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第11章
彩芽、口論する
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「アヤメは、本当のところじゃあ、どうしたいんだ?」
ストラディゴスはルカラの事を聞いたのだが、彩芽としては、もう問題はそれだけでは無かった。
「どうしたアヤメ?」
ストラディゴスに手で耳を貸せと手招きする不機嫌な彩芽に気付くと、首を下げながらも姿勢を正した。
何がいけなかったのか、当然分かってはいない。
「ストラディゴスは、今の私を一言で表すと何?」
唐突な質問。
前にもされた同じ質問なのに、答えるのが恐ろしく感じられた。
ストラディゴスは悩んだ。
この流れで、前の様に「表せない」と答えるべきなのか、何かしら言葉を選んで答えるべきなのかさえ分からない。
彩芽の性格では「表せない」と言った方がウケは良さそうだが、実際は「愛」だの「恋人」だのと気恥ずかしい一言ばかりがポンポンと浮かぶ。
自分の中の真実を語った方が良いのだろうかと思うが、それは機嫌が良い時にしなければ空振りに終わりそうである。
「ど、どういう意味だ?」
質問に質問で返す。
イチかバチか答えるより、マシに思えた。
「……ルカラは?」
ストラディゴスの中に「奴隷」と言う言葉が浮かんだ。
だが、ストラディゴスはまだ彩芽の質問の意味に気付かない。
ストラディゴスにとって、一言で言い表したくない相手は、彩芽しかおらず、彩芽にだけそれを適応させていたいと無意識に思っていたからだ。
それが、ストラディゴスの中の彩芽が特別である一つの根拠であった。
「奴隷、か?」
「そうだよね」
「まあ、奴隷だからな」
ストラディゴスの言葉に、彩芽は少しイラッときた。
口調が少し強まり、それに応じる様にストラディゴスの口調にも焦りがにじんでいく。
冗談を言っても惚気てもいけない空気が流れている事はストラディゴスにも分かった。
説教を受けている様な、久しぶりの感覚。
「そう言うのが嫌って言ったの。私はそれが嫌なの」
「……それって?」
彩芽の感情的な言葉に、要点を察せなかったストラディゴスは自ら墓穴を深める。
「じゃあさ、例えば、ルカラとフィリシスは何が違うの? フィリシスも会った時は奴隷だったんだよね?」
「そりゃ二人の状況が違うだろ、あいつは敵に奴隷にされて」
「味方が奴隷にしたからって、良いの?」
「でもよ奴隷は奴隷なんだぞ。この町の住人の半分以上が奴隷なんだ。奴隷でまわってる町なんだぜ、フィデーリスは」
「そう言う事じゃなくて、まわりは関係無くて」
言いたい事が伝わらないもどかしさに彩芽は自分にも苛立つ。
感情的になっていて、いつもみたいに話せない。
「なら、なんなんだよ。俺が奴隷に優しく無いって言いたいのか? 俺なんかマシな方だぞ。裏じゃこいつにやった奴みたいにな、鞭で躾けてる奴なんか、その辺にごまんといる」
ストラディゴスの自己弁護が彩芽を更に苛立たせる。
「だからって奴隷を物みたいに扱うのは嫌だって言ってるの。売るとか譲るとか、ストラディゴスがそんな風にしてるのを見たくないの」
初めての言い争い。
口論であった。
喋っていて今にも泣いてしまいそうな彩芽を前に、ストラディゴスは喉が乾いて行くのを感じた。
彩芽の事を自分が傷つけている状況に、ストラディゴスも心に痛みを感じる。
「なら、どうして欲しいんだよ。ハッキリ言ってくれよ、頼むから……」
「ルカラの事も、私みたいに扱ってよ」
彩芽の言葉に、ストラディゴスは彩芽との今までを思い出す。
ストラディゴスの中ではどの思い出を切り取っても、彩芽は特別であった。
それを彩芽からの要求だからと言って、今会ったばかりのルカラを彩芽と同じ様には思いたくなかった。
「……出来る訳無いだろ、そんな好きでもない奴に」
「好きになれって言ってるんじゃないの。ルカラをルカラとしてまず扱ってって言ってるの」
「なら、彩芽はどうなんだ? 俺にはさっきから奴隷を奴隷として見ない様に気をつけろって言ってるようにしか……」
追い詰められたストラディゴスの言葉。
彩芽を特別に扱いたいがために、その彩芽に対してチクリと言ってやった形だが、すぐにストラディゴスは後悔した。
だが、その言葉を聞いた彩芽の中では、何かがハマりストンと納得してしまっていた。
「……そうかも」
彩芽に、言葉とは言え手をあげる形になったストラディゴスは後悔しながらも、彩芽の空気の変化に焦り始めた。
まさか彩芽は今の一言で、自分を見限ったのでは無いか。
飼い主を誤って噛んでしまった子犬の様な目で、見上げる彩芽を見降ろす。
しかしどちらの涙も流れず、彩芽の目からは鱗が落ちていた。
彩芽は、自身も気付かないまま、ルカラを奴隷なのに奴隷の扱いをしない様にと接している事に、ようやく気が付いた。
これでは、結局、奴隷扱いをしている事になるでは無いか。
奴隷を持たないか、溺愛するか。
そんな二択に悩む時点でどうかしていた。
彩芽がしたかったのは、そうでは無い。
ルカラの事は、変わった出会い方をしただけの、ルカラと言う名の少女と考えて接すれば良かった事に気付かされる。
彩芽はストラディゴスに対して憤っていた感情の波が凪いでゆくのを感じた。
ストラディゴスの、この世界での常識的な奴隷への扱いが好きになれない事に変わりは無いが、それを理由に責めるのは彩芽の方が常識外れである。
その上、自分でも出来ていなかった常識外れを、相手にだけ求める事は我儘でしかない。
ごちゃごちゃとした感情が整理されると、彩芽は本当になりたかった自分と、そうあって欲しいと好きな相手に求めたい事を冷静に共有する事にした。
「ごめん。私が間違ってた……ストラディゴスの言う通りだった。ごめん。ごめんね。一方的に責めて、酷いよね。ストラディゴスは全然悪く無いのに」
機嫌の悪さはどこかに消え去り、ストラディゴスに対していつもの調子で話しかける彩芽。
責められていたのが突然謝られて、ストラディゴスは安堵すると共に戸惑いも隠せない。
「い、いや、奴隷の扱いが気に食わないって言うんだろ。それは分かったから。アヤメが嫌だって言うなら、アヤメに合わせたい。お前の望む俺でいたいんだ。だから、な。また何でも、小さなことでも良いから言ってくれよな」
優しい巨人の胸に彩芽の後頭部がコツコツと二度、甘えるようにぶつかった。
「うん……今度はもう少し冷静に言える様にする。ストラディゴス、私は、ただルカラを奴隷じゃなくてね、同じ人間扱いしたくて、ストラディゴスにも、出来ればそうして欲しいと思ったの」
彩芽の中で自分の至らなさを素直に受け取り、処理出来ていなかった感情がスムーズになって行くのが見ていて分かる。
ストラディゴスは、あんなに彩芽が不快感を露にする事があるなんて、思いもしておらず驚いた様であった。
だが、彩芽の新たな一面と、誰に対しても同じ様に接しようとする姿勢に気付き、愛おしさが際限なく膨らむのを感じた。
「でもよアヤメ、それなら……そいつ、どうするんだ?」
奴隷を持ちたく無く、ヴェンガン伯爵に返す事も出来ず、奴隷市に売り飛ばす事さえしないなら、ルカラはどこに居場所を得れば良いのか、ストラディゴスには分からなかった。
その時、二人の会話を最初から聞いていたルカラの方から湯を伝って、こもった腹の虫の音が聞こえてきた。
ルカラは、しまったと息を飲む。
狸寝入りをしているルカラに彩芽は気付いた。
人は眠っていると物を飲み込めない事を、彩芽は知識として知っていたからであった。
「……まずは、私達と同じ所から始めよ。どうするかは、その時にルカラと一緒に考えようよ。ね?」
「同じ所? ブルローネか?」
「……一緒にご飯を食べる所から」
ストラディゴスはルカラの事を聞いたのだが、彩芽としては、もう問題はそれだけでは無かった。
「どうしたアヤメ?」
ストラディゴスに手で耳を貸せと手招きする不機嫌な彩芽に気付くと、首を下げながらも姿勢を正した。
何がいけなかったのか、当然分かってはいない。
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唐突な質問。
前にもされた同じ質問なのに、答えるのが恐ろしく感じられた。
ストラディゴスは悩んだ。
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彩芽の性格では「表せない」と言った方がウケは良さそうだが、実際は「愛」だの「恋人」だのと気恥ずかしい一言ばかりがポンポンと浮かぶ。
自分の中の真実を語った方が良いのだろうかと思うが、それは機嫌が良い時にしなければ空振りに終わりそうである。
「ど、どういう意味だ?」
質問に質問で返す。
イチかバチか答えるより、マシに思えた。
「……ルカラは?」
ストラディゴスの中に「奴隷」と言う言葉が浮かんだ。
だが、ストラディゴスはまだ彩芽の質問の意味に気付かない。
ストラディゴスにとって、一言で言い表したくない相手は、彩芽しかおらず、彩芽にだけそれを適応させていたいと無意識に思っていたからだ。
それが、ストラディゴスの中の彩芽が特別である一つの根拠であった。
「奴隷、か?」
「そうだよね」
「まあ、奴隷だからな」
ストラディゴスの言葉に、彩芽は少しイラッときた。
口調が少し強まり、それに応じる様にストラディゴスの口調にも焦りがにじんでいく。
冗談を言っても惚気てもいけない空気が流れている事はストラディゴスにも分かった。
説教を受けている様な、久しぶりの感覚。
「そう言うのが嫌って言ったの。私はそれが嫌なの」
「……それって?」
彩芽の感情的な言葉に、要点を察せなかったストラディゴスは自ら墓穴を深める。
「じゃあさ、例えば、ルカラとフィリシスは何が違うの? フィリシスも会った時は奴隷だったんだよね?」
「そりゃ二人の状況が違うだろ、あいつは敵に奴隷にされて」
「味方が奴隷にしたからって、良いの?」
「でもよ奴隷は奴隷なんだぞ。この町の住人の半分以上が奴隷なんだ。奴隷でまわってる町なんだぜ、フィデーリスは」
「そう言う事じゃなくて、まわりは関係無くて」
言いたい事が伝わらないもどかしさに彩芽は自分にも苛立つ。
感情的になっていて、いつもみたいに話せない。
「なら、なんなんだよ。俺が奴隷に優しく無いって言いたいのか? 俺なんかマシな方だぞ。裏じゃこいつにやった奴みたいにな、鞭で躾けてる奴なんか、その辺にごまんといる」
ストラディゴスの自己弁護が彩芽を更に苛立たせる。
「だからって奴隷を物みたいに扱うのは嫌だって言ってるの。売るとか譲るとか、ストラディゴスがそんな風にしてるのを見たくないの」
初めての言い争い。
口論であった。
喋っていて今にも泣いてしまいそうな彩芽を前に、ストラディゴスは喉が乾いて行くのを感じた。
彩芽の事を自分が傷つけている状況に、ストラディゴスも心に痛みを感じる。
「なら、どうして欲しいんだよ。ハッキリ言ってくれよ、頼むから……」
「ルカラの事も、私みたいに扱ってよ」
彩芽の言葉に、ストラディゴスは彩芽との今までを思い出す。
ストラディゴスの中ではどの思い出を切り取っても、彩芽は特別であった。
それを彩芽からの要求だからと言って、今会ったばかりのルカラを彩芽と同じ様には思いたくなかった。
「……出来る訳無いだろ、そんな好きでもない奴に」
「好きになれって言ってるんじゃないの。ルカラをルカラとしてまず扱ってって言ってるの」
「なら、彩芽はどうなんだ? 俺にはさっきから奴隷を奴隷として見ない様に気をつけろって言ってるようにしか……」
追い詰められたストラディゴスの言葉。
彩芽を特別に扱いたいがために、その彩芽に対してチクリと言ってやった形だが、すぐにストラディゴスは後悔した。
だが、その言葉を聞いた彩芽の中では、何かがハマりストンと納得してしまっていた。
「……そうかも」
彩芽に、言葉とは言え手をあげる形になったストラディゴスは後悔しながらも、彩芽の空気の変化に焦り始めた。
まさか彩芽は今の一言で、自分を見限ったのでは無いか。
飼い主を誤って噛んでしまった子犬の様な目で、見上げる彩芽を見降ろす。
しかしどちらの涙も流れず、彩芽の目からは鱗が落ちていた。
彩芽は、自身も気付かないまま、ルカラを奴隷なのに奴隷の扱いをしない様にと接している事に、ようやく気が付いた。
これでは、結局、奴隷扱いをしている事になるでは無いか。
奴隷を持たないか、溺愛するか。
そんな二択に悩む時点でどうかしていた。
彩芽がしたかったのは、そうでは無い。
ルカラの事は、変わった出会い方をしただけの、ルカラと言う名の少女と考えて接すれば良かった事に気付かされる。
彩芽はストラディゴスに対して憤っていた感情の波が凪いでゆくのを感じた。
ストラディゴスの、この世界での常識的な奴隷への扱いが好きになれない事に変わりは無いが、それを理由に責めるのは彩芽の方が常識外れである。
その上、自分でも出来ていなかった常識外れを、相手にだけ求める事は我儘でしかない。
ごちゃごちゃとした感情が整理されると、彩芽は本当になりたかった自分と、そうあって欲しいと好きな相手に求めたい事を冷静に共有する事にした。
「ごめん。私が間違ってた……ストラディゴスの言う通りだった。ごめん。ごめんね。一方的に責めて、酷いよね。ストラディゴスは全然悪く無いのに」
機嫌の悪さはどこかに消え去り、ストラディゴスに対していつもの調子で話しかける彩芽。
責められていたのが突然謝られて、ストラディゴスは安堵すると共に戸惑いも隠せない。
「い、いや、奴隷の扱いが気に食わないって言うんだろ。それは分かったから。アヤメが嫌だって言うなら、アヤメに合わせたい。お前の望む俺でいたいんだ。だから、な。また何でも、小さなことでも良いから言ってくれよな」
優しい巨人の胸に彩芽の後頭部がコツコツと二度、甘えるようにぶつかった。
「うん……今度はもう少し冷静に言える様にする。ストラディゴス、私は、ただルカラを奴隷じゃなくてね、同じ人間扱いしたくて、ストラディゴスにも、出来ればそうして欲しいと思ったの」
彩芽の中で自分の至らなさを素直に受け取り、処理出来ていなかった感情がスムーズになって行くのが見ていて分かる。
ストラディゴスは、あんなに彩芽が不快感を露にする事があるなんて、思いもしておらず驚いた様であった。
だが、彩芽の新たな一面と、誰に対しても同じ様に接しようとする姿勢に気付き、愛おしさが際限なく膨らむのを感じた。
「でもよアヤメ、それなら……そいつ、どうするんだ?」
奴隷を持ちたく無く、ヴェンガン伯爵に返す事も出来ず、奴隷市に売り飛ばす事さえしないなら、ルカラはどこに居場所を得れば良いのか、ストラディゴスには分からなかった。
その時、二人の会話を最初から聞いていたルカラの方から湯を伝って、こもった腹の虫の音が聞こえてきた。
ルカラは、しまったと息を飲む。
狸寝入りをしているルカラに彩芽は気付いた。
人は眠っていると物を飲み込めない事を、彩芽は知識として知っていたからであった。
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