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第一章
第二話 初討伐
しおりを挟む装備…何あるんだ?何も知らずに受けてしまったけど剣とかあればいいけどな…。ステータスを見た時と同じようにパネルを開き装備のボタンを押した。
装備
防具 無装備
武器 初期の剣 ☆
まぁ初期から何もやってないしこれは当然だろうな。これから強くしていくか…とりあえずこのクエストをクリアしに行くか…?矢印に沿って道を歩き続ける。辺りにぼちぼちと木があったのが今では辺り一面木だ。恐らくここがクレイジャスの森か?広いなぁ。それでここでタロイスって言うやつを倒せばいいのか。ん?
とあるモンスターの上に タロイス Lv.1と書いてある。どうやら定番のような狼型のモンスターがタロイスと言うやつか。こいつを2体倒せばまいいんだな。
「おりゃぁ!!」
俺は勢いよく剣を下から上に振り上げた。どうやらタイミングなどがよく一撃で倒せたようだ。するとアイテムがドロップした。タロイスの骨とタロイスの肉を手に入れたようだ。ようやくMMORPGみたいになってきたな。よし、このまま次のクエストを受けに行こう。
さっきとは別の村人にクエストのことを聞くと、なんやらクレイジャスの森の真逆のシンペルイド湖に巨大なモンスターがいるらしい。それでもまだ下級モンスターらしい。中級、上級はなんなんだ一体…。ま、今は目の前のモンスター討伐だけに集中するか。
ここがシンペルイド湖か…でっけぇ~!!それに奥の山綺麗すぎ~。ん…?あの遠くに見えるのは…やっぱりゼントルスだ…?でかいな…こんなしょぼい剣であいつを倒せるのかすごく心配だ…。でも負けそうなら…逃げる!だってそれしかないだろぉ…?
「くっ…いつ来てもいい─」
と言おうとしたら、すぐにゼントルスが出てきた。
「たぁぁって…!すぐ出てくんなってよ!」
さっき言っとことと矛盾してる気がするがいっか…想像以上にデカイなー、20mくらいはあるんじゃないか?
ゼントルスが長いしっぽをレイヤに叩きつけた。
うおっ。あぶねぇ…ゼントルス…どこが弱点だろう。しっぽか?それは定番すぎるな…けど狙うのもありだな。他は…目?それとも心臓と思われる部分か?いいや!全部狙えばいいんだ!剣が折れたら終わりだけど…!
「おりゃぁぁ!」
ゲームだからだと思う。ジャンプしたらゼントルスの目の付近まで来れた。そしてゼントルスの目を目掛けて剣を突き刺した─けど…剣は見事に折れてしまった。綺麗に刃はなくなった。
「あ…やってしまった…!」
俺はゼントルスのしっぽに大きく殴られホームランのように吹っ飛んだ。直後に気を失っていたから飛んでいた記憶はないけどHPが700から320まで下がっていた。もう1回されたらまじでやばくなる…
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