上 下
12 / 62
ヒナタ(お出かけ編)

【ヒナタ】ゲームセンター

しおりを挟む
 
■■■■■■■■■■■■■■■■■■


■「お出かけ編」について

バーチャルドールと「お出かけを一緒にするレッスン」を行います。

 
【主な目的】
○バーチャルドールに、人間らしい生活や習慣をレッスンするため。

○人間であるマスターとバーチャルドールが、お互いの事を理解し交流するため。 


■■■■■■■■■■■■■■■■■■




◆――◆ レッスンの依頼書 ◆――◆

【対象者】
マスター・ヒナタ

【レッスン内容】
ヒナタと一緒にゲームセンターに行く。

◆――――――――――――――――◆




□□□□□□□□□□□□□□□□□□


【 レッスンメニュー 】


① ゲームセンターに誘う
② ゲームセンターに入る

③ ガンシューティングで遊ぶ
④ レースゲームで遊ぶ

⑤ ダンスゲームで遊ぶ
⑥ 音ゲーで遊ぶ

⑦ 対戦ゲームで遊ぶ
⑧ UFOキャッチャーで遊ぶ

⑨ ゲームセンターから出る


□□□□□□□□□□□□□□□□□□




――――――――――――――――
――――――――――――――――


① ゲームセンターに誘う
 

ヒナタをゲームセンターに誘ってみる。

ヒナタ「わーい! マスターとゲームセンターで遊べる~♪」

私たちはゲームセンターに向かった。




――――――――――――――――


② ゲームセンターに入る

 
ゲームセンターに到着した。

ヒナタ「マスター、マスター! すごくワクワクしてくるね♪」

ゲームセンターの中を見渡しながら、ヒナタは目をキラキラとさせる。

ゲームに夢中になって、迷子になってしまわないようにと、一応言っておく。

ヒナタ「マスターと手を繋いでおけば安心だね♪」

私の手を握ると、またすぐに店内のゲームに目を奪われる。




――――――――――――――――


③ ガンシューティングで遊ぶ

 
ガンシューティングゲームで一緒に遊ぼうと、ヒナタを誘う。

ヒナタ「マスター、これしよう♪」

ジープに乗って巨大生物から逃げるゲームで、二人でジープ型の筐体に乗り込む。

ヒナタ「車に銃がくっついてるよ~?」

銃は持ち上げられないように、ジープに固定されていて機銃型になっていた。

お金を入れて、ゲームをスタートする。

スタートからピンチな状況で、ジープが猛スピードで走っていると巨大なクモがたくさん追いかけてくる。

二人で協力してクモを退治していると、さっきの何倍もの巨大なクモが走ってくる。

弱点にターゲットマークが出たので、ヒナタとそこを集中攻撃すると、クモが転んでピンチを逃れる事ができた。

ヒナタ「マスター、なんとか逃げきれたね~♪」

ステージ2は、たくさんの恐竜が襲ってくるのだが、ジープの近くで並走されたり、ジープに乗られたりすると、臨場感がすごくて、ゲームだとわかっていても恐怖を感じてしまう。

ヒナタは、肝が座っているのか、単に楽しいからか、臆せずに銃を撃っている。

ステージ3まで来たのだが、もうライフも残り少なく、敵が出てくる前に、倒れてきた大きな木に潰されてゲームオーバーになってしまった。

ヒナタ「木でペシャンコになっちゃった~」

残念そうにするヒナタに、大きな虫とかに食べられるよりはマシなんじゃないかな。と言うと、おかしそうに笑う。

ヒナタは大丈夫っぽいが、私はまだ揺れてるような感覚がしてフラフラしつつ、ガンシューティングゲームの筐体から移動した。




――――――――――――――――


④ レースゲームで遊ぶ

 
レースゲームで一緒に遊ぼうと、ヒナタを誘う。

ヒナタ「さっきも見てたんだけど、このゲームおもしろいよ~♪」

お金を入れて、ゲームをスタートする。

レーサーである自分の顔がカメラで撮影され、カートに貼り付けられる。

ヒナタのカートを見ると、元気な笑顔でピースした写真になっていた。

ヒナタ「それじゃあ、いっくよ~!」

カウントダウンが終わり、NPCも含めたカートが一斉に走り出す。

抜きつ抜かれつの良い勝負だったのだが、最後のコーナーで私がミスってしまい、ヒナタに負けてしまった。

ヒナタ「ヒナタが1位で、マスターが2位だね♪」

結果は負けてしまったが、ヒナタが称えてくれるお陰で、ワンツーフィニッシュみたいな気分になれた。

お互いを称えあって、優勝台から降りるようにカートを降りて、レースゲームの筐体から移動した。




――――――――――――――――


⑤ ダンスゲームで遊ぶ

 
ダンスゲームで一緒に遊ぼうと、ヒナタを誘う。

ヒナタ「わーい♪ マスターと一緒に踊る~♪」

お金を入れて、ゲームをスタートする。

曲は、ヒナタの好きなものの中から、難易度の低いものを選んだ。

矢印に合わせてピョンピョン飛び跳ねて、不慣れでミスっても気にせず、楽しそうにしているヒナタが可愛い。

曲が終わり、スコアが出る。

ヒナタに大きく差を付けられてしまった。

ヒナタ「すっごく楽しかったね~♪」

スコアを全く気にしていないヒナタは、すでに筐体から降りていて、私が降りるのを待って、ダンスゲームの筐体から移動した。




――――――――――――――――


⑥ 音ゲーで遊ぶ

 
音楽ゲームで一緒に遊ぼうと、ヒナタを誘う。

ヒナタ「CMでよく見る、太鼓を叩くゲームだね♪」

お金を入れて、ゲームをスタートする。

ヒナタの知ってる曲の中から、太鼓に合いそうなものを選曲して、低難易度を選ぶ。

よく知っている曲なのに太鼓で演奏していると、なんだかおもしろくなってきてしまって、二人して笑いながら太鼓を叩いた。

曲が終わり、スコアが出る。

ヒナタに負けてしまったが、すごく楽しめたのでどうでもよかった。

ヒナタ「すっごくおもしろかったね~♪ たくさん叩いたから、まだ手がビリビリしてるよ?♪」

お互いに赤くなった手を見せ合いながら、音楽ゲームの筐体から移動した。




――――――――――――――――


⑦ 対戦ゲームで遊ぶ

 
やってみたいと思っていた格闘ゲームがあったため、ついつい画面を見てしまう。

ヒナタ「ヒナタはマスターがやっているのを見てるから、やってやって~♪」

お金を入れて、ゲームをスタートする。

やり慣れているゲームではあるが、まだクリアはした事がないので、最初から本気でクリアを目指す。

ヒナタに見られている緊張感のせいか、いつもより感覚が研ぎ澄まされていて、ラスボスまでスムーズに進む事ができた。

ラスボスで先に先取でき、気が緩んだのか、次のラウンドであっさりと負けてしまう。

これで勝てたらワンコインクリアだと、自分の緊張感を煽って慎重に戦う。

大技が入ればどちらが負けてもおかしくない状況で、コンボが決まり勝つ事ができた。

ヒナタ「やったー! マスターの勝ちだー!」

ヒナタの勝利宣言に乗せられて、両手を上げてしまった私は、周囲の目に恥ずかしくなってすぐに手を下ろした。

達成感に浸りつつ、ヒナタとエンディングを全部見終わると、格闘ゲームの筐体から移動した。




――――――――――――――――


⑧ UFOキャッチャーで遊ぶ

 
UFOキャッチャーの中をヒナタが眺めているので、何か気になるものがあるのかと尋ねてみる。

ヒナタ「見てみて~♪ 可愛いぬいぐるみがあるの?♪」

がんばって取ってみるかと意気込んで、私はお金を投入する。

少なくとも500円は覚悟していたのだが、運良く1回で取る事ができた。

私は、ほっとしながらヒナタに手渡す。

ヒナタ「マスター、すごーい! 1回で取っちゃったー!」

まぐれだったのだが、ヒナタは大喜びしてくれる。

その様子を見て、やってみた甲斐があったなと思う。

景品を入れるビニール袋にぬいぐるみを入れると、UFOキャッチャーの筐体から移動した。




――――――――――――――――


⑨ ゲームセンターから出る

 
ゲームセンターから出た。

ヒナタ「マスター、すっごく楽しかったね~♪」

繋いでる手をヒナタが前後に軽く振っているため、ヒナタの楽しさがこちらまで伝わってくる。

また遊びに来ようと、私はヒナタに言って歩き出す。




――――――――――――――――
――――――――――――――――
 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【Vtuberさん向け】1人用フリー台本置き場《ネタ系/5分以内》

小熊井つん
大衆娯楽
Vtuberさん向けフリー台本置き場です ◆使用報告等不要ですのでどなたでもご自由にどうぞ ◆コメントで利用報告していただけた場合は聞きに行きます! ◆クレジット表記は任意です ※クレジット表記しない場合はフリー台本であることを明記してください 【ご利用にあたっての注意事項】  ⭕️OK ・収益化済みのチャンネルまたは配信での使用 ※ファンボックスや有料会員限定配信等『金銭の支払いをしないと視聴できないコンテンツ』での使用は不可 ✖️禁止事項 ・二次配布 ・自作発言 ・大幅なセリフ改変 ・こちらの台本を使用したボイスデータの販売

処理中です...