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第5章
第5章:ヴァローナとメイド達4(第2章ifルート:サイドストーリー)
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レーラーは、旦那との夜の生活を赤裸々に話し始めた。
レーラーは、住んでいるのは城の使用人の屋敷や部屋ではなく、町にある鍛冶工房から、つまり実家から通っていた。
両親は亡くなっており、今は祖父とその弟子や孫弟子達が工房を切り盛りをしていて、レーラーが唯一の跡取りである。
鍛冶工房の離で、レーラーと共に暮らす旦那のモアレムは、商会で働いていた。
小人族と思わないで見れば、本当に未熟にしか見えない小さな身体。
金髪サラサラ、髪型はネープレスの、あどけない少年の様な見た目をしている。
そんな二人の出会いは、数年前。
鍛冶工房に品を卸していたモアレムの一目惚れから始まり、猛アタックされた末にレーラーは付き合う事となった。
モアレムは、見た目に反して肉食系で、すぐにレーラーとベッドを共にした。
レーラーのぽっちゃりとした身体にモアレムが埋もれながらの、攻め立てる様な激しいセックスは、確かに気持ちが良かった。
しかし、ドワーフは丈夫な身体故に熱さや痛みに鈍感で、モアレムがどんなに頑張っても、絶頂まで導く事が難しかった。
レーラーの膣の深さは平時で九センチ程度だが、モアレムのペニスの大きさは、どんなに興奮しようが引っ張ろうが、小さな身体に合った八センチと、細く小さかった。
初ベッドインでは、レーラーの処女膜を破らずに挿入できてしまった程の体格差である。
さらに、決定的だったのは体力差であった。
レーラーは、ドワーフであるアドバンテージもあって筋肉がつきやすく、ぽっちゃりしながらも実は隠れマッチョであった。
さらに、メイドが休みの時には、鍛冶工房の手伝いをしていて、体力には相当の自信があった。
一方で、モアレムの体力は、机仕事か馬車での配達が殆どで、小人族故にドワーフに比べれば筋肉が付きづらかった。
そうなると、レーラーと愛し合うのは、モアレム側は、一戦一戦が全力投球になり、レーラー側は、どうしたって物足りない。
技術でカバーしようとモアレムも努力をしたが、それだけでは埋まらない。
そんな事を悩んでいる事も知らずに、祖父は曾孫には男の子が欲しいと言ってくる。
追い詰められた二人は、カルロッタがキアラと共に売りつけて来た薬に頼る事にした。
* * *
レーラーの自宅にて。
モアレムが嫌そうにボトルの中身を一口飲むと、鉄やら溶かしたイカみたいな何かやら、とにかく不快な味がしたと言う。
良薬口に苦しと言うが、苦いならまだしも、ただただ不味いらしい。
しばらく何も起こらず、モアレムは、レーラーが友人に騙されたのでは無いかと疑った。
変化は、静かに表れた。
モアレムが「なんかきた……!?」と呟くと、身体の奥から湧き上がる大きな力を感じたと言う。
二人は急いで服を脱ぐ。
まず最初に驚いたのは、何もしていないのにパンパンに膨らんでいるモアレムのペニスにだ。
血流をコントロールしていた身体の部位が薬のせいで馬鹿になったみたいに、どんどん血が股間へと集まっていくのが見ていたレーラーにも分かった。
それは、恐ろしかった。
モアレムが自分のペニスをそれ以上膨らまない様に握りしめるのだが、ゆっくりと血が集まるのを止める事が出来ず、モアレムはベッドに倒れ込むと「いたいいたいたいいたい!!????」と絶叫した。
レーラーは思わぬ事態に、このままではモアレムが死ぬのでは無いかと思い、モアレムの喉に指を入れて吐かせようとまでした。
しかし、少し吐いても、身体の変化は収まらない。
十分ほど痛みでペニスを握り締めながらベッドに倒れ込んでいたモアレムに、次の変化が起きた。
痛みが慣れから引き始めると、皮が限界にまで中から引っ張られているペニスがムズムズするのだ。
モアレムが手をペニスから離すと、どんなに頑張っても八センチが限界だったペニスのサイズが、十センチ程度にまで大きくなっていた。
この二センチは大きかった。
モアレムは、レーラーに挿入すると、腰を打ちつける前に子宮口に亀頭がぶつかるコリコリとした感触があった。
まだヒリヒリするペニスを気遣いながら、ゆっくりとモアレムがピストンを開始すると、モアレムは「痛いけど気持ち良い」と表現してから、腰を止められなくなってしまう。
次に気付いたのは、射精量と質であった。
モアレムは、いつもなら比較的水っぽい中に、塊のような形で精子が混ざるタイプの精液を射精する。
量も睾丸のサイズに比例して少なく、レーラーは飲んであげるにしても、身体にかけられるにしても、物足りなさを感じていた。
だが、薬の効果であろう。
モアレムが膣口付近に、誤って、ピストンしながら射精してしまうと、真っ白で、まるで米粉で作った粥の様な濃さの精液がブリュリュと出て、モアレムは尿道を伝う初めての固型物に近い感触に、今まで感じた事の無い最高の射精感であったとレーラーに話した。
それから、外が明るくなり始めるまで四時間ほど、モアレムはレーラーを愛し尽くし、一晩で七回も果てた。
最後の方は、睾丸に出す物が無いのか、ピュルっと透明な液が出るだけだったが、体力の無さを、薬による性力増強作用が補っていたのだけは確かであった。
翌日、モアレムは薬をまた飲んだ。
飲む直前は、ペニスに内出血や皮への亀裂の様な傷跡が出来ていて痛々しかったが、薬を飲むと昨日の飲んだ直後程の痛みは無く、ペニスはすぐに十センチを超え、十二センチにまで成長した。
血流でペニスの表面が引き延ばされると、表面に血の斑点が浮かぶだけで、綺麗な光沢の一本のペニスとなる。
さらに、もう一つ身体の変化があった。
睾丸が明らかに大きくなっていたのだ。
二人はさっそくセックスをすると、一回目の射精量で昨日との差は歴然であった。
ドビュッドビュッと射精をした後に、尿道の中に濃い精液が残っている感触があり、残尿感にモアレムがペニスに力を加えるとトクトクトクと、こってりとした糊の様な精液が溢れてきて、昨日に引き続き、ペニスが萎む気配もない。
長く太くなったペニスで、濃さと量が増した精子を、レーラーは毎日五回は安定して種付けされていた。
太さと長さが出来た事で、レーラーは子宮を押されると言う体験を始めてし、クリトリスと同時に攻められればセックスの中で絶頂を迎えられる様になってきたと言う。
回数を重ねるたびに、モアレムのペニスと睾丸は徐々に大きくなり、ペニスの表皮は厚く、固く、サイズも大きいままとなっていった。
モアレムは最初、完全に皮をかぶっていた少年の様な包茎ペニスだった。
平時で、四センチ程度。
それが、ここ数日で平時で十二センチ程度になり、それによって皮が一切かぶらなくなり、包茎でさえなくなってしまった。
勃起時には十八センチと、薬を飲む前の倍を超える大きさとなっていた。
僅か一週間、毎日飲み続けただけでである。
* * *
「副作用とか無いの?」
「とにかく痛そうだったわ……薬の力で無理やりおちんちんの中から押し広げて、伸びたまま戻らなくなったらまた押し広げてって感じ。でも、その後も元気だし。薬を飲むのをやめたら三ヶ月ぐらいかけて少しずつ、腫れが引くみたいに戻ってくってキアラが言ってたから、そのぐらいかな……」
「つまり、飲み続けないといけない?」
「そう言う事よね。ああ、あと完全にも戻らないって言ってたわ。小さくはなっていくけど、前に比べたら大きいままだって。でも、うちは男の子産むまでだし。ヴァローナも、時々飲んで楽しむぐらいで良いんじゃない?」
「レーラー。お話、たいへん参考になりました!」
「約束、忘れないでね」
「約束?」
「こら。噂話」
「あ……はい」
レーラーと会話を終え、掃除をしながらヴァローナは考えていた。
どうやってクレマティオに、バレない様に飲ませようかと。
レーラーは、住んでいるのは城の使用人の屋敷や部屋ではなく、町にある鍛冶工房から、つまり実家から通っていた。
両親は亡くなっており、今は祖父とその弟子や孫弟子達が工房を切り盛りをしていて、レーラーが唯一の跡取りである。
鍛冶工房の離で、レーラーと共に暮らす旦那のモアレムは、商会で働いていた。
小人族と思わないで見れば、本当に未熟にしか見えない小さな身体。
金髪サラサラ、髪型はネープレスの、あどけない少年の様な見た目をしている。
そんな二人の出会いは、数年前。
鍛冶工房に品を卸していたモアレムの一目惚れから始まり、猛アタックされた末にレーラーは付き合う事となった。
モアレムは、見た目に反して肉食系で、すぐにレーラーとベッドを共にした。
レーラーのぽっちゃりとした身体にモアレムが埋もれながらの、攻め立てる様な激しいセックスは、確かに気持ちが良かった。
しかし、ドワーフは丈夫な身体故に熱さや痛みに鈍感で、モアレムがどんなに頑張っても、絶頂まで導く事が難しかった。
レーラーの膣の深さは平時で九センチ程度だが、モアレムのペニスの大きさは、どんなに興奮しようが引っ張ろうが、小さな身体に合った八センチと、細く小さかった。
初ベッドインでは、レーラーの処女膜を破らずに挿入できてしまった程の体格差である。
さらに、決定的だったのは体力差であった。
レーラーは、ドワーフであるアドバンテージもあって筋肉がつきやすく、ぽっちゃりしながらも実は隠れマッチョであった。
さらに、メイドが休みの時には、鍛冶工房の手伝いをしていて、体力には相当の自信があった。
一方で、モアレムの体力は、机仕事か馬車での配達が殆どで、小人族故にドワーフに比べれば筋肉が付きづらかった。
そうなると、レーラーと愛し合うのは、モアレム側は、一戦一戦が全力投球になり、レーラー側は、どうしたって物足りない。
技術でカバーしようとモアレムも努力をしたが、それだけでは埋まらない。
そんな事を悩んでいる事も知らずに、祖父は曾孫には男の子が欲しいと言ってくる。
追い詰められた二人は、カルロッタがキアラと共に売りつけて来た薬に頼る事にした。
* * *
レーラーの自宅にて。
モアレムが嫌そうにボトルの中身を一口飲むと、鉄やら溶かしたイカみたいな何かやら、とにかく不快な味がしたと言う。
良薬口に苦しと言うが、苦いならまだしも、ただただ不味いらしい。
しばらく何も起こらず、モアレムは、レーラーが友人に騙されたのでは無いかと疑った。
変化は、静かに表れた。
モアレムが「なんかきた……!?」と呟くと、身体の奥から湧き上がる大きな力を感じたと言う。
二人は急いで服を脱ぐ。
まず最初に驚いたのは、何もしていないのにパンパンに膨らんでいるモアレムのペニスにだ。
血流をコントロールしていた身体の部位が薬のせいで馬鹿になったみたいに、どんどん血が股間へと集まっていくのが見ていたレーラーにも分かった。
それは、恐ろしかった。
モアレムが自分のペニスをそれ以上膨らまない様に握りしめるのだが、ゆっくりと血が集まるのを止める事が出来ず、モアレムはベッドに倒れ込むと「いたいいたいたいいたい!!????」と絶叫した。
レーラーは思わぬ事態に、このままではモアレムが死ぬのでは無いかと思い、モアレムの喉に指を入れて吐かせようとまでした。
しかし、少し吐いても、身体の変化は収まらない。
十分ほど痛みでペニスを握り締めながらベッドに倒れ込んでいたモアレムに、次の変化が起きた。
痛みが慣れから引き始めると、皮が限界にまで中から引っ張られているペニスがムズムズするのだ。
モアレムが手をペニスから離すと、どんなに頑張っても八センチが限界だったペニスのサイズが、十センチ程度にまで大きくなっていた。
この二センチは大きかった。
モアレムは、レーラーに挿入すると、腰を打ちつける前に子宮口に亀頭がぶつかるコリコリとした感触があった。
まだヒリヒリするペニスを気遣いながら、ゆっくりとモアレムがピストンを開始すると、モアレムは「痛いけど気持ち良い」と表現してから、腰を止められなくなってしまう。
次に気付いたのは、射精量と質であった。
モアレムは、いつもなら比較的水っぽい中に、塊のような形で精子が混ざるタイプの精液を射精する。
量も睾丸のサイズに比例して少なく、レーラーは飲んであげるにしても、身体にかけられるにしても、物足りなさを感じていた。
だが、薬の効果であろう。
モアレムが膣口付近に、誤って、ピストンしながら射精してしまうと、真っ白で、まるで米粉で作った粥の様な濃さの精液がブリュリュと出て、モアレムは尿道を伝う初めての固型物に近い感触に、今まで感じた事の無い最高の射精感であったとレーラーに話した。
それから、外が明るくなり始めるまで四時間ほど、モアレムはレーラーを愛し尽くし、一晩で七回も果てた。
最後の方は、睾丸に出す物が無いのか、ピュルっと透明な液が出るだけだったが、体力の無さを、薬による性力増強作用が補っていたのだけは確かであった。
翌日、モアレムは薬をまた飲んだ。
飲む直前は、ペニスに内出血や皮への亀裂の様な傷跡が出来ていて痛々しかったが、薬を飲むと昨日の飲んだ直後程の痛みは無く、ペニスはすぐに十センチを超え、十二センチにまで成長した。
血流でペニスの表面が引き延ばされると、表面に血の斑点が浮かぶだけで、綺麗な光沢の一本のペニスとなる。
さらに、もう一つ身体の変化があった。
睾丸が明らかに大きくなっていたのだ。
二人はさっそくセックスをすると、一回目の射精量で昨日との差は歴然であった。
ドビュッドビュッと射精をした後に、尿道の中に濃い精液が残っている感触があり、残尿感にモアレムがペニスに力を加えるとトクトクトクと、こってりとした糊の様な精液が溢れてきて、昨日に引き続き、ペニスが萎む気配もない。
長く太くなったペニスで、濃さと量が増した精子を、レーラーは毎日五回は安定して種付けされていた。
太さと長さが出来た事で、レーラーは子宮を押されると言う体験を始めてし、クリトリスと同時に攻められればセックスの中で絶頂を迎えられる様になってきたと言う。
回数を重ねるたびに、モアレムのペニスと睾丸は徐々に大きくなり、ペニスの表皮は厚く、固く、サイズも大きいままとなっていった。
モアレムは最初、完全に皮をかぶっていた少年の様な包茎ペニスだった。
平時で、四センチ程度。
それが、ここ数日で平時で十二センチ程度になり、それによって皮が一切かぶらなくなり、包茎でさえなくなってしまった。
勃起時には十八センチと、薬を飲む前の倍を超える大きさとなっていた。
僅か一週間、毎日飲み続けただけでである。
* * *
「副作用とか無いの?」
「とにかく痛そうだったわ……薬の力で無理やりおちんちんの中から押し広げて、伸びたまま戻らなくなったらまた押し広げてって感じ。でも、その後も元気だし。薬を飲むのをやめたら三ヶ月ぐらいかけて少しずつ、腫れが引くみたいに戻ってくってキアラが言ってたから、そのぐらいかな……」
「つまり、飲み続けないといけない?」
「そう言う事よね。ああ、あと完全にも戻らないって言ってたわ。小さくはなっていくけど、前に比べたら大きいままだって。でも、うちは男の子産むまでだし。ヴァローナも、時々飲んで楽しむぐらいで良いんじゃない?」
「レーラー。お話、たいへん参考になりました!」
「約束、忘れないでね」
「約束?」
「こら。噂話」
「あ……はい」
レーラーと会話を終え、掃除をしながらヴァローナは考えていた。
どうやってクレマティオに、バレない様に飲ませようかと。
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