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第3話 美帆と真凛の壮絶な騎馬戦 前半
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夕方になって最終種目の騎馬戦が始まった。
8クラスのトーナメントで優勝を争う。美帆のクラスと真凛のクラスは、別ブロックになり、勝ち進めば決勝で対戦することになっている。
美帆「うちのクラスは、現在総合2位だから、絶対に優勝して、総合優勝を勝ち取るわよ」
美帆は、クラスメイトを鼓舞する。
クラスメイトも、美帆が100メートル走で3連覇を逃した悔しさを共有しているから、気合の入った戦いぶりで、初戦を突破。準決勝も、美帆の大活躍で勝ち抜いて決勝へ進んだ。
真凛「うちのクラスは、首位を走ってるけど、油断しちゃいけないわよ。きっと美帆のクラスが勝ちあがってくるから優勝しないと、総合優勝できないわ」
真凛は、クラスメイトの兜の緒を締める。真凛のクラスは、初戦を軽く突破し、準決勝でも、真凛が相手の大将を倒して決勝に駒を進めた。
美帆は、決勝で勝てば、クラスが逆転で総合優勝できるので、裸足になってTシャツも腕まくりして、気合が入っている。
美帆「やっぱり真凛のクラスが勝ちあがってきたわね。最後は、あたしと一騎討ちになると思うから、由香たちはしっかりあたしを支えてね」
由香「任せといて。無敵の美帆って言われている称号を降ろすわけにはいかないからね」
美帆を支える馬になるのは、由香を中心に美帆と仲のいい3人。結束の強さで、ここまで全く揺るがない強さを見せつけてきた。
真凛の方も、裸足になって入念な準備運動をして決勝に備える。
真凛「勝った方のクラスが総合優勝だから、絶対に勝つわよ。美帆と一騎討ちになったときは、激しい勝負になるでしょうから、覚悟しといてね」
理緒「分かってるわ。過去2年間、私たちは無敵の美帆を見てきてるんだから。100メートル走で勝ったからって油断しないでね」
真凛は、真剣な表情でうなずいた。真凛を支えるのは、理緒が中心となって、体幹に安定感がある3人。
そして、いよいよ騎馬戦の決勝の火蓋が切って落とされた。
両クラスの全員が4人1組になって10組ずつの騎馬が闘い合う。
大将である美帆と真凛は、後方に控えて、前方の戦いぶりをうかがう。それでも突っ込んで来る騎馬を美帆や真凛は、返り討ちにしてなぎ倒す。
予想どおり、勝ち残ったのは、美帆と真凛の騎馬だった。
美帆「やっぱり、あんたとの一騎討ちね。100メートルで負けた恨みを晴らしてあげるわ」
真凛「この体育祭の主役は、100メートルを制したあたしなのよ。騎馬戦でもあんたに勝って3冠をいただくわ」
2人を乗せた馬が正面から急接近する。
2人は、お互いに相手の手をつかもうとするが、美帆も、真凛も、なかなかつかませない。
美帆は、真凛の肩や頭を押して倒そうとするが、真凛も、絶妙のバランスで体をコントロールして倒れない。逆に美帆の胸を両手で押して倒そうとするも、美帆も、体を反らされながらも、すぐ体勢を立て直す。
8クラスのトーナメントで優勝を争う。美帆のクラスと真凛のクラスは、別ブロックになり、勝ち進めば決勝で対戦することになっている。
美帆「うちのクラスは、現在総合2位だから、絶対に優勝して、総合優勝を勝ち取るわよ」
美帆は、クラスメイトを鼓舞する。
クラスメイトも、美帆が100メートル走で3連覇を逃した悔しさを共有しているから、気合の入った戦いぶりで、初戦を突破。準決勝も、美帆の大活躍で勝ち抜いて決勝へ進んだ。
真凛「うちのクラスは、首位を走ってるけど、油断しちゃいけないわよ。きっと美帆のクラスが勝ちあがってくるから優勝しないと、総合優勝できないわ」
真凛は、クラスメイトの兜の緒を締める。真凛のクラスは、初戦を軽く突破し、準決勝でも、真凛が相手の大将を倒して決勝に駒を進めた。
美帆は、決勝で勝てば、クラスが逆転で総合優勝できるので、裸足になってTシャツも腕まくりして、気合が入っている。
美帆「やっぱり真凛のクラスが勝ちあがってきたわね。最後は、あたしと一騎討ちになると思うから、由香たちはしっかりあたしを支えてね」
由香「任せといて。無敵の美帆って言われている称号を降ろすわけにはいかないからね」
美帆を支える馬になるのは、由香を中心に美帆と仲のいい3人。結束の強さで、ここまで全く揺るがない強さを見せつけてきた。
真凛の方も、裸足になって入念な準備運動をして決勝に備える。
真凛「勝った方のクラスが総合優勝だから、絶対に勝つわよ。美帆と一騎討ちになったときは、激しい勝負になるでしょうから、覚悟しといてね」
理緒「分かってるわ。過去2年間、私たちは無敵の美帆を見てきてるんだから。100メートル走で勝ったからって油断しないでね」
真凛は、真剣な表情でうなずいた。真凛を支えるのは、理緒が中心となって、体幹に安定感がある3人。
そして、いよいよ騎馬戦の決勝の火蓋が切って落とされた。
両クラスの全員が4人1組になって10組ずつの騎馬が闘い合う。
大将である美帆と真凛は、後方に控えて、前方の戦いぶりをうかがう。それでも突っ込んで来る騎馬を美帆や真凛は、返り討ちにしてなぎ倒す。
予想どおり、勝ち残ったのは、美帆と真凛の騎馬だった。
美帆「やっぱり、あんたとの一騎討ちね。100メートルで負けた恨みを晴らしてあげるわ」
真凛「この体育祭の主役は、100メートルを制したあたしなのよ。騎馬戦でもあんたに勝って3冠をいただくわ」
2人を乗せた馬が正面から急接近する。
2人は、お互いに相手の手をつかもうとするが、美帆も、真凛も、なかなかつかませない。
美帆は、真凛の肩や頭を押して倒そうとするが、真凛も、絶妙のバランスで体をコントロールして倒れない。逆に美帆の胸を両手で押して倒そうとするも、美帆も、体を反らされながらも、すぐ体勢を立て直す。
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