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一番、厨二心をくすぐるのは学園です
42.なんだって…!?
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「これより、ラセルス学園の入学式を始める」
結局、無事に合格したリン。
今日は入学式だ。
「…。」
ふーっ…よかったっ…!
正直なところ、五叡者の選考会よりも緊張したぁ~。
結果が発表されるまで生きた心地がしなかったぜ、とほーっと息をつけ…られなかった。
(…新入生代表の挨拶あるじゃん、私…)
そう、リンはやはり、というべきか緊張した状況での加減の仕方を知らない。
そのため案の定、首席になったのだ。
(普通、こういうのは王族がやるべきなんだよ!王子なんだから私よりも成績よくあれよぉ!)
自分が五叡者だというのを(意識的に)忘れて、第ニ王子に当たるリン。なんて奴だ。
「新入生代表、リン・フェルノ。」
「はい」
好奇の視線がグサグサと突き刺さる。
耐えろ!私の胃…!!
そうだ、研究発表の時みたいにじゃがいもだと思えば…
「!?」
え。
何でルークさんがここにいるの…?
ワッツ?いや、何でだからワイ?か
…。うん。
くそどうでもいいな。
まぁ、なんにせよ緊張が薄れてラッキーだ。
「この度、入学される皆様を代表してご挨拶させていただきます。まず始めに、私達のためにこの様な場を用意してくださり、ありがとうございます。そして、忙しい中、ご臨席いただいた保護者の方々にも厚くお礼申し上げます。
この学園に入学する…」
挨拶をしている間に、ルークに目で「何でいるの」と尋ねる。
すると、口パクで何か言って来た。
なになに?…ひ、み、つ?
…。
少しイラッときたリン。
「…新入生代表、リン・フェルノ」
このくらいで締めくくろ、と適当に終わる。
「…。」
よーし、ルークを後でしめる…問い詰め…問いただすかー。
ルークがこの後どうなったかはご想像にお任せします。
結局、無事に合格したリン。
今日は入学式だ。
「…。」
ふーっ…よかったっ…!
正直なところ、五叡者の選考会よりも緊張したぁ~。
結果が発表されるまで生きた心地がしなかったぜ、とほーっと息をつけ…られなかった。
(…新入生代表の挨拶あるじゃん、私…)
そう、リンはやはり、というべきか緊張した状況での加減の仕方を知らない。
そのため案の定、首席になったのだ。
(普通、こういうのは王族がやるべきなんだよ!王子なんだから私よりも成績よくあれよぉ!)
自分が五叡者だというのを(意識的に)忘れて、第ニ王子に当たるリン。なんて奴だ。
「新入生代表、リン・フェルノ。」
「はい」
好奇の視線がグサグサと突き刺さる。
耐えろ!私の胃…!!
そうだ、研究発表の時みたいにじゃがいもだと思えば…
「!?」
え。
何でルークさんがここにいるの…?
ワッツ?いや、何でだからワイ?か
…。うん。
くそどうでもいいな。
まぁ、なんにせよ緊張が薄れてラッキーだ。
「この度、入学される皆様を代表してご挨拶させていただきます。まず始めに、私達のためにこの様な場を用意してくださり、ありがとうございます。そして、忙しい中、ご臨席いただいた保護者の方々にも厚くお礼申し上げます。
この学園に入学する…」
挨拶をしている間に、ルークに目で「何でいるの」と尋ねる。
すると、口パクで何か言って来た。
なになに?…ひ、み、つ?
…。
少しイラッときたリン。
「…新入生代表、リン・フェルノ」
このくらいで締めくくろ、と適当に終わる。
「…。」
よーし、ルークを後でしめる…問い詰め…問いただすかー。
ルークがこの後どうなったかはご想像にお任せします。
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