374 / 375
第9部 タケSIDE
しおりを挟む
第9部
タケSIDE
木々の葉が色づき、秋になった。自分はあと、何度この光景を見る事が出来るのだろうか。それは自分でもわからないが、少なくともここにいる者よりも、回数は少ないだろう。
「ジンよ。どうして今夜婚姻の儀式を受ける者が、妻になる女性を放っておいてここにおるんじゃ?」
自分は、どこか落ち着かないように身体を震わせている、ジンに尋ねた。
「俺でも、よくわからないんだ」
ジンはそう言いつつ、自分の造った干しキノコを弄り始めた。
「まったく。ここは子供の相談所でも、大人の男の逃げ場所でもないじゃがな?」
自分のところには子供がやって来る他に、何故か婚姻前の男が来る時がある。アラやキド、コシもそうだった。
自分が落ち着かない様子のジンを眺めていると、外からオクの声が聞こえてきた。
「キノジイさん。キノコの餌やりが終わりました」
オクはそう言ってから、後ろにいるダロたちの背中を撫でた。
ダロは毎日、村の見回りをしていたが、三日間姿を消した事があった。その時はマオとカオが探しに出かけたが、全く手掛かりが無かった。
皆が心配していると、ふいにダロは痩せこけた雌犬を連れて帰って来たのだ。
雌犬はソロと名付け、ダロと一緒に村の一員として迎え入れられた。そしてしばらく経ったある日、自分がいつも通りに寝ていると、朝方に家の下から子犬たちの鳴き声が聴こえて来たのだ。
「タケの家が、一番安心出来たんじゃろうな」
ガンとキンが自分をからかう様に言っていた事を、今でも覚えている。
ソロは五匹の子を産んだが、一匹亡くなってしまい、今は六匹で過ごしている。
「それにしても、似ているよな」
ジンがダロとソロの子供を見つつ、呟いていた。
四匹のうち、二匹ずつの毛の模様が似ており、区別がつきにくかった。ただ、ダロとは違い、この犬たちは大人たちと狩猟を手伝ってくれている。
「今日は、シロとクロが狩りに出かけていたね」
「うん。ハクとコクが見回りだったね」
四匹の見分け方はマオとカオ、シキにしかわからなかった。そのため、イバとナホがアワやヒエで藁を編み、誰にでも区別がつく様な装飾品を造り、服の様に着せている。
「キノジイさん。さっきイケさんが帰って来ましたよ」
「そりゃあ帰って来る。だが、主役のジンがここにいるんだがな」
自分がそういうと、ジンが苦笑し、オクも「あれ、どうしてジンさんがここにいるんですか?」と、驚いていた。
「帰って来たと言えば、ロウはシイと仲睦まじくしておったな。まったく、愛し合っているのは構わんが、仁斗田島で愛し合っておればいいものの」
ジンの婚姻を、大洞村で土偶を造っているイケから伝えてもらうと、ロウは結婚したシイと共に里帰りに来た。ロウは沼津村の酋長とも話し合いを重ね、少しずつ仁斗田島は交流を増やそうと考えているそうだ。
「いいじゃないですか。アラもランと子供が出来て、ランとシイも女性同士で気があっているみたいだし」
ジンはそう言うが、お前さんが、次はそうなる様にしなくてはならないというのに。
「キドさんが間に合わないのが、残念ですね」
ダロたちを見送ったオクが家に上がり込み、炉の火を見つめた。
「そうじゃな。入江でサキと結婚したのには驚いたな」
キドは三内や入江との交流を重ねつつ、いつの間にかサキと仲が良くなっていった。
「どうしてでしょうね?」
オクが首を捻りながら、自分を見つめてきた。
「さあな。ワシにもわからん。ただ、何でも話す事が出来る関係というのも悪くないのかもしれん。一見、喧嘩をしている様に見えても、互いが互いを思い合って、理解し合っているからこその事であって、心と心が混ざり合っているのかも知れんのう」
他に、弟を共に亡くしているというのも、何か関係があるかもしれないと自分は思っている。だが、仲がいいのは良い事なので、特に気にしない事にしている。
「入江と言えば、ハムが渡島の東海岸を船で走破したそうだな」
ジンが思いだす様に呟いた。
「走破と言っても、ただ船で周っただけだ。見かけた村々には、ほとんど立ち寄らなかったそうだ。ハムはカラと違い、ゆっくりと交流を深めるつもりなんじゃろうな。あと、人見知りがまだ治らないのかもな」
自分がそう言うと、オクが「カラさんは、今何処にいるんでしょうね?」と言い、海のある方向を見つめた。
「わからん。ただ、冬にも戻って来ないかもしれんぞ?」
「え、どうしてですか?」
「奴らは『冬に、雪が降らない場所がある』と三内で聞いて、出かけた様なものだ。雪が降らなければ、旅を続けるだろうな」
自分がそういうと、オクは少し寂しそうな顔になった。
「オク、寂しがるな。それより、ジンの婚姻の儀式を手伝った方がいいだろう。ズイの獲って来た魚を捌き、ウルが獲って来た獣も焼かなければならん。それに、ナホとミイとイサが儀式に使う、漆が足りないと言っておった。シキに、分けてもらうよう言ってきてくれんか?」
自分がそういうと、オクは走って村まで駆けていった。それと入れ替わる様に、ヨウがやって来た。
「ジンさん、探しましたよ?」
ヨウが笑みを浮かべつつ、モリを持ったままジンに近寄った。
「ヨウ、そのモリは何だ?」
ジンがヨウに尋ねると、ヨウは「ジンさんが、逃げないためにですよ?」と答えた。ヨウから逃げる事の出来る獲物は、最早いないだろう。
「さて、ワシも行くか。ジン、そろそろ行くか?」
自分が言うと、ジンは観念したように立ち上がった。
「わかりましたよ。婚姻の儀式の他にも、次の酋長を考える会議もありますしね」
ジンは照れ隠しの様に、話題を変えた。
「ウドとヤンのせいじゃな。まだヲンはぴんぴんとしておるのに、アラとコシのどちらが酋長に相応しいかを言い合いおって」
自分がため息交じりに言うと、ヨウが「久慈村で、もう次の酋長が決まったからじゃないですか?」と言った。
「そうじゃったな。ラドという若者だったか。苦労しそうだが、その苦労を苦労と思わない様な顔つきだった」
自分も、ラドが是川を訪れに来た際に立ち話をしたが、互いに苦労しそうな人だと感じ取った気がした。
「キノジイは、どっちがいいと思う?」
ヨウから尋ねられ、自分は後ろにいるジンを見つめた。
「ジン、お前がいいだろう」
「え?」
ジンは自分を、あっけにとられた様な顔で見つめてきた。
「え、とは何だ。カラたちが旅に出る前に言っておっただろう。『いつ帰って来てもいいように、俺がこの村を守っているからな』とな」
自分がそう言うと、ヨウも「そうでしたね。ジンさんがいいと思いますよ」と追随した。
「俺に、出来るかな?」
ジンは不安そうに、空を見上げた。
「出来るも何も、お前の兄のザシも、自分の足で大きな一歩を踏み出したんだ。それに比べたら、些細な事じゃろ?」
自分がそういうと、ジンは「そんな簡単じゃないでしょう?」と言い、苦笑した。
「些細じゃろ。もうこの村には、誰か一人に責任を負わせるような者はいない。お前さんが助けを求めれれば、誰でも手を貸してくれるだろう」
自分が言うと、ヨウも「そうですよ」と言い、「じゃあ、ジンさんの酋長立候補を伝えてきます」と言い、走って行った。
「俺の意向は無視かよ」
ジンはそう言ったものの、満更でもない顔をしていた。
カラ、お前さんは今何処にいるのかのう。是川の村は平和じゃ。いつでも、帰って来ていいぞ?
タケSIDE
木々の葉が色づき、秋になった。自分はあと、何度この光景を見る事が出来るのだろうか。それは自分でもわからないが、少なくともここにいる者よりも、回数は少ないだろう。
「ジンよ。どうして今夜婚姻の儀式を受ける者が、妻になる女性を放っておいてここにおるんじゃ?」
自分は、どこか落ち着かないように身体を震わせている、ジンに尋ねた。
「俺でも、よくわからないんだ」
ジンはそう言いつつ、自分の造った干しキノコを弄り始めた。
「まったく。ここは子供の相談所でも、大人の男の逃げ場所でもないじゃがな?」
自分のところには子供がやって来る他に、何故か婚姻前の男が来る時がある。アラやキド、コシもそうだった。
自分が落ち着かない様子のジンを眺めていると、外からオクの声が聞こえてきた。
「キノジイさん。キノコの餌やりが終わりました」
オクはそう言ってから、後ろにいるダロたちの背中を撫でた。
ダロは毎日、村の見回りをしていたが、三日間姿を消した事があった。その時はマオとカオが探しに出かけたが、全く手掛かりが無かった。
皆が心配していると、ふいにダロは痩せこけた雌犬を連れて帰って来たのだ。
雌犬はソロと名付け、ダロと一緒に村の一員として迎え入れられた。そしてしばらく経ったある日、自分がいつも通りに寝ていると、朝方に家の下から子犬たちの鳴き声が聴こえて来たのだ。
「タケの家が、一番安心出来たんじゃろうな」
ガンとキンが自分をからかう様に言っていた事を、今でも覚えている。
ソロは五匹の子を産んだが、一匹亡くなってしまい、今は六匹で過ごしている。
「それにしても、似ているよな」
ジンがダロとソロの子供を見つつ、呟いていた。
四匹のうち、二匹ずつの毛の模様が似ており、区別がつきにくかった。ただ、ダロとは違い、この犬たちは大人たちと狩猟を手伝ってくれている。
「今日は、シロとクロが狩りに出かけていたね」
「うん。ハクとコクが見回りだったね」
四匹の見分け方はマオとカオ、シキにしかわからなかった。そのため、イバとナホがアワやヒエで藁を編み、誰にでも区別がつく様な装飾品を造り、服の様に着せている。
「キノジイさん。さっきイケさんが帰って来ましたよ」
「そりゃあ帰って来る。だが、主役のジンがここにいるんだがな」
自分がそういうと、ジンが苦笑し、オクも「あれ、どうしてジンさんがここにいるんですか?」と、驚いていた。
「帰って来たと言えば、ロウはシイと仲睦まじくしておったな。まったく、愛し合っているのは構わんが、仁斗田島で愛し合っておればいいものの」
ジンの婚姻を、大洞村で土偶を造っているイケから伝えてもらうと、ロウは結婚したシイと共に里帰りに来た。ロウは沼津村の酋長とも話し合いを重ね、少しずつ仁斗田島は交流を増やそうと考えているそうだ。
「いいじゃないですか。アラもランと子供が出来て、ランとシイも女性同士で気があっているみたいだし」
ジンはそう言うが、お前さんが、次はそうなる様にしなくてはならないというのに。
「キドさんが間に合わないのが、残念ですね」
ダロたちを見送ったオクが家に上がり込み、炉の火を見つめた。
「そうじゃな。入江でサキと結婚したのには驚いたな」
キドは三内や入江との交流を重ねつつ、いつの間にかサキと仲が良くなっていった。
「どうしてでしょうね?」
オクが首を捻りながら、自分を見つめてきた。
「さあな。ワシにもわからん。ただ、何でも話す事が出来る関係というのも悪くないのかもしれん。一見、喧嘩をしている様に見えても、互いが互いを思い合って、理解し合っているからこその事であって、心と心が混ざり合っているのかも知れんのう」
他に、弟を共に亡くしているというのも、何か関係があるかもしれないと自分は思っている。だが、仲がいいのは良い事なので、特に気にしない事にしている。
「入江と言えば、ハムが渡島の東海岸を船で走破したそうだな」
ジンが思いだす様に呟いた。
「走破と言っても、ただ船で周っただけだ。見かけた村々には、ほとんど立ち寄らなかったそうだ。ハムはカラと違い、ゆっくりと交流を深めるつもりなんじゃろうな。あと、人見知りがまだ治らないのかもな」
自分がそう言うと、オクが「カラさんは、今何処にいるんでしょうね?」と言い、海のある方向を見つめた。
「わからん。ただ、冬にも戻って来ないかもしれんぞ?」
「え、どうしてですか?」
「奴らは『冬に、雪が降らない場所がある』と三内で聞いて、出かけた様なものだ。雪が降らなければ、旅を続けるだろうな」
自分がそういうと、オクは少し寂しそうな顔になった。
「オク、寂しがるな。それより、ジンの婚姻の儀式を手伝った方がいいだろう。ズイの獲って来た魚を捌き、ウルが獲って来た獣も焼かなければならん。それに、ナホとミイとイサが儀式に使う、漆が足りないと言っておった。シキに、分けてもらうよう言ってきてくれんか?」
自分がそういうと、オクは走って村まで駆けていった。それと入れ替わる様に、ヨウがやって来た。
「ジンさん、探しましたよ?」
ヨウが笑みを浮かべつつ、モリを持ったままジンに近寄った。
「ヨウ、そのモリは何だ?」
ジンがヨウに尋ねると、ヨウは「ジンさんが、逃げないためにですよ?」と答えた。ヨウから逃げる事の出来る獲物は、最早いないだろう。
「さて、ワシも行くか。ジン、そろそろ行くか?」
自分が言うと、ジンは観念したように立ち上がった。
「わかりましたよ。婚姻の儀式の他にも、次の酋長を考える会議もありますしね」
ジンは照れ隠しの様に、話題を変えた。
「ウドとヤンのせいじゃな。まだヲンはぴんぴんとしておるのに、アラとコシのどちらが酋長に相応しいかを言い合いおって」
自分がため息交じりに言うと、ヨウが「久慈村で、もう次の酋長が決まったからじゃないですか?」と言った。
「そうじゃったな。ラドという若者だったか。苦労しそうだが、その苦労を苦労と思わない様な顔つきだった」
自分も、ラドが是川を訪れに来た際に立ち話をしたが、互いに苦労しそうな人だと感じ取った気がした。
「キノジイは、どっちがいいと思う?」
ヨウから尋ねられ、自分は後ろにいるジンを見つめた。
「ジン、お前がいいだろう」
「え?」
ジンは自分を、あっけにとられた様な顔で見つめてきた。
「え、とは何だ。カラたちが旅に出る前に言っておっただろう。『いつ帰って来てもいいように、俺がこの村を守っているからな』とな」
自分がそう言うと、ヨウも「そうでしたね。ジンさんがいいと思いますよ」と追随した。
「俺に、出来るかな?」
ジンは不安そうに、空を見上げた。
「出来るも何も、お前の兄のザシも、自分の足で大きな一歩を踏み出したんだ。それに比べたら、些細な事じゃろ?」
自分がそういうと、ジンは「そんな簡単じゃないでしょう?」と言い、苦笑した。
「些細じゃろ。もうこの村には、誰か一人に責任を負わせるような者はいない。お前さんが助けを求めれれば、誰でも手を貸してくれるだろう」
自分が言うと、ヨウも「そうですよ」と言い、「じゃあ、ジンさんの酋長立候補を伝えてきます」と言い、走って行った。
「俺の意向は無視かよ」
ジンはそう言ったものの、満更でもない顔をしていた。
カラ、お前さんは今何処にいるのかのう。是川の村は平和じゃ。いつでも、帰って来ていいぞ?
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲
俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。
今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。
「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」
その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。
当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!?
姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。
共に
第8回歴史時代小説参加しました!
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
皇統を繋ぐ者 ~ 手白香皇女伝~
波月玲音
歴史・時代
六世紀初頭、皇統断絶の危機に実在した、手白香皇女(たしらかのひめみこ)が主人公です。
旦那さんは歳のうーんと離れた入り婿のくせに態度でかいし、お妃沢山だし、自分より年取った義息子がいるし、、、。
頼りにしていた臣下には裏切られるし、異母姉妹は敵対するし、、、。
そんな中で手白香皇女は苦労するけど、愛息子や色々な人が頑張ってザマァをしてくれる予定です(本当は本人にガツンとさせたいけど、何せファンタジーでは無いので、脚色にも限度が、、、)。
古代史なので資料が少ないのですが、歴史小説なので、作中出てくる事件、人、場所などは、出来るだけ史実を押さえてあります。
手白香皇女を皇后とした継体天皇、そしてその嫡子欽明天皇(仏教伝来時の天皇で聖徳太子のお祖父さん)の子孫が現皇室となります。
R15は保険です。
歴史・時代小説大賞エントリーしてます。
宜しければ応援お願いします。
普段はヤンデレ魔導師の父さまと愉快なイケメン家族に囲まれた元気な女の子の話を書いてます。
読み流すのがお好きな方はそちらもぜひ。
An endless & sweet dream 醒めない夢 2024年5月見直し完了 5/19
設樂理沙
ライト文芸
息をするように嘘をつき・・って言葉があるけれど
息をするように浮気を繰り返す夫を持つ果歩。
そしてそんな夫なのに、なかなか見限ることが出来ず
グルグル苦しむ妻。
いつか果歩の望むような理想の家庭を作ることが
できるでしょうか?!
-------------------------------------
加筆修正版として再up
2022年7月7日より不定期更新していきます。
天威矛鳳
こーちゃん
歴史・時代
陳都が日本を統一したが、平和な世の中は訪れず皇帝の政治が気に入らないと不満を持った各地の民、これに加勢する国王によって滅ぼされてしまう。時は流れ、皇鳳国の将軍の子供として生まれた剣吾は、僅か10歳で父親が殺されてしまう。これを機に国王になる夢を持つ。仲間と苦難を乗り越え、王になっていく物語
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる