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第二章 グンザド皇国
第十一話 妹
しおりを挟む戦争が始まりバベルティアは魔導核兵器を使用した。
「あ、あれは…?」
グンザド皇国の空には超巨大な魔法陣があった。そしてそこから光が飛んできて音がする間もなく周りは蒸発した。
「よし…当たったな」
ロスアルが高い崖からグンザドの軍人達を見ながら言った。少し強い風邪が吹き軍服が揺れる。
「よし、確認は完了した、撤収するぞ」
ロスアルは後ろを向きバベルティア方面に歩いた。
「ロスアル大将。スルズア中将から通達です」
補佐の軍人が言った。右手には手紙があった。
「なんと書いてある」
「読み上げます。先程、グンザド皇国の元帥府から降伏をしました。と書かれております」
「ほぉ、やはりグンザドは雑魚だな」
ロスアルはそう言って浮遊魔法を使い飛んで言った。
「お兄ー」
魔法学校の廊下に声が響く。
「くそ、きやがったか…」
俺はその声を聞いた瞬間、椅子に隠れた。そして教室のドアが勢いよく「ガチャ」となった。
「お兄ー」
その声が聞こえたらクラスは静かになった。
「あ、見っけ」
そう、こいつはリアクの双子の妹リナ・ガルディア。リアクよりは劣るがリナは優秀だ。
「なんだよ…」
「お兄さ、お金持ってる?ちょっと貸してほしいんだけど」
「なんだ、それだけかよ。5000Oでいいか?」
また言うが1Oは日本円にして2.93円。つまり1万4650円である。
「そんなにいいんだ、ありがと」
リナはそう言って帰ってった。
「リアクそんなにお金あったの?」
リエが言った。
「あぁ、意外と入れてんだよな。今は─」
「7万3527O(21万5434円)ある。結構入れてたな」
「そんなに!?入れすぎでしょ…少し分けて欲しいほどだよ…」
リエは自分の財布を見て言った。魔法学校に通う生徒は貴族の子が多い。そのためお金を持ってる人多い。
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