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第二章 乙女ゲームの顛末
03
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「あ」
万年筆のインクが切れてしまい、ルーシーは家族への手紙を書く手を止めた。
新しいインクを入れようと瓶へと手を伸ばしかけ――目の前に置いた万年筆をじっと見つめた。
深みのある赤い軸を持つこの万年筆は、入学祝いに実の父親から贈られたもので、姉にも同じものを贈ったという。
異なるのはキャップの天冠に嵌め込まれた石で、ルーシーにはサファイア、パトリシアはアメシストと、それぞれの瞳の色に合わせた石を使っているのだ。
「お父様……」
辺境伯家に引き取られた時に、屋敷に向かう途中で父親と会ったときのことを思い出す。――父親も、ルーシーが姉そっくりであることに驚き、そして泣いていた。
一番血の濃い家族であるけれど、親子として名乗りあうことのできない存在である父親。
(私のことを知っている人がいたなんて……)
ルーシーがサンフォーシュ皇国に住む、母方の親戚の養子になることは生まれる前から決まっていた。
だからルーシーは最初から向こうの家の子供として届けを出しており、『レンフィールド侯爵家のルーシー』という者は存在していないことになっているのだ。
パトリシアもそれを知っていたはずだが、それでもルーシーのことを話したということは、アメーリアは彼女にとってよほど信頼のおける存在だったのだろう。
「信頼……」
ルーシーは昼間、アメーリアに言われたことを思い出した。
「エリオット殿下には、あなたがパトリシアの妹だということを教えないの?」
アメーリアはそう尋ねた。
「……はい」
ルーシーは頷いた。
「そう。でも隠し事をしたままだと殿下との信頼関係を築くのが難しいのではないかしら」
「信頼関係……ですか」
「パトリシアがあんなことになってしまったのは、王太子と心を通わせていなかったからだと思うの」
ルーシーを見つめてアメーリアは言った。
「……パトリシアは何か隠し事をしているようだったわ。そのせいで王太子に心を開かなかったの。だから王太子はパトリシアを信用できずにあの女を選んでしまったんだと思っているの」
「そうだったのですか」
「もちろん隠したい事は誰にでもあるものよ。けれど、あなたがパトリシアの妹であることを隠し続けることは、この先大きな溝を生むように思うの。だから、せめてエリオット殿下には明かした方がいいと思うわ」
「……そうですね」
「あなたには不幸になってほしくないの。……私にとっても妹のようなものだから」
優しい眼差しでルーシーを見つめながらアメーリアは言った。
(でも……私の口から、全ては伝えられない)
姉の件にはいくつもの隠された過去が重なっている。
ルーシーは関わっていない、それらをルーシーから明かすことはできないけれど。
(自分のことなら……エリオット様に教えてもいいのかな)
ルーシーは本当はレンフィールド侯爵の娘であり、パトリシアの妹であるということを。
(でも……それを知ったらエリオット様はどう思うだろう)
ルーシーが、兄が追放し、死なせた元婚約者の妹であることを知ったら。
「はあ……」
万年筆を見つめてルーシーは深くため息をついた。
入園式で初めて会ったエリオットに、いきなり『好きだ』と告白され、最初は戸惑いしかなかった。
彼は婚約者のある身で、しかも第三王子だ。――そして彼の兄は、自分の姉を追放した元婚約者なのだ。
そんなエリオットの告白に応えられるはずも、彼を好きになれるはずもない。
そう思い、拒否していたのに、エリオットは諦めることなくルーシーへアプローチしてきた。
毎日のように好意を告げ、少しでも一緒の時間を過ごそうとする。
彼の婚約者であるブリトニーは、『エリオット殿下のことは弟のように思っているから』と何故かこの恋を応援しているという。
そのブリトニーとも親しくなると、彼女にもまた別に好きな相手がいるのだと聞かされた。
そうしていつの間にか、エリオットとブリトニーの三人で昼食を取るのが恒例となっていた。
周囲も当初は兄同様に弟も浮気をするのかという目で見ていたけれど、エリオットの真摯な態度とブリトニーの様子にいつしか三人を見る目が生暖かいものになってきた。
(これは……まずいかも)
周囲から認められつつあることにルーシーは焦りを覚えた。
エリオットのことは、嫌いではない。
彼は王族だけれど謙虚さもあり、ルーシーに対して強気のアプローチはするけれど強引に迫るようなことはない。何より学園内での兄のかつての行動を知り、それを恥じて自分はその二の舞にならないと心に決めている。
(でも……だからといって、殿下は……)
三番目の王子とはいえ、エリオットが将来王位につく可能性はなくはない。
王太子に子供はいないし、この先できたとしてもその子が後継になれるかはまだ分からない。
第二王子は同盟国に婿入りすることが決まっているから、エリオットは第二王位継承者なのだ。王になることはなくとも、当面は王家に残らないとならないだろう。
そしてルーシーは、アングラード家、そしてレンフィールド家のために婿を取り、血を継いでいかなければならないのだ。
そんな二人が結ばれるというのは無理なのだ。
万年筆のインクが切れてしまい、ルーシーは家族への手紙を書く手を止めた。
新しいインクを入れようと瓶へと手を伸ばしかけ――目の前に置いた万年筆をじっと見つめた。
深みのある赤い軸を持つこの万年筆は、入学祝いに実の父親から贈られたもので、姉にも同じものを贈ったという。
異なるのはキャップの天冠に嵌め込まれた石で、ルーシーにはサファイア、パトリシアはアメシストと、それぞれの瞳の色に合わせた石を使っているのだ。
「お父様……」
辺境伯家に引き取られた時に、屋敷に向かう途中で父親と会ったときのことを思い出す。――父親も、ルーシーが姉そっくりであることに驚き、そして泣いていた。
一番血の濃い家族であるけれど、親子として名乗りあうことのできない存在である父親。
(私のことを知っている人がいたなんて……)
ルーシーがサンフォーシュ皇国に住む、母方の親戚の養子になることは生まれる前から決まっていた。
だからルーシーは最初から向こうの家の子供として届けを出しており、『レンフィールド侯爵家のルーシー』という者は存在していないことになっているのだ。
パトリシアもそれを知っていたはずだが、それでもルーシーのことを話したということは、アメーリアは彼女にとってよほど信頼のおける存在だったのだろう。
「信頼……」
ルーシーは昼間、アメーリアに言われたことを思い出した。
「エリオット殿下には、あなたがパトリシアの妹だということを教えないの?」
アメーリアはそう尋ねた。
「……はい」
ルーシーは頷いた。
「そう。でも隠し事をしたままだと殿下との信頼関係を築くのが難しいのではないかしら」
「信頼関係……ですか」
「パトリシアがあんなことになってしまったのは、王太子と心を通わせていなかったからだと思うの」
ルーシーを見つめてアメーリアは言った。
「……パトリシアは何か隠し事をしているようだったわ。そのせいで王太子に心を開かなかったの。だから王太子はパトリシアを信用できずにあの女を選んでしまったんだと思っているの」
「そうだったのですか」
「もちろん隠したい事は誰にでもあるものよ。けれど、あなたがパトリシアの妹であることを隠し続けることは、この先大きな溝を生むように思うの。だから、せめてエリオット殿下には明かした方がいいと思うわ」
「……そうですね」
「あなたには不幸になってほしくないの。……私にとっても妹のようなものだから」
優しい眼差しでルーシーを見つめながらアメーリアは言った。
(でも……私の口から、全ては伝えられない)
姉の件にはいくつもの隠された過去が重なっている。
ルーシーは関わっていない、それらをルーシーから明かすことはできないけれど。
(自分のことなら……エリオット様に教えてもいいのかな)
ルーシーは本当はレンフィールド侯爵の娘であり、パトリシアの妹であるということを。
(でも……それを知ったらエリオット様はどう思うだろう)
ルーシーが、兄が追放し、死なせた元婚約者の妹であることを知ったら。
「はあ……」
万年筆を見つめてルーシーは深くため息をついた。
入園式で初めて会ったエリオットに、いきなり『好きだ』と告白され、最初は戸惑いしかなかった。
彼は婚約者のある身で、しかも第三王子だ。――そして彼の兄は、自分の姉を追放した元婚約者なのだ。
そんなエリオットの告白に応えられるはずも、彼を好きになれるはずもない。
そう思い、拒否していたのに、エリオットは諦めることなくルーシーへアプローチしてきた。
毎日のように好意を告げ、少しでも一緒の時間を過ごそうとする。
彼の婚約者であるブリトニーは、『エリオット殿下のことは弟のように思っているから』と何故かこの恋を応援しているという。
そのブリトニーとも親しくなると、彼女にもまた別に好きな相手がいるのだと聞かされた。
そうしていつの間にか、エリオットとブリトニーの三人で昼食を取るのが恒例となっていた。
周囲も当初は兄同様に弟も浮気をするのかという目で見ていたけれど、エリオットの真摯な態度とブリトニーの様子にいつしか三人を見る目が生暖かいものになってきた。
(これは……まずいかも)
周囲から認められつつあることにルーシーは焦りを覚えた。
エリオットのことは、嫌いではない。
彼は王族だけれど謙虚さもあり、ルーシーに対して強気のアプローチはするけれど強引に迫るようなことはない。何より学園内での兄のかつての行動を知り、それを恥じて自分はその二の舞にならないと心に決めている。
(でも……だからといって、殿下は……)
三番目の王子とはいえ、エリオットが将来王位につく可能性はなくはない。
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第二王子は同盟国に婿入りすることが決まっているから、エリオットは第二王位継承者なのだ。王になることはなくとも、当面は王家に残らないとならないだろう。
そしてルーシーは、アングラード家、そしてレンフィールド家のために婿を取り、血を継いでいかなければならないのだ。
そんな二人が結ばれるというのは無理なのだ。
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