
ママさん狼が真剣な表情となって、私を見ています。
「お願いですか?」
「ええ」
私はママさん狼から願いの内容を聞くと、とても驚きました。
「私としては、それは起きてほしくないです。実現したら、みんなが不幸になります」
「今の世の中、何処で何が起きてもおかしくない。今日あなたと出会えたことは、奇跡かもしれない。幸い、あの子たちはあなたを気に入っているし、あなたなら任せられるの」
「リコッタ、俺たちの願いを受け入れてくれ」
ママさん狼もパパさん狼も真剣な表情、どの生物にとっても、《子》は宝なんですね。パピヨンだった頃の私は子供なんていなかったけど、知り合いの犬たちが自分の子供を可愛がっているところは、よく見かけました。
「わかりました。その願い、受け入れます‼︎」
仲間の声が少しずつ近づいていることもあり、私たちは早急に事を運びました。子供たちは寝ていることもあり、何かされたことに全く気づいていません。
「これで終わりよ。リコッタ、何かあったら、必ず連絡するわね」
「はいです‼︎ せっかくお友達になれたのに、もうお別れなんですね。それでは、元の獣人に戻ります。……私がここを離れますので、あなた方もここから早く離れてくださいね」
「リコッタ、俺たちの願いのためにも死ぬなよ。あの硬度なら誰にも殺されないと思うが、世の中には防御を無効化するスキルも存在するからな」
「そうよ。あなたの場合、どこに敵が潜んでいるのかわからないのだから、人と魔物全てに警戒した方がいいわ」
マクガイン公爵家のメアリーヌのように、人を陥れる者には要注意ですね。貴族の場合、平然と誰かを雇って、気に入らない者を始末してくるのですから。
「助言、ありがとうなのです。それでは《さよなら》です!!」
私は、パパさん狼とママさん狼にお別れの挨拶を告げて、マイトさんたちのいる方向へ歩き出します。
○○○
私が匂いと声のする方向へ急いで走っていくと、マイトさんとケイナさんが私の足音に気づき、こちらに振り向きました。
「「リコッタ!!」」
「マイトさん、ケイナさん!!」
2人は私を見て、すぐに駆けつけてくれたのですが、マイトさんは私を見て固まり、ケイトさんは身体中を触ってきます。
「血だらけになってるけど、怪我はないようね」
そういえば夢中になって解体したので、自分の状態を全く見ていませんでした。解体中、血も流れていたので、それが身体や服に付いてしまったのですね。
「死んでいるワイルドボアを見つけたのですが、そこで驚いて転んでしまったのです」
「なんだ、転んだだけか」
「血だらけだから、私たちも焦ったわ」
ありのまま話してもいいのですが、狼さんたちに悪影響を与えるかもしれませんので伏せておきましょう。これ以上奥に踏み込んでほしくないし、血の臭いで他の魔物が寄ってくる場合もあるので、早く街道へ出ましょう。
「ガインさんは、何処にいるのですか?」
「ああ、ガインは街道で待機している。ここで話すと魔物との遭遇率も高くなるから、街道へ戻ろう。話はそれからだ」
「はいです!!」
狼さん、私はべクルトンへと旅立ちますね。あなた方に今日出会い、少ししかお話ししていませんが、大変有意義な時間を過ごせました。できれば、何事もなくこの山でずっと生きていてほしいですけど、それは無理な話ですよね。
どうか、人に討伐されませんように。
幸せな日々を過ごせますように。
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