66 / 99
2章:千丈真奈(部員を5人集めよ)
二人きりの部屋
しおりを挟む
ゆっくり瞼を開く。見慣れた景色がそこにはあった。
静寂の中に響き渡るのはペンが紙を擦る音。誰かが勉強しているみたいだ。
持病によって倒れたことは明らかだった。
問題はいつ倒れたか。記憶を思い起こす。
「イベント……」
ボソッと呟いたにも関わらず、体の飛び起きる勢いは強かった。
「目覚めたんだね。おはよう」
視界に入った女性がこちらに穏やかな笑みを浮かべる。
彼女の手元を見ると、学校で使っている教科書とノートが置かれていた。
「日和……」
彼女の名前を呼ぶ。周りを見渡すが誰の姿も見当たらない。
今この部屋にはソファーで寝ていた僕とテーブルで勉強をしていた日和だけが残されていた。
「夜遅くなりそうだったから、みんなは帰ったよ」
僕が思っていることを察したのか、何を言わずとも日和は答える。
ポケットにしまったスマホを手に取る。時刻は七時半になろうとしていた。
だいぶ寝てしまったみたいだ。疲れていた証だろうか。
「ごめん。大事な時間だったのに寝ちゃって」
「気にしなくていいよ。やめたくてもやめれるもんじゃないでしょ」
「まあ……」
とはいえ、せっかく議論で盛り上がっていたところに水を差すように寝込んでしまったのは申し訳ない。熱を冷ましてしまった可能性がある。
上体を起こし、ソファーに座り込む。
日和もまた床から立ち上がる。僕の隣に座ると、そのまま体をこちらに寄せた。
「久々に文也にじっくり触れられるな」
肩に顔を乗せる。甘い香りが鼻腔をくすぐった。
「ここ最近は言遊部のことで飯塚先輩や千丈先輩と一緒にいることが多かったからね。ポスターとイベントはどこまで進んだ?」
「どちらも完成はしてないよ。ポスターについては結花ちゃんが明日までに仕上げてくるって。気になったところがあれば随時真奈ちゃんと連絡を取るって言ってたから心配しなくていいと思う。イベントはやることが決まったから日付、場所、タイムテーブルを決めるだけかな」
「順調に進んでいるみたいで何よりだね。結花に負担をかけすぎたのが玉に瑕だけど」
「後で連絡してあげてね。でも、結花ちゃんはすごく気合い入ってたよ。文也が物事にやる気を出してくれたのが嬉しいって」
「中学の時は寝るかボーッとするかだったからね。でも、四宮先生に依頼されてなければやる気は出てないと思うけどね」
「たとえ誰かに言われたとしても、本人がやる気を出したなら成長だと思うよ」
日和は元気づけるためにか僕の手をぎゅっと握りしめた。お返しするように僕もまたぎゅっと握る。
「日和は帰らなくて良かったの。今家を出たら帰るのは九時過ぎるんじゃない?」
「帰って欲しかったの?」
「できることなら帰ってほしくないけど……色々と心配だから……」
夜道は危険だ。特に日和の地元は人通りが少ないから不審者が現れてもおかしくはない。エゴで大切な人を危険に合わせるわけにはいかない。
「相変わらず優しいね」
「あの場には天音さんがいたんだから任せても良かったんじゃない?」
僕の言葉に返事することなく、握った手をさらにぎゅっと締める。手から痛みが伝わってくる。どうやら怒っているみたいだ。
「合理的ではあるけど、私の気持ちを考えてないね」
「ご、ごめんなさい」
「こう見えても結構気にしてるからね。やむを得ないこととはいえ、高校生と大学生の女子が彼氏の家に居座ったんだから」
「浮気するかって。しないよ」
「何回もしてるじゃん」
「あれは全部誤解だから……」
「んー、怪しい……」
怪しさは一級品だが、疾しさは皆無だ。
弁解したところで意味はない。だから僕は彼女の耳にできる限り顔を近づけて「好きだよ」と言った。
その瞬間、日和はソファーの反対方向に移動する。
耳を押さえ、顔を真っ赤にしていた。効果は抜群らしい。
「ずるい……でも、すごく良かった……」
不敵に笑い、離れた分を取り戻すように一気に近づいてくる。
僕は押し倒され、日和が僕の上につく。長い髪がダラっと下がり、僕の顔を包み込む。日和は僕に向かって微笑みかけ、同じように耳元に顔を近づけた。
「私も大好きだよ」
胸が熱くなる。心が満たされていくという言葉を初めて体感した。
胸にこもった熱は体に浸透していく。今の僕は熱が37度を超えている気がする。恋の病にかかってしまったみたいだ。
再び僕らは顔を合わせる。
静寂が流れる。日和は蕩けた表情を見せていた。
なんとなく状況を察する。僕はゆっくりと顔を彼女に近づけた。
すると、日和はびっくりして仰け反った。
そのままバランスを崩し、ソファーから落ちていく。テーブルに頭をぶつけ、「いった……」と唸った。
しばらく呆然とする。
しかし、フラッシュバックした彼女の行動が滑稽に思えて反射的に吹き出してしまった。
「もう……笑わないでよ……いきなりで恥ずかしかったんだから」
「ごめんごめん。日和があまりにもウブだったから」
「文也が早過ぎるんだよ」
そっか。付き合って二週間足らず。本当に付き合って一週間くらい。まだくちづけは早いか。本当だろうか。
「はあ……恥ずかしいところ見られたな」
ため息をつきながら再びソファーに座る。距離は少し僕から離れた。なんだか寂しい。
「この後どうする? 送っていこうか?」
「うんうん。泊まっていくよ。文也が警察に補導されちゃうかもしれないし」
泊まっていく。もしかしてお泊まりデートというやつか。こんな形で決まるとは。良いような。もう少し雰囲気が欲しかったというか。
「でも、明日の準備は?」
「あっ……忘れてた。歴史とか、生物とか。家にあるんだった」
「じゃあ、無理そうだね。別に日和が危険な目に遭うくらいなら、僕が警察に補導されるくらい屁でもないよ」
「うーん。そう言ってもらえるのは嬉しいけど、私としては納得いかないな。文也とは同じ立場にいたいから」
さらっと嬉しいことを言ってくれる。
日和は少しばかり考えると、アイデアが舞い降りてきたように顔をぱっと咲かせた。嫌らしい笑みを浮かべて僕を見る。
不安が募る。大丈夫なアイデアだろうか。
不敵な笑みを浮かべ、彼女は自信満々な様子で話し始めた。
「ふっふーん。何も私が文也の家に泊まらなくても良いんだよ。文也が私の家に泊まればいいだ
静寂の中に響き渡るのはペンが紙を擦る音。誰かが勉強しているみたいだ。
持病によって倒れたことは明らかだった。
問題はいつ倒れたか。記憶を思い起こす。
「イベント……」
ボソッと呟いたにも関わらず、体の飛び起きる勢いは強かった。
「目覚めたんだね。おはよう」
視界に入った女性がこちらに穏やかな笑みを浮かべる。
彼女の手元を見ると、学校で使っている教科書とノートが置かれていた。
「日和……」
彼女の名前を呼ぶ。周りを見渡すが誰の姿も見当たらない。
今この部屋にはソファーで寝ていた僕とテーブルで勉強をしていた日和だけが残されていた。
「夜遅くなりそうだったから、みんなは帰ったよ」
僕が思っていることを察したのか、何を言わずとも日和は答える。
ポケットにしまったスマホを手に取る。時刻は七時半になろうとしていた。
だいぶ寝てしまったみたいだ。疲れていた証だろうか。
「ごめん。大事な時間だったのに寝ちゃって」
「気にしなくていいよ。やめたくてもやめれるもんじゃないでしょ」
「まあ……」
とはいえ、せっかく議論で盛り上がっていたところに水を差すように寝込んでしまったのは申し訳ない。熱を冷ましてしまった可能性がある。
上体を起こし、ソファーに座り込む。
日和もまた床から立ち上がる。僕の隣に座ると、そのまま体をこちらに寄せた。
「久々に文也にじっくり触れられるな」
肩に顔を乗せる。甘い香りが鼻腔をくすぐった。
「ここ最近は言遊部のことで飯塚先輩や千丈先輩と一緒にいることが多かったからね。ポスターとイベントはどこまで進んだ?」
「どちらも完成はしてないよ。ポスターについては結花ちゃんが明日までに仕上げてくるって。気になったところがあれば随時真奈ちゃんと連絡を取るって言ってたから心配しなくていいと思う。イベントはやることが決まったから日付、場所、タイムテーブルを決めるだけかな」
「順調に進んでいるみたいで何よりだね。結花に負担をかけすぎたのが玉に瑕だけど」
「後で連絡してあげてね。でも、結花ちゃんはすごく気合い入ってたよ。文也が物事にやる気を出してくれたのが嬉しいって」
「中学の時は寝るかボーッとするかだったからね。でも、四宮先生に依頼されてなければやる気は出てないと思うけどね」
「たとえ誰かに言われたとしても、本人がやる気を出したなら成長だと思うよ」
日和は元気づけるためにか僕の手をぎゅっと握りしめた。お返しするように僕もまたぎゅっと握る。
「日和は帰らなくて良かったの。今家を出たら帰るのは九時過ぎるんじゃない?」
「帰って欲しかったの?」
「できることなら帰ってほしくないけど……色々と心配だから……」
夜道は危険だ。特に日和の地元は人通りが少ないから不審者が現れてもおかしくはない。エゴで大切な人を危険に合わせるわけにはいかない。
「相変わらず優しいね」
「あの場には天音さんがいたんだから任せても良かったんじゃない?」
僕の言葉に返事することなく、握った手をさらにぎゅっと締める。手から痛みが伝わってくる。どうやら怒っているみたいだ。
「合理的ではあるけど、私の気持ちを考えてないね」
「ご、ごめんなさい」
「こう見えても結構気にしてるからね。やむを得ないこととはいえ、高校生と大学生の女子が彼氏の家に居座ったんだから」
「浮気するかって。しないよ」
「何回もしてるじゃん」
「あれは全部誤解だから……」
「んー、怪しい……」
怪しさは一級品だが、疾しさは皆無だ。
弁解したところで意味はない。だから僕は彼女の耳にできる限り顔を近づけて「好きだよ」と言った。
その瞬間、日和はソファーの反対方向に移動する。
耳を押さえ、顔を真っ赤にしていた。効果は抜群らしい。
「ずるい……でも、すごく良かった……」
不敵に笑い、離れた分を取り戻すように一気に近づいてくる。
僕は押し倒され、日和が僕の上につく。長い髪がダラっと下がり、僕の顔を包み込む。日和は僕に向かって微笑みかけ、同じように耳元に顔を近づけた。
「私も大好きだよ」
胸が熱くなる。心が満たされていくという言葉を初めて体感した。
胸にこもった熱は体に浸透していく。今の僕は熱が37度を超えている気がする。恋の病にかかってしまったみたいだ。
再び僕らは顔を合わせる。
静寂が流れる。日和は蕩けた表情を見せていた。
なんとなく状況を察する。僕はゆっくりと顔を彼女に近づけた。
すると、日和はびっくりして仰け反った。
そのままバランスを崩し、ソファーから落ちていく。テーブルに頭をぶつけ、「いった……」と唸った。
しばらく呆然とする。
しかし、フラッシュバックした彼女の行動が滑稽に思えて反射的に吹き出してしまった。
「もう……笑わないでよ……いきなりで恥ずかしかったんだから」
「ごめんごめん。日和があまりにもウブだったから」
「文也が早過ぎるんだよ」
そっか。付き合って二週間足らず。本当に付き合って一週間くらい。まだくちづけは早いか。本当だろうか。
「はあ……恥ずかしいところ見られたな」
ため息をつきながら再びソファーに座る。距離は少し僕から離れた。なんだか寂しい。
「この後どうする? 送っていこうか?」
「うんうん。泊まっていくよ。文也が警察に補導されちゃうかもしれないし」
泊まっていく。もしかしてお泊まりデートというやつか。こんな形で決まるとは。良いような。もう少し雰囲気が欲しかったというか。
「でも、明日の準備は?」
「あっ……忘れてた。歴史とか、生物とか。家にあるんだった」
「じゃあ、無理そうだね。別に日和が危険な目に遭うくらいなら、僕が警察に補導されるくらい屁でもないよ」
「うーん。そう言ってもらえるのは嬉しいけど、私としては納得いかないな。文也とは同じ立場にいたいから」
さらっと嬉しいことを言ってくれる。
日和は少しばかり考えると、アイデアが舞い降りてきたように顔をぱっと咲かせた。嫌らしい笑みを浮かべて僕を見る。
不安が募る。大丈夫なアイデアだろうか。
不敵な笑みを浮かべ、彼女は自信満々な様子で話し始めた。
「ふっふーん。何も私が文也の家に泊まらなくても良いんだよ。文也が私の家に泊まればいいだ
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
高校では誰とも関わらず平穏に過ごしたい陰キャぼっち、美少女たちのせいで実はハイスペックなことが発覚して成りあがってしまう
電脳ピエロ
恋愛
中学時代の経験から、五十嵐 純二は高校では誰とも関わらず陰キャぼっちとして学校生活を送りたいと思っていた。
そのため入学試験でも実力を隠し、最底辺としてスタートした高校生活。
しかし純二の周りには彼の実力隠しを疑う同級生の美少女や、真の実力を知る謎の美人教師など、平穏を脅かす存在が現れ始め……。
「俺は絶対に平穏な高校生活を守り抜く」
そんな純二の願いも虚しく、彼がハイスペックであるという噂は徐々に学校中へと広まっていく。
やがて純二の真の実力に危機感を覚えた生徒会までもが動き始めてしまい……。
実力を隠して平穏に過ごしたい実はハイスペックな陰キャぼっち VS 彼の真の実力を暴きたい美少女たち。
彼らの心理戦は、やがて学校全体を巻き込むほどの大きな戦いへと発展していく。
冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~
メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」
俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。
学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。
その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。
少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。
……どうやら彼は鈍感なようです。
――――――――――――――――――――――――――――――
【作者より】
九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。
また、R15は保険です。
毎朝20時投稿!
【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】
陽キャグループを追放されたので、ひとりで気ままに大学生活を送ることにしたんだが……なぜか、ぼっちになってから毎日美女たちが話しかけてくる。
電脳ピエロ
恋愛
藤堂 薫は大学で共に行動している陽キャグループの男子2人、大熊 快児と蜂羽 強太から理不尽に追い出されてしまう。
ひとりで気ままに大学生活を送ることを決める薫だったが、薫が以前関わっていた陽キャグループの女子2人、七瀬 瑠奈と宮波 美緒は男子2人が理不尽に薫を追放した事実を知り、彼らと縁を切って薫と積極的に関わろうとしてくる。
しかも、なぜか今まで関わりのなかった同じ大学の美女たちが寄ってくるようになり……。
薫を上手く追放したはずなのにグループの女子全員から縁を切られる性格最悪な男子2人。彼らは瑠奈や美緒を呼び戻そうとするがことごとく無視され、それからも散々な目にあって行くことになる。
やがて自分たちが女子たちと関われていたのは薫のおかげだと気が付き、グループに戻ってくれと言うがもう遅い。薫は居心地のいいグループで楽しく大学生活を送っているのだから。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』
コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ”
(全20話)の続編。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211
男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は?
そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。
格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる