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チサト(お出かけ編)
【チサト】カラオケ
しおりを挟む■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■「お出かけ編」について
バーチャルドールと「お出かけを一緒にするレッスン」を行います。
【主な目的】
○バーチャルドールに、人間らしい生活や習慣をレッスンするため。
○人間であるマスターとバーチャルドールが、お互いの事を理解し交流するため。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
◆――◆ レッスンの依頼書 ◆――◆
【対象者】
マスター・チサト
【レッスン内容】
チサトと一緒にカラオケに行く。
◆――――――――――――――――◆
□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【 レッスンメニュー 】
① カラオケに誘う
② カラオケ店に入る
③ マスターが歌う
④ ドールが歌う
⑤ 一緒に歌う
⑥ 採点モードで勝負をする
⑦ カラオケを出る
□□□□□□□□□□□□□□□□□□
――――――――――――――――
――――――――――――――――
① カラオケに誘う
チサトをカラオケに誘ってみる。
チサト「歌うのはあまり得意ではないが、マスターについて行こう」
私たちは、カラオケ店に向かった。
――――――――――――――――
② カラオケ店に入る
カラオケ店に到着した。
受付を済ませた後、ドリンクバーで飲み物を入れてから部屋に入る。
チサト「あまりにも広すぎて、ちょっと戸惑ってしまうな……」
他に部屋が空いてなかったのか、10人でも大丈夫なくらいの大部屋だった。
先にチサトに座ってもらって、私はリモコンやマイクなど、歌うための準備をしてから座る。
さて、歌う順番はどうしようか。
――――――――――――――――
③ マスターが歌う
私が入れた歌のイントロが流れ始めた。
マイクを握って、私は歌い始める。
チサトの方を見ると、じっと微動だにせずに私の歌を聞いていた。
少しうろ覚えの箇所もあったが、なんとか最後まで歌う事ができて、ほっとしながらマイクを置いた。
チサト「マスターの好きな歌は、とても難しいな」
チサトらしい真面目な感想だ。
――――――――――――――――
④ ドールが歌う
チサトの入れた歌のイントロが流れ始めた。
マイクを握って、チサトは歌い始める。
スピード感のある歌なのだが、ほとんど微動だにせずにピシッと姿勢を正して歌っている。
私の視線に気付かないほど、真剣に歌っているようだ。
歌い終わるとマイクを置く。
チサト「少し音を外してしまった……」
とても良い歌声だったよと言う。
チサト「そんな風に言われると、照れてしまう……」
――――――――――――――――
⑤ 一緒に歌う
二人が歌える歌を探して、一緒に歌おうという事になった。
ちょうどデュエット曲で二人が歌える歌があったので、それを選曲した。
入れた歌のイントロが流れ始め、マイクを握って二人で歌い始める。
先にチサトのソロパートで、次に私のソロパートがあり、サビで二人の声が重なる。
デュエット曲は、やはり一人で歌う時より二人で歌う方が良いと実感した。
歌い終わってマイクを置く。
チサト「マスターと一緒に歌うのは緊張するけど、すごく楽しかった」
チサトが私に合わせてくれていたお陰で、とっても歌いやすかったよと答える。
チサト「もっと一緒に歌えるように、いろんな歌を練習しておきたいな」
――――――――――――――――
⑥ 採点モードで勝負をする
カラオケに採点機能があるのを確認して、「試しに1回だけ」とチサトに了承を得てから、採点機能をオンにする。
言い出した私が、採点ありで先に歌う。
『81点』
なんとか80点を越えられたので満足する。
次にチサトが歌う。
採点をしている緊張感からか、ガチガチになってしまっていて、採点していない時との差がとても激しい。
『64点』
チサト「64点か……。マスターの足元にも及ばないな……」
採点していない時は、あきらかに私よりうまかったのだが、緊張すると実力がだせなくなってしまうようだ。
「試しに1回だけ」という事だったので、採点機能をオフにする。
――――――――――――――――
⑦ カラオケを出る
カラオケ店から出た。
チサト「人前で歌うのは苦手だけど、マスターとだったから楽しかったよ」
楽しんでもらえたようで良かったと思いつつ、また歌いに来ようと言う。
――――――――――――――――
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