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本編
11話 ヨークランド子爵家の皆様とお別れします
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私は追放処分を受け入れました。
マクガイン公爵家は私の目覚めたその日のうちに、王都から追放させろと言う命令を下し、しかも既に追放用の馬車も到着しているそうです。追放されるだけで何故馬車が用意されているのか疑問に思い、旦那様に質問すると、私の追放先は鉱山の街《べクルトン》と決まっており、公爵様がお決めになったそうです。追放されるだけなら、どこに行くかは私の自由のはずです。
何故、予め決められているのでしょう?
私は使用人用の食堂で朝食を食べながら追放先のことを考えていると、いつの間にか食べ終えてしまい、そのタイミングでルームメイトで先輩メイドでもあるルカさんが食堂へ入ってきました。
「リコッタ…荷物をまとめておいたわ」
ルカさんは悲壮感を漂わせながら、私に1個の可愛らしいポシェットを与えてくれました。
「魔道具《アイテムバッグ》というの。あなたが寝ている時に指紋登録をしておいたわ。これは、あなたのものよ」
『アイテムバッグ』って、収納魔法が込められた大変貴重で高価な魔道具じゃないですか!? 所持者の魔力量に依存して、異空間に数多くのアイテムを収納できると聞いています。私の今の魔力量は318、これは12歳の魔力平均値に近いそうです。
「こんな高価な物をもらっていいんですか?」
「旦那様とアリア様からの希望なの。あなたを追放させるけど、絶対に死なせないよう、この中にはあなたに見合う武器や着替え、食事類、1年間生活できるだけのお金を入れてあるわ。ただ、時間停止機能は付いていないから、食事類を腐らせないよう注意してね」
私みたいな孤児に、ここまでしてくれるなんて……
5年間の限定追放だけど、死んだらそれまでです。
前世のご主人様にだって、まだお会いしていません。
5年間、絶対に生き残ってみせます!!
「ありがとうございます。可愛いもふもふのポシェットです。これって、確か精霊ラピスですよね?」
ふわふわもこもこな可愛い精霊ラピス、清浄な領域でしか生きられないと言われている大変稀有な存在で、信頼を得たものには健やかな幸福が得られると言われています。だから、ラピスに模した様々なアイテムが販売されていて、お守り代わりとして子供の大人気商品となっています。私のポシェットの色は桜色、春にしか出現しないラピスですね。
「そうよ。……《あなたの旅に幸運が訪れますように》って」
幸運ですか、それなら『前世のご主人様といつか出会えますように』と、後で祈願しておきましょう。
「幸運…訪れてほしいです。当分の間、私は強くなるためにも、冒険者として活動しますね」
「その方がいいわ。メイドのお仕事は殆どが貴族関係、マクガイン公爵家がどこまで手を伸ばしているのか不明だもの」
「はいです!!」
メイドの能力よりも、まずは冒険者としての力を上げていきます。
自分の部屋で、アイテムバッグの中に用意されていた子供用冒険服に着替え、私は屋敷の正門入口へと移動しました。そこには、平民用の乗合馬車が止まっており、周囲には冒険者の人たちが3人いて、私に気づいたのか、こっちに視線を移しました。私の周囲には、旦那様やお嬢様をはじめ、屋敷内にいる全員が集結しているせいもあって、少し異様な雰囲気を感じさせます。それを感じ取ったのか、3人の冒険者さんは気後れしたのか、若干後ろにひいていました。
「お待たせしました」
3人の中でも、リーダーと思わしき18歳くらいの人間族の男性が前へ出てきました。
「あ…ああ、構わないよ。僕たちは、マクガイン公爵様から君を《鉱山の街ベクルトン》へ移送するよう依頼された《暁の夜明け》というCランクの冒険者パーティーだ。僕は剣術士のマイト、宜しく頼む」
私もマイトさんに習い自分の名前を告げると、他の2人の冒険者さんも自己紹介してくれました。赤髪で回復術師のケイナさん(17歳)、斧術師で黄色い髪の男性ガイン(19歳)さん、3人は私の事情を全く知らないようで、ただ私をその街へ移送するよう言われただけのようですね。馭者は、がっしり体型のガインさんがやってくれるようです。
挨拶も済み、出立する準備が全て整ってしまいました。
いよいよ、お別れの時です。
私が振り返ると、お嬢様やルカさんたち女性陣は今でも泣きそうなくらいの悲壮感を漂わせていますが、必死に我慢して笑顔を保とうとしています。それに対して、旦那様やナオトたち男性陣は、自分達の力のなさを痛感し、悔しそうな表情をとっています。
「リコッタ、べクルトンの街にずっと滞在する必要はない。公爵家の目的はわからんが、冒険者としての生活に慣れたら、もっと過ごしやすい街へ行くんだ。君のスキルがあれば、殺される危険性も少ないと思うが、そのスキルを上回る猛者は必ずいる。嗅覚でそういった猛者たちを感じ取り、友人関係をとるか、あえて回避するか、自分で考えて生きていけ。5年間だけの辛抱だ。その間に、我々は力を付ける」
旦那様からの忠告、絶対に忘れません。
「はいです!! 必ず生き残り、5年後に舞い戻ってきます!!」
「リコッタ、5年の辛抱だからね。孤児院には、私とお父様から伝えておくわ。あなたの大切な場所でもあるから、毎月一定の寄付金を与えて、環境を維持させておくから、あなたは何の心配もせずに、自分のことだけを考えてね。5年後、立派に成長した私を見て驚くことになるわよ」
孤児院のみんなには、挨拶も出来ないままでしたね。院長先生、仲の良い友達、あの場所こそが私にとっての生家です。
「孤児院のこと、よろしくお願いします。私も立派に成長して、お嬢様たちを驚かせてみせますね!!」
その後、私はルカさんやナオトさんたちとお別れの挨拶を済ませました。たった3ヶ月でしたが、私は皆と深い絆で結ばれていると実感しました。皆が私のために、これだけ泣いてくれているのだから。ずっと我慢しようと思っていたのですが、気づけば私も泣いていました。
「皆さん、3ヶ月間ありがとうございました!!」
私は乗合馬車に乗ると、馬車が動き出します。
お嬢様たちの姿を目に焼きつけるため、私は乗客用の入口から手を思いっきり振ります。今生の別れじゃないけど、それでも今の姿をずっと心に刻んでおきたいのです。
お嬢様、私は立派になって、必ず戻ってきますね。
○○○
馬車の目的地は鉱山の街《べクルトン》、ここから3日かかる場所のため、私は送ってくれる3人の方々と仲良くなるため、まずは馬車内で私を見守ってくれている回復術師のケイナさんにこちらの抱える事情を全て打ち明けました。すると、彼女は気の毒そうな暗い表情となり、私を見つめます。
「8歳の女の子をベクルトンの街へ送迎するだけで、10万チェスタも貰えるからおかしいとは思っていたけど、まさかそんな裏事情が隠されていたなんてね。だから、あんな悲しい別れ方になったのね。事情を知らされていないから、私たちもかなり戸惑ったわ」
《10万チェスタ》、私なりに何度かお買い物をしたことがあるので、それがどれだけ高額なのかわかります。前世で言うところの10万円相当だと思います。それだけ高額に設定してくれたということは、マクガイン公爵自身は私のことを気に入ってくれたのでしょうか?
「公爵家に狙われたあなたも気の毒ね。まあ、公爵令嬢が我儘を言って、公爵がその願いを叶えたって普通思うだろうけど、子爵家の後ろ盾とこの送迎の報酬金額を考慮すれば、裏で何か動いているのは明白か。まあ、しがないCランク冒険者でもある私たちはこれ以上踏み込まない方がいいわね」
そうして頂けると、こちらも助かります。
「それで…リコッタは冒険者になりたいのよね?」
「はい‼︎」
「冒険者登録の際、ステータスに見合ったジョブを選択しないといけないから、簡単に説明するわね」
そこから、ケイトさんは冒険者について色々と教えてくれました。
冒険者は、自分に見合った《ジョブ》という役職を持っています。後衛担当のケイトさんなら《回復術師》、リーダーで中衛担当のマイクさんなら《剣術士》、前衛担当のガインさんなら《斧術師》です。
冒険者同士が自己紹介する際、名前だけでなく、必ず互いの冒険者カードを見せ合います。そこで重要なのが《現在のランク》と《どのジョブに該当するか》という2つ、登録時に必ず自分のステータスに見合ったものを選択しないと、後々の信用問題に繋がるそうなので、間違ったものを選んではいけないそうです。
ただ、このジョブという役職は、世界中の冒険者ギルド内で決めた名称のことを指しており、何かに選択したことで新たな魔法やスキルを習得したりはできません。ステータスにその名称が記載されるだけであって、皆はそれに見合った魔法やスキルを習得すべく、修練に励むそうです。
「以上が、ジョブの説明ね。リコッタのステータスをわかる範囲で教えてくれない?」
「はいです」
旦那様やお嬢様からステータスについて他人に尋ねられても、全てを打ち明ける必要はないと言われました。冒険者仲間で余程信頼のできる人物でない限り、自分のプライバシーなどを赤裸々に語ってはいけないそうです。だから、私は自分のステータスを大まかにだけ話しました。
マクガイン公爵家は私の目覚めたその日のうちに、王都から追放させろと言う命令を下し、しかも既に追放用の馬車も到着しているそうです。追放されるだけで何故馬車が用意されているのか疑問に思い、旦那様に質問すると、私の追放先は鉱山の街《べクルトン》と決まっており、公爵様がお決めになったそうです。追放されるだけなら、どこに行くかは私の自由のはずです。
何故、予め決められているのでしょう?
私は使用人用の食堂で朝食を食べながら追放先のことを考えていると、いつの間にか食べ終えてしまい、そのタイミングでルームメイトで先輩メイドでもあるルカさんが食堂へ入ってきました。
「リコッタ…荷物をまとめておいたわ」
ルカさんは悲壮感を漂わせながら、私に1個の可愛らしいポシェットを与えてくれました。
「魔道具《アイテムバッグ》というの。あなたが寝ている時に指紋登録をしておいたわ。これは、あなたのものよ」
『アイテムバッグ』って、収納魔法が込められた大変貴重で高価な魔道具じゃないですか!? 所持者の魔力量に依存して、異空間に数多くのアイテムを収納できると聞いています。私の今の魔力量は318、これは12歳の魔力平均値に近いそうです。
「こんな高価な物をもらっていいんですか?」
「旦那様とアリア様からの希望なの。あなたを追放させるけど、絶対に死なせないよう、この中にはあなたに見合う武器や着替え、食事類、1年間生活できるだけのお金を入れてあるわ。ただ、時間停止機能は付いていないから、食事類を腐らせないよう注意してね」
私みたいな孤児に、ここまでしてくれるなんて……
5年間の限定追放だけど、死んだらそれまでです。
前世のご主人様にだって、まだお会いしていません。
5年間、絶対に生き残ってみせます!!
「ありがとうございます。可愛いもふもふのポシェットです。これって、確か精霊ラピスですよね?」
ふわふわもこもこな可愛い精霊ラピス、清浄な領域でしか生きられないと言われている大変稀有な存在で、信頼を得たものには健やかな幸福が得られると言われています。だから、ラピスに模した様々なアイテムが販売されていて、お守り代わりとして子供の大人気商品となっています。私のポシェットの色は桜色、春にしか出現しないラピスですね。
「そうよ。……《あなたの旅に幸運が訪れますように》って」
幸運ですか、それなら『前世のご主人様といつか出会えますように』と、後で祈願しておきましょう。
「幸運…訪れてほしいです。当分の間、私は強くなるためにも、冒険者として活動しますね」
「その方がいいわ。メイドのお仕事は殆どが貴族関係、マクガイン公爵家がどこまで手を伸ばしているのか不明だもの」
「はいです!!」
メイドの能力よりも、まずは冒険者としての力を上げていきます。
自分の部屋で、アイテムバッグの中に用意されていた子供用冒険服に着替え、私は屋敷の正門入口へと移動しました。そこには、平民用の乗合馬車が止まっており、周囲には冒険者の人たちが3人いて、私に気づいたのか、こっちに視線を移しました。私の周囲には、旦那様やお嬢様をはじめ、屋敷内にいる全員が集結しているせいもあって、少し異様な雰囲気を感じさせます。それを感じ取ったのか、3人の冒険者さんは気後れしたのか、若干後ろにひいていました。
「お待たせしました」
3人の中でも、リーダーと思わしき18歳くらいの人間族の男性が前へ出てきました。
「あ…ああ、構わないよ。僕たちは、マクガイン公爵様から君を《鉱山の街ベクルトン》へ移送するよう依頼された《暁の夜明け》というCランクの冒険者パーティーだ。僕は剣術士のマイト、宜しく頼む」
私もマイトさんに習い自分の名前を告げると、他の2人の冒険者さんも自己紹介してくれました。赤髪で回復術師のケイナさん(17歳)、斧術師で黄色い髪の男性ガイン(19歳)さん、3人は私の事情を全く知らないようで、ただ私をその街へ移送するよう言われただけのようですね。馭者は、がっしり体型のガインさんがやってくれるようです。
挨拶も済み、出立する準備が全て整ってしまいました。
いよいよ、お別れの時です。
私が振り返ると、お嬢様やルカさんたち女性陣は今でも泣きそうなくらいの悲壮感を漂わせていますが、必死に我慢して笑顔を保とうとしています。それに対して、旦那様やナオトたち男性陣は、自分達の力のなさを痛感し、悔しそうな表情をとっています。
「リコッタ、べクルトンの街にずっと滞在する必要はない。公爵家の目的はわからんが、冒険者としての生活に慣れたら、もっと過ごしやすい街へ行くんだ。君のスキルがあれば、殺される危険性も少ないと思うが、そのスキルを上回る猛者は必ずいる。嗅覚でそういった猛者たちを感じ取り、友人関係をとるか、あえて回避するか、自分で考えて生きていけ。5年間だけの辛抱だ。その間に、我々は力を付ける」
旦那様からの忠告、絶対に忘れません。
「はいです!! 必ず生き残り、5年後に舞い戻ってきます!!」
「リコッタ、5年の辛抱だからね。孤児院には、私とお父様から伝えておくわ。あなたの大切な場所でもあるから、毎月一定の寄付金を与えて、環境を維持させておくから、あなたは何の心配もせずに、自分のことだけを考えてね。5年後、立派に成長した私を見て驚くことになるわよ」
孤児院のみんなには、挨拶も出来ないままでしたね。院長先生、仲の良い友達、あの場所こそが私にとっての生家です。
「孤児院のこと、よろしくお願いします。私も立派に成長して、お嬢様たちを驚かせてみせますね!!」
その後、私はルカさんやナオトさんたちとお別れの挨拶を済ませました。たった3ヶ月でしたが、私は皆と深い絆で結ばれていると実感しました。皆が私のために、これだけ泣いてくれているのだから。ずっと我慢しようと思っていたのですが、気づけば私も泣いていました。
「皆さん、3ヶ月間ありがとうございました!!」
私は乗合馬車に乗ると、馬車が動き出します。
お嬢様たちの姿を目に焼きつけるため、私は乗客用の入口から手を思いっきり振ります。今生の別れじゃないけど、それでも今の姿をずっと心に刻んでおきたいのです。
お嬢様、私は立派になって、必ず戻ってきますね。
○○○
馬車の目的地は鉱山の街《べクルトン》、ここから3日かかる場所のため、私は送ってくれる3人の方々と仲良くなるため、まずは馬車内で私を見守ってくれている回復術師のケイナさんにこちらの抱える事情を全て打ち明けました。すると、彼女は気の毒そうな暗い表情となり、私を見つめます。
「8歳の女の子をベクルトンの街へ送迎するだけで、10万チェスタも貰えるからおかしいとは思っていたけど、まさかそんな裏事情が隠されていたなんてね。だから、あんな悲しい別れ方になったのね。事情を知らされていないから、私たちもかなり戸惑ったわ」
《10万チェスタ》、私なりに何度かお買い物をしたことがあるので、それがどれだけ高額なのかわかります。前世で言うところの10万円相当だと思います。それだけ高額に設定してくれたということは、マクガイン公爵自身は私のことを気に入ってくれたのでしょうか?
「公爵家に狙われたあなたも気の毒ね。まあ、公爵令嬢が我儘を言って、公爵がその願いを叶えたって普通思うだろうけど、子爵家の後ろ盾とこの送迎の報酬金額を考慮すれば、裏で何か動いているのは明白か。まあ、しがないCランク冒険者でもある私たちはこれ以上踏み込まない方がいいわね」
そうして頂けると、こちらも助かります。
「それで…リコッタは冒険者になりたいのよね?」
「はい‼︎」
「冒険者登録の際、ステータスに見合ったジョブを選択しないといけないから、簡単に説明するわね」
そこから、ケイトさんは冒険者について色々と教えてくれました。
冒険者は、自分に見合った《ジョブ》という役職を持っています。後衛担当のケイトさんなら《回復術師》、リーダーで中衛担当のマイクさんなら《剣術士》、前衛担当のガインさんなら《斧術師》です。
冒険者同士が自己紹介する際、名前だけでなく、必ず互いの冒険者カードを見せ合います。そこで重要なのが《現在のランク》と《どのジョブに該当するか》という2つ、登録時に必ず自分のステータスに見合ったものを選択しないと、後々の信用問題に繋がるそうなので、間違ったものを選んではいけないそうです。
ただ、このジョブという役職は、世界中の冒険者ギルド内で決めた名称のことを指しており、何かに選択したことで新たな魔法やスキルを習得したりはできません。ステータスにその名称が記載されるだけであって、皆はそれに見合った魔法やスキルを習得すべく、修練に励むそうです。
「以上が、ジョブの説明ね。リコッタのステータスをわかる範囲で教えてくれない?」
「はいです」
旦那様やお嬢様からステータスについて他人に尋ねられても、全てを打ち明ける必要はないと言われました。冒険者仲間で余程信頼のできる人物でない限り、自分のプライバシーなどを赤裸々に語ってはいけないそうです。だから、私は自分のステータスを大まかにだけ話しました。
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