5 / 8
dungeon b24 hardcore
しおりを挟む
死闘が終わった。
死んだのは、当然、B24階層のボスモンスターのほうである。
これまでのモンスター然とした造形ではなく、まるで神の使いのような、羽根の生えた人型デザインのボスだった。
だがそれも、もはや原型をとどめぬ残骸となった。
「まさか、ここまでとはな……」
ディリオンとレネは、一糸まとわぬ姿となっていた。
彼は上半身の鎧とその下の軽装を、彼女は全身を覆っていた黒いローブを、戦闘の最中に脱いだのだ。
彼らほどのレベルになれば、装備品での防御力アップなど誤差にすぎない。基礎値だけで充分に戦える。
着ていたのはただ『脱ぐ興奮』『脱がす興奮』のためだったし、先ほどの戦闘は、その興奮をすべて使いたくなるほど最高のシチュエーションだった。
レネは、彼のみなぎるものを見る。
「……ええ、ほんと。戦闘中に4回もしたのに、あなたまだ足りないのね」
苦笑しながら前かがみとなり、みずから臀部を広げ、彼を導いた。
「悪いな。……くっ」
「あっ……ああっ……! カタ……い……」
レネは快楽と同時に、すこしだけ恐怖も感じていた。
ディリオンを受け入れ、激しく出入りする彼を感じながらも、考えずにはいられない。
(次の階層では、あたしたちどうなっちゃうのかしら)
レネは最高の快感を求めて、ここまできた。
誰ひとり到達していない、B24。
思っていた以上にボスは強かった。
最奥ひとつ手前の階層にふさわしい強さだったと言えるだろう。
そして――興奮も最高潮だった。
もはやラストへの期待感だけで、無限の昂りが生まれる。
「ん……ああっ! あたし……おかしい!」
レネの太ももを伝って、足元には大きな水たまりができていた。
おもらしではない。すべて蜜だ。
ディリオンにもう何時間も突かれ続けているせいもあるだろうが、彼女自身、もはや己の制御が利かなくなってきていた。
「出るぞ……くっ。う……すまん、まだ続ける」
「はーッ、はーッ……」
ディリオンは5回目に続けて、抜かずの6回目を開始した。
レネは言葉にならず、荒い息だけが漏れる。
(これの……この快楽の先がまだあるっていうの?)
足がガタガタと震え、立っていられない。
レネは繋がったままディリオンに抱えられ、床へと寝かされた。
彼はそのまま無言で組み敷き、出し入れを繰り返す。
「んっ。んっ。くっ……は……ッ」
彼にしがみつきながら、レネは必死に耐えていた。
あと1階層――
そこまで、正気を保っていられるように。
死んだのは、当然、B24階層のボスモンスターのほうである。
これまでのモンスター然とした造形ではなく、まるで神の使いのような、羽根の生えた人型デザインのボスだった。
だがそれも、もはや原型をとどめぬ残骸となった。
「まさか、ここまでとはな……」
ディリオンとレネは、一糸まとわぬ姿となっていた。
彼は上半身の鎧とその下の軽装を、彼女は全身を覆っていた黒いローブを、戦闘の最中に脱いだのだ。
彼らほどのレベルになれば、装備品での防御力アップなど誤差にすぎない。基礎値だけで充分に戦える。
着ていたのはただ『脱ぐ興奮』『脱がす興奮』のためだったし、先ほどの戦闘は、その興奮をすべて使いたくなるほど最高のシチュエーションだった。
レネは、彼のみなぎるものを見る。
「……ええ、ほんと。戦闘中に4回もしたのに、あなたまだ足りないのね」
苦笑しながら前かがみとなり、みずから臀部を広げ、彼を導いた。
「悪いな。……くっ」
「あっ……ああっ……! カタ……い……」
レネは快楽と同時に、すこしだけ恐怖も感じていた。
ディリオンを受け入れ、激しく出入りする彼を感じながらも、考えずにはいられない。
(次の階層では、あたしたちどうなっちゃうのかしら)
レネは最高の快感を求めて、ここまできた。
誰ひとり到達していない、B24。
思っていた以上にボスは強かった。
最奥ひとつ手前の階層にふさわしい強さだったと言えるだろう。
そして――興奮も最高潮だった。
もはやラストへの期待感だけで、無限の昂りが生まれる。
「ん……ああっ! あたし……おかしい!」
レネの太ももを伝って、足元には大きな水たまりができていた。
おもらしではない。すべて蜜だ。
ディリオンにもう何時間も突かれ続けているせいもあるだろうが、彼女自身、もはや己の制御が利かなくなってきていた。
「出るぞ……くっ。う……すまん、まだ続ける」
「はーッ、はーッ……」
ディリオンは5回目に続けて、抜かずの6回目を開始した。
レネは言葉にならず、荒い息だけが漏れる。
(これの……この快楽の先がまだあるっていうの?)
足がガタガタと震え、立っていられない。
レネは繋がったままディリオンに抱えられ、床へと寝かされた。
彼はそのまま無言で組み敷き、出し入れを繰り返す。
「んっ。んっ。くっ……は……ッ」
彼にしがみつきながら、レネは必死に耐えていた。
あと1階層――
そこまで、正気を保っていられるように。
0
お気に入りに追加
87
あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる