あたらぬ日々

るーま

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2024年

10月22日(火)

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 お風呂場の黒カビに悩まされている。
 コーキングやゴムパッキンの黒カビが手ごわい。入居当初から目立っており、あの手この手で掃除を試みるものの、タトゥーのように刻み込まれた黒色は一向に薄まらない。
 黒カビなのかも怪しい。黒いから、わたしが勝手に黒カビだと決めつけているだけだ。よくわからないから「黒カビであれ!」とすら思っている。

 前の入居者が退去してから、しばらく間があったのではないかと踏んでいる。そのうえ、前入居者&前々入居者は住まいに関することにおおらかであったらしい。郵便局から「〇〇さん、まだここに住んでる?」という確認の便りがポストに入っていた。まったく別の氏名で同様の知らせを見つけたため、そのように憶測した。
 彼らはあまり清掃に手をかけられなかったらしく、長年使用しただろうお風呂用収納の跡もくっきり残されている。

 わたしたち家族の入居前にはハウスクリーニングされているはずなのだが、これまた「ちょっと……」なことがあった。カップ麺の食べ残しが台所の流しに残されているわ、壁の塗装は養生なしで作業したと丸わかりの雑さ加減だ。業者の仕業だと思うのだが、今時珍しいレベルの素人仕事に笑ってしまった。

 お風呂場にいたっては入居後にも別途修繕の必要が発生した。そこで来てくれた業者さんに黒カビやタイルに残る跡の掃除方法を相談したところ、日常のお掃除でなんとかできるものではないとの見立てだった。経年劣化もありお風呂ユニットの交換が望ましい頃合いで、そうでなければプロに任せるしかないとも。
 専門の清掃業者が入るならば大がかりになるため、空き家の状態でないと難しいといわれた。

 古い汚れは見て見ぬふりをしつつ、新たに発生したカビはわたしの手で撲滅するしかない。
 カビ取りをするたびに、以前から残る黒カビが憎らしい。どれだけ気合をいれてやってもピッカピカにならないのだから。
 それでもわたしの執念がコーキングについた黒カビを斑にしつつある。
 ホルスタイン柄コーキング。
 前進だと思っているのだけど、見た目は悪い。カビっぽさが強調されてしまっているではないか。真っ黒のままのほうが「そういうもの」とみなせたような気がしなくもない。
 このたび新たにジェル状の超強力カビ取り剤を購入した。コーキング&パッキン用で使用目的も合致。
 これでだめなら、次は最後の手段だ。業務用の同系カビ取り剤を導入するしかない。
 なんとか今回のカビ取り剤で対処できますよーに。
 期待と願いを込めて、いざ!

2024.10.22
 優柔不断になっているので、無理に決断しなくていい日。

 決断をするって、なかなかどうして気合を要するもの。気力と体力が備わっていないと難しい。早い決断にこだわるより、気力か体力もしくは両方を養うことを優先させるといい。調子がよくなれば頭も冴えてくるはず。決断はそれからが吉。後日の自分に任せよう。
 明日のわたしは最強さ!
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