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一番、厨二心をくすぐるのは学園です
54.こっわ!
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リンは閃いた。
「あっ!」
「どうしたんですか、お姉様!」
「リン?」
「ふっふっふっ…いい事を思いついてしまった…!」
にやり、と悪い笑顔を浮かべる。
「嫌な予感がする…」
「…同じく」
「…別に煌にバレてもいいんだし、周りの人さえ騙せれば…」
「すごく嫌な予感がする…」
「…同じく」
ビクビクしているブランとアルムにリンは、それはそれはいい笑顔で言った。
「ていう事で女装して授業受けて!」
「どういう事で!?」
「ブラン…がんばれ」
「その目やめろ!」
「いや~、手伝ってくれるって言ってくれるなんて…!助かった~…!」
「確かに言った!言ったけども!!」
「じゃあ、変装の魔術教えるから宜しくね!」
「……えぇ…」
「お願いね?」
「あ…はい…」
「アルムもブランがボロ出さない様にフォローしといて」
「了解です!」
アルムは素直で可愛いなー、まあ、猫10匹くらい被ってるけど。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
「いってらっしゃい!」
「行ってきます!」
「……行ってきます…」
「…どうしようかな」
ブランに魔術を教えて、授業に送り出したリンはものすごく暇だった。
「散歩でもするか」
寮の外を把握するのは大事だしねー。
「あ」
この花、確か…
「リン嬢?」
「…。」
ん?
幻聴かな…?
「リンちゃ…」
「やっぱり、殿下ですよねっ!なんでしょう!?」
何でいる…!!
「リン嬢が授業を休むとは思わなかったよ」
お前もな!
「殿下こそ」
「「…。」」
「…じゃあ、お互いこの件については掘り下げないという事でいいかな?」
「そうですね」
こっわ!王子こっわ!何あの目!温度が無かったんですけど!!
「この花を見ていたのかい?」
「はい。スノードロップ、綺麗ですよね」
「…うん」
何だよ、その間は!綺麗じゃないってか?
「…あの」
一人散歩を邪魔されて少し不機嫌なリン。そこで、この際だし、気になってた事を聞いちゃえ!と、リンの黒い部分が出てきた。
「何だい?」
「殿下がああ振る舞ってたので聞けなかったんですけど…」
「うん」
「殿下、眠れてないですよね…?」
「あっ!」
「どうしたんですか、お姉様!」
「リン?」
「ふっふっふっ…いい事を思いついてしまった…!」
にやり、と悪い笑顔を浮かべる。
「嫌な予感がする…」
「…同じく」
「…別に煌にバレてもいいんだし、周りの人さえ騙せれば…」
「すごく嫌な予感がする…」
「…同じく」
ビクビクしているブランとアルムにリンは、それはそれはいい笑顔で言った。
「ていう事で女装して授業受けて!」
「どういう事で!?」
「ブラン…がんばれ」
「その目やめろ!」
「いや~、手伝ってくれるって言ってくれるなんて…!助かった~…!」
「確かに言った!言ったけども!!」
「じゃあ、変装の魔術教えるから宜しくね!」
「……えぇ…」
「お願いね?」
「あ…はい…」
「アルムもブランがボロ出さない様にフォローしといて」
「了解です!」
アルムは素直で可愛いなー、まあ、猫10匹くらい被ってるけど。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
「いってらっしゃい!」
「行ってきます!」
「……行ってきます…」
「…どうしようかな」
ブランに魔術を教えて、授業に送り出したリンはものすごく暇だった。
「散歩でもするか」
寮の外を把握するのは大事だしねー。
「あ」
この花、確か…
「リン嬢?」
「…。」
ん?
幻聴かな…?
「リンちゃ…」
「やっぱり、殿下ですよねっ!なんでしょう!?」
何でいる…!!
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「殿下こそ」
「「…。」」
「…じゃあ、お互いこの件については掘り下げないという事でいいかな?」
「そうですね」
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「この花を見ていたのかい?」
「はい。スノードロップ、綺麗ですよね」
「…うん」
何だよ、その間は!綺麗じゃないってか?
「…あの」
一人散歩を邪魔されて少し不機嫌なリン。そこで、この際だし、気になってた事を聞いちゃえ!と、リンの黒い部分が出てきた。
「何だい?」
「殿下がああ振る舞ってたので聞けなかったんですけど…」
「うん」
「殿下、眠れてないですよね…?」
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