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第2章
彩芽、巨人に乗る
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「ねぇ、そう言えば火ある?」
彩芽の唐突な言葉に、ストラディゴスは我に帰る。
「火ぃ? 何するんだ?」
「タバコ」
「その辺のランタンので、いいか?」
「なんでもいいよ」
そんなやり取りをすると、彩芽を一度地面に下ろし、ストラディゴスは密かに目を腕で拭ってから、その辺の建物の玄関を上から照らしていたランタンを一つ、勝手に持ってくる。
ランタンの蓋を開け、彩芽はようやくタバコに火をつける事が出来た。
「ふぅ」
独特の煙の臭いが周囲を包み込む。
ストラディゴスがランタンを元に戻すのを見ながら、彩芽はこんな事を言う。
「ねぇ、背高いと、どんなふうに見えるの?」
「ん? 肩にでも乗ってみるか?」
「いいの?」
「いいから、ほら」
ストラディゴスが姿勢を低くして大きな手に乗れと差し出す。
彩芽はサンダルを脱ぐと、サンダルを片手で持って、裸足になってから手の上にフラフラと乗った。
ストラディゴスは、彩芽を片手で軽々と持ち上げ、自分の肩に乗せる。
「立つぞ」
彩芽はグラリとバランスを崩しかけるが、ストラディゴスの手で支えられる。
「頭につかまれ」
「待って、体勢を変えるからさ、一度肩の上に立つよ?」
彩芽は、思っていたより座り心地があまり良くないと、フラフラの足で肩の上に立ち上がる。
「変えるって、おいそんなところで立つと危ないぞ」
ストラディゴスが落とすまいと手で支えるが、彩芽はお構いなしに勝手に動く。
「平気平気」
そう言って、ストラディゴスに肩車をされる形に座りなおした。
彩芽の足をストラディゴスの太い首の横に放り出し、大きな頭を抱え込む。
後ろで縛っているストラディゴスの髪の毛がくすぐったくて彩芽は髪の毛のポジションを横にそらし、頭髪の編み上げを持ちての様にして掴んだ。
当然、ストラディゴスの頭の上には、柔らかい豊満な胸がたぷんと二つ乗っている。
「あはははは、高い高い!」
そう言って彩芽はストラディゴスの後頭部に抱き着いている。
例のごとく、完全に酔っぱらいの悪ふざけ。
だが、ストラディゴスの方はと言うとすっかり酔いが醒め、視界の端をブラブラとちらつく足を大きな手でやさしく押さえた。
その時、独特な匂いがした。
鼻の奥、脳を直接刺激する甘い蜜の様に感じる何か。
恐らく、彩芽の体臭だろう。
一度、その匂いに気付くと、頭の奥が痺れ、くらくらしてくる。
落とすまいとする以外の意味で、ストラディゴスは、段々と前傾姿勢になりつつあった。
理性で本能を押さえつけ、紳士であろうと努めるのだが、昼間に何度も発散したというのに見た事も無い程に大きく育った欲望が解き放たれるのをうかがっているのが分かり、ストラディゴスはヤバいと呼吸を整える。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、って、おい、あまり暴れるな!」
頭部を後ろから包み込む柔らかい感触と匂いに、すぐにでも彩芽の事を部屋に連れ込んで獣の様に襲いたい衝動に駆られる。
だが、そんな事は絶対にしたくないと、自分の中に強力な抵抗感がある事も同時に分かった。
「タバコ」
そんなストラディゴスの気持ちなんて知った事ではない酔っぱらいは、ポツリとつぶやく。
「ふぅ、ふぅ……な、なんだ?」
「ストラディゴスさんさ、タバコ、吸う?」
「……まあ、時々は」
「ち~が~う。このタバコ、吸ってみる?」
「……なんだ、いいのか?」
「だって、私以外に味を知ってる人いないとさ、この国で似たタバコ手に入らないじゃない」
「なんだそれ」
彩芽は自分の口に咥えていたタバコを、ストラディゴスの口に咥えさせた。
ストラディゴスは、吸い口のフィルターの僅かな湿り気にドキドキしている自分に気付く。
唇を重ねる事が叶うのなら、こんな味なのでは無いかと想像してストラディゴスが震える唇で軽く煙を口内に吸い込むと、タバコが一瞬で灰になった。
「なんだこれ?」
タバコの葉の中に、何か香りのする別の草が入っているような、混ぜ物を感じた。
ストラディゴスが普段吸う事がある煙草は、どちらかと言えば葉巻に近い口内で味を楽しむものだった。
さらに、煙草の葉をブレンドする文化も無い為、まるで新しい感覚であった。
その混ぜてある草の香りのせいか、肺に吸い込んでしまった煙によって少し気管が広がって感じ、呼吸が楽になる気がした。
「返して~ああぁ、燃え尽きてるぅ」
彩芽は灰になったタバコをストラディゴスの口から奪い取ると、律義にポケットにあった携帯灰皿に入れ、すぐにまた灰皿をポケットに突っ込んだ。
「んもぅ、吸い過ぎだって」
「すまん」
「えへへ、許す。で、どう? 似たの知ってる?」
「いや。だが、市場で手に入る煙草や薬草を混ぜれば近くなると思う」
ストラディゴスは、普段吸っている葉煙草の種類を変えようと静かに決めた。
「あははは、ねえねえ、足早い?」
「なに? なんだって? 市場にでも行くのか? もう閉じてるぞ」
「ちがうってぇ、お城まで競争だよ! ほら、走って! 早くぅ!」
ストラディゴスは頭を痛くない強さでポンポン叩かれ、いよいよ訳も分からないまま言われるままに城に向かって走り出した。
城は、ベルゼルの酒場から高台の方にのぼり、高級娼館ブルローネよりも高い場所、商業都市ネヴェルで最も高い丘の上にある。
酒場を出てからずっと向かっている場所で間違いないのだが、彩芽がノリだけで城をゴールに指定した事はストラディゴスにも、もう分かっていた。
何と競争させられているのかは分からないが、ストラディゴスは彩芽に言われるままに道を進む。
本当になんだかよく分からないが、とにかく楽しくなってきた。
深夜にバカ騒ぎをする謎のテンションで、ストラディゴスの走るスピードが、緩い上り坂なのに段々と早くなる。
彩芽のナビが適当なので度々道が無くなるが、低い柵や塀ならば肩車したまま軽々と飛び越え、ぐんぐんと城が近づいてくる。
「すごいすごい!」
彩芽は、目まぐるしく変わる景色を見て嬉しそうにはしゃいでいる。
街には東京の様な光害が殆ど無いせいか、空を見上げると満天の星空が広がっていた。
「ははははは!」
楽しむ声を聞いていると、もっと何かをしたくなる。
とにかく肩車で乗せている酔っぱらいの、色々な反応を、表情を見たい。
「ストラディゴス! あそこ!」
彩芽が指さした先は、城の外れにある現役の見張り塔だった。
気が付けば呼び捨てになっている事に気付くと、ストラディゴスは完全に逆らい方と言う物を忘れていた。
「あのてっぺんがゴール!」
だと思ったとストラディゴスは、見張り塔に向かって走る。
馬鹿らしいが、ゴールと言われたらしょうがない。
この時間だと、誰かが当直で見張りをしている筈だが、今のテンションでそんな事は関係無い。
監視の兵士が上官であるストラディゴスが肩に女を乗せて走ってくる姿を見て、何事かと慌てるが、ストラディゴスは入り口にいた兵士達の横を「ごくろう」の一言ですり抜け、彩芽を肩車したまま塔の内壁に張り付く螺旋階段を猛スピードで頂上まで一気に駆け上がった。
頂上の監視室のさらに上、屋上、と言うよりは普段誰もあがらない屋根の上にまで出ていくと、屋根の先端まで駆け上がり、最も高い場所、尖塔にタッチした。
「「ゴール!」」
二人同時に、ゴールを宣言し、二人共にぜえぜえと息を切らす。
頭につかまっていただけの彩芽だが、手足と背中の筋肉が悲鳴を上げて疲れ切り、痺れているのを感じた。
二人とも全身に滝の様な汗をかき、バカバカしいが謎の達成感があった。
塔の頂上は、強い風が吹いていて、寒いぐらいで、今の体には丁度良く気持ちいい。
「競争は、ぜぇぜぇ、勝ったのか?」
「これは、ぜぇぜぇ、勝ちでしょ!」
二人とも全然意味が分からなかった。
「ぜぇぜぇ、あっ……」
「ぜぇ、どうした!?」
「猫缶落とした」
途中まで持っていた猫缶だが、いつの間にか手の中に無い。
「……それ、ぜぇ、拾った方が、ぜぇ、良い物なのか?」
「ううん、ぜぇ、もう、ぜぇ、いらない」
「ぜぇぜぇ、そうか……」
「ぜぇぜぇ、うん」
彩芽の唐突な言葉に、ストラディゴスは我に帰る。
「火ぃ? 何するんだ?」
「タバコ」
「その辺のランタンので、いいか?」
「なんでもいいよ」
そんなやり取りをすると、彩芽を一度地面に下ろし、ストラディゴスは密かに目を腕で拭ってから、その辺の建物の玄関を上から照らしていたランタンを一つ、勝手に持ってくる。
ランタンの蓋を開け、彩芽はようやくタバコに火をつける事が出来た。
「ふぅ」
独特の煙の臭いが周囲を包み込む。
ストラディゴスがランタンを元に戻すのを見ながら、彩芽はこんな事を言う。
「ねぇ、背高いと、どんなふうに見えるの?」
「ん? 肩にでも乗ってみるか?」
「いいの?」
「いいから、ほら」
ストラディゴスが姿勢を低くして大きな手に乗れと差し出す。
彩芽はサンダルを脱ぐと、サンダルを片手で持って、裸足になってから手の上にフラフラと乗った。
ストラディゴスは、彩芽を片手で軽々と持ち上げ、自分の肩に乗せる。
「立つぞ」
彩芽はグラリとバランスを崩しかけるが、ストラディゴスの手で支えられる。
「頭につかまれ」
「待って、体勢を変えるからさ、一度肩の上に立つよ?」
彩芽は、思っていたより座り心地があまり良くないと、フラフラの足で肩の上に立ち上がる。
「変えるって、おいそんなところで立つと危ないぞ」
ストラディゴスが落とすまいと手で支えるが、彩芽はお構いなしに勝手に動く。
「平気平気」
そう言って、ストラディゴスに肩車をされる形に座りなおした。
彩芽の足をストラディゴスの太い首の横に放り出し、大きな頭を抱え込む。
後ろで縛っているストラディゴスの髪の毛がくすぐったくて彩芽は髪の毛のポジションを横にそらし、頭髪の編み上げを持ちての様にして掴んだ。
当然、ストラディゴスの頭の上には、柔らかい豊満な胸がたぷんと二つ乗っている。
「あはははは、高い高い!」
そう言って彩芽はストラディゴスの後頭部に抱き着いている。
例のごとく、完全に酔っぱらいの悪ふざけ。
だが、ストラディゴスの方はと言うとすっかり酔いが醒め、視界の端をブラブラとちらつく足を大きな手でやさしく押さえた。
その時、独特な匂いがした。
鼻の奥、脳を直接刺激する甘い蜜の様に感じる何か。
恐らく、彩芽の体臭だろう。
一度、その匂いに気付くと、頭の奥が痺れ、くらくらしてくる。
落とすまいとする以外の意味で、ストラディゴスは、段々と前傾姿勢になりつつあった。
理性で本能を押さえつけ、紳士であろうと努めるのだが、昼間に何度も発散したというのに見た事も無い程に大きく育った欲望が解き放たれるのをうかがっているのが分かり、ストラディゴスはヤバいと呼吸を整える。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ、って、おい、あまり暴れるな!」
頭部を後ろから包み込む柔らかい感触と匂いに、すぐにでも彩芽の事を部屋に連れ込んで獣の様に襲いたい衝動に駆られる。
だが、そんな事は絶対にしたくないと、自分の中に強力な抵抗感がある事も同時に分かった。
「タバコ」
そんなストラディゴスの気持ちなんて知った事ではない酔っぱらいは、ポツリとつぶやく。
「ふぅ、ふぅ……な、なんだ?」
「ストラディゴスさんさ、タバコ、吸う?」
「……まあ、時々は」
「ち~が~う。このタバコ、吸ってみる?」
「……なんだ、いいのか?」
「だって、私以外に味を知ってる人いないとさ、この国で似たタバコ手に入らないじゃない」
「なんだそれ」
彩芽は自分の口に咥えていたタバコを、ストラディゴスの口に咥えさせた。
ストラディゴスは、吸い口のフィルターの僅かな湿り気にドキドキしている自分に気付く。
唇を重ねる事が叶うのなら、こんな味なのでは無いかと想像してストラディゴスが震える唇で軽く煙を口内に吸い込むと、タバコが一瞬で灰になった。
「なんだこれ?」
タバコの葉の中に、何か香りのする別の草が入っているような、混ぜ物を感じた。
ストラディゴスが普段吸う事がある煙草は、どちらかと言えば葉巻に近い口内で味を楽しむものだった。
さらに、煙草の葉をブレンドする文化も無い為、まるで新しい感覚であった。
その混ぜてある草の香りのせいか、肺に吸い込んでしまった煙によって少し気管が広がって感じ、呼吸が楽になる気がした。
「返して~ああぁ、燃え尽きてるぅ」
彩芽は灰になったタバコをストラディゴスの口から奪い取ると、律義にポケットにあった携帯灰皿に入れ、すぐにまた灰皿をポケットに突っ込んだ。
「んもぅ、吸い過ぎだって」
「すまん」
「えへへ、許す。で、どう? 似たの知ってる?」
「いや。だが、市場で手に入る煙草や薬草を混ぜれば近くなると思う」
ストラディゴスは、普段吸っている葉煙草の種類を変えようと静かに決めた。
「あははは、ねえねえ、足早い?」
「なに? なんだって? 市場にでも行くのか? もう閉じてるぞ」
「ちがうってぇ、お城まで競争だよ! ほら、走って! 早くぅ!」
ストラディゴスは頭を痛くない強さでポンポン叩かれ、いよいよ訳も分からないまま言われるままに城に向かって走り出した。
城は、ベルゼルの酒場から高台の方にのぼり、高級娼館ブルローネよりも高い場所、商業都市ネヴェルで最も高い丘の上にある。
酒場を出てからずっと向かっている場所で間違いないのだが、彩芽がノリだけで城をゴールに指定した事はストラディゴスにも、もう分かっていた。
何と競争させられているのかは分からないが、ストラディゴスは彩芽に言われるままに道を進む。
本当になんだかよく分からないが、とにかく楽しくなってきた。
深夜にバカ騒ぎをする謎のテンションで、ストラディゴスの走るスピードが、緩い上り坂なのに段々と早くなる。
彩芽のナビが適当なので度々道が無くなるが、低い柵や塀ならば肩車したまま軽々と飛び越え、ぐんぐんと城が近づいてくる。
「すごいすごい!」
彩芽は、目まぐるしく変わる景色を見て嬉しそうにはしゃいでいる。
街には東京の様な光害が殆ど無いせいか、空を見上げると満天の星空が広がっていた。
「ははははは!」
楽しむ声を聞いていると、もっと何かをしたくなる。
とにかく肩車で乗せている酔っぱらいの、色々な反応を、表情を見たい。
「ストラディゴス! あそこ!」
彩芽が指さした先は、城の外れにある現役の見張り塔だった。
気が付けば呼び捨てになっている事に気付くと、ストラディゴスは完全に逆らい方と言う物を忘れていた。
「あのてっぺんがゴール!」
だと思ったとストラディゴスは、見張り塔に向かって走る。
馬鹿らしいが、ゴールと言われたらしょうがない。
この時間だと、誰かが当直で見張りをしている筈だが、今のテンションでそんな事は関係無い。
監視の兵士が上官であるストラディゴスが肩に女を乗せて走ってくる姿を見て、何事かと慌てるが、ストラディゴスは入り口にいた兵士達の横を「ごくろう」の一言ですり抜け、彩芽を肩車したまま塔の内壁に張り付く螺旋階段を猛スピードで頂上まで一気に駆け上がった。
頂上の監視室のさらに上、屋上、と言うよりは普段誰もあがらない屋根の上にまで出ていくと、屋根の先端まで駆け上がり、最も高い場所、尖塔にタッチした。
「「ゴール!」」
二人同時に、ゴールを宣言し、二人共にぜえぜえと息を切らす。
頭につかまっていただけの彩芽だが、手足と背中の筋肉が悲鳴を上げて疲れ切り、痺れているのを感じた。
二人とも全身に滝の様な汗をかき、バカバカしいが謎の達成感があった。
塔の頂上は、強い風が吹いていて、寒いぐらいで、今の体には丁度良く気持ちいい。
「競争は、ぜぇぜぇ、勝ったのか?」
「これは、ぜぇぜぇ、勝ちでしょ!」
二人とも全然意味が分からなかった。
「ぜぇぜぇ、あっ……」
「ぜぇ、どうした!?」
「猫缶落とした」
途中まで持っていた猫缶だが、いつの間にか手の中に無い。
「……それ、ぜぇ、拾った方が、ぜぇ、良い物なのか?」
「ううん、ぜぇ、もう、ぜぇ、いらない」
「ぜぇぜぇ、そうか……」
「ぜぇぜぇ、うん」
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