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第二章獣人の国メンヒト王国

教会

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オットマーさん達と獣人の国にやってこれた真生は門の守兵から身分をチェックされメンヒト王国の町ウルに入ることができた

「やっと入れたか、すいませんオットマーさんここで降りて町を見ようと思います」

「そうですかわかりました。それではいつでもオットマー商会に買い物に来てください。色々とサービスしますので」

真生は降りてきたオットマーさんと握手を交わす

「ありがとうございます」

「先ほど説明しましたが中央区へ行かれるといいですよ、私の商会もそこなので」

真生は門を通る前に獣人の国の地理を聞いていたメンヒト王国は中央に城があり中央の部族とその四方を四つの部族が納める五部族で構成されている国だ
最初は1部族中央の獅子族だけで国を作ったみたいなのだがそれに賛同して集まった四部族も協力するようになりできた国がメンヒトみたいだ
それぞれ熊族、龍族、猫族、狼族の四部族が率いている

「ありがとうございますちなみに教会はどこですかね?」

「そうですね教会は城の近くにありますので中央区ですねちなみに冒険者ギルドなども中央区にあります」

「わかりました。それではまた機会があれば」

「「ありがとうなマオさん」」

「また魔法などの使い方を教えていただきたいですわ」

「バイバイ」

それぞれアイザック達がお礼をいってきた

「アイザック達もまた時期があえば依頼を受けようか」

「そうだな楽しみにしてるわ」

その話を聞いたオットマーさんが慌てて割り込んできた 

「マオさんすいません。暇な時で構いませんので護衛のお礼をさせてください」

「乗せて頂いただけでよかったのですが?」

オットマーさんは首をふりこたえてきた

「それはいけません必ず私の商会に来てくださいお礼をしますので」

オットマーさんに根負けして了承する

「わかりました時間があれば行かせていただきます」

「それではおまちしています」

そう言うとオットマーさんは馬車を走らせ中央区の方へ走らせた

「さて町でも見学するかな」

真生はまわりを見渡しながら中央区に歩いていた

「何か道場が多いな」

ここメンヒト王国は道場が多く様々な国から習いにくる者がいるくらい強さに貪欲な国のようだ

ただ真生は勇者がプライドから教えられるのが嫌でこの国にくるのを嫌い獣に近いことから獣人を人間とみなさず蔑んできたのを間近で見ていたことを思いだしてしまった

「思えばあの性格をしってから一歩ひいてアペプを見るようになったんだよな」

中央区に入りお城がみえてくると勇者のことを頭をふり記憶からけしまた観光を続けはじめる

「城ってまんまタージマハルだよな!ただ隣にある教会とミスマッチしているせいかちょっとがっかりだな」

そう思いながら真生は教会に入る
入るとそこにはシスターが立っていてこちらに気づくとこちらに駆け寄ってきた
容姿は金髪のストレートヘアーで修道服をきているがサイズがあっていないのかスゴくピチピチだ特に胸が……特に胸が……二度言うがピチピチなのだ特に胸が…あっ三度だな

「揺れとるよ」

「何がですか?」

シスターが真生の前まで来て首を傾げながらきいてくる

(あざとい技とかこれっ!)

「い…いやっ教会で神様の事を聞けたらと思ったんだけど難しいかな?」

少し言葉につまりながら聞いてみる

「大丈夫ですよ、案内しますこちらへどうぞ」

シスターに促されついていく 

「どうしてここで神様達のことをききたいのですか?ここは戦いの女神しかまつられていませんよ?」

「何でだ?」

その問いにシスターが顎に人差し指をあて考える素振りを見せて答える

「う~ん詳しいことはわからないのですがこの国を作ってくれた英雄のウルスラグナ様がその時信仰していたのが愛と戦いの女神アナト様だと言われているのですがこの国の王が代々そのウルスラグナ様に敬意を表してアナト様を信仰しているのでこの国の教会ではアナト様しかまつられていないのです」

「そうなのか、なら神様達の事は教えられないのか?」

「いえいえ、ここにはアナト様の像の他に小さいですけど創造神オメシワトル様達の像も置かせてもらっています」

「そうか、ならえ~とっ」

名前を聞いていないのに気づいた真生はそこで止まってしまったがそれに気づいたシスターが答える

「あっ私ここで司祭をさせていただいてますディアナといいますよろしくお願いします」

「あぁ俺はマオですこちらこそよろしくディアナさん」

「呼び捨てで構いませんよ」

っと笑いかけられた 

「それじゃぁこの教会の事と神様達の事について教えてくれないか?」

ディアナは少し驚いた顔をしながら話を続ける

「この教会もですか?わかりましたではこの中へ入りください」

話をしながら歩いていると教会の中にある談話室に案内された 

「お茶をお持ちしますので少々お待ちください」

案内された部屋には机と質素なソファが置かれており壁際には少し小さな銅像が八体並べて置かれていた 

(あれが神様達か?何か一人じいちゃんににてるからあってるだろうな、小さいとは聞いていたが片手で掴めるぐらいの大きさだとは思わなかったな)

そう思っているとドアが開きディアナがお茶を持ち戻ってきた

「マオさんお待たせしました。マテ茶になりますどうぞ。」

「ありがとうございます、あの銅像が神様達ですか?」

お茶を置き終わると前に座り横の銅像を見ながら答えてくれる

「そうですね。本当はもう少し大きい方がいいのですが駄目だといわれましたので」

「そうなのか、それは王様がいっているのか?」

「はいアナト様を信仰するのが昔からのこの国の考えみたいなので」

「そこまで言われると教会としてはやりにくそうだな」

「まぁお祈りはできるので問題ないのですがやはりみんなにも他の神様の事をしっていて欲しいですね。」

その言葉に納得するとお茶を一口のみ話を続けてもらう

「じゃぁ教えてもらってもいいか?」

「はいっまずは教会からですね」

ディアナはそう言うと教会について話はじめる
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