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一番、厨二心をくすぐるのは学園です
50.やばやばやばやばいっ!
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リンは逃げていた。
「やばい、やばい、やばいっ…!!」
逃げないと!!
「なー、何から逃げてんの?」
と、ブラン。
「#/_&@〆*♢#っ!!!」
「うん。何言ってるか一つも分かんねぇ!」
たが、リンがここまで焦るのは珍しい。何が何でも、逃げなくてはいけないことは分かった。
「っ!」
くっ、ここは行き止まりか…!!
それもこれも、全部王子が悪いんだ~!!
この状況を説明するには燐の時に遡らないといけない。
燐には、自分が厨二病だったことよりも恥ずかしい黒歴史がある。
あぁ、今でも鮮明に思い出せる…とリン。
「師匠!」リンは、こう呼ばれていた。
そう、師匠。つまり燐には弟子がいた。
弟子と言っても体術やなにやらを教える訳ではなく、闇の力について教えたり、悪夢のドラゴンの生態を共に考察したりなど…まぁ、ただただ恥を晒しただけの時間だった。
「…。」
でも、何というかあいつは信じてなかったというか…私一人で興奮してるのを微笑ましく思ってる気配があったんだよな…。
まあ、会うことは無いんだしいっか。とリンは思っていた。
皆さんお察しの通り、結論からいうと再会した。
それ自体は、別に良い…ことは無いが、100歩譲って良いとしよう。だが、再会した時のあいつの態度と立場が良くなかった。
五叡者の顔合わせで出会ったのだ。
「リン・プベルルです。宜しくお願いします」
「師匠…?」
「!?」
私をそう呼ぶのは、後にも先にもあいつしかいない…!
「煌…!?」
「あぁ、やっぱり…ずっと待ってた…!」
あいつ…煌は、そういうとリンの手を取り自分の額にコツン、と当てる。
「なっ、ど、え…?」
何でここにいるのか、生前は燐の方が年上だったのに何故、リンが年下なのか。疑問でいっぱいになったリンは言葉が上手く出てこない。
「もう、離さない」
そう言う煌は恍惚としていた。
「やばい、やばい、やばいっ…!!」
逃げないと!!
「なー、何から逃げてんの?」
と、ブラン。
「#/_&@〆*♢#っ!!!」
「うん。何言ってるか一つも分かんねぇ!」
たが、リンがここまで焦るのは珍しい。何が何でも、逃げなくてはいけないことは分かった。
「っ!」
くっ、ここは行き止まりか…!!
それもこれも、全部王子が悪いんだ~!!
この状況を説明するには燐の時に遡らないといけない。
燐には、自分が厨二病だったことよりも恥ずかしい黒歴史がある。
あぁ、今でも鮮明に思い出せる…とリン。
「師匠!」リンは、こう呼ばれていた。
そう、師匠。つまり燐には弟子がいた。
弟子と言っても体術やなにやらを教える訳ではなく、闇の力について教えたり、悪夢のドラゴンの生態を共に考察したりなど…まぁ、ただただ恥を晒しただけの時間だった。
「…。」
でも、何というかあいつは信じてなかったというか…私一人で興奮してるのを微笑ましく思ってる気配があったんだよな…。
まあ、会うことは無いんだしいっか。とリンは思っていた。
皆さんお察しの通り、結論からいうと再会した。
それ自体は、別に良い…ことは無いが、100歩譲って良いとしよう。だが、再会した時のあいつの態度と立場が良くなかった。
五叡者の顔合わせで出会ったのだ。
「リン・プベルルです。宜しくお願いします」
「師匠…?」
「!?」
私をそう呼ぶのは、後にも先にもあいつしかいない…!
「煌…!?」
「あぁ、やっぱり…ずっと待ってた…!」
あいつ…煌は、そういうとリンの手を取り自分の額にコツン、と当てる。
「なっ、ど、え…?」
何でここにいるのか、生前は燐の方が年上だったのに何故、リンが年下なのか。疑問でいっぱいになったリンは言葉が上手く出てこない。
「もう、離さない」
そう言う煌は恍惚としていた。
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