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二章 《カーラヤー》暮らし二日目。
帰宅。
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帰り道で適当に買い物をし、照屋の家に帰る。
帰ったのだが……。
「あはははははっ! のぼるにーにーよー!」
「だからよ~」
塀風の向こうから楽しげなあかりーの声が聞こえた。
のぼるにーにー? ……誰?
聞いたことのない名前に首を傾げながらも足を進める。
「あ、おかえりー」
庭に入れば縁側に座っていたあかりーが笑顔で迎えてくれる。その隣には、見知らぬ金髪の男の人がいた。
「た、ただいま。そ、その人は?」
一見ヤンキーに見える厳ついにいちゃんに警戒する。
あかりーの様子を見るに悪い人じゃないと思うんだけど地元では、関わった事のない人種なので怖いのだ。
「あぁー! あったことないんだー! のぼるにーにーはねぇお隣の比嘉さん家の孫ー」
あ、お隣さん比嘉さんなんだ。母さんからの返信来る前に知っちゃったよ。
「んでねーここに来た時、たまに遊んでもらってたんだー」
それは、幼馴染みというのでは?
「小学校一緒だったから面倒見てもらったりー」
幼馴染みでは?
「なんというかにーにーみたいな人ー」
幼馴染みだな。
「そっか」
あかりーにもあかりーの繋がりがあるんだなと思いながら視線を比嘉さんに向ける。
俺が見ているのに気づいたのかニカッと笑う表情は、厳つい見た目ながらも人の良さを感じた。
「のぼるーにーにー。こっちが昨日からここに住んでるヒカルーにーにー。のぼるーにーにーの一つ下だよー」
「ヒカルーな。よろしくー」
「よろしくお願いします……比嘉さん」
「のぼるーでいいよ。比嘉いっぱいいるしなー」
「わかった……のぼるー」
あまりにも陽のモノの雰囲気に押されながらも名前で呼ぶ。
「おう!」
うわ、眩しい。あかりーも合わせて圧倒的な陽過ぎる。あかりーは、親戚だから耐性あるけど、なんか慣れないな。
「それで……のぼるーは、なんでうちに?」
「おばぁの様子見に来たら、布団干されてたから誰かいるんかなーって思ってよー。覗いたらあぁーいるからお喋りするかなーって」
布団は、罠かなんかなんだろうか?
「隣には、住んでないんだ?」
「うちの親父次男だからよー。他所に家立てたんだよなー」
「へー。じゃあ、隣には長男が?」
「いやー、おじさん家出して行方知れずなんよー。だから、親父が色々継いでなー」
ヘビーである。初対面で聞く話ではない。
「親父も農業で忙しいし、俺が毎日見に来てる感じだなー」
親孝行で祖母孝行だった。厳つい見た目で確実にいい人だ。
「すごいなー」
「普通普通。それにヒカルーもこの家管理しに来たんだからえらいさー」
「小遣いにつられただけだからなー」
「それでもよー」
素直に褒めたら褒め返された。なんかはずいな……。
「あ、ヒカルーにーにーも帰ってきたし昼ごはん食べよー。のぼるーにーにーは?」
「んー? 俺の分もあるのかー?」
「ソーメンチャンプルーだからあるよー。一袋茹でたしー」
二人分にしては、作りすぎだと思う。入りはするが。
「マジでー? ヒカルー、食べてっていいかー?」
「いいよー。せっかくだしー」
飯代正徳おじさん持ちだし、あかりーが誘ったわけだから俺が断るのもちょっとね。あかりーが一緒に食べたいなら受け入れるさ。
「ありがとーなー」
「じゃあ、温めるねー」
台所に向かうあかりーをのぼるーと見送り、俺も縁側から家に上がるのだった。
帰ったのだが……。
「あはははははっ! のぼるにーにーよー!」
「だからよ~」
塀風の向こうから楽しげなあかりーの声が聞こえた。
のぼるにーにー? ……誰?
聞いたことのない名前に首を傾げながらも足を進める。
「あ、おかえりー」
庭に入れば縁側に座っていたあかりーが笑顔で迎えてくれる。その隣には、見知らぬ金髪の男の人がいた。
「た、ただいま。そ、その人は?」
一見ヤンキーに見える厳ついにいちゃんに警戒する。
あかりーの様子を見るに悪い人じゃないと思うんだけど地元では、関わった事のない人種なので怖いのだ。
「あぁー! あったことないんだー! のぼるにーにーはねぇお隣の比嘉さん家の孫ー」
あ、お隣さん比嘉さんなんだ。母さんからの返信来る前に知っちゃったよ。
「んでねーここに来た時、たまに遊んでもらってたんだー」
それは、幼馴染みというのでは?
「小学校一緒だったから面倒見てもらったりー」
幼馴染みでは?
「なんというかにーにーみたいな人ー」
幼馴染みだな。
「そっか」
あかりーにもあかりーの繋がりがあるんだなと思いながら視線を比嘉さんに向ける。
俺が見ているのに気づいたのかニカッと笑う表情は、厳つい見た目ながらも人の良さを感じた。
「のぼるーにーにー。こっちが昨日からここに住んでるヒカルーにーにー。のぼるーにーにーの一つ下だよー」
「ヒカルーな。よろしくー」
「よろしくお願いします……比嘉さん」
「のぼるーでいいよ。比嘉いっぱいいるしなー」
「わかった……のぼるー」
あまりにも陽のモノの雰囲気に押されながらも名前で呼ぶ。
「おう!」
うわ、眩しい。あかりーも合わせて圧倒的な陽過ぎる。あかりーは、親戚だから耐性あるけど、なんか慣れないな。
「それで……のぼるーは、なんでうちに?」
「おばぁの様子見に来たら、布団干されてたから誰かいるんかなーって思ってよー。覗いたらあぁーいるからお喋りするかなーって」
布団は、罠かなんかなんだろうか?
「隣には、住んでないんだ?」
「うちの親父次男だからよー。他所に家立てたんだよなー」
「へー。じゃあ、隣には長男が?」
「いやー、おじさん家出して行方知れずなんよー。だから、親父が色々継いでなー」
ヘビーである。初対面で聞く話ではない。
「親父も農業で忙しいし、俺が毎日見に来てる感じだなー」
親孝行で祖母孝行だった。厳つい見た目で確実にいい人だ。
「すごいなー」
「普通普通。それにヒカルーもこの家管理しに来たんだからえらいさー」
「小遣いにつられただけだからなー」
「それでもよー」
素直に褒めたら褒め返された。なんかはずいな……。
「あ、ヒカルーにーにーも帰ってきたし昼ごはん食べよー。のぼるーにーにーは?」
「んー? 俺の分もあるのかー?」
「ソーメンチャンプルーだからあるよー。一袋茹でたしー」
二人分にしては、作りすぎだと思う。入りはするが。
「マジでー? ヒカルー、食べてっていいかー?」
「いいよー。せっかくだしー」
飯代正徳おじさん持ちだし、あかりーが誘ったわけだから俺が断るのもちょっとね。あかりーが一緒に食べたいなら受け入れるさ。
「ありがとーなー」
「じゃあ、温めるねー」
台所に向かうあかりーをのぼるーと見送り、俺も縁側から家に上がるのだった。
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