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帝国調査編

第五話 帝国への出陣

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6月24日。とうとう決行日だ。

「諸君!と言っても部隊には6人しかいないが」

メザッツさんが台にたって言う。

「では、部隊長からの一言だ!」

「部隊長のレイディオだ、今から我々部隊はワルディニア帝国への調査を開始する、本日はグランフラント魔法学校のリアク・ガルディアに来てもらった」

「リ…リアク・ガルディアです、お願いします」

「お前ら!行くぞ!」

隊員達は頷き、真剣な眼差しをレイディオに向ける。




俺は正直、なんでワルディニア帝国を調査するのかは分からない。

「メザッツさん。なんでワルディニア帝国を調査するのですか?」

「そういえば、言ってなかった。ワルディニア帝国を調査した後、以上がなければ帰還するが…もしメリーアム帝国との関係が浮上すれば別だ。関係がもしあるなら我々は、ワルディニア帝国を破滅させなければならない。時間だ、行くぞリアク」



「あぁ、ですが…。はい…わかりました…。命令通りに行います…」

排気口から除く俺とメザッツさん。俺は小声で「メザッツさん。あれ…誰ですか?」と言った。そうしたら、メザッツさんは─

「あれはなぁ…ワルディニア帝国軍総司令部の最高司令官…プルートル・ネット元帥だな…誰と話してやがる…?最高司令官の奴が敬語を使う者…皇帝か…?」

「プルートル元帥。メリーアム帝国軍最高司令官のレンドルゴ・フェナイト元帥がお越しになられました」

メリーアム帝国!?関係があったのか!?

「確信犯…だな…」



少し移動した場所にある豪華な会議室には、プルートルとレンドルゴがいた。

「いやぁーはるばる大陸をまたいでなぁ、おつかれのことだろう」

「そんな所だなぁ。………で、新造戦艦が必要なんだろ…?」

「あぁ、我国は最高議会から圧力をかけられて統合軍に1番全力を貸しているため軍事力が低下してしまった…だから君達メリーアム帝国に助けを頼んだというわけだ」

少し静かな時間が続く。外の風の音が聞こえるほど静かだ。

「よかろう…だが…我国と貴国で同盟を結び、」

少し間を開けてレンドルゴはこう言った。

「ゴンバレオット最高議会を潰す」

「最高議会を潰す…?あいつらはそんなことを企んでいたのか…」

メザッツが独り言を言う。

「あぁ、助かる非常にな」

「よく聞け、プルートル。我がゴンバレオットに来た時もう新造戦艦を4隻連れてきたぞ…もう準備は出来ているっちゃできているぞ」

その時、会議室のガラスが割れて施設内から煙が出る。爆発したのだ。

「な、なんだ!?」
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