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カフェでランチ、愚痴って、そして。
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「聞いちゃったんだよ」
「興味ないけど聞いてあげる。言ってみて」
「俺は対象外らしい。」
「なんの?」
「恋愛対象。そんな酷いか?」
「中の、中かな?」
「普通!それもなんか嫌だっ」
「本当は上の下」
「ん?上がった?」
「中身は上の下。でも雰囲気とセンスはちょっと…」
「そんなに!?」
「知らない方が幸せだった?ダルいスーツと妙な柄のネクタイ、わざとかと思ってた」
「はやく言ってくれ」
「私の口からはちょっと」
「おい」
「知らない方といえばさ」
「誤魔化すな」
「営業の千崎、知ってるよね?」
「どこかの企業から引き抜いたイケメンだろ?仕事すげえ出来る男って噂の」
「そのイケメン千崎に彼女ができた」
「だれだれ?」
「魔女っ子メグミちゃん」
「マジか!仕事ができないメグミちゃん!」
「そ。甘い声を出せば、誰かが仕事片付けてくれる不思議魔法を使えるメグミちゃん」
「意外だな。仕事に厳しいって聞いたけど、女は別か」
「所詮は顔と身体ってことね。はぁ」
「なんだよ。イケメン狙ってたのか」
「ばぁか。世の中間違ってるって話よ。魔女っ子、人事に異動したいってさ」
「秘書課じゃないのか」
「秘書とか総務みたいな、女の園を避けているの」
「こわ。それ聞くと千崎のセンス疑うな」
「でも男はかわいいこ好きでしょ?」
「そーかなー」
「…あんたも好きでしょ?」
「いやいやいや!」
「ばぁか」
「お前な…」
「で、雑談おわり?」
「は?」
「もう、いいから出しなさいよ」
「な、なに?」
「ダサいスーツ剥いでやろうか?」
「怖いなお前!」
「ほら出せよ」
「わかったよ!…はい」
「ふぅん。ちゃんとプラチナね。サイズぴったり」
「当たり前だろ。ティファニーじゃないけど」
「なんだっていいのよ。サイズ合ってるだけで合格よ」
「そんなことで?」
「そ。どっかのイケメンエリートより最高。だから、もらってあげる」
「なんだか思ってたのと違うな…。ま、外見しか見ない女より傲慢なお前の方が最高だけどな」
「センスを磨く努力は必要だと思うけど?」
「うっ。ああ、そうだ!指輪の内側に刻印したんだ。フォーエバー・ラ「マイナス80点」」
「…」
「ほんとセンス悪いわね。ま、いいわ。私がよーく教えてあげる」
「…」
「私が幸せにしてあげるのよ?嬉しいでしょ」
「……すごく嬉しい」
「100点満点」
「興味ないけど聞いてあげる。言ってみて」
「俺は対象外らしい。」
「なんの?」
「恋愛対象。そんな酷いか?」
「中の、中かな?」
「普通!それもなんか嫌だっ」
「本当は上の下」
「ん?上がった?」
「中身は上の下。でも雰囲気とセンスはちょっと…」
「そんなに!?」
「知らない方が幸せだった?ダルいスーツと妙な柄のネクタイ、わざとかと思ってた」
「はやく言ってくれ」
「私の口からはちょっと」
「おい」
「知らない方といえばさ」
「誤魔化すな」
「営業の千崎、知ってるよね?」
「どこかの企業から引き抜いたイケメンだろ?仕事すげえ出来る男って噂の」
「そのイケメン千崎に彼女ができた」
「だれだれ?」
「魔女っ子メグミちゃん」
「マジか!仕事ができないメグミちゃん!」
「そ。甘い声を出せば、誰かが仕事片付けてくれる不思議魔法を使えるメグミちゃん」
「意外だな。仕事に厳しいって聞いたけど、女は別か」
「所詮は顔と身体ってことね。はぁ」
「なんだよ。イケメン狙ってたのか」
「ばぁか。世の中間違ってるって話よ。魔女っ子、人事に異動したいってさ」
「秘書課じゃないのか」
「秘書とか総務みたいな、女の園を避けているの」
「こわ。それ聞くと千崎のセンス疑うな」
「でも男はかわいいこ好きでしょ?」
「そーかなー」
「…あんたも好きでしょ?」
「いやいやいや!」
「ばぁか」
「お前な…」
「で、雑談おわり?」
「は?」
「もう、いいから出しなさいよ」
「な、なに?」
「ダサいスーツ剥いでやろうか?」
「怖いなお前!」
「ほら出せよ」
「わかったよ!…はい」
「ふぅん。ちゃんとプラチナね。サイズぴったり」
「当たり前だろ。ティファニーじゃないけど」
「なんだっていいのよ。サイズ合ってるだけで合格よ」
「そんなことで?」
「そ。どっかのイケメンエリートより最高。だから、もらってあげる」
「なんだか思ってたのと違うな…。ま、外見しか見ない女より傲慢なお前の方が最高だけどな」
「センスを磨く努力は必要だと思うけど?」
「うっ。ああ、そうだ!指輪の内側に刻印したんだ。フォーエバー・ラ「マイナス80点」」
「…」
「ほんとセンス悪いわね。ま、いいわ。私がよーく教えてあげる」
「…」
「私が幸せにしてあげるのよ?嬉しいでしょ」
「……すごく嬉しい」
「100点満点」
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