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新・番外編

※ライアスへの誕生日プレゼント②

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「え、と……ライアス? 俺、そろそろ着替えたいなー、なんてっ……あははっ……」

「何を言っているんですか? こんなに素晴らしいのですから着替えるなんてダメですよ」

 にっこり笑ったライアスは、俺をそっと横抱きにするとそのままベッドの上へと下ろした。

「ああ、本当に美しいです。ではこのままいただいてしまいますね」

「んあっ……!」

 ライアスは俺の首筋へ顔を埋め、そのままぬるりと舌で舐め上げる。右手はエプロンの上からきゅっと俺の乳首を摘み、くりくりと弄られた。
 指でピンと弾かれたり引っ掻かれたり。首元の刺激とライアスの吐息も相まって早々に感じてしまう。ライアスの舌はそのまま耳へと昇って行きそのまま中まで舐めだした。そのせいでぴちゃぴちゃとしたいやらしい水音も大きく聞こえ、更に快感を拾ってしまう。

「はぁ……エレン。こんな姿になるのは、前世では当たり前なのか?」

「あっ……んんっ、当たり、前じゃない、けどっ……んっ、あっ……! そんな耳、元でっ、しゃべん、なっ……!」

 耳元でそんな風に囁かれて余計にぞくぞくとしてしまう。背中から腰、それからお腹の奥も。ああ、やばい……挿れて欲しくて疼いてきやがったっ……たったこれだけの刺激でこんなにも期待するなんて、俺も大概はしたないよな。

 ライアスは耳を舐めることに満足したのか、俺の唇に場所を変える。ぬるっと舌が入り込み俺の口内を蹂躙すると、仕上げとばかりにぢゅっと吸われた。
 そしてライアスの舌は俺の胸へ。散々弄られピンと勃ち上がった乳首へと伸ばされた。エプロンの上からぺろぺろと舌で舐められると指とは違う刺激で俺はまた喘ぐ。

「んんっ……んはっ、あっ……んっ」

「はぁ……一枚布越しというのも悪くない。だが直接が一番いい」

 エプロンを横からぐっと開いて俺の胸を露出させる。隠れていた胸の先端が露になると、そこに勢いよく吸い付かれた。

「んあぁっ……!」

 直接ライアスの熱い舌が触れると俺の腰はビクンと跳ねた。薄い布でも一枚あるかないかで感じ方が全然違う。やっぱり直接舐められる方が気持ちいい。
 そのせいでまだ下には指一本触れられていないのに、しっかりと勃ち上がっているのが自分でもわかった。
 
「ここも期待してこんなになってる」

 それに気が付いたライアスが、エプロンを押し上げてそそり立った俺の陰茎を見つめていた。そのままエプロン越しにぱくりと咥えられ、じゅるるっと吸われて強い快感が俺を襲う。
 気持ちよくて頭がぼーっとしてきた。でも直接舐められているわけじゃないから物足りない。それがもどかしくて自然と腰を揺らしていた。

「ん……はっ、ライ、アス……んんっ」

「自分から誘惑してくるなんていやらしいエレン。可愛くて堪らない」

 俺がこんな風に感じていることを心底楽しそうにくすっと笑ったライアスは、口から陰茎を放すと俺をくるりとうつ伏せにした。そして腰を高く持ち上げられ、円を描くように尻を撫でられる。

「可愛いお尻だけ見えているこの状態が堪らない……なんともそそられる素晴らしい景色だ」

 フニフニと揉まれたり会陰部から尻全体をゆっくりと撫でまわすと、そのままぐっと外に開かれたのがわかった。そしてふぅっと息を吹きかけられると生ぬるい感覚が後孔に触れる。

「んあっ!」

 そのままくちゅくちゅと舐められ強い刺激に翻弄された。ただいつもより興奮しているのか、舐めながら「エレンッ……エレンッ!」と口走っている。
 強い舌の動きで俺も腰がびくびくと揺れ動く。あまりの快感に腕の力が入らなくなって、ぺたりと上半身がベッドに沈んだ。
 するといつの間にか香油を手にまとわりつかせたライアスの指が、俺の後孔にぬぷっと入ってきた。そしてそのまま出し入れを繰り返され、ライアスを受け入れるための準備が施されていく。

「あ、あっ……あんっ……ダメッ……!」

「数日触らなかったら少しキツくなったか。……だがほら、もう柔らかくなった。エレンのココは優秀だ。いやらしい音が響いて俺を誘ってる」

 俺の尻にちゅっちゅとキスをしながら、わざと卑猥な音を立てるようにして後孔を解される。それに触発された俺は、数日ぶりの快感ということもあって強請るように腰を揺らした。

 早くっ……挿れてっ……!

「そんなに腰を揺らすなんて、もう待てなくなったのか? 俺にはずっと『待て』をさせていたのに。仕方ないな。俺ももう我慢出来ないから、お望み通りに挿れてあげよう」

「あっ、早くっ……! んんっ、んあっ! あぁぁぁぁ!」

 ずぷんっと勢いよく俺の中にライアスの『雄』が入ってきた。待っていたとはいえ、急に来るこの強い刺激に抗えず大きな声が出た。

「あっあっ! ヤダッ……気持ち、いいっ……!」

 パンパンと肌がぶつかる音と衝撃で、くらくらするほど気持ちがいい。ライアスの熱さに溶けそうだ。
 抽送はすぐに激しくなって俺はもうされるがままだ。与えられる快感をただただひたすら享受する。

「はっはっ……エレン、こんな姿、前世でも、していたのか?」

「あんっ、あっ……! 俺、はっ……して、ないっ……! んあっ……そこっ……!」

「……じゃあ、させてた?」

「……んっ、一回、だけっ……え? え!? ちょっ、まっ……あっあっあぁぁぁぁぁ! 激しっ……! 強いっ! ダメッ……こんなっ、の、されたらっ……! もう、すぐにっ……んあっ! イクッ! イクッ!」

 さっきの比じゃない激しすぎる抽送に変わって、俺は早々に白濁を放ってしまった。なのにライアスの腰の動きは止まるどころか更に俺を攻め立てる。イッた体にそれはキツすぎる! そのせいで俺はずっとイきっぱなしだ。

「ま、待って! 止まって! 俺、イッたっばっかりっ……!」

「今のはエレンが悪いっ! だからこれは、お仕置きだッ!」

 はぁ!? お仕置き!? なんでだよ!? 俺なんにもしてないよな!?

「前世とはいえッ! 俺以外の奴とッ! こんなことッ! していたなんてッ!」

 そっちかよ!? 前世のことなんだから仕方ないだろ!? 前世は別にモテたわけじゃなかったけど、彼女がいたことくらいあったわ! そん時は確かに彼女にお願いしたよ! 裸エプロンじゃなくてナース服だったけどな! えっちなナースって男の夢だろ!? ラブホにあったんだから使ったっておかしくないだろうがっ!?

 っていうかこれってやきもちだよな!? 前世のことにやきもちはやめてくれぇぇぇぇぇ! 理不尽すぎるだろ! そして馬鹿正直に答えた俺のバカぁぁぁぁぁぁ!!

「くそっ!」

 一言悪態をついたライアスは、ずるりと中から抜けると俺を仰向けにさせた。左足をライアスの肩に乗せられ、ぐっとその熱い『雄』を奥まで一気に捻じ込まれる。息を吐く暇もなく激しい抽送を仕掛けられ、俺はまた散々喘ぐことになった。

「ごめっ……ライアスっ! 謝る、からっ……! だからっ! まっ、て……! ダメッ……つよ、いぃっ……! んあっ! あっ、あんっ……!」

「許さないっ……! 今日は俺が満足するまで、付き合ってもらうッ!」

 はぁ!? お前が満足するまでなんて死刑宣告と同じだろ!? こんなの頭がおかしくなる! 裸エプロンならいつもと変わらないと思ってた俺のバカぁぁぁぁぁ! オモチャがあろうがなかろうが関係なかったぁぁぁぁぁぁ!!
 
 結局ライアスを止めることは出来ないまま、俺はめちゃくちゃに攻められた。何回イッたのかもわからない。
 ライアスも俺の中に何回も白濁を注ぎまくっているのに、一向に衰えることはない。だからお前の精力オバケすぎんだよッ!

 強すぎる快感で俺は何度か気絶した。だがそれでも俺の中で止まらず暴れるライアスのせいで、何度も意識を取り戻すことになる。気絶しては起きてを繰り返し、その度に何度もイかされ頭の中は真っ白だ。

 結局外が明るくなった後もしばらく続き、案の定俺は生きる屍となった。喉はガラガラで、指一本動かすことすら億劫に。
 もちろん介護生活になったわけだが、その間中俺はずっと裸エプロンのままだった。ライアスはこの格好を相当気に入ったらしく、あの激しいえっちの時もエプロンを外すことはなかったもんな……

 ……もう前世の色恋沙汰の話は絶対に口にするのはやめておこう。本当に腹上死待ったなしだ。今、俺が生きているのは奇跡だな。

「ああ、本当にこの姿が美しい……ちらりと見えそうで見えないこの感じが堪らないです」

 ずっと膨らんだライアスの股間が怖くて、また襲ってくるんじゃないかと俺は気が気じゃなかった。
 はぁ……やっぱりやるんじゃなかった裸エプロン。喜んでくれたのはいいけど、喜びすぎて俺の身が持たん。

「今度、エレンに似合いそうな素敵なエプロンを探してきます」

「頼むからそれだけは絶対にやめてくれ!!」

 恐ろしいことを言いやがったこいつをどうにかして止めないと。
 それから俺はまた、そのことで頭を悩ませる日々を送るのだった。
 
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