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逃亡編
上原一哉の秘密
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「っ!…ふぁっ…んんっ…!」
抗議の声を上げようとして口を開けた瞬間、彼の熱が一気に咥内に流れ込んできた。
そこには荒々しさは微塵もなかった。
ただ私をあやすように労るように、彼は口づけを重ねる。
先程、彼に私が発した攻撃的な言葉など気にしていないというように、何処までも彼は優しく私を癒すような口づけを与え続けた。
それでも私は逃げようとしていた。
だけど、彼の方が一枚上手で、私が腕を上げようとすれば、彼の手がそれをたしなめるように掴み、ソファーに身体を沈ませて唇を反らそうとすれば、それを拒むように舌を絡ませて、私の気を逸らす。
ついに、抵抗する力を私は体から抜いてしまった。
やっと私の唇を離すと、彼は私の顔を両手で包みながら額と額を重ねて目を閉じたまま言った。
「泣かないで…」
彼が何を言っているのか分からず、固まっていると、彼は薄く目を開けて私の頬にリップ音を立てながら、涙に吸い付いた。
(私…泣いていた???)
「理彩さん…自分を傷付けてまで…俺を遠ざけないで…。」
苦しそうに彼の表情が歪む。
私の考えていたことに気付いている彼を、私は唖然とただただ見つめた。
「そんなことしたって…俺の理彩さんへの気持ちは止まらない。寧ろ…好き過ぎて壊れる…。」
彼はそっと私を抱き締める。
彼の胸に抱かれた私の耳には、彼の早鳴りの心臓音が聞こえていた。
「本当に無謀なほど優しい過ぎる…理彩さんは…。」
“無謀なほど優し過ぎる”
彼が吐露した言葉に、私は驚いて声が出せない。
出逢って4日の私をそう表現できるほど、彼は私を知らないはず。
そして、そんな風に私を表現をする人間は…私の記憶の中ではたった一人しかいない。
偶然…?
考え込む私の様子を確認するように除き込んで、彼は天を仰ぐように深呼吸をしてから話し始めた。
「俺ね…4日前に理彩さんに一目惚れした訳じゃないんだ。」
「え?」
「俺が理彩さんに一目惚れしたのは…13年前なんだ。」
彼が何を言っているのか、私には分からない。
13年前?
「俺…理彩さんの彼氏が入院していた病院に、俺も骨折で入院してたんだ。」
私の胸がドクリと大きく音を立てる。
「理彩さんの彼氏…倉島 仁さんと仲良しで、俺、良く遊んで貰っていたんだ。」
倉島 仁…
私以外の他人の口からその名前を聞くのは、久しぶりだった。
「仁を…知ってるの…?」
「うん…お葬式にも参列させてもらった。俺が理彩さんに一目惚れしたのは…その時なんだ。」
『理彩は無謀なほど優し過ぎる…』
それは30歳の若さで亡くなった、私の最愛の人…仁の口癖だった。
その日は土砂降りの雨で…私は人生で最愛の伴侶を亡くしお別れをしなければならない日だった。
雨の中で傘もささずに地べたにへたりこんで、恥も外聞もなく、この身を削がれ、半身である仁を天に連れ去られた悲しみに泣き続けた、あの日の私を彼は知っていた。
「仁さんの病室に俺がサッカーボールを蹴り込んじゃったのがキッカケだったんだ。」
「じゃあ…骨折したのは腕?」
「うん。木から落ちて複雑骨折しちゃって、手術が必要になって入院してたんだ。
手術した後、腕以外は元気だったから退屈を持て余してて…。で、ちょくちょく仁さんの病室に遊びに行くようになってね。
ある日、やたら仁さんがニヤついてるから問い詰めたら、仁さんが彼女がいることを白状したんだ。
その日から理彩さんのことを沢山聞かせて貰う羽目になった。
『強がりでおっちょこだけど、無謀なほど他人に優しい、飛びっきり美人な自慢の彼女だ!』って、毎度ノロケられて、どんな人だろう?って思ったけど、仁さん、理彩さんに会わせてくれなくて…。」
「え!?そうなの?」
「『お前は将来絶対にイケメンになるから、今は理彩には会わせられない!』って!」
故人を悪くは言いたくないけど…。
仁…子供相手に何やってたんだか…バカ過ぎる…。
「もしかしたら…仁さん、俺が理彩さんに惚れることなんとなく分かってたのかも知れない。
仁さんが集中治療室に入ると3日前に仁さん、冗談めかして言ったんだ。『もしも一哉が将来、理彩を見つけて恋に落ちたら、俺の分も幸せにしてやってくれ!』って。11歳のガキに!その時の俺には、それがどういうことなのか、何のことやら分からなかったけど…。」
少し、彼が私を抱き締める力が強くなる。
「でも、その仁さんの言葉の意味は、お葬式の時に分かったんだ。仁さんを思って泣いてる理彩さんを初めて見て、綺麗だと思った。俺もこの人にこんな風に大切に思われたい。そして…もう仁さんが理彩さんを守れない分、俺がこの人を守ってあげたい!って…。でも…直ぐにガキ過ぎる自分に気が付いて、埋めようのない歳の差に打ちのめされた。あの時、理彩さんに駆け寄りたかったけど…子供の俺じゃ何も出来ないことを何処かで自覚してて、ただただ、理彩さんを見守るしか出来なかった。あの日から…理彩さんに似合う男になることが俺の目標になったんだ。」
11歳の彼が…私に惚れて13年も想い続けていた???
「はぁ!?ちょっと待って!!」
「何?」
「いや、だっておかしくない?何処まで仁が私のことを喋っていたか知らないけど、出会えるか分からない私を想い続けていたって…。」
「俺、昔からメモ魔で、仁さんから聞いたこと全部メモしてたんだ。勿論、理彩さんのことも。仁さんには良くそんなのどうするんだ?って笑われたけど、理彩さんに恋してからは、仁さんが教えてくれたことが、理彩さんを想い続ける俺の原動力になってた。仁さんから理彩さんが今勤めている会社のキャリアだって話しは聞いてたから、それなら理彩さんが転職することはまずないかなぁ…って。でも心配だから時々、会社の近くまで理彩さんを見に行ってた。」
…なんですと??
「大学入ってからは一応、同じ会社に入ることも視野に入れて何度か就職説明会にも来てたんだ。残念ながら理彩さんには会えなかったけどね。で、どうせなら格上の取引先の方がカッコつけやすいかもって就職した。今の会社の方に興味があったし。就職してから営業で何度か理彩さんを見掛けたけど、俺のところの営業1課は海外展開で、理彩さんところの企画2課は国内展開でしょ? 業務が全然違うから一緒に仕事出来る機会もないし、どうやって接点を見出だせばいいか分からなくて正直、焦っていたんだ。で、無理矢理、参加させられた4日前の合コンでやっと理彩さんに出会えたんだ。」
なんですと?????
「何度か挫けそうにもなった。特に高校時代の多感な時期はね…。理彩さんに恋人が出来たら、どうしようとも思ってたし…。でも…仁さんがボソッと『もしかしたら…理彩は俺に気兼ねして結婚しないかも知れない…。』って話してて、それなら俺が大人になるまで待っててくれるかも知れない!って。まぁ…25歳までになんとか勝負かけて、それでも理彩さんに出会えなかったら、諦めるつもりだった。」
本当はせめて大学時代ぐらいに出会いたかった…と溢す一途過ぎる彼にドン引きするやら、申し訳ないやら…。
「俺…やっぱり気持ち悪い?」
彼は少し腕の力を緩めて、心配そうに私の顔を除きこんだ。
「…ドン引きするやら…申し訳ないやら…」
「だよね…。だから4日前に本当のことを言えなかったんだ。本当は『13年越しで恋してました!』って言いたかったけど、自分でも異常なの分かるし…。」
確かに…あそこで言われた日には、今以上にドン引きしてたかも知れない。
あの場には、複数の会社関係者もいたわけだし…。
彼がまだギリギリ良識を持って、行動していただけでも、良かったと思う。
その他に関しては、どうにも誉められたもんじゃなかったけど…。
「俺なりに暴走しないように、ブレーキかけながら少しずつ理彩さんには俺のこと分かって貰おうと思ってたんだ…。でも…俺の将来のことを考えて、自分にとってもキツイ言葉なのに、一生懸命に俺を遠ざけようとして傷付いて泣いてる理彩さんを見たら、ドン引きされても何しても、ちゃんと伝えなきゃ!って思った。暴走してキスまでしちゃったけど…本当に分かって欲しくて…。」
まるで怒られ待ちの子供の様な彼の態度に、私は思わず笑ってしまった。
そんな私に抗議の声を彼は上げたが、さほど説得力はなかった。
抗議の声を上げようとして口を開けた瞬間、彼の熱が一気に咥内に流れ込んできた。
そこには荒々しさは微塵もなかった。
ただ私をあやすように労るように、彼は口づけを重ねる。
先程、彼に私が発した攻撃的な言葉など気にしていないというように、何処までも彼は優しく私を癒すような口づけを与え続けた。
それでも私は逃げようとしていた。
だけど、彼の方が一枚上手で、私が腕を上げようとすれば、彼の手がそれをたしなめるように掴み、ソファーに身体を沈ませて唇を反らそうとすれば、それを拒むように舌を絡ませて、私の気を逸らす。
ついに、抵抗する力を私は体から抜いてしまった。
やっと私の唇を離すと、彼は私の顔を両手で包みながら額と額を重ねて目を閉じたまま言った。
「泣かないで…」
彼が何を言っているのか分からず、固まっていると、彼は薄く目を開けて私の頬にリップ音を立てながら、涙に吸い付いた。
(私…泣いていた???)
「理彩さん…自分を傷付けてまで…俺を遠ざけないで…。」
苦しそうに彼の表情が歪む。
私の考えていたことに気付いている彼を、私は唖然とただただ見つめた。
「そんなことしたって…俺の理彩さんへの気持ちは止まらない。寧ろ…好き過ぎて壊れる…。」
彼はそっと私を抱き締める。
彼の胸に抱かれた私の耳には、彼の早鳴りの心臓音が聞こえていた。
「本当に無謀なほど優しい過ぎる…理彩さんは…。」
“無謀なほど優し過ぎる”
彼が吐露した言葉に、私は驚いて声が出せない。
出逢って4日の私をそう表現できるほど、彼は私を知らないはず。
そして、そんな風に私を表現をする人間は…私の記憶の中ではたった一人しかいない。
偶然…?
考え込む私の様子を確認するように除き込んで、彼は天を仰ぐように深呼吸をしてから話し始めた。
「俺ね…4日前に理彩さんに一目惚れした訳じゃないんだ。」
「え?」
「俺が理彩さんに一目惚れしたのは…13年前なんだ。」
彼が何を言っているのか、私には分からない。
13年前?
「俺…理彩さんの彼氏が入院していた病院に、俺も骨折で入院してたんだ。」
私の胸がドクリと大きく音を立てる。
「理彩さんの彼氏…倉島 仁さんと仲良しで、俺、良く遊んで貰っていたんだ。」
倉島 仁…
私以外の他人の口からその名前を聞くのは、久しぶりだった。
「仁を…知ってるの…?」
「うん…お葬式にも参列させてもらった。俺が理彩さんに一目惚れしたのは…その時なんだ。」
『理彩は無謀なほど優し過ぎる…』
それは30歳の若さで亡くなった、私の最愛の人…仁の口癖だった。
その日は土砂降りの雨で…私は人生で最愛の伴侶を亡くしお別れをしなければならない日だった。
雨の中で傘もささずに地べたにへたりこんで、恥も外聞もなく、この身を削がれ、半身である仁を天に連れ去られた悲しみに泣き続けた、あの日の私を彼は知っていた。
「仁さんの病室に俺がサッカーボールを蹴り込んじゃったのがキッカケだったんだ。」
「じゃあ…骨折したのは腕?」
「うん。木から落ちて複雑骨折しちゃって、手術が必要になって入院してたんだ。
手術した後、腕以外は元気だったから退屈を持て余してて…。で、ちょくちょく仁さんの病室に遊びに行くようになってね。
ある日、やたら仁さんがニヤついてるから問い詰めたら、仁さんが彼女がいることを白状したんだ。
その日から理彩さんのことを沢山聞かせて貰う羽目になった。
『強がりでおっちょこだけど、無謀なほど他人に優しい、飛びっきり美人な自慢の彼女だ!』って、毎度ノロケられて、どんな人だろう?って思ったけど、仁さん、理彩さんに会わせてくれなくて…。」
「え!?そうなの?」
「『お前は将来絶対にイケメンになるから、今は理彩には会わせられない!』って!」
故人を悪くは言いたくないけど…。
仁…子供相手に何やってたんだか…バカ過ぎる…。
「もしかしたら…仁さん、俺が理彩さんに惚れることなんとなく分かってたのかも知れない。
仁さんが集中治療室に入ると3日前に仁さん、冗談めかして言ったんだ。『もしも一哉が将来、理彩を見つけて恋に落ちたら、俺の分も幸せにしてやってくれ!』って。11歳のガキに!その時の俺には、それがどういうことなのか、何のことやら分からなかったけど…。」
少し、彼が私を抱き締める力が強くなる。
「でも、その仁さんの言葉の意味は、お葬式の時に分かったんだ。仁さんを思って泣いてる理彩さんを初めて見て、綺麗だと思った。俺もこの人にこんな風に大切に思われたい。そして…もう仁さんが理彩さんを守れない分、俺がこの人を守ってあげたい!って…。でも…直ぐにガキ過ぎる自分に気が付いて、埋めようのない歳の差に打ちのめされた。あの時、理彩さんに駆け寄りたかったけど…子供の俺じゃ何も出来ないことを何処かで自覚してて、ただただ、理彩さんを見守るしか出来なかった。あの日から…理彩さんに似合う男になることが俺の目標になったんだ。」
11歳の彼が…私に惚れて13年も想い続けていた???
「はぁ!?ちょっと待って!!」
「何?」
「いや、だっておかしくない?何処まで仁が私のことを喋っていたか知らないけど、出会えるか分からない私を想い続けていたって…。」
「俺、昔からメモ魔で、仁さんから聞いたこと全部メモしてたんだ。勿論、理彩さんのことも。仁さんには良くそんなのどうするんだ?って笑われたけど、理彩さんに恋してからは、仁さんが教えてくれたことが、理彩さんを想い続ける俺の原動力になってた。仁さんから理彩さんが今勤めている会社のキャリアだって話しは聞いてたから、それなら理彩さんが転職することはまずないかなぁ…って。でも心配だから時々、会社の近くまで理彩さんを見に行ってた。」
…なんですと??
「大学入ってからは一応、同じ会社に入ることも視野に入れて何度か就職説明会にも来てたんだ。残念ながら理彩さんには会えなかったけどね。で、どうせなら格上の取引先の方がカッコつけやすいかもって就職した。今の会社の方に興味があったし。就職してから営業で何度か理彩さんを見掛けたけど、俺のところの営業1課は海外展開で、理彩さんところの企画2課は国内展開でしょ? 業務が全然違うから一緒に仕事出来る機会もないし、どうやって接点を見出だせばいいか分からなくて正直、焦っていたんだ。で、無理矢理、参加させられた4日前の合コンでやっと理彩さんに出会えたんだ。」
なんですと?????
「何度か挫けそうにもなった。特に高校時代の多感な時期はね…。理彩さんに恋人が出来たら、どうしようとも思ってたし…。でも…仁さんがボソッと『もしかしたら…理彩は俺に気兼ねして結婚しないかも知れない…。』って話してて、それなら俺が大人になるまで待っててくれるかも知れない!って。まぁ…25歳までになんとか勝負かけて、それでも理彩さんに出会えなかったら、諦めるつもりだった。」
本当はせめて大学時代ぐらいに出会いたかった…と溢す一途過ぎる彼にドン引きするやら、申し訳ないやら…。
「俺…やっぱり気持ち悪い?」
彼は少し腕の力を緩めて、心配そうに私の顔を除きこんだ。
「…ドン引きするやら…申し訳ないやら…」
「だよね…。だから4日前に本当のことを言えなかったんだ。本当は『13年越しで恋してました!』って言いたかったけど、自分でも異常なの分かるし…。」
確かに…あそこで言われた日には、今以上にドン引きしてたかも知れない。
あの場には、複数の会社関係者もいたわけだし…。
彼がまだギリギリ良識を持って、行動していただけでも、良かったと思う。
その他に関しては、どうにも誉められたもんじゃなかったけど…。
「俺なりに暴走しないように、ブレーキかけながら少しずつ理彩さんには俺のこと分かって貰おうと思ってたんだ…。でも…俺の将来のことを考えて、自分にとってもキツイ言葉なのに、一生懸命に俺を遠ざけようとして傷付いて泣いてる理彩さんを見たら、ドン引きされても何しても、ちゃんと伝えなきゃ!って思った。暴走してキスまでしちゃったけど…本当に分かって欲しくて…。」
まるで怒られ待ちの子供の様な彼の態度に、私は思わず笑ってしまった。
そんな私に抗議の声を彼は上げたが、さほど説得力はなかった。
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