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次の日、サキさんの元に秋田から来た男性が来て「アレの作り方を教えてくれ」と頼んできた。サキさんは僕とレイと一緒にハウさんの所に行きたがっていたが、「秋田の話も知りたい」というレイの意見もあり、僕とレイ、途中で出会ったトウさんと一緒にハウさんの家に向かった。
途中、昨日の夜に話し合った事をトウさんに伝えた。
「北黄金集落では、村を発展させるために黒曜石をとりに行ったら、人間が亡くなって、村を維持できる人口じゃなくなったから村を捨てた。それを知っているからこそ、発展を嫌う、か」
トウさんが、僕たちの考えをまとめるように呟いた。
「考えられることではあるな。ハウさんの妻は、春になる前に病で亡くなっている。それにも、何か関係しているのかもしれない」
僕はハウさんが言い辛いだろう、思い出したくないだろうことを尋ねようとしている。それは、本当にやっていい事なのだろうかと、今さらながら疑問が湧いてきた。
「カラ。僕は知りたいし、ハウさんやハムさんに、僕の造った道具を使って欲しい。カラだけが考え込まないで」
レイが僕の耳元で言い、レイの左腕を支えているトウさんも「僕も、子供の班長として知りたい」と言った。
僕はもう、一人で考え込まず、二人でも、三人でも考え込まない。いっそ、全員で考え込んでしまえと自分を鼓舞しつつ、ハウさんの家に入った。
ハウさんにはあまりいい顔をされず、ハムさんは複雑な顔をしつつ、僕たち三人を家に入れてくれた。
「何の用事だ?」
ハウさんは半ば威圧する様な姿勢で、僕に尋ねてきた。
「北黄金集落で起きた出来事と、ハウさんの考えは、何か関係しているのでしょうか?」
僕は話を婉曲せず、真っ直ぐハウさんの目を見て尋ねた。
「知ってどうする?」
「僕に直せる部分があれば直しますし、話し合いで解決できることがあれば、話し合いたいと思っています」
僕とトウさんは、レイを左右から抱きかかえるようにして座らせている。僕たちは一蓮托生の思いを込めて、このような姿勢をとっている。
「僕も、このままだと子供の仕事に影響を及ぼすと考えています。もし、カラの考えがハムや他の子共に悪影響を与えるならば、カラの提案を聞かず、実行しないという方針も考えています」
トウさんの言葉に、少しハムさんの顔が動いたような気がした。家の中は暗く、炉の火も小さいため、互いの顔はほとんど見えなかった。
しばらくハウさんは黙り込み、やがて口を開いた。
「お前たちはどこまで知っていて、俺がどう考えていると思っているんだ?」
ハウさんの問いに、僕は昨日話し合った事を簡潔にまとめ、口にした。その間、ハウさんは黙ったままで、ハムさんは少し驚いているようだった。
「これが、ハウさんが発展を嫌っていると理由だと思っています」
僕が言い終えると、ハウさんは軽いため息をつき、「半分だな」と、言った。
「半分、ですか?」
僕が聞き返すと、ハウさんは家の奥にある土器を持ってきた。ハウさんは一度、その土器に向かって祈るような姿勢をとった。
「何が入っているんだ?」
トウさんがハムさんに囁くように尋ねたが、ハムさんは「僕も知らない」と、困惑した表情を見せた。
そして、ハウさんは土器の蓋を開け、小さな白い物に、黒い物が刺さっている物を取り出した。
「何に見える?」
ハウさんに問われ、僕はじっとそれを見つめた。
「骨と、黒曜石でしょうか?」
僕が答えると、ハウさんは「そうだ」と、またもため息をつきながら答えた。
「これが、お前らの言う発展の末で、自然に反するという事だ」
ハウさんは唇を噛みしめつつ、僕たちに言った。
しばらくして、トウさんが口を開いた。
「もしかして、黒曜石で人を殺した痕、でしょうか?」
「ああ、そうだ。だが、ただ殺しただけじゃない。自分たちが豊かになるために、人と人が争って殺したんだ」
僕はそれを聞き、信じられない気持ちで一杯だった。
「飢饉で、食べ物が無かったから殺し合ったのでしょうか?」
僕が言うと、ハウさんは「そんな生温い物じゃない」と、怒気を含んだ声色になった。
「お前たちの考えている通り、俺のお祖父さんたちは北黄金集落で産まれ、黒曜石を求めて山奥に入った。だが、その途中で亡くなった人間はいなかった。ちゃんと、道を捜索しながら行ったんだ。準備もして、質の良い黒曜石をとって帰ってこられたんだ」
僕たちはそこまで聞き、レイが「人が減ったんじゃないのなら、どうして村を捨てる事になったんですか?」と、皆の疑問を口にした。
「人が減ったのは、殺されたからだ」
その言葉には、僕の知らない感情が込められていた。僕は背筋だけじゃなく、身体全体が震えた。その震えは僕だけじゃなく、レイとトウさんも震えているようだった。
「最初、とれた黒曜石は三内で交易をしようとしたんだが、遥か遠くの南の村の人間が『アワなどの、北の村では手に入らない物と交換しませんか?』と言ってきたんだ。それを受け入れた北黄金集落の人たちは三内を経由せず、南の村と直接交易をし始めたんだ。最初は良かったらしい。だが、南の村の連中は他の村とも交易をしていて、黒曜石を等価交換ではない、不釣り合いな交易をするようになったんだ」
ハウさんはそこまで言い、一度骨に向かって祈る仕草をした。
「この骨は、俺のお祖父ちゃんの家族だそうだ。誰に殺されたのかはわからない。ただ、南の村と他の村の言い争いに巻き込まれ、次第に黒曜石を手に取り、人間たちは血みどろになったそうだ」
ハウさんは目に涙を浮かべ、骨を大事そうに土器の中にしまった。
「北黄金集落はそれ以来、黒曜石を巡り、村の意見もばらばらになった。海が遠くなっていくのも縁起が悪いとされ、北黄金集落の人たちは村を捨て、家族ごとにバラバラに散らばったんだ」
ハウさんは話を終え、口を閉じた。
しばらくして、ハムさんが口を開いた。
「父さん、どうして僕にさえ教えてくれなかったんだよ?」
「教える必要が無いと思っていたからだ。黒曜石で殺し合いが起きたなんて知る必要は無い。俺は他の村と交流が少なかった入江では、
無関係だと思ったからだ」
ハムさんはそれを聞いて、口を閉じた。何かを考えているのだろう。
「だが、異変が起きた」
ハウさんは顔をあげて、僕とレイを見た。
「お前たちは仲が良いだろうからわからないだろう。だが、三内から来たハキという人はわかっていたはずだ。北黄金集落の『忘れ物』の中身を他言しなかった理由は、『争いが起きるのを防ぐため』だとな」
僕はハウさんの言葉を聞いて、何かを言おうとしたけれど、何も言えなかった。
僕とレイは、仲が良いと言える。久慈村のバクさんとも友達だ。でも、他の村とはどうだろうか。仲良くなれるだろうか。そんな漠然とした不安が、僕の心の中に広がっていった。
「春に俺の妻が亡くなったが、それをお前たちのせいにはしていない。ただ、俺は息子を妻の分まで守らなくてはならないと思ったんだ。入江の発展が、息子を殺すことになるかもしれないからな」
ハウさんは有無を言わせぬ声色で、僕とレイを睨みつけた。
ハウさんの葛藤は、僕の想像のつかない物だろう。それに、僕は何も口を出すことが出来ず、レイもトウさんも、黙り込んでしまった。
そんな重苦しい空気の中、ハムさんが口を開いた。
「その守りたい息子には何の理由も話さず、ただ『カラは入江と是川の交易で、是川を優位にしようとしているから見張っておけ』って言ったのかよ」
ハムさんがムッとした表情と声色で、ハウさんを問いただしている。
「自然に反するって、結局何だよ。人と人が殺し合うのが自然に反するのか。カラやレイの言うように、村と村が交流し合うのが自然に反するのか。人間だけ道具を使うのが自然に反するのか。父さん、どう言う事なんだよ?」
ハムさんはハウさんに、悲しみを込めた怒りをぶつけた。
その様子を見て、トウさんが「僕たちは帰ろう」と言い出し、気まずい空気の中の二人を残し、家の外に出た。
次の日、サキさんの元に秋田から来た男性が来て「アレの作り方を教えてくれ」と頼んできた。サキさんは僕とレイと一緒にハウさんの所に行きたがっていたが、「秋田の話も知りたい」というレイの意見もあり、僕とレイ、途中で出会ったトウさんと一緒にハウさんの家に向かった。
途中、昨日の夜に話し合った事をトウさんに伝えた。
「北黄金集落では、村を発展させるために黒曜石をとりに行ったら、人間が亡くなって、村を維持できる人口じゃなくなったから村を捨てた。それを知っているからこそ、発展を嫌う、か」
トウさんが、僕たちの考えをまとめるように呟いた。
「考えられることではあるな。ハウさんの妻は、春になる前に病で亡くなっている。それにも、何か関係しているのかもしれない」
僕はハウさんが言い辛いだろう、思い出したくないだろうことを尋ねようとしている。それは、本当にやっていい事なのだろうかと、今さらながら疑問が湧いてきた。
「カラ。僕は知りたいし、ハウさんやハムさんに、僕の造った道具を使って欲しい。カラだけが考え込まないで」
レイが僕の耳元で言い、レイの左腕を支えているトウさんも「僕も、子供の班長として知りたい」と言った。
僕はもう、一人で考え込まず、二人でも、三人でも考え込まない。いっそ、全員で考え込んでしまえと自分を鼓舞しつつ、ハウさんの家に入った。
ハウさんにはあまりいい顔をされず、ハムさんは複雑な顔をしつつ、僕たち三人を家に入れてくれた。
「何の用事だ?」
ハウさんは半ば威圧する様な姿勢で、僕に尋ねてきた。
「北黄金集落で起きた出来事と、ハウさんの考えは、何か関係しているのでしょうか?」
僕は話を婉曲せず、真っ直ぐハウさんの目を見て尋ねた。
「知ってどうする?」
「僕に直せる部分があれば直しますし、話し合いで解決できることがあれば、話し合いたいと思っています」
僕とトウさんは、レイを左右から抱きかかえるようにして座らせている。僕たちは一蓮托生の思いを込めて、このような姿勢をとっている。
「僕も、このままだと子供の仕事に影響を及ぼすと考えています。もし、カラの考えがハムや他の子共に悪影響を与えるならば、カラの提案を聞かず、実行しないという方針も考えています」
トウさんの言葉に、少しハムさんの顔が動いたような気がした。家の中は暗く、炉の火も小さいため、互いの顔はほとんど見えなかった。
しばらくハウさんは黙り込み、やがて口を開いた。
「お前たちはどこまで知っていて、俺がどう考えていると思っているんだ?」
ハウさんの問いに、僕は昨日話し合った事を簡潔にまとめ、口にした。その間、ハウさんは黙ったままで、ハムさんは少し驚いているようだった。
「これが、ハウさんが発展を嫌っていると理由だと思っています」
僕が言い終えると、ハウさんは軽いため息をつき、「半分だな」と、言った。
「半分、ですか?」
僕が聞き返すと、ハウさんは家の奥にある土器を持ってきた。ハウさんは一度、その土器に向かって祈るような姿勢をとった。
「何が入っているんだ?」
トウさんがハムさんに囁くように尋ねたが、ハムさんは「僕も知らない」と、困惑した表情を見せた。
そして、ハウさんは土器の蓋を開け、小さな白い物に、黒い物が刺さっている物を取り出した。
「何に見える?」
ハウさんに問われ、僕はじっとそれを見つめた。
「骨と、黒曜石でしょうか?」
僕が答えると、ハウさんは「そうだ」と、またもため息をつきながら答えた。
「これが、お前らの言う発展の末で、自然に反するという事だ」
ハウさんは唇を噛みしめつつ、僕たちに言った。
しばらくして、トウさんが口を開いた。
「もしかして、黒曜石で人を殺した痕、でしょうか?」
「ああ、そうだ。だが、ただ殺しただけじゃない。自分たちが豊かになるために、人と人が争って殺したんだ」
僕はそれを聞き、信じられない気持ちで一杯だった。
「飢饉で、食べ物が無かったから殺し合ったのでしょうか?」
僕が言うと、ハウさんは「そんな生温い物じゃない」と、怒気を含んだ声色になった。
「お前たちの考えている通り、俺のお祖父さんたちは北黄金集落で産まれ、黒曜石を求めて山奥に入った。だが、その途中で亡くなった人間はいなかった。ちゃんと、道を捜索しながら行ったんだ。準備もして、質の良い黒曜石をとって帰ってこられたんだ」
僕たちはそこまで聞き、レイが「人が減ったんじゃないのなら、どうして村を捨てる事になったんですか?」と、皆の疑問を口にした。
「人が減ったのは、殺されたからだ」
その言葉には、僕の知らない感情が込められていた。僕は背筋だけじゃなく、身体全体が震えた。その震えは僕だけじゃなく、レイとトウさんも震えているようだった。
「最初、とれた黒曜石は三内で交易をしようとしたんだが、遥か遠くの南の村の人間が『アワなどの、北の村では手に入らない物と交換しませんか?』と言ってきたんだ。それを受け入れた北黄金集落の人たちは三内を経由せず、南の村と直接交易をし始めたんだ。最初は良かったらしい。だが、南の村の連中は他の村とも交易をしていて、黒曜石を等価交換ではない、不釣り合いな交易をするようになったんだ」
ハウさんはそこまで言い、一度骨に向かって祈る仕草をした。
「この骨は、俺のお祖父ちゃんの家族だそうだ。誰に殺されたのかはわからない。ただ、南の村と他の村の言い争いに巻き込まれ、次第に黒曜石を手に取り、人間たちは血みどろになったそうだ」
ハウさんは目に涙を浮かべ、骨を大事そうに土器の中にしまった。
「北黄金集落はそれ以来、黒曜石を巡り、村の意見もばらばらになった。海が遠くなっていくのも縁起が悪いとされ、北黄金集落の人たちは村を捨て、家族ごとにバラバラに散らばったんだ」
ハウさんは話を終え、口を閉じた。
しばらくして、ハムさんが口を開いた。
「父さん、どうして僕にさえ教えてくれなかったんだよ?」
「教える必要が無いと思っていたからだ。黒曜石で殺し合いが起きたなんて知る必要は無い。俺は他の村と交流が少なかった入江では、
無関係だと思ったからだ」
ハムさんはそれを聞いて、口を閉じた。何かを考えているのだろう。
「だが、異変が起きた」
ハウさんは顔をあげて、僕とレイを見た。
「お前たちは仲が良いだろうからわからないだろう。だが、三内から来たハキという人はわかっていたはずだ。北黄金集落の『忘れ物』の中身を他言しなかった理由は、『争いが起きるのを防ぐため』だとな」
僕はハウさんの言葉を聞いて、何かを言おうとしたけれど、何も言えなかった。
僕とレイは、仲が良いと言える。久慈村のバクさんとも友達だ。でも、他の村とはどうだろうか。仲良くなれるだろうか。そんな漠然とした不安が、僕の心の中に広がっていった。
「春に俺の妻が亡くなったが、それをお前たちのせいにはしていない。ただ、俺は息子を妻の分まで守らなくてはならないと思ったんだ。入江の発展が、息子を殺すことになるかもしれないからな」
ハウさんは有無を言わせぬ声色で、僕とレイを睨みつけた。
ハウさんの葛藤は、僕の想像のつかない物だろう。それに、僕は何も口を出すことが出来ず、レイもトウさんも、黙り込んでしまった。
そんな重苦しい空気の中、ハムさんが口を開いた。
「その守りたい息子には何の理由も話さず、ただ『カラは入江と是川の交易で、是川を優位にしようとしているから見張っておけ』って言ったのかよ」
ハムさんがムッとした表情と声色で、ハウさんを問いただしている。
「自然に反するって、結局何だよ。人と人が殺し合うのが自然に反するのか。カラやレイの言うように、村と村が交流し合うのが自然に反するのか。人間だけ道具を使うのが自然に反するのか。父さん、どう言う事なんだよ?」
ハムさんはハウさんに、悲しみを込めた怒りをぶつけた。
その様子を見て、トウさんが「僕たちは帰ろう」と言い出し、気まずい空気の中の二人を残し、家の外に出た。
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