人違いです。

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底なし沼にて

81.

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 屋根の上を駆け、大地を駆け、角を曲がり坂を降り上がりを何度も何度も繰り返し、やっとのことで騎士団の追手を巻いたカンナ・カルミアとシャルが足を止めたのは、何だか派手な街並みの中にある古びた家だった。シャルはにこやかに『準備中』の札が掲げられた扉を開けて促してくれた男の横を通り過ぎて中に入り、キョロキョロと室内を見回す。ガランとした室内は、それでも生活感が漂っていて居心地が良い。
 シャルは未だ腕の中でグスグスとぐずっているシャロンを抱えなおし、後手に扉を閉めたカンナを振り返った。


「誰もいない。でも、人の気配がする。沢山の」
「あぁごめんね、地下があるんだ。案内するよ」


 小さく微笑んだ彼は、するりとシャルの横を通り過ぎ、部屋の中央にある木製の太い柱の所まで澱みなく歩いていく。そして小さな窪みのような部分を何度か規則的な動きで叩いた。すると、部屋の奥の方から「ゴゴゴ、」と鈍い音が聞こえてくる。
 手招きに誘われる様に近付けば、帳の様なもので仕切られた座席に下に、地下へと続く薄暗い階段が出現していた。

 コツ、コツ、と前を歩くカンナの足音が、狭い空間に響く。そこで漸くシャルは、自分とシャロンが裸足で出てきてしまっていた事に気付いた。
 シャロンの小さな息遣いが、何時もより心なし早くシャルへと伝わってくる。一刻も早く血を拭いてあげたいのだけれど、きっとこの先で待っているであろう【革命軍】の人達は、呪い持ちの自分達には優しくない人ばかりだ。
 シャルは、自分の胸に凭れるシャロンの白髪に唇を填めた。


「シャロン、大丈夫?」
「ぐす、…うん。お腹はもうあんまり痛くない。レーネ、無意識に手加減してた」
「……そう」


 いいな。シャルにも、消えない傷をつけて欲しい。すぐに怪我も病気も治ってしまう自分達に、消えない思い出を遺して欲しいーーなんて。これは、誰にも言えない内緒の話。


 長い長い階段を降り切ると、目の前に如何にも堅牢な漆黒の扉が現れた。目の前に立ったカンナが扉を見据え、小さく息を吐く。
 腕の中のシャロンが2人分の武器を抱えなおしたのか、ガチャリと鈍い音が反響した。


「【汝は、裏切りと絶望の最中】」


 カチリ、と軽い音がして、扉の向こうから真っ白な光が漏れた。



「来たか。早かったな」
「やぁ皆。彼等が想像以上に迅速に動いてくれたものだからね」


 小さな建物の地下にあるとは思えない程広く閑散とした石造りの地下室には、何十人もの男女が居た。立っている者も座っている者も様々だが、皆一様に、仄暗い光をその瞳にたたえ、警戒するようにシャルとシャロンを見つめている。あまりにも多くの視線に、シャルはごくりと息を呑んだ。
 すると、緊張で固まってしまった彼を庇う様に前に出たカンナは、声を掛けてきた男に柔和に微笑みかけ、数度の会話をする。シャルはシャロンの身体を下ろした。

 
「ーーよく来てくれたな。厳しい決断だったろ」
「「……」」


 暫くして、カンナと言葉を交わしていた男の1人が穏やかな笑みを浮かべてシャル達の目の前へと立った。黙ったまま深紅の瞳をかっ開いて男を見上げる彼等に、男は気不味そうに頬を掻く。そして、にこやかに笑んで此方を眺めているカンナの方へと救いを求めた。
 別に、困らせたいわけではない。ただ、レーネのそばにいる訳ではない所で、初めて嘘無しで歓迎されたから、驚いてしまったのだ。

 シャルとシャロンは、同じタイミングで顔を見合わせ、首を傾げる。ーーおかしいね。ね。


「俺とシャロンは呪い持ち」
「……だからなんだってんだ」
「私とシャルに優しい言葉をかけるのはおかしいこと」


 片割れの単調な声に同調するように頷く。そう。シャルとシャロンは、幼くして成長しなくなってしまった身体のせいで、沢山虐げられてきたのだ。
 すると、驚いたように目を見開いた人達は顔を見合わせ、次いでシャル達と同じように首を傾げた。その場にいるほぼ全員で首を傾げる光景は中々に奇怪である。


「呪い持ち以前に、志を共にする同志だろ?」
「……でも、」
「でももクソもねぇや。俺達はお前らの力が必要。お前らには隠れ家が必要。それでいいだろ?」


 ーー良いのだろうか。
 だって、『呪い持ちは虐げられるもの』と何回も何回も何回も何回も何回も、数え切れない程言われ続けてきた。レーネは違うと言ったけれど、シャルとシャロンを嫌がらない人間なんて殆どいなかった。
 幼い子どもだと思って近づいて、その実自分よりも歳上だと知った大人は吐き捨てるように「化け物」と言った。白い髪に真っ赤な目を、気持ち悪いと何度も。

 でも、だと理解していたから、諦めた。自分達は生まれながらにして虐げられる生き物なのだと、諦めていた。

 シャロンの手を握り、シャルは唇を噛む。そして隣の片割れの方を一瞥すると、彼女も同じように唇を噛み締めて俺を見つめていて。
 じわり、と視界が滲む。周囲からざわめきが上がった。


「ッツ、ッッ、ぅ、うう、うううううッッ」
「ェ!?なんで!?!?」
「うわあ小さい子泣かせた」


 うるせえわ!!!なんて群衆の方向に叫んだ男は、しかしシャル達がビクリと身体を震わせた途端、慌てたように「す、すまん」と謝罪してくる。その優しさがおかしくて、またもや涙がぼたぼたと零れ落ちる。
 泣き方を知らない少年少女は、呻く様な嗚咽を地下室に響かせた。


「お願いがッ、あるのッ」
「!……なんだ?」


 レーネもそうやって、トロリと甘い目を合わせてお願い事を聞いてくれた。
 優しい優しい、シャルの神様。ああ、胸が張り裂けそうだ。声を出そうとして、ヒグ、と変な音が漏れるのが嫌で眉を顰める。でも言わないと、変わらない。何も。


「お願い、レーネを助けて」
「レーネはただ従わされてるだけなの、逆らえないの」
「恨むのも仕方ないッッけど、!でも、」


 シャルが頭を下げるのとやはり全く同じタイミングで隣のシャロンも腰を下げる。そうやって、ずっと一緒に生きてきたね。何もするのも一緒で、死ぬ時も一緒。生きるのも、一緒に。
 静まり返った部屋の中に、シャルとシャロンの嗚咽だけが反響している。でも、誰も無様な泣き顔を見せる彼等を茶化したりはしなかった。


「でも、私とシャルにとっては、神様なの」
「命を、生きる権利を、名前を、幸せをくれた」

「「お願いしますッ、レーネを、ころさないで」」


 レーネに教えてもらった姿勢で、跪く。レーネ。神様。シャルとシャロンを、檻の中の小さな世界から連れ出してくれた人。ーー大好き。ずっと大好き。誰よりも、幸せに笑って欲しい。

 彼の為なら、シャルとシャロンは何にだってなれるのだ。兵器にも、人殺しにも。

 尚も頭を下げ、シャルは言葉を続ける。シャロンも大切に抱えていた武器を地面へと下ろした。そして、同じように平伏する。


「私を慰み者にして」
「俺を憂さ晴らしに使って」
「だから、レーネを助けて」
「お願い、レーネを助けて」


 小さな体躯から放たれる、血を吐くような言葉。見た目の可愛らしさも相まって、そのあまりの悲愴さに男達は眉を顰めた。特に女性陣は、彼等がその言葉をどれほどの覚悟を持って放ったのか、真に理解できるのだろう。今にも泣きそうな表情で彼等双子を見つめている。
 そんな光景を見つめ、カンナは静かに目を閉じた。

 レーネ、君は、沢山の人を救う人になったんだね。

 平伏する彼等の真正面に立っていた男が狼狽えたように周囲を見回し、そして何事かを言おうと口を開いたーー

 その時。


「俺からも、お願いしたい。どうか、弟の命を助けさせてはくれないだろうか」


 カンナ達が降りてきた階段とはまた別の入り口の方から、冷涼な美しい声がかけられた。皆が慌てた様に其方を振り返り、次いで安堵したように息を吐く。彼の気配に気付いていたらしい双子は、特に反応することもなく頭を下げ続けているが。
 声の主ーーアンリ・フォーサイスはカツカツと質の良い革靴が立てる音を響かせて近付くと、双子の正面へと立って男達の方へと顔を向ける。そして、真っ直ぐに頭を下げた。今度こそ、どよめきが上がる。


「……無茶なことを」


 傍観を決め込んでいたカンナも、呆れたように小さくクスリと微笑んだ。なにせ、彼は公爵家の当主だ。それが平民に頭を下げるなんて、本来ありえないことである。
 しかし、騎士や王族貴族に散々虐げられてきた彼等とて、譲れないものはある。知らぬ間に皆の代表者となった男が、眉を顰めて無精髭を掻いた。

 彼は妻を2ヶ月前無理矢理王城に連れて行かれ、嬲られた後殺された。その横の女性は、父親を路上で私刑にされた。その後ろの青年は、恋人を衆目でレイプされ、孕んでしまった恋人は腹を裂いて自害した。
 他にも、沢山の人がその尊厳を喰い潰されて死んでいったのだ。そんな王権を表向き擁護するレーネを助けてくれと突然言われて、ここにいない多くの国民はどう思うだろうか。

 カンナは、秘密裏に誘拐でもなんでもするつもりだった。真正面からなんて、どうかしている。


「……そりゃあ、アンタにも大切なお人はいるだろうさ。でも、奴さんが最後まで向こう側についている限りはどうしようもねぇよ。そんな都合のいいこと、革命の終わりを待ってる何も知らない国民達は納得しねぇ」


 ごもっともな言葉に、アンリは唇を噛む。何も言えるはずがない。だって、レーネは彼等にとっては今やただの保守派の恐ろしい人間なのだから。
 深々と頭を下げたまま言葉に詰まるアンリを、根っからの善人なのだろう男が憐れむように見つめている。善人だからこそ、不用意な優しさを見せないのだ。


「ッッ、機会を、欲しい」
「……機会?」
「そう。俺とシャロンが、必ず、レーネに俺達を選ばせてみせるから、だからッ」


 シャル、と名付けられた少年が、涙やら鼻水やらでぐしゃぐしゃになった顔を乱暴に拭って顔を上げた。あまりに庇護欲をそそるその顔に、何人かの女性が駆け寄りたさげにソワソワとし始めるのが見える。
 急速に周囲の風向きが変わりつつあることを察した男は、大きく溜息を吐いた。途端、シャルとシャロンがまたもやびくりと身体を震わせる。


「……はああ、散々資金や食糧を恵んでくれたアンタにそう言われて、俺らがとやかく言える訳ねぇだろうに、悪いお人だ」
「……」
「それに、餓鬼の駄々には応えてやるのが大人の仕事だろ。ーー勝手にすりゃあいいさ。俺らはただ、裏切らねぇならそれでいい」


 それに、奴さんがただの悪人じゃないことくらい、ロサに一度でも住んだことのある人間なら誰でも知ってることだしな。

 そう言って、照れ隠しのように頬を掻いてそっぽを向いた男に、アンリと双子は目を見開いて顔を上げる。
 すると、今まで沈黙に徹していた群衆達が、穏やかな笑みを浮かべて自由に語り始めた。

 その、優しい優しい騎士への想いに、カンナも眉を下げて、歯を食いしばる。


「私が営んでいる孤児院に、滞っていた補助金をきちんと回すよう言って下さったわ。お陰で子ども達に毛布を買ってあげられた」
「俺が住む貧民街スラムに、奴さんの自費で仮設の家や便所を作ってくれた」
「戦争で俺の息子が亡くなったのを、騎士様は何も悪くねぇのに謝罪してくれた。生活支援まで申し出てくれた。これで足りるか、なんて言って大量の金貨よこしてくるもんだから、2枚だけ頂いて残りは返したよ」


 俺も、私も、僕も。

 口々に上がる言葉に、頭を上げたまま固まったアンリの瞳から、ポタポタと透明な雫が石畳へと滲んでいく。正面に立っていた男は呆れた様に笑って彼の頭を撫でると、真っ直ぐにその翡翠の瞳を見つめ、ニカリと割れた歯を見せて笑った。

 あぁ、やはりレーネの兄なのだ、と思う。翡翠の美しい目がそっくりだ。だが、彼は弟にお金の価値基準だけはきちんと教えておくべきだったと思う。金貨一枚あれば、平民の暮らしなら数年は遊んで暮らせるぞ。流石は公爵家次男.金銭感覚が狂いまくっている。
 しかし、空気の読める男、カンナ・カルミアはそんなことは言わないのだ。はらはらと美しい涙を流すアンリを見つめ、気配を消して移動を始める。ーーもうそろそろ、が戻ってくる頃合いだろう。

 アンリの苦々しい声が、地下室に響く。


「元はと言えば、俺の所為だ。俺が、物語を読み聞かせたりしなければ、ーーレーネの手紙を、いつも通りに直ぐに見ていればッ、レーネは騎士になんてならずに……」

 
 それは、聞き捨てならないな。
 気配を消して入り口から離れた所へと移動しようとしていたカンナは、眉を顰めてアンリの方へと振り返った。そして、俯く彼の言葉を遮るように言葉を紡ぐ。


「待って下さい。レーネは、これ以上ない程本来あるべき在り方を全うする素晴らしい騎士です。彼はこの通り沢山の国民に心を割き、思いやりを与えられる美しい人だ」
「ーー知っているよ。誰よりも」
「は?僕の方が知ってるんですけど。なんて言ったって僕は彼の親友なので」
「は?」

「話逸れてっぞ」


 男の呆れた声で我に帰ったカンナは咳払いをし、何事もなかったかのように言葉を続ける。


「……とにかく、レーネの周りが間違ったことを強要している中で、彼が必死に生きていることを否定して、後悔しないでほしいのです。兄として、彼が今生きていることを誇ってやって頂けませんか」
「……そう、だね。その通りだ。本来なら、まだ学生として生きる歳で、本当によくやっている。……兄として、いや、フォーサイス家当主として、本当に誇らしい」


 力なく微笑み、そう呟いて目を伏せたアンリに、シャルとシャロンが純真な美しい瞳を向けた。その目には、ただただ疑問だけが浮かんでいる。
 しかし、時としての純粋さは残酷だ。彼等が紡ぎ出した言葉に、カンナとアンリは苦笑するしかなかった。


「公爵様は、偉いんだよね。なんで、レーネを助けられないの」


 男達が、息を詰まらせる気配がする。


「ーー何度も、連れ帰ろうとしたよ。何度も陛下に会議で
進言した。フォーサイス家として経済制裁を加えようともした。加えたこともある」
「……」

 
 シャルとシャロンは、自分達が酷いことを聞いてしまったのだと気付いた。だって、彼は自分達のように好き勝手動いて良い人間じゃないのに。
 彼等は座り込んだアンリの手に、労わるように両手を添える。すると、彼はレーネによく似た優しい表情で微笑み返してくれた。そして、己の手を見つめたまま静かに言葉を続ける。


「陛下は、これ以上自分に逆らうのならば、今すぐここで弟にお前を殺させる、と俺を咎めたよ。それに、社交界で高い権威を誇る父上が病で動けなくなってからは、俺は常に命を狙われるようになった。
 ーーレーネもそれを敏感に察して、俺に近付くことはなくなった」


 直接助けようとすれば、レーネに殺される。
 家族を殺したら、今度こそレーネは立ち直れなくなる。
 
 アンリは、表立って動く術を奪われてしまったのだ。だからこそ、敢えて革新派の筆頭に君臨することで、せめてもの威圧になるように努めた。勿論フォーサイス家が保守派に転じればレーネとも交流できる様になるのだろうが、それは、アンリの中の矜持に反する行為だった。

 アンリは自嘲する様に眉を下げ、寄り添ってくれる双子の少年少女の頭を撫でる。彼等が心地良さそうに目を閉じるのが可愛くて、傍観していたカンナは女性達と同様に胸を押さえた。

 ーーこれが、親心か……?


「殺させたくなかったんだ、俺達を、レーネに」

 
 それも、言い訳にしかならないのかもしれないけれど。

 そう締めくくった彼を、責めることが出来る人間などこの場にいるはずもなく。

 静まり返った部屋の中に、アンリや双子の鼻を啜る音が聞こえる。他にも彼等の言葉に感化されたのか、数人の引き攣った呼吸音が響いた。



 そこに。




 パチ、パチ、パチ、パチ、


「いやはや、美しい愛だね。素晴らしい」


 アンリが不快げに眉を顰めるのが、カンナの視界に入る。双子も警戒するように武器を手に取って立ち上がった。しかし、わざとらしく拍手を飛ばす入室者は、そんな彼等を全く気に留めることなくニコニコと造り上げられた笑みを浮かべると、真っ直ぐに上座の方へと歩いていく。
 そして、上座の中央に置かれた机の上に軽やかに腰掛けると、ブラブラと細い足を揺らし、カンナ達全ての人間を睥睨した。

 シャルと、シャロンの目が大きく見開かれる。





「ーーだからこそ、利用されてしまうんだろう、ね?」


 あぁ、あぁ、なんて不愉快な世の中。


 そう世界を悲観した少女は、恐ろしく愉しげに白い歯を見せた。








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