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ジンさんが大人の仕事に戻った後、今度は子供だけでの話し合いになった。
「班長は持ち回りでいいけど、何かを決める時は誰かが最終的に判断して、大人たちに知らせないといけないよね。その報告役も、班長がするの?」
コシさんの言うとおり、今までそれはお兄ちゃんが班長と兼任してやっていた。でも、今年からお兄ちゃんはいない。誰かが子供の代表として、大人たちと話合わなければならない。
「僕は、班長と報告役は分けるべきだと思う。大人たちとの話をするのも、子供の仕事の一つだと思うし、班長に多く背負わせる必要はないと思う。それと、報告役はまずカラからがいいと思う」
キドさんが、さも決まっているというように言った。
「これは、カラの兄のアラさんが今までやっていたからじゃない。今まで大人たちと話し合いをして、自分の意見を通せたのがカラだけだからだ。その経験があるのはカラで、報告役は順番にカラと二人で行って、僕たちも経験を積んでいけばいいと思う」
キドさんの言葉に、皆が頷いた。僕は少し不安だった。
「カラさん。僕たちの意見を言って大人たちから怒られても、それは僕たちみんなで決めた事なんだから、カラさんだけの責任じゃないですよ」
ヨウの言葉に、皆がもう一度頷いた。
「わかった。最初は僕がやるけど、この一班の体制に慣れたらキドさんやコシさん、ヨウや他の子も一緒に、大人たちと話し合いに参加する事でいい?」
僕の言葉で、この話し合いは終わった。ただ、マオとカオが一言も話さなかった事が気がかりだった。
ジンさんが大人の仕事に戻った後、今度は子供だけでの話し合いになった。
「班長は持ち回りでいいけど、何かを決める時は誰かが最終的に判断して、大人たちに知らせないといけないよね。その報告役も、班長がするの?」
コシさんの言うとおり、今までそれはお兄ちゃんが班長と兼任してやっていた。でも、今年からお兄ちゃんはいない。誰かが子供の代表として、大人たちと話合わなければならない。
「僕は、班長と報告役は分けるべきだと思う。大人たちとの話をするのも、子供の仕事の一つだと思うし、班長に多く背負わせる必要はないと思う。それと、報告役はまずカラからがいいと思う」
キドさんが、さも決まっているというように言った。
「これは、カラの兄のアラさんが今までやっていたからじゃない。今まで大人たちと話し合いをして、自分の意見を通せたのがカラだけだからだ。その経験があるのはカラで、報告役は順番にカラと二人で行って、僕たちも経験を積んでいけばいいと思う」
キドさんの言葉に、皆が頷いた。僕は少し不安だった。
「カラさん。僕たちの意見を言って大人たちから怒られても、それは僕たちみんなで決めた事なんだから、カラさんだけの責任じゃないですよ」
ヨウの言葉に、皆がもう一度頷いた。
「わかった。最初は僕がやるけど、この一班の体制に慣れたらキドさんやコシさん、ヨウや他の子も一緒に、大人たちと話し合いに参加する事でいい?」
僕の言葉で、この話し合いは終わった。ただ、マオとカオが一言も話さなかった事が気がかりだった。
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