31 / 34
《閑話》穏やかなある日の風景
賑やかな目覚め
しおりを挟む
ウトウトと浅い眠りから覚めると、すぐ傍から可愛らしい子供の笑い声が聞こえてきた。
朝から元気に騒いでいる我が子をたしなめているのは、毎日聞いていてもうっとりとしてしまいそうな、聞き心地のいい優しい低音。
しばらくそのまま、二人の様子に耳を傾けていたかったリトだけれど、どうやら寝たふりはバレてしまったようだ。
「母さま、おはよう」
「リト、起きたのか? 騒がしくてすまないな」
父親の腕から飛び降りた幼子はベッドに駆け寄ると、ひょこりと端から顔を覗かせる。
ピクピクと動く丸みがある耳と、クリクリの黄金色の瞳に、リトは思わず顔をほころばせた。
「レヴィー、ロヴェ、おはよう」
ふわふわのオレンジブラウンの髪を撫でれば、リトとロヴェの長子である、レヴィーことレヴィアンは嬉しそうにはにかんだ。
生まれる前からその姿を見てはいたものの、驚くほどに父親とうり二つである。
現在四歳になったレヴィーを見ていると、きっと幼い頃のロヴェもこんな感じだったのだろうなと、リトはひどく微笑ましい気持ちになった。
本当にたまらなく可愛くて、すっかり我が子にメロメロになっている。
こしょこしょと頬を撫でたら、無邪気にキャッキャと笑う姿も、悶えそうなほど可愛らしい。
「リト、俺には?」
「ふふっ、大きな子供ですね」
ベッド脇まで来て身を屈めるロヴェに、思わずリトは笑ってしまった。
それでも愛しい旦那様の機嫌を取るのも大事なことだ。少し身を起こして頬へ口づけると、まるでレヴィーのように目を細め、柔らかに笑った。
「今朝の具合はどうだ?」
「特に問題はないです。寝覚めもいいし、気分もいいです」
「二度目とはいえ、こんな細い体に子が育っているのは、不思議に思えるな」
「もう七ヶ月を過ぎたのに、お腹はさほど目立たないですよね。レヴィーの時もそうだったけど」
ロヴェがヘッドボードに枕を立てかけてくれ、体を起こすとリトは自身のお腹を撫でた。
レヴィーは安定期を迎えて、三ヶ月を過ぎた頃に生まれた。もし同じくらいの早産であれば、あとひと月過ぎたら、腹の子も生まれてくる可能性がある。
男性体は長く胎内に留めておけない、と前もって言われていても、一度目は妊娠に気づいてからあっという間に思えてしまった。
前回はリトもロヴェも初めてのことで、かなり慌てふためいた感じはあったが、いまはわりと落ち着いてその日の準備をしている。
「僕の妹にもうすぐ会えるね」
「この子はやっぱり女の子なの?」
「そうだよ!」
ロヴェにベッドへ上げてもらい、小さな手でお腹を撫でているレヴィーは、少し前から腹の子は妹だと言い張っていた。
生まれる前からリトたちの所へ会いに来てしまう、少々特殊な子供。加え、どことなく勘の鋭い面も持ち合わせているので、可能性としてはあり得る。
「僕、お兄ちゃんになるんだ」
ぴったりとお腹に頬を寄せて嬉しそうに笑う姿に、リトはロヴェと顔を見合わせて苦笑してしまった。
いまは両親二人にべったりで、甘えん坊なレヴィーが兄になるのだと意気込んでいるが、大丈夫だろうかという思いがある。
「レヴィアン、妹が生まれたら母さまは、あまりお前に構っていられないぞ?」
「……僕はいい子にできるもん」
「そうか、ならば、妹のために立派な兄になるよう、頑張らなくてはいけないな」
「僕は父さまより格好いい獅子になるんだから!」
拗ねてぷぅっと膨らんだレヴィーの頬。
先日の件を根に持っているのだろうと、リトは忍び笑いをした。
ロヴェと夜に二人の時間を過ごしていた時、寝付けなかったらしいレヴィーが珍しく寝室にやって来た。
普段から家族でよく頬へ口づけし合うが、なにやら両親がとびきり仲良くしていると感じたようだ。ゆえに「僕と父さま、どっちが好き?」とリトに詰め寄ってきたのだ。
夫としてロヴェが一番で、我が子としてレヴィーが一番と答えたものの、結局どっちが上なのかと最後まで引かなかった。
仕方がないのでロヴェは旦那様で番として愛しているので、ちょっとだけ父さまのほうが上かもしれないと答えたのだった。
「レヴィーもいつか番に会えるよ」
「うん」
いまもまだレヴィーに番紋は現れていないので、未来の伴侶に出会うのはもう少し先のようだ。
幼い頃から絵本などで、獣人や番に関しては色々と学んでいる。
「さあ、レヴィアン。母さまが起きたから食事にするぞ」
「はーい」
ロヴェの言葉を聞いて、ぴょんとベッドから飛び降りたレヴィーは、小走りで部屋の扉まで駆けていく。
機嫌良さげな尻尾が揺れて非常に愛らしい。
「リト、手を」
「ありがとうございます」
身支度を調え、大きな手に支えられてベッドから降りれば、そっと肩に上掛けを掛けられる。
袖に腕を通すのを見届けたロヴェは、さりげなくリトの腰へ手を回し、隣室へ向かい歩き出した。
普段であれば彼はとっくに執務をしている時間なのだが、リトが朝食をとれるようになると、三人一緒に揃うようにしてくれたのだ。
具合が悪いときはレヴィーと二人で食事をしてくれ、日中も寝込んでいれば息子を膝の上に載せ、執務をしていたと聞く。
絶対に自分の一番はリト以外あり得ない、と言い張っていたロヴェだけれど、なんだかんだとレヴィーの面倒をよく見てくれる良き父である。
「ダイト、抱っこ! 椅子に座りたい」
「はい、レヴィアン殿下。失礼します」
隣室へ行くと、朝食用の食卓テーブルで、いつものようにレヴィーがダイトにせがんでいるところだった。
そして間を置いてから部屋にやって来た、リーフィス侍女長がテーブルに皿やカップを置いてくれる。
部屋の中にミリィの姿が見えないが、ここ数ヶ月ほど休暇中だ。
これまで国王に番がおらず、子も望めない状況だったゆえに、ロヴェに近しい者たちは色々と控えていた。
おかげでレヴィーが生まれてから、王宮は育児休暇の申請が続いている。
人手不足になるほどではないものの、明らかな出産率の上昇にロヴェは驚いていた。それと共に、少しばかり申し訳なさそうな顔もしていた。
だが慶事が続くのはいいことだと、リトが諭したからか。
近頃は仕事と育児を両立したい部下のため、なにやら新しい施策を考えているようだ。
「レヴィアン、好き嫌いしていては立派な獅子になれないぞ」
「……父さまはこれ好きでしょう? 僕のあげる」
「父さまがお前の歳の頃、好き嫌いなんてなかった」
皿の野菜をこっそり避けた、レヴィー見ていたロヴェはフォークに刺して、小さな口へ向ける。
ムッと口を引き結ぶ様子にリトは笑ってしまうが、母に笑われたのが恥ずかしかったらしく、レヴィーは侍女長を振り返った。
「嘘だぁ! リー、ほんと?」
「本当でございます。陛下は幼い頃から好き嫌い一つなさいませんでした」
「うぅ、だってこれ、味があんまりしないからおいしくない」
レヴィーは味のはっきりした食べ物を好むので、あっさりとした味の野菜類を食べたがらない。
あまり調味料ばかりを使って食べさせるのは体に良くないが、子供のうちは仕方ないものなのか。
「ほら、もう少しだけソースをかけてやるから、半分でも食べなさい」
野菜用のソースを付けたし、再びロヴェが口元へ持っていくと、レヴィーは渋々口を開く。
顔はものすごく不本意そうではあるけれど、眉間にしわを寄せながら食べる我が子は、あまりに可愛すぎた。
傍に控えている従者たちも皆、ほっこりとした気分になっているだろう。
「父さま、お仕事、頑張ってね」
「ああ、行ってくる」
「ロヴェ、いってらっしゃい」
食事が済むとすぐにロヴェは執務室へと向かう。
脚に抱きつくレヴィーの頭を優しく撫でてから、彼はリトの頬へ口づけをした。
毎日の日課を済ませて見送るときは、父の背中が見えなくなるまでレヴィーは廊下を覗いている。
その後ろ姿が寂しげに見え、リトはとても愛しさが溢れる感じがした。
「レヴィー、着替えたら温室へ行こうか」
「うん。今日、エルは来るかな?」
「んー、どうだろうね。来るといいね」
リトの体調が悪くない限り、ロヴェが執務へ向かったあとは、レヴィーと庭園の温室に行くことになっている。
獅子の宮殿でなにか起こる可能性はほぼないとはいえ、身重の番と幼い我が子を安全な場所へ置いておきたいに違いない。
温室の外では白の騎士団、温室内では管理をしている者たちが控えており、急な体調変化にも備えられていた。
いい運動にもなるため、リトも積極的に散歩がてら行くようにしている。
「母さま、お手をどうぞ」
「ふふ、ありがとうございます。素敵な獅子さま」
父を真似ているのか、小さな手を差し出されたので、優しく握り返したリトはレヴィーとともにのんびりと温室へと向かった。
朝から元気に騒いでいる我が子をたしなめているのは、毎日聞いていてもうっとりとしてしまいそうな、聞き心地のいい優しい低音。
しばらくそのまま、二人の様子に耳を傾けていたかったリトだけれど、どうやら寝たふりはバレてしまったようだ。
「母さま、おはよう」
「リト、起きたのか? 騒がしくてすまないな」
父親の腕から飛び降りた幼子はベッドに駆け寄ると、ひょこりと端から顔を覗かせる。
ピクピクと動く丸みがある耳と、クリクリの黄金色の瞳に、リトは思わず顔をほころばせた。
「レヴィー、ロヴェ、おはよう」
ふわふわのオレンジブラウンの髪を撫でれば、リトとロヴェの長子である、レヴィーことレヴィアンは嬉しそうにはにかんだ。
生まれる前からその姿を見てはいたものの、驚くほどに父親とうり二つである。
現在四歳になったレヴィーを見ていると、きっと幼い頃のロヴェもこんな感じだったのだろうなと、リトはひどく微笑ましい気持ちになった。
本当にたまらなく可愛くて、すっかり我が子にメロメロになっている。
こしょこしょと頬を撫でたら、無邪気にキャッキャと笑う姿も、悶えそうなほど可愛らしい。
「リト、俺には?」
「ふふっ、大きな子供ですね」
ベッド脇まで来て身を屈めるロヴェに、思わずリトは笑ってしまった。
それでも愛しい旦那様の機嫌を取るのも大事なことだ。少し身を起こして頬へ口づけると、まるでレヴィーのように目を細め、柔らかに笑った。
「今朝の具合はどうだ?」
「特に問題はないです。寝覚めもいいし、気分もいいです」
「二度目とはいえ、こんな細い体に子が育っているのは、不思議に思えるな」
「もう七ヶ月を過ぎたのに、お腹はさほど目立たないですよね。レヴィーの時もそうだったけど」
ロヴェがヘッドボードに枕を立てかけてくれ、体を起こすとリトは自身のお腹を撫でた。
レヴィーは安定期を迎えて、三ヶ月を過ぎた頃に生まれた。もし同じくらいの早産であれば、あとひと月過ぎたら、腹の子も生まれてくる可能性がある。
男性体は長く胎内に留めておけない、と前もって言われていても、一度目は妊娠に気づいてからあっという間に思えてしまった。
前回はリトもロヴェも初めてのことで、かなり慌てふためいた感じはあったが、いまはわりと落ち着いてその日の準備をしている。
「僕の妹にもうすぐ会えるね」
「この子はやっぱり女の子なの?」
「そうだよ!」
ロヴェにベッドへ上げてもらい、小さな手でお腹を撫でているレヴィーは、少し前から腹の子は妹だと言い張っていた。
生まれる前からリトたちの所へ会いに来てしまう、少々特殊な子供。加え、どことなく勘の鋭い面も持ち合わせているので、可能性としてはあり得る。
「僕、お兄ちゃんになるんだ」
ぴったりとお腹に頬を寄せて嬉しそうに笑う姿に、リトはロヴェと顔を見合わせて苦笑してしまった。
いまは両親二人にべったりで、甘えん坊なレヴィーが兄になるのだと意気込んでいるが、大丈夫だろうかという思いがある。
「レヴィアン、妹が生まれたら母さまは、あまりお前に構っていられないぞ?」
「……僕はいい子にできるもん」
「そうか、ならば、妹のために立派な兄になるよう、頑張らなくてはいけないな」
「僕は父さまより格好いい獅子になるんだから!」
拗ねてぷぅっと膨らんだレヴィーの頬。
先日の件を根に持っているのだろうと、リトは忍び笑いをした。
ロヴェと夜に二人の時間を過ごしていた時、寝付けなかったらしいレヴィーが珍しく寝室にやって来た。
普段から家族でよく頬へ口づけし合うが、なにやら両親がとびきり仲良くしていると感じたようだ。ゆえに「僕と父さま、どっちが好き?」とリトに詰め寄ってきたのだ。
夫としてロヴェが一番で、我が子としてレヴィーが一番と答えたものの、結局どっちが上なのかと最後まで引かなかった。
仕方がないのでロヴェは旦那様で番として愛しているので、ちょっとだけ父さまのほうが上かもしれないと答えたのだった。
「レヴィーもいつか番に会えるよ」
「うん」
いまもまだレヴィーに番紋は現れていないので、未来の伴侶に出会うのはもう少し先のようだ。
幼い頃から絵本などで、獣人や番に関しては色々と学んでいる。
「さあ、レヴィアン。母さまが起きたから食事にするぞ」
「はーい」
ロヴェの言葉を聞いて、ぴょんとベッドから飛び降りたレヴィーは、小走りで部屋の扉まで駆けていく。
機嫌良さげな尻尾が揺れて非常に愛らしい。
「リト、手を」
「ありがとうございます」
身支度を調え、大きな手に支えられてベッドから降りれば、そっと肩に上掛けを掛けられる。
袖に腕を通すのを見届けたロヴェは、さりげなくリトの腰へ手を回し、隣室へ向かい歩き出した。
普段であれば彼はとっくに執務をしている時間なのだが、リトが朝食をとれるようになると、三人一緒に揃うようにしてくれたのだ。
具合が悪いときはレヴィーと二人で食事をしてくれ、日中も寝込んでいれば息子を膝の上に載せ、執務をしていたと聞く。
絶対に自分の一番はリト以外あり得ない、と言い張っていたロヴェだけれど、なんだかんだとレヴィーの面倒をよく見てくれる良き父である。
「ダイト、抱っこ! 椅子に座りたい」
「はい、レヴィアン殿下。失礼します」
隣室へ行くと、朝食用の食卓テーブルで、いつものようにレヴィーがダイトにせがんでいるところだった。
そして間を置いてから部屋にやって来た、リーフィス侍女長がテーブルに皿やカップを置いてくれる。
部屋の中にミリィの姿が見えないが、ここ数ヶ月ほど休暇中だ。
これまで国王に番がおらず、子も望めない状況だったゆえに、ロヴェに近しい者たちは色々と控えていた。
おかげでレヴィーが生まれてから、王宮は育児休暇の申請が続いている。
人手不足になるほどではないものの、明らかな出産率の上昇にロヴェは驚いていた。それと共に、少しばかり申し訳なさそうな顔もしていた。
だが慶事が続くのはいいことだと、リトが諭したからか。
近頃は仕事と育児を両立したい部下のため、なにやら新しい施策を考えているようだ。
「レヴィアン、好き嫌いしていては立派な獅子になれないぞ」
「……父さまはこれ好きでしょう? 僕のあげる」
「父さまがお前の歳の頃、好き嫌いなんてなかった」
皿の野菜をこっそり避けた、レヴィー見ていたロヴェはフォークに刺して、小さな口へ向ける。
ムッと口を引き結ぶ様子にリトは笑ってしまうが、母に笑われたのが恥ずかしかったらしく、レヴィーは侍女長を振り返った。
「嘘だぁ! リー、ほんと?」
「本当でございます。陛下は幼い頃から好き嫌い一つなさいませんでした」
「うぅ、だってこれ、味があんまりしないからおいしくない」
レヴィーは味のはっきりした食べ物を好むので、あっさりとした味の野菜類を食べたがらない。
あまり調味料ばかりを使って食べさせるのは体に良くないが、子供のうちは仕方ないものなのか。
「ほら、もう少しだけソースをかけてやるから、半分でも食べなさい」
野菜用のソースを付けたし、再びロヴェが口元へ持っていくと、レヴィーは渋々口を開く。
顔はものすごく不本意そうではあるけれど、眉間にしわを寄せながら食べる我が子は、あまりに可愛すぎた。
傍に控えている従者たちも皆、ほっこりとした気分になっているだろう。
「父さま、お仕事、頑張ってね」
「ああ、行ってくる」
「ロヴェ、いってらっしゃい」
食事が済むとすぐにロヴェは執務室へと向かう。
脚に抱きつくレヴィーの頭を優しく撫でてから、彼はリトの頬へ口づけをした。
毎日の日課を済ませて見送るときは、父の背中が見えなくなるまでレヴィーは廊下を覗いている。
その後ろ姿が寂しげに見え、リトはとても愛しさが溢れる感じがした。
「レヴィー、着替えたら温室へ行こうか」
「うん。今日、エルは来るかな?」
「んー、どうだろうね。来るといいね」
リトの体調が悪くない限り、ロヴェが執務へ向かったあとは、レヴィーと庭園の温室に行くことになっている。
獅子の宮殿でなにか起こる可能性はほぼないとはいえ、身重の番と幼い我が子を安全な場所へ置いておきたいに違いない。
温室の外では白の騎士団、温室内では管理をしている者たちが控えており、急な体調変化にも備えられていた。
いい運動にもなるため、リトも積極的に散歩がてら行くようにしている。
「母さま、お手をどうぞ」
「ふふ、ありがとうございます。素敵な獅子さま」
父を真似ているのか、小さな手を差し出されたので、優しく握り返したリトはレヴィーとともにのんびりと温室へと向かった。
47
お気に入りに追加
1,373
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
獅子王と後宮の白虎
三国華子
BL
#2020男子後宮BL 参加作品
間違えて獅子王のハーレムに入ってしまった白虎のお話です。
オメガバースです。
受けがゴリマッチョから細マッチョに変化します。
ムーンライトノベルズ様にて先行公開しております。
もう人気者とは付き合っていられません
花果唯
BL
僕の恋人は頭も良くて、顔も良くておまけに優しい。
モテるのは当然だ。でも――。
『たまには二人だけで過ごしたい』
そう願うのは、贅沢なのだろうか。
いや、そんな人を好きになった僕の方が間違っていたのだ。
「好きなのは君だ」なんて言葉に縋って耐えてきたけど、それが間違いだったってことに、ようやく気がついた。さようなら。
ちょうど生徒会の補佐をしないかと誘われたし、そっちの方に専念します。
生徒会長が格好いいから見ていて癒やされるし、一石二鳥です。
※ライトBL学園モノ ※2024再公開・改稿中
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【完結】番(つがい)でした ~美しき竜人の王様の元を去った番の私が、再び彼に囚われるまでのお話~
tea
恋愛
かつて私を妻として番として乞い願ってくれたのは、宝石の様に美しい青い目をし冒険者に扮した、美しき竜人の王様でした。
番に選ばれたものの、一度は辛くて彼の元を去ったレーアが、番であるエーヴェルトラーシュと再び結ばれるまでのお話です。
ヒーローは普段穏やかですが、スイッチ入るとややドS。
そして安定のヤンデレさん☆
ちょっぴり切ない、でもちょっとした剣と魔法の冒険ありの(私とヒロイン的には)ハッピーエンド(執着心むき出しのヒーローに囚われてしまったので、見ようによってはメリバ?)のお話です。
別サイトに公開済の小説を編集し直して掲載しています。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
獣人公爵のエスコート
ざっく
恋愛
デビューの日、城に着いたが、会場に入れてもらえず、別室に通されたフィディア。エスコート役が来ると言うが、心当たりがない。
将軍閣下は、番を見つけて興奮していた。すぐに他の男からの視線が無い場所へ、移動してもらうべく、副官に命令した。
軽いすれ違いです。
書籍化していただくことになりました!それに伴い、11月10日に削除いたします。
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる